2022年03月09日

ベースが大きくなると



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15インチ(38cm)四方から18インチ(46cm)四方へ

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これによって
本塁から一塁、三塁から本塁まで3インチ約7.6cm
一塁から二塁、二塁から三塁まで4.5インチ11.4cm
塁間が短くなります。

なぜベースを大きくするのか調べてみると
・打者走者の一塁手との接触を減らす。
・塁間を短くして攻撃を有利に
などが目的のようです。


規則が変わればプレイも変わり
審判にも影響が出てきます。

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この画像をちょっといたずらに加工してみます。

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ベースを大きくしてみました。
このファーストの位置からだと
タッグが届かない「空タッグ」が増えそうですね。

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今まではベースの前で構えていた野手が
より走者に近い位置でプレイすることになるでしょう。

タッグプレイを見る位置の基本は
野手と走者の間から

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走路の延長、タッグが起きる線に目線を入れてますね。

まだ2023年にならないと分かりませんが注目しておきたい規則変更として覚えておこうと思います。


posted by metoo at 15:43| 千葉 ☀| Comment(0) | 規則 | 更新情報をチェックする

2022年02月21日

「前外し」について

ここから書くことは私個人の解釈と感想です。
ご自身が所属する連盟組織で規則を確認してからプレイしてくださいね。



審判をしていて最もよく聞かれる質問が

「前外しの牽制はボークですか?」

「はい、軸足を投手板の前に外すのはボークです」

と答えるようにしてます。

「でも・・・」

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はい、これが「前外し」と呼ばれるボークです。ケンリー・ジャンセン投手が二塁走者にサインを盗まれるのを気にして「今からボークするよ!」自分でわざと軸足を投手板の前に外してボークをして走者を三塁へ進めました。


よくネットで見かけますが
◎◎連盟に質問したから
●●連盟の▲▲先輩が言ったから
いろいろな意見がありますが

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公認野球規則書に書いてあることが全て、あの人が言った、この人から聞いたことよりも、規則書に書いてあることが全てだと私は思っています。

なので「前外し」がどの規則に当たるのか調べてみました。

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まず「前外し」は先ほどの動画にありましたように投手板に触れている軸足を投手板の前に外す動作だと考えます。

そこで軸足の外し方の規則を探してみます。

5.07投手
(a)正規の投球姿勢
(2) セットポジション
投手は、打者に面して立ち、軸足を投手板に触れ、他の足を投手板の前方に置き、ボールを両手で身体の前方に保持して、完全に動作を静止したとき、セットポジションをとったとみなされる。
 この姿勢から、投手は、
 @ 打者に投球しても、塁に送球しても、軸足を投手板の後方(後方に限る)に外してもよい。

軸足を投手板の後方(後方に限る)に外してもよい。
ここにありました。

(a)正規の投球姿勢(2)セットポジション

これは野手から投手に、投手から野手になるための規則です。

セットポジション、軸足を投手板から外すと投手から野手になります。
そのときは軸足を投手板の後方に外そうね、という規則です。

しかし私達が「前外し」の規則を知りたいのは牽制球の時ですよね。

では牽制球の規則を探してみます。

5.07投手
(d) 塁に送球
投手が、準備動作を起こしてからでも、打者への投球動作を起こすまでなら、いつでも塁に送球することができるが、それに先立って、送球しようとする塁の方向へ、直接踏み出すことが必要である。
【原注】 投手は送球の前には、必ず足を踏み出さなければならない。スナップスロー(手首だけで送球すること)の後で、塁に向かって踏み出すようなことをすればボークとなる。
【注】 投手が投手板を外さずに一塁へ送球する場合、投手板上で軸足が踏みかわっても、その動作が一挙動であればさしつかえない。しかし、送球前に軸足を投手板の上でいったん踏みかえた後で送球すれば、軸足の投手板上の移行としてボークとなる。

牽制球の規則は(d)塁に送球です。ここを確認すると軸足を投手板から外す時の規則は見当たりません。

そうなんです。
投手板から軸足を外す規則は(a)正規の投球姿勢、つまりセットポジションについてしか規則がないんです。


ここまでがBaseballの規則です。



残念ながら日本の野球人口720万人の野球規則には【注】があります。

【注】は編者(日本野球規則委員会)が必要と認めた説明または適用上の解釈をいう

もう一度(a)正規の投球姿勢(2)セットポジションの【注】を探してみると【注5】にこんな規則があります。

【注5】 投手は走者が塁にいるとき、セットポジションをとってからでも、プレイの目的のためなら、自由に投手板を外すことができる。この場合、軸足は必ず投手板の後方に外さなければならず、側方または前方に外すことは許されない。投手が投手板を外せば、打者への投球はできないが、走者のいる塁には、ステップをせずに、スナップだけで送球することも、また送球のまねをすることも許される。

プレイの目的のためなら、自由に投手板を外すことができる。この場合、軸足は必ず投手板の後方に外さなければならず、側方または前方に外すことは許されない。


ここから追記を書き直します。


この【注5】は 投手板を外すことができる。

とありますので

投手板を外さないで塁への送球もできる。と解釈します。

【注5】でちょっとつまずきましたが、セットポジションをとってからでも投手板はいつでも外せるよ、という説明なのでしょう。



この一行の解釈が「前外し」なんだと思います。


(a)正規の投球姿勢】では投手から野手になるための外し方です

しかし【注5】で塁へ送球するプレイについて解釈を付け足しています。

でも(d)塁に送球の規則には投手板から軸足の外し方の規則はありません。

う〜〜ん【注5】が矛盾していますよね。。。。

とりあえず【注5】をいれてまとめてみると

プレイの(塁に送球する)目的のためなら軸足は必ず投手板の後方に外さなければならない

これが日本の野球規則の解釈になってしまうのだろうと私個人は考えます。




実際のグランドでは
プロ野球でも社会人でも「前外し」のボークはとりませんよね。
甲子園ではボークをとる方を昔はよく見ましたが最近はいませんね。
少年野球ではボークだ!という人もいますが試合ではとる方は見かけません。
前に外そうが横に外そうがどうしても許せないランナーにとって不利になることがあるのでしょうか?


日本では2016年にコリジョンルールが導入されて、捕手のブロックや走者のタックルという言葉を使わなくなりました。

2020年には5.07(a)(2)【注2】を書き換えて二段モーションの言葉も使わなくなりました。

次は「前外し」という日本だけの解釈5.07(a)(2)【注5】を削除してはどうでしょうか。

「前外し」という言葉を使わない方向に進むことを私個人としては望んでいます。


牽制球の規則は
(d)塁に送球 送球しようとする塁の方向へ直接踏み出す
Baseballはこの規則だけです。




ここからも付け足します。

投手規則の目次だけを書き出してみます。

5.07 投手
(a) 正規の投球姿勢       ←軸足の外し方  
  (1) ワインドアップポジション
  (2) セットポジション     
(b) 準備投球
(c) 投手の遅延行為
(d) 塁に送球
(e) 軸足を外したとき
(f) 両手投げ投手

軸足の外し方が書いてあるのは(a)正規の投球姿勢だけになります。
投手から野手になるには
軸足を投手板の後方に外す
切り替えスイッチが軸足と投手板の関係ですね。
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まとめると前外しはやはりこの動画ですね。

GIF 2022-02-21 2-28-47.gif

靴ひもを結び直したくて球審にタイムを告げる時に軸足を前に外してから歩き出した。

投手板の後ろにあるロージンパックに触りたくて自由な足から歩き出し先に軸足を外さなかった。

こんなケースもありました。




posted by metoo at 02:58| 千葉 | Comment(4) | 規則 | 更新情報をチェックする

2022年02月18日

OBRとNCAAとNFHS

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Offcial Baseball Rules
メジャーリーグの規則書

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NCAA
National Collegiate Athletic Association
全米大学体育協会の野球規則書

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NFHS
National Federation of State High School Associations
全米州立高校協会の野球規則

アメリカにも大学野球の規則書、高校野球の規則書があるんですね


OBRとNFHSの違い

特別規則のような感じでしょうか。
規則の違いがあるようですね。


日本でも
・公認野球規則があって
・アマチュア内規があって
・高野連特別規則

組織団体や大会によって規則が異なります。

今始まるこの試合はどの特別規則で始まるのか?

試合前に確認すること

なぜその規則が生まれたのか?

規則の生い立ちを追いかける。

そのためには野球界全体の規則を学ぶことですね。

アメリカまで追いかけますか(^^)/










posted by metoo at 01:51| 千葉 ☀| Comment(0) | 規則 | 更新情報をチェックする

2022年02月14日

脱ハイブリットポジション

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「大きく振りかぶってピッチャー第一球を投げました!」


ワインドアップポジションから投げる投手が少なくなりましたね。


大きく振りかぶらないノーワインドアップ


またはランナーがいなくてもセットポジションから投げる投手が増えました。


ワインドアップポジションでもセットポジションでも


球速に変わりがないことが証明されてきたからのようですね。




アメリカの高校野球NFHSの資料ですが


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ワインドアップポジション


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セットポジション


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そこからもう一つ

ハイブリットポジションと呼ばれるワインドアップでもセットポジションでもない投球姿勢が流行してしまったそうです。



NFHSの規則6-1-2ではワインドアップポジションでは自由な足の位置をプレートの前縁線上、または後ろにとされています。アメリカの高校野球でハイブリットポジションは規則違反ということですね。

6-1-2 For the wind-up position, the pitcher is not restricted as to how he shall hold the ball. A pitcher assumes the windup position when his hands are: (a) together in front of the body; (b) both hands are at his side; (c) either hand is in front of the body and the other hand is at his side. The pitcher’s non-pivot foot shall be in any position on or behind a line extending through the front edge of the pitcher’s plate.





もしあなたが一塁走者だったとしたら

「自由な足がプレートより前にあるからセットポジションだ!」

「あれれ?自由な足を一歩引いてから投げたぞ、ワインドアップじゃないか???」

このハイブリットポジションでは走者が騙されますよね。



そこで2017年に作られたMLB規則

Rule 5.07(a)(2) Comment (Rule 8.01(b) Comment): With norunners on base, the pitcher is not required to come to a com-plete stop when using the Set Position. If, however, in theumpire’s judgment, a pitcher delivers the ball in a deliberateeffort to catch the batter off guard, this delivery shall bedeemed a quick pitch, for which the penalty is a ball. See Rule6.02(a)(5) Comment (Rule 8.05(e) Comment).

With a runner or runners on base, a pitcher will be presumed tobe pitching from the Set Position if he stands with his pivotfoot in contact with and parallel to the pitcher’s plate, and hisother foot in front of the pitcher’s plate,

unless he notifies theumpire that he will be pitching from the Windup Positionunder such circumstances prior to the beginning of an at-bat.A pitcher will be permitted to notify the umpire that he ispitching from the Windup Position within an at-bat only in theevent of (i) a substitution by the offensive team; or (ii) immedi-ately upon the advancement of one or more runners (i.e., afterone or more base runners advance but before the delivery ofthe next pitch).

日本では2018年5.07(a)(2)【原注】
 塁に走者がいるときに、投手が投手板に軸足を並行に触れ、なおかつ自由な足を投手板の前方に置いた場合には、この投手はセットポジションで投球するものとみなされる。
セットポジションの投球姿勢を明確にしました。


そして2022年改正で

(2)5.07(a)(1)【注1】を削除し、同【注2】を同【注】とする。

→ワインドアップでも自由な足の置き場に制限がなくした。


(3)5.07(a)(2)【注1】を削除し、同【注2】以降を順次繰り上げる。

→なので、走者が塁にいないとき、ワインドアップと同じようにセットポジションも完全静止する必要はなくなった。

(7)巻頭(13ページ)の「投球姿勢」を改める。

→セットポジションを走者がいるときEFGだけとした。
 それ以外は全てワインドアップポジション
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広がり始めてしまったハイブリットポジションを、
セットポジションを明確に区別することで
元からあるワインドアップポジションとセットポジションの二つに戻したかった。

そんな2022年規則改正に見えます。


しかしアマチュア野球では
5.07(a)(1)
【注1】 アマチュア野球では、投手の軸足および自由な足に関し、次のとおりとする。
 @ 投手は、打者に面して立ち、その軸足は投手板に触れておき、他の足の置き場所には制限がない。ただし、他の足を投手板から離して置くときは、足全体を投手板の前縁の延長線より前に置くことはできない。
 A 投手が@のように足を置いてボールを両手で身体の前方に保持すれば、ワインドアップポジションをとったものとみなされる。
5.07(a)(2)
【原注】 走者が塁にいない場合、セットポジションをとった投手は、必ずしも完全静止をする必要はない。
【注1】 アマチュア野球では、本項〔原注〕の前段は適用しない。
二つの【注1】は削除せずに今まで通りの方がよいかとなぁと考えます。
あった方が選手は迷わなずプレイできそうです。






posted by metoo at 17:59| 千葉 ☁| Comment(0) | 規則 | 更新情報をチェックする

2022年02月07日

【注】は日本だけ

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『メジャーリーグと日本の野球は同じルールなのかな?』


この疑問って誰でも思ったことがあると思います。


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私のイメージ図ではこんな感じです。


実際に【注】はどんな意味なのか?

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・文中【注】とあるのは、編者が必要と認めた説明または適用上の解釈をいう。

日本野球規則委員会が付け加えた解釈だったんですね。



実際に規則書を比べてみます。

左が公認野球規則、右がOBRです。


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赤い丸 3.01 ボール

赤い線 ペナルティー

それ以外に青で囲んだ

【注1】我が国では・・・

【軟式注】軟式野球ボールは・・・

【注2】アマチュア野球では・・・


右側にあるOBRにいくつもの【注】付け加えられているのが良く分かりますね。


【注】が付けられている内容は

・我が国では・・・

・アマチュア野球では・・・

それと

・分かりやすく説明した解釈が載せてあります。


この解釈が本来のBaseballと異なる場合が多々見られます。



例えば2022年の規則改正


(4)5.09(b)(1)【注1】および【注2】を削除する。


5.09(b) 走者アウト

次の場合、走者はアウトとなる。

(1)走者が、野手の触球を避けて、走者のベースパス(走路)から3㌳以上離れて走った場合。

ただし、走者が打球を処理している野手を妨げないための行為であれば、この限りではない。

この場合の走者のベースパス(走路)とは、タッグプレイが生じたときの、走者と塁を結ぶ直線をいう。


削除される箇所

【注1】 通常走者の走路とみなされる場所は、塁間を結ぶ直線を中心として左右へ描く3㌳、すなわち6㌳の幅の地帯を指すが、走者が大きく膨らんで走っているときなど最初からこの走路外にいたときに触球プレイが生じた場合は、その走者と塁を結ぶ直線を中心として左右へ各3㌳が、その走者の走路となる。
【注2】 本項のただし∴ネ下は、野手が走者の走路で打球を処理しているとき、これを妨げないために走者が走路外を走っても、アウトにならないことを規定しているものであって、打球処理後に触球プレイが生じたときには、本項前段の適用を受けることはもちろんである。



【注1】【注2】で規則通りきちんと分かりやすく説明したいのに、本来の規則を難しくしてしまったり勘違いさせてしまったりすることが多くみられます。


(2)5.07(a)(1)【注1】を削除し、同【注2】を同【注】とする。

→ワインドアップでも自由な足の置き場に制限がなくなった。


(3)5.07(a)(2)【注1】を削除し、同【注2】以降を順次繰り上げる。

→なので、走者が塁にいないとき、ワインドアップと同じようにセットポジションも完全静止する必要はなくなった。


この二つも本来のワインドアップを分かりやすくしようと日本独自に解釈してしまったからなのでしょう。



【注】が別に悪い規則だとは考えていません。

アメリカのBaseballを日本に持ち込み、アマチュアだったり軟式野球だったり、日本にあった野球スタイルに作りあげたるための公認野球規則です。【注】を置いて分かりやすく伝わりやすくしたかった思いが伝わってきますが、近年になって難しく解釈し過ぎてしまった、誤解を与える可能性がある【注】を削除し始めて、本来のBaseballに近づけていこうとする方向が伝わってきます。




で、私が次に削除してもらいたい規則が・・・

それはまた後日(^^♪






posted by metoo at 13:55| 千葉 ☀| Comment(0) | 規則 | 更新情報をチェックする