2006年02月13日

ダブルヘッダー

1日で2試合をする事をダブルヘッダーと言いますが、昔ではトリプルヘッダー1日3試合などもありました。

子供達の体への負担、特にピッチャーにはひじ,肩への負担を考え、投球イニングの制限、球数の制限、連投の制限が、各団体、各大会によってルールが決められているようです。

◇高学年は1試合5イニング(15アウト)1日30アウトまで
◇低学年(4年生以下)大会では1試合3イニング(9アウト)1日18アウトまで

私達の少年野球連盟では、このようにルールが守られています。


いろいろな少年野球大会がありますが

午前中に準決勝、午後から決勝戦

1日に2試合を勝てなければ、優勝の2文字を手に入れられません。
これがなかなか難しく上手く行きません。

優勝するのはもちろん大変な事ですが、
難しいのは決勝戦だから、ではなく2試合目だからです。

私が感じた難しかった点です。

○ピッチャーの2試合組み立てを、前日にしっかりと決めておく。
1試合目の先発ピッチャーの投球数、リリーフの展開、同じく2試合目の先発、リリーフをピッチャーには伝えておいて、いろいろな試合展開を準備しておく。

○1試合目に勝って浮かれている気分を引き締めなおす。
次の試合へと1試合目の良い点悪い点などを引きずる事無く、次の試合へと気持ちを入れ替える。

○お昼ごはんから少ない時間での試合開始、時間の逆算。
試合前のいつもの入り方が大切になってきます。アップ20分で、アップ30分で、アップ1時間で試合に入る練習を、子供たちが言われなくても出来るいつも通りの「MYメニュー」を持っている方が試合に入りやすいです。

○お昼ご飯の量、試合開始時間は絶対に変わる。
お腹いっぱいにならない量を子供自身で計算できる、おにぎりが役に立ちます。試合前に1個が良いのか2個が良いのか?試合開始までの時間によっても分ける、30分だったら1個、1時間だったら2個3個など、私達チームは弁当ではなく、必ずおにぎりを1年中お昼ご飯にしています。前の試合が延長で延びたり、コールドで早まったり、試合開始がキチンと定時で始まる事はないと準備しておいた方が良いようです。

○見えない疲れ
これが計算できない難しい点です。
気持ちは元気いっぱいなのに、動かない足。腕は振れているのにストライクが入らない指先の感覚。


「やったことがない事はできるわけがない」
今の寒い時期は辛いでしょうが、ダブルヘッダーの練習試合などは経験しておいた方が良いと思います。午前中を準決勝、午後を決勝戦と「テーマ」を決めて見るのも良いでしょう。6月7月頃は雨や台風で日程を変更され、急遽ダブルヘッダーが組まれる事もありました。

今日のお昼ご飯は30分。
今日のお昼ご飯は11時に食べる。
△△くんはインフルエンザで休み?の練習試合

いろんなテーマで練習をしてみるのも良いでしょう。

春から始まる野球シーズンに向けて、いろいろな設定を練習しておく事が経験かもしれません。

例えば、朝6時に集合して2時間遠征して9時開会式、10時試合開始の県大会。
どうします^^


posted by metoo at 13:06| 千葉 | Comment(29) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2006年02月07日

セーフティースクイズ

スクイズは三塁ランナーがスタートして、バッターは必ずバントして確実に点をとる。

◇ウエストボールを投げて三塁ランナーはさまれてチャンスが潰れる、
◇バントがフライになってダブルプレーになってしまう

など、せっかくのチャンスが台無しになってしまう可能性があります。

セーフティースクイズはバッターはストライクだけをバントして転がし、三塁ランナーは転がったらスタートします。

◇ウエストボールで三塁ランナーがアウトになる事がない
◇バントがフライアウトになっても、ダブルプレーはない

この様な理由から、最近では高校野球などで良く見かけるようになり、少年野球でもセーフティースクイズを使うチームが増えてきました。


このセーフティースクイズを記事にしようと前々から思っていたのですが、どうもの指導方法が、HPを検索しているといろいろあるようで迷っていました。

●セーフティースクイズは一塁側にバントをする。
◇三塁ランナーが強いバント、弱いバントが、三塁前のバントより一塁前のバントの方が、視野に入るのでスタートしやすい。
◇捕手が、バントを見る、三塁ランナーを見る、同時には見れないので指示が遅れる。

●それと反対なのが、三塁側にバントする。
◇三塁手がランナーと交差するので投げにくい。
◇一塁手が思い切って前に出て来るので、牽制で三塁ベースで構えてる三塁手の方がスタートが遅れる。

などなど、指導方法に差があるようです。
どちらの意見が正しいかは、
相手の守備位置などによっていろいろな、考え方があるようです。


私の指導方法は2点に絞って考えるようにしました。
(1)三塁ランナーは転がったらスタートする。
(2)バッターはピッチャー前のバントは禁止
ファールになっても良いから一塁側か三塁側のライン上を狙う。
ses003.jpg

ランナーはピッチャー前のバントでホームタッチアウトになっても良しとします。
その代わり、しっかりと両サイドを狙うバント練習をします。

ノーアウトランナー1塁の送りバントと一緒です。
三塁からの送りバントと考えるようにしています。


そこで、セーフティースクイズを狙いやすい場面を考えました。

ランナー1塁3塁の場面です。

少年野球ですと1塁ランナーを走らせ、三塁ランナーがホームインを狙うダブルスティールが良く見れますが、この時の守備体型は
一塁手は 1塁ベースについています。
二塁手、遊撃手はダブルプレー体制くらいの中間守備で、二塁盗塁をセカンドがカットしたりするなど、内野全体が中途半端な守備体型です。

この場面でセーフティースクイズなど狙ってみてもおもしろですね。

または
◇一塁ランナーだけスタートでセーフティースクイズ
◇一塁ランナーだけスタートでヒットエンドラン

フライが上がってしまえば危険な作戦ですが、三塁ランナーは残ります。


先日の試合を見ていて、ちょっと中途半端な守備体系だなぁと感じ
「ここでバントしても面白いなぁ」

「この場面でバントされたらいやだなぁ〜」

「一塁だけ走らせて内野ゴロだったら面白いなぁ」

まだやった事がありませんが、今見ている6年生はもうすぐ中学生。中学に入るとランナー1塁3塁の攻め方は、盗塁以外いろいろな作戦があるでしょう。

「少年野球ならではの穴」
まだまだ勉強してみます。


追記
皆さんのチームでは、セーフティースクイズをどのように教えていらっしゃいますか?

@転がったら何でもスタート
Aピッチャー前はストップ、打球の判断をしてからスタート
B一塁側にバント
C三塁側にバント

いろいろ教えてくださいm(_)m

posted by metoo at 11:14| 千葉 🌁| Comment(29) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2006年01月05日

一三塁が難しいぞ!少年野球

ここを教えるのが少年野球の難しさでしょう。
「ランナー1塁3塁」

いろんな駆け引きが予想されますが、多くのチームは一塁ランナーを走らせるケースがよく見られます。

大人と違って肩の強さや身長に差がありますので、少年野球は低いワンバウンドを使うケースが見られました。
13001.jpg

初球から
一塁ランナーを盗塁させて
キャッチャーが二塁に投げたら
三塁ランナーがホームを狙える

これが少年野球のお約束^^だと思います。



まず守り方から考えてみました。
一塁ランナーが走って捕手が。。。

@投手に返球する。
 三塁ランナーが飛び出していたらアウトを狙える。
 一塁ランナーは盗塁させても気にしない。 

A二塁ベースとプレートの間にいる、二塁手に送球する。
 これも同じく三塁ランナーが飛び出していたらアウトを狙う。
 一塁ランナーは盗塁させても気にしない。

Bセカンドベースの遊撃手にノーバウンドで送球する。
 三塁ランナーよりも、一塁ランナーのアウトを狙う。
 
B-U セカンドベースにワンバウンドで送球して、二塁手がカットもしくはスルーする。
 三塁ランナーが飛び出したらカットしてバックフォーム 
 三塁ランナーが動かなかったら、
 捕手からの送球を捕るマネをしながら スルーする。
 一塁ランナー三塁ランナー、どちらかのアウトを狙えます。

C二塁に偽投して(投げるマネ)三塁に送球する。 
 一塁ランナーの盗塁アウトを狙わず、
 大げさに二塁に投げるマネをして三塁ランナーアウトを狙う。
 
D捕ってから、どこにも投げない。
 

大体このようなサインプレーが多く見られました。

得失点差、イニング、アウトカウント、相手選手の足の速さ、その試合での一三塁プレーが何回目か、などなど状況によって作戦も変わってくるでしょう。

私達チームがよく使う、B-Uのケースを図にしてみました。
二塁手が視界に入る(水色)三塁ランナーを見ながら
カットするのか、ショートにスルーするのか判断を任せています。
キャッチャーが捕ってから二塁手が「ハイ!」一声掛けると、三塁ランナーのスタートが一歩遅れます。一塁ランナーもカットすると思いこんで、スピードを落す選手もいます。
13002.jpg

他にもいろいろな守り方があると思います。
皆さんのコメントお待ちしています。


次に攻め方ですが、
まず走るのか走らないのか、このサインを盗塁とは別に作っておいた方がいいと思います。
(一三塁で盗塁のサインが必ずバレます。)
一塁ランナーが普通の盗塁なのか、
一二塁間ではさまれる目的で止まり、三塁ランナーを助ける盗塁、これも決めておくと解りやすかったです。

一三塁の場面で、一塁ランナーヒットエンドランや、三塁ランナーセーフティースクイズなども練習しておくと、いざ本番でもプレーできるでしょう。



守り方、攻め方で大切なのは、あわてない経験だと思います。
一三塁設定の練習メニューを作り、1点を真剣に守る、真剣に奪いに行く練習が必要でしょう。

私達チームはキャッチーボールの後に、牽制&盗塁練習を15分しています。その後に一三塁練習を15分毎回必ず行っています。たった15分ですがサインプレーは毎回練習しないと忘れる子供が大半でした。

少年野球の一三塁は大人と違って、アウトを捕る、1点を捕る、守っても攻めても大きなチャンスだと考えます。ここを教えるのが指導者の見せ所です。「むずがゆい」思いを繰り返しながら、丁寧に教え込んだチームがやっぱり強いです。

皆さんのチームではどうでしょう?
posted by metoo at 23:09| 千葉 ☀| Comment(14) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年12月28日

冬場の朝練習

「スピードアップ」冬場のトレーニングの目的です。
何のスピードをあげるのか?一言にスピードアップといっても、
投げる、捕る、打つといろいろあります。
ベースランニングのスピードだけを上げたい!
このスピードだけを上げたい!と言うよりか
野球で使う動きを、少しずつトレーニングしてみようと考えました。

______________

アップメニュー
 体操
 縄飛び500回
 ブラジル体操

@四股で進む(股関節を柔らかく)
Aスケートで進む(股関節で支える)
B捕る姿勢で進む(低い重心で動く)
C両足ジャンプ(下半身のバネでジャンプ)
以上を3セットで休憩

D片足ジャンプ(足裏のフラット着地)
E反対の足
F投げる姿勢で進む(後足に乗せて進む)
G反対の足
以上を3セットで休憩

H鉄棒で腕立て(押すを速く)
I馬飛び(飛ぶを速く)
Jリターンダッシュ(止まって走るを速く)
K反復横飛び(体重の乗せ替えを速く)
以上を3セットで休憩

(1)ボールを両手で持って走る(きれいなフォームで走る)
(2)途中でボールを落として走る(腕の振りを確認)
50mを各5本

クールダウンメニュー
 縄飛び100回
 体操
______________

このメニューを2日間やり、1日は休養でサッカーやバスケなどで、40分間(20分ハーフで休憩)遊ぶ3日間サイクルです。
これを毎冬休み10日間(12/31、1/1,2,3は休み)のメニューとしています。
朝練習は自由参加、4年生以上です。

ダイヤモンドを使って行ってます。
@Dは本塁から一塁へ
AEは一塁から二塁へ
BFは二塁から三塁へ
CGは三塁から本塁へ

@四股で進む
「中学野球の指導とノウハウ」こちらから参考にさせて頂いてます。
(「腰を低くして捕れ」と言う前に、この練習をさせるべき)
と書いてありました。
3m前を向いて、足を開いて閉じてで進みます。
グローブは持ちません。

sikotobi.jpg

Aスケートで進む
投手の「振り出した足の着地」のトレーニングにもなります。
片足で斜め前に大きく飛んで、しっかりと片足でピタッと着地します。
下を向かずに3m前を向いてやります。

sukatetori.jpg

B捕る姿勢で進む
この捕る型を強制的に作らなければいけません。
捕る方の足で「タン」反対の足で「タ」
タン、タ、タン、タ、タン、タ。。。。
このままの型で、前に進みます。

torutobi.jpg

C両足ジャンプ
両腕を大きく振って、大きくジャンプ、ジャンプ、ジャンプ
連続で飛びます。下半身のバネを意識させてます。

ryouasitobi.jpg

ここまでを3セットでちょっと休憩します。

D片足ジャンプ
片足ケンケンで前に進み、足の裏がつま先から着地ではなく、足の裏全体でフラットに着地するクセをつけます。

E反対の足で片足ジャンプです。

F投手の足を上げて投げる姿勢で進みます。
福岡の和田投手が、早稲田大時代にやっていたメニューです。
軸足で立った姿勢(下の写真)のまま、捕手に向かって、
ピョンピョン飛んでいきます。

wadamae.jpg

G反対の足もやってみます。

ここまでを3セットでちょっと休憩します。

H鉄棒で腕立て(押すを速く)
野球に「強く引く」という動作は無いと思っています。
グローブも引き上げてません、当てに行く感覚です。
バットも持ち上げません、ぶつけて押し込む感覚です。

tetubou.jpg

鉄棒を素早く押して、手を離します。
できれば脇を閉めた状態が理想です。
上腕が効いてくる(パンパンに張る感覚)を感じるまでやります。
回数に個人差があってかまいません。
5回で効く子、15回で効く子、それぞれ自由です。

I馬飛び(飛ぶを速く)
ピョンで飛んで、着地してピョンで向きを変えて、ピョンで飛んで、
ピョン、ピョン/ピョン、ピョン/ピョン、ピョン/のリズムです。
10回飛んだら交代します。

Jリターンダッシュ(止まって走るを速く)
10mくらいの距離を往復で走ります。
右に止まったら、右足で止まり、右手で右靴をさわります。
左に止まったら、左足で止まり、左手で左靴をさわります。
5往復します。

立花氏は股関節を意識してターンするように言っています。
ritan.jpg

K反復横飛び(体重の乗せ替えを速く)
三本の線の真ん中をボールを捕る位置として、左右に反復横飛びします。
右から10往復します。

hanpukutori.jpg

ここまでを3セットでちょっと休憩します。


「きれいなフォームで走る」
足が遅い子は、何が悪いと言ったら、走り方がおかしくないですか?
(遅い子は、足がガニ股、ひじが伸びてる、腕を横に振ってる)
足が進行方向に真っ直ぐに上がる、真っ直ぐに腕を振る
これだけで少しは変ってくる気がします。

(1)ボールを両手に持たせて
○右足は右足のラインで、左足は左足のラインで
○ボールを横に振らないで
○ひじを伸ばさず、振りやすいくらいにひじを曲げて
○両肩と両股関節の4つの四角形をねじらないように
まずはフォームを意識して50%〜70%くらいの力で走ってみます。
50mを5本

sikaku.jpg

(2)「腕の振りを確認しながら」
4つの注意事項を気にしながらペースを100%まであげます。
真ん中25mでボールを離し、そのままのフォームで走ります。
50mを5本

アップメニュー、クールダウンメニューとして縄飛びをしています。
卓球の愛ちゃんが5歳の時には、もう卓球の腕は相当なレベルだったそうです。しかし、愛ちゃんは縄飛びをすると1回飛んで顔面から落ちるシーンをテレビで見ました。手先の神経と、足先の神経、上半身と下半身の動かし方、足首手首の強化などに縄飛びをしています。寒い中で体を暖めるのにも役立っています。

朝練と言っても
「今日午後から遊べる?何して遊ぶ?どこで遊ぶ?」
この約束をしたいから、みんな集まるようです^^
posted by metoo at 09:17| 千葉 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年12月25日

ボールはキレル

「そんな事は、もう知っているだろう」
子供達に使ってはいけない言葉ですが、
「そろそろ気がついてもいいだろう?」
6年生くらいには、自分から感じ取って欲しいです。

kireruhidari.jpg
左打者の打球のキレ方です。

kirerumigi.jpg
右打者の打球のキレ方です。

kireru.jpg
頭の中にはこんな図を入れておいてもいいでしょう。
(右打者)

打った瞬間にボールには強い回転がかかり、投手でいうカーブやシュート回転、横の回転がかかるケースがあります。ゴルフで言うとスライスとフックを子供達に伝えてあげなければ、ライト線のフライが、あらららら?スリーベースになってしまいます。

ボールがきれて行くのが解りやすいのが、卓球だと思います。体育館などで練習する機会があった時は、フライをわざとスライス、フックを打ってあげると解りやすかったです。

もう一つ回転してきれて行くと言えばフリスビー。
これも打球がどんどん逃げていったり、戻って来たり、回転を予測しながら動く事が練習できます。

外野だけでなく内野ゴロにも回転の影響があります。
左打者の三遊間ゴロ
ショートから見るとドンドン三塁へ逃げていきます。
右打者の一二塁間ゴロ
セカンドから見るとドンドン一塁へ逃げていきます。


と言う事は、ノッカーはどうしたら良いのか?
ココも重要です。
シートノックは投手を向いて打ってはどうでしょうか?
ライトフライを打つのに、
ライトを向いて打っては回転が違ったフライになります。
投手を向いて、流し打ちの回転をライトに教えなければいけません。

低目を引っ掛けたサードゴロ
高目を叩きつけたレフトフライ
アウトコースをおっつけたセカンドゴロ

などなど、実際に子供達が打った後のフォームもまねして、ノックをしてあげてはどうでしょう。
posted by metoo at 14:11| 千葉 ☁| Comment(12) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年12月21日

ヒットエンドラン

最近「Hit&Run」が届かないなぁ〜と思ったら、
年間購読が終了していました^^
「守備隊形」「スーパー戦術」は参考になるので、
これからも目を通そうと思います。

と言う事で今回はヒットエンドランの守備について、
子供達と話をしました。

今見ている6年生合同チームは、4つのチームで構成されています。私達チームの戦術と、他3チームの戦術には当然、違いがありました。

私達チームは
ランナー1塁 ヒットエンドランをされた場合
「捕手が捕ったらベースに入る」
「ショートがベースに入る」
「ベースを見ないで入る」


この約束をするだけで、ヒットエンドランを最小限に防げます。
ショートゴロがレフト前ヒット!
セカンドゴロがライト前ヒット!
そんな場面も防げるでしょう。
私達チームのやり方を、他3チームにも統一してもらいました。

追記です---------
盗塁で二塁ベースに入るのはショートにしています。
セカンドは送りバントの可能性が多いので、ファーストベースカバーに走らなければいけません。バントの構えを見たら、一二塁間の真ん中くらいまで寄せます。右打者でも左打者でもセカンド盗塁はショートと私達チームは決めています。ヒットエンドランで三遊間を抜かれても、少年野球はなかなか一塁ランナーは三塁までは進めません。逆にライト前ヒットを警戒した方が良いと思っています。

捕手が捕ったのを見て、二塁ベースにショートが入るタイミングも難しいです。
このタイミング練習は時間を費やしました。
キャッチャーが捕ってから、どのくらいの距離でセカンドベースに入れば間に合うのかを子供達にやってもらいました。若干ショートが二塁ベースよりになりますが、ダブルプレーシフトと考えても良いと思います。

投球練習が終わる最後にキャッチャーが
「ボールバック!セカンド行くぞ!」
二塁に投げるこの時にも「
捕ってから入る」
を見せ付けておきます。
------------


解りやすくする為に、1.2塁の時の図です。
hr002.jpg

hr001.jpg
1塁走者が盗塁する
「走った!」の声で、
「捕手が捕る前に」
「ショートとセカンド2人が」
「2塁ベースを見ながら二塁ベースに動いてしまう」
三遊間、一二塁間が、がら空きの守備体系。
このチームが、私達以外の3チームの戦術でした。

同様に、ランナー2塁からのヒットエンドランでも、
「走った!」の声で
「捕手が捕る前に」
「サードが三塁ベースを見ながら動いてしまう」
サードゴロがレフト前ヒットになってしまいます。

いろんなパターンがあるでしょうが、例えば最初に1塁に出たランナーの1球目、盗塁させずに「走った!」ベンチから声を出してみましょう。それだけで相手の守備体型が動いてしまうチームもあります。ストライクが集まってる投手、バッター有利でストライクをとりに来るカウントでヒットエンドランでもいいでしょう。

これは私達チームの守備体型です、皆さんのチームとは異なる部分もあると思います。いろいろなチームのコメントお待ちしてます!
posted by metoo at 00:48| Comment(10) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年12月16日

バント

ici001.bmp

バントです。
子供達はバントなんか嫌いで打ちたいのかなぁ〜と思っていると、
意外とバントが好きな子供もいるようです。

@バットとボールが見える位置でバントしよう

bant001.jpg


Aサード側へファースト側へ
前の手は方向指示器(舵)で方向を変えてみよう

bant002.jpg

Bなるべく前でバントしよう
せっかく良いバントでも、ファールになったらもったいない。

bant003.jpg

Cかまえが遅いと打っちゃうぞ! 
「かまえ送れないように」
ジャンで踏んで、ケンではもう構えるようにして、
ポンで「後ろの手で卵を捕るように」優しくボールを捕る感じです。


bant004.jpg

Dバスターも同じリズム
体重がしっかりと後の足に乗らない子は、バスターだとしっかり打てるかも?

bant005.jpg

Eセーフティーバントもリズムでやってみよう!
タンタタンのリズムを、タンタgo!で走り出すと解りやすいよ。
ファールでもいいから、ライン際を狙おう!

bant006.jpg
posted by metoo at 11:28| Comment(22) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年12月14日

ランナーコーチ

「2塁ランナーがヒット一本でホームに帰ってくる」

アウトかセーフか?ぎりぎりのタイミング!
野球の醍醐味でもある、本塁でのクロスプレー。

ここで重要なのが三塁ランナーコーチ
手をぐるぐる回して「回れ!回れ!」
両手を広げて「ストップ!」
タイムリーヒットで1点を狙うのか?
チャンスを広げて、次打者に期待するのか?
いろんなケースが予想され難しい判断です。


こんな実験をしてみました。

三塁を回ってホームベースを踏むまでの時間。
3.4秒から4.0秒
速い子遅い子が別れます。

レフト,ライトの捕った瞬間からホームベースまでの時間。
(ノーカット)
2.7秒から3.4秒
センターからは
2.9秒から3.5秒
カットをすると0.6秒から0.8秒プラスされました。

守備位置にも捕った位置にもよりますが、
ノーカットは約40mでワンバウンド。
肩が良い子供は45mでもいけました。
50m付近では内野手カットが必要と判断できました。

では
ランナーコーチが、二塁ランナーを三塁から回させるには?
「外野手がボールを捕った」と「ランナーが三塁を踏んだ」
このタイミングが一つの材料になると思います。
(外野が捕った位置、外野の肩、いいボールが返って来るか?点差アウトカウントもありますが)

一番遅いランナー4.0秒
一番遅いバックフォーム3.5秒
とすると

「外野手が捕った」「ランナーはまだ三塁を踏んでいない」
これは当然ストップかもしれません。

「ランナーが三塁を踏む」「外野はまだ捕っていない」
これは腕を回して、ホームを狙って良いと思います。

こんな考えをランナーコーチには伝えておきます。

二塁ランナーはレフト前ヒットは、ちょっとだけ自分で判断できますが、センター前ヒット、ライト前ヒットは全く自分で判断ができません。ランナーコーチを見ながら走りましょう。

ランナーを二塁においてのゲームノック練習
ランナーコーチの判断
こんな練習も必要になってくるでしょう。
posted by metoo at 12:11| Comment(12) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年12月13日

スライディング

以前、どちらかのブログにコメントさせて頂きましたが、
試合に出場させる子供
試合に出場させない子供
この境界線を自分なりに作りました。

こんな事件というか、事故がありました。

 三塁を回ってクロスプレー
 スライディングを怖がった選手は駆け抜けようとして、
 捕手の足に引っ掛かり転倒
 左手から転げ落ちて手首を捻挫、2週間の安静と診断されました。

 二塁盗塁した相手チームの小柄な選手
 スライディングできずに、ショートにぶつかり跳ね返されて転倒 
 ケガにはいたりませんでしたが、お互い危険なプレーでした。


自分がケガをしてしまう。
相手チームにケガをさせてしまう。

危険が予想される子供達には、残念ですが、まだ出場させるわけには行きません。楽しい野球を子供達にプレーしてもらいたいからこそ、予想される危険を未然に防ぎたい。それが指導者の役目と思います。

スライディングを上手にできるようになるには,まず、子供達から恐怖心を取り除いてあげなければいけません。地面へドスンとおしりをぶつける痛みが、子供の恐怖心ではないでしょうか。


低学年にスライディングを初めて教える練習です。

@すべりだい
すべる感覚を身につける、楽しいスライディング練習と思います。
 「お尻の真ん中は痛いよ!」
 どちらかのお尻ですべる事を教えてあげましょう
 すべり終わったら片足で着地して見ると解り易いでしょう。

A畳の部屋、体育館、ビニールシートの上などで
 滑りやすい場所で、今度は押してあげましょう。
 「どこが地面とこすれるのか?」おしり?ひざ?どのあたり?
 「落ちる」ではなく「すべる」感覚を身につけてもらいたいです。
 今度は足を引っ張ってあげます。
 この時に、後頭部をぶつけるので注意しましょう。
 「必ずあごを引く」事を注意します。

B砂山をこわす遊び
 ここから砂場でのスライディング練習です。
 走ってくる勢いが無いと上手にすべれません。
 勢いが無いと、よけいドスンと落ちる痛みが頭をよぎります。
 「高い目線だと怖いよ、低い目線は怖くないよ」
 最初はゆっくり助走をつけて、すべる時はひざをやらかく、
 腰を落としながらでいいので、目線を下げさせて見ましょう。

砂場に子供たち得意の砂山をつくって、それをスライディングでこわす遊びから始めると、楽しく覚えられると思います。
 
 もう一つ注意点は
 「手を付かない、両手バンザイでスライディング」
 もしくは、砂や、手袋を握らせてすべると解りやすいです。
 ドスンと落ちると痛いので、自然と手でお尻をかばってしまいます。
 これが危険で、手首をグキッとやってしまいます。

3つの注意点
「ドッチのお尻でドコですべる?」
「あごを引いて」
「スライディング、バンザ〜イ」

決して試合をさせないわけではありません。試合はどんどん出場させてあげたいです。しかし野球は18人いないと試合ができません。一人でもケガ人を出したくないので、試合に出るための目標と低学年には、位置づけています。


高学年には3つのスライディング技術
T:ヘッドスライディング
U:すぐ立つスライディング
V:手でベースタッチスライディング

この3つのスライディングへと教えていきます。

T:ヘッドスライディング
一塁牽制の戻る時だけ、と教えています。
二塁三塁牽制は、右足から戻らせます。
これも砂場で練習します。
リードの体制から
「かまえて!」の合図で、左(一塁ベース)を向いて
左ももとお腹をくっつけます。
「飛べ!」の合図で右手をのばしてヘッドスライディング
この時も、目線が高いと怖がります。
左ももとお腹をくっつけて、
「目線を下げると怖くないよ」と伝えてあげます。
tobe.jpg

U:すぐ立つスライディング
2塁盗塁の時に役立ちます。
基本はバンザイスライディングですが、
コツはスライディングしながら重心を、顔を前に持っていくと、すぐに立ち上がれます。
2塁盗塁は、左お尻すべりだと捕手からの送球が、顔面直撃の可能性があります。右お尻すべりだと、背中に送球が当たってあまり痛くないですし、暴投がセンターに転がるのが見えます。
でもイチロー選手は左お尻すべりです。歩数を合わせているのかな?どっちでもいいのかな?
base002.jpg
追記
普通のスライディングよりも、手前からすべると、ベースを踏んだ勢いで前重心になり、立ち上がりやすいと思います。

V:手でベースタッチスライディング
本塁へのスライディングで、捕手のタッチをよけながら回り込むように、ホームベース側の手でタッチします。本物のホームベースの1m後に偽物のホームベースを置いてあげて、偽物に左お尻すべりして、左手は本物にタッチすると解りやすいです。
base001.jpg

個人的にはスリーベースヒットで三塁ヘッドスライディング、ガッツポーズを決め、砂を叩かない泥だらけのユニフォームが好みです^^
posted by metoo at 00:30| Comment(20) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年12月02日

ベンチの役割

10月7日のブログに試合への入り方を考えましたが、
今回は"試合中のベンチの役割"を考えて見ました。


30番、29番、28番、スコアラー
この4人が子供達と一緒にベンチに入れて、
子供達と一緒に戦えるスタッフです。

この4人で、子供達の力を100%引き出してあげるのが役目だと思います。
試合中、こまかいミスなどにアドバイスしてあげる事もあれば、エラーや三振で落ち込んだ子供を、何度も何度も試合に集中させる事も大切でしょう。ベンチで監督が、緊張感を前面に出す時もあれば、ほがらかに笑顔で子供達を励ます時もあります。

大まかにベンチの役割を考えると

○投手
○打撃
○守備位置
○サイン戦術
○情報伝達
 
5つの役割を4人で、誰が何をやるのか、事前に決めておかないと、みんなで守備位置を動かしたり、バッターボックスで子供を悩ませる結果になってしまいそうです。

@投手コーチの役割
先発投手の準備、2番手の準備、その日の状態をチェックしてあげたり、試合中は投球数を頭に入れながら、監督への助言が大切です。

A守備コーチの役割
守備位置の指示は一人に決めた方がいいでしょう。この時は、スコアラーの助言、前回打席内容を参考に動かす事も大切です。

B打撃コーチの役割
対戦投手の狙い球を絞ったり、対戦投手とのタイミングのとり方をアドバイスなどが大切です。また、代打の提案もあると助かります。代打の後の守備は守備コーチと話し合い、代打と守備要員を一緒に監督へ伝えてると助かります。

Cサイン戦術面の役割
これは監督が考えますが、投手、守備、打撃のどこかを担当するかを決めておいた方がいいでしょう。

D情報伝達の役割
ここが試合で一番大切なスコアラーの役目です。

残り時間
投手の投球数
前回打席内容
(サインの見破り)

などなど、スコアブックの情報を活用する為です。
「ノーアウトランナー一塁、さっきは2球目盗塁」
「バッター8番、サードゴロ、レフトの左フライ、初球から振ってます。」
「バッター4番、センター左ヒット、高目を打たれてます、低めのショートバウンド空振り」
「残り45分で、球数60球です」
「相手のサイン盗塁は○○です、捕手に伝えますか?」
このスコアラーもA守備位置の指示出しも出来ると思います。

監督とコーチのベンチ陣がどんな情報を欲しがっているか、どのタイミングで伝達すれば良いのか、この息があったベンチワークも勝利へと近づけます。


私はベンチの中で一番ホームベース奥側から、
監督、スコアラー、守備コーチ、コーチ、
の順番で座ってもらいます。
奥側に座った方が、
相手ベンチが良く見える
サインも出しやすい
外野守備位置も声を掛けやすい
投手を真横から見やすい
と思っています。(これはくせですね)

子供達がホームベースよりの方が打席に入りやすいですし、応援もしやすいでしょう。

ベンチは子供達が、どれだけ点を取れるか、また取られないかを、試合の流れを予想して先読みする部分もあるでしょう。

4人そろわない時もありますし、監督とヘッドコーチ2人で試合運びしてるチームもあります。日頃の練習をしっかり見ているコーチがベンチにいて、大人の一体感があるチームはやはり強く感じます。
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2005年11月30日

打ちたいですか?勝ちたいですか?

昨年の今頃、子供達に聞いた事がありました。
「打って勝ちたいです」
欲張って2つ選んだ子供達^^
これが昨年の目標でした。


先日の県大会のレベルを見てから、悩み始めました。

打ちたいですか?
 育成重視主義

勝ちたいですか?
 勝利至上主義

今までずっと、この2つを別に考えていました。

子供は打って楽しめばいい!
それが子供の将来の為だ!

子供にはもっと上のレベルを見せてあげたい!
それが子供の将来の為だ!

どちらも正しいんです。
打って勝って高いレベルを目指すのが一番良いのでしょうが、残念ながら野球はホームラン競争ではありません。ヒット数の勝負でもありません。三振数、エラー数、盗塁数、犠打数、四死球数などの数ではなく、点数の勝負です。

みんなにホームランを打ってもらいたい気持ちは変わりませんが、みんなで1点をとる喜びも大切です。ホームランの1点はムードをひっくり返す大切なプレーの一つです。しかし、送りバントもスクイズも相手チームを引き離し、チームに勝ちたいという一体感を与えます。

今までバント野球は、相手を揺さぶる、子供達の精神面を揺さぶる為の、間違った意味の野球と思っていました。

しかし県大会では、バントの意味が違っていました。
確実にチャンスを広げて、ヒットの出やすい内野前進守備をとらせ、タイムリーヒットにつなげる為のバントだったんです。ここまで来ると、もう中学野球、高校野球レベルと近いでしょう。

市内で優勝する為には、県を知らなければ
県で優勝する為には、全国を知らなければ

自分の小ささが一番解りました。


盗塁 
ヒットエンドラン
セーフティーバント
ストライクバント(セーフティースクイズ)
スクイズ(バントエンドラン)
バスターetc

どこまで攻撃のバリエーションを作るかは、チームの自由でしょう。


もし監督を引き受ける機会が、
今後あったとしたら、

勝利を目指すこと、県大会に子供達を連れて行く事が、子供達にとって最高の育成と考えるかもしれません。
posted by metoo at 12:05| Comment(25) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年11月01日

リラックスする黄色と緑

小学生の頃に「生け花」を習っていました。
叔母が「草月流」の教室をしており、私もそこに通わされました。
生け花というより、礼儀作法を、正座、姿勢、挨拶などをいじめのように教わりました。
そのせいか、正座をしながら姿勢を正すと、落ち着くようになった事は感じました。
書道も習っていたので、正座は今でも落ち着きます。

もう一つが「花」を好きになったことです。
今でも、名前は何も覚えていませんが「黄色い花」が好きです。
タンポポ、ひまわり、菊、その辺の名前しか知りませんが見ると落ち着きます。

花を引き立たせるのは「緑」です。
黄色い花は、緑によってより一層引き立ちます。
緑の芝生に、タンポポなど咲いていたら、
それだけでリラックスしてしまいます。

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マリナーズの長谷川投手の平常心トレーニングです。
「普段の生活からリラックスする時は、
アメリカの星条旗を見るようする」
例えば、
星条旗を見ながら、音楽を聴いてゆっくりする。
星条旗を見ながら、ゆっくりお風呂に入る。

なるほど普段の生活の中に、星条旗を見ながらを入れると、
いざマウンドに上がって緊張した時に、
バックスクリーンの星条旗を見ると、
リラックスしやすくなると言う事です。

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好きな色が「黄色と緑」この2つの色が、
私のリラックスの色と決めています。

おかげで、グラブは必ず黄色を選びます。
サッカーはブラジルが好きです。
オークランド・アスレティックスのユニフォームが好きです。
スクランブルエッグにほうれん草が好きです。
たばこはKOOL、お酒はビールです^^

それでも緊張する時は、
人差し指を舌につけて、おでこの中心を3回ぬらします。
意外とリラックスできるんです^^

みなさんのリラックス方法も教えてください。
posted by metoo at 23:09| Comment(12) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年10月26日

サイン

私達チームのサインです。

サインについてはドラ夫さんの
サインのページに詳しく書かれています。

フラッシュサイン
帽子をさわったら盗塁など
ホールディングサイン
腕を組んでいたら打てなど
ブロックサイン
組み合わせによるサイン

このブロックサインが主流のチームが多いようです。
私達チームが使ってきたサインもブロックサインです。

ここでキー(かぎ)という言葉を使っています。
相手に見破られないように、キーと一緒に組み合わせたサインで、いろいろと変えて行きます。「今日のキーはあご」「この試合、最初は帽子、3回から耳に変えるよ」などとキーを使っています。

まず基本になるサインを決めておきます。
「打て」は鼻
「盗塁」は胸
「スクイズ」はひじ
とします。

-----例@------
キーは「耳」とします。耳の次がサインです

手首→肩→胸→耳→胸→あご

これは、耳の次にさわった「胸」盗塁のサインになります。

-----例A------
キーは「帽子から2個目」帽子の次の次がサインです

ひじ→胸→帽子→鼻→ひじ→ベルト

これは、帽子の次の次にさわった「ひじ」スクイズのサインになります。

-----例B------
キーは「3個目」に触った所、1,2,3個目にさわった所に注目です
 
ひじ→あご→鼻→手首

これは、3個目にさわった「鼻」打てのサインにまります。

-----例C------
キーは「耳、両耳は2球目」片手は1球目、両手は2球目で、次にさわったところです

左手左耳→右手右耳→胸→手首

これは、耳を両耳さわって「胸」2球目に盗塁のサインです。

3年間で、相手チームに多かったサインは、上記4つでした。
キーの次、キー2個目、何個目、キーを両手で2度
サインを見破る時は、この中のどれかを先に考えました。

少年野球のサインの特徴
@「子供達に解りやすい」
顔4つ つば、はな、あご、みみ
腕3つ  かた、ひじ、てくび(手首と肘の間などは少ない)
胴体2つ むね、べると(右腰、左胸は少ない)

A「監督の利き腕はノックでわかる」
100%と言っていいほど、利き手で出します。

B「1塁3塁は、必ず盗塁のサインが出る」
C体の何処かを、こすったら取り消しのサインが多いかなぁ?
D何かあるなぁと思ったら、牽制しましょう。

サインを見破れば、盗塁阻止率80%を狙えます。
(捕手の肩もありますが)
盗塁、スクイズは1回目はやられますが、2回目は外せます。

例えば練習試合で「サインを見破れ!」をテーマにします。
「相手の打者と一緒に、全員で相手サインを見る」
イニングの合間に、子供達と答えあわせをしてあげました。

相手のサインを見破ったりするのは、子供達には良くないと思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、野球を続けていくにつれて、サインはもっと複雑になってきます。
「こんなサインもあるよ」
知識として覚えておくだけでも、これから先の野球に繋がるでしょう。
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2005年10月25日

二塁牽制

私達のチームは1試合で6つのアウトを、二塁牽制でとられた事があります。毎年県大会に進む、とても牽制が上手なチームでした。

「やられたら、やってみる」

私の少年野球の心得です。やられた事をしっかり教えなければいけません。

今では1試合に1.2つは二塁牽制でアウトをとります。多い時で5個とりました。2塁を刺せる牽制は、相手の勢いを止めるビックチャンスと考えられるようになりました。

最初はプロ野球などを真似て、ショート,セカンドがサインを出すプレーをやりましたが、サインに時間がかかり過ぎて投球が落ち着かなくなりました。
いろいろ二塁牽制をやりましたが、
キャッチャーが出す5つの牽制に絞りました。

1:セカンド1発
2:ショート1発
3:かくれんぼ
4:センタートリック
5:振り出した足回り

捕手の内野外野へのサインを決めておきます。
(大きく解りやすいサイン)
捕手の「今だ!投げろ!」投手へのサインを決めておきます。
(小さい投手だけにわかるサイン)


1:セカンド1発
ショートがランナーの視界に、入った瞬間にセカンドが入る
捕手の「今だ!サイン」で投手は牽制
ランナーの視界は90度と仮定してます。
niken02.jpg

2:ショート1発
セカンドがランナーの視界に、入った瞬間にショートが入る
捕手の「今だ!サイン」で投手は牽制
niken01.jpg

3:かくれんぼ
これはセカンド1発,ショート1発を見せておくと効果があります。
@セカンド1発で入って牽制をもらいます。
Aこの時に、ショートはAの位置に隠れています。

Bセカンドが投手に返球してBへゆっくり移動
Cランナーが2.3歩リードした瞬間に
捕手は「今だ!サイン」で投手はAショートに牽制します。
この時セカンドはEへ移動

Dショートが投手に返球してDへ移動。
Eランナーが再び2.3歩リードしたら
捕手は「今だ!サイン」で投手はEのセカンドへ牽制。

これの繰り返しです。
niken03.jpg

4:センタートリック
かくれんぼまで見せておくと、センタートリックが良く効きます。

ショートのダッシュを合図に図の様に動きます。
捕手の「今だ!サインで」センターに牽制します。
niken04.jpg

少年野球の試合で多く見られるのは、
二塁ランナーがショートセカンドを気にして、
2.3歩目のリードで投手から目が離れる瞬間です。
そこを見つけたら、徹底的にアウトをとりに行きます。

5:振り出した足回り
もう一つ、振り出した足を二塁にまっすぐ出す牽制もありました。これも効きます。

皆さんの二塁牽制も教えてください!
posted by metoo at 00:27| Comment(10) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年10月22日

正と負

kohに聞いたら、正の数、負の数はまだ習ってないらしい。
調べた所、中学1年で数学として習うらしい。

どうしてこんな大事なことを、小学生に教えないか。
小学1年生にでも教えたいくらいだ。
「よーし、俺が先に教えてやる!」
掛け算は小学2年で習っている。ならば!

-------------負の数---------------ゼロ---------------正の数---------------
-10,-9,-8,-7,-6,-5,-4,-3,-2,-1,0,+1,+2,+3,+4,+5,+6,+7,+8,+9,+10

キャッチボールを10球練習して「10」上手くなるけど
一生懸命がんばる気持ちが、「−2」では
「負の数」は負けの気持ち
10x−2=−20
だから上手くならないんだよ。
「正の数」正しい気持ち
「+5」の気持ちを持った子供は
10x+5=+50
こんなに上手くなるんだよ。

気持ち、考え方、を小学生に教えたいが、
算数と数学の違いだろうか、
なかなか上手く説明できません。

「無駄な1球は無い」
この言葉を教えたいだけなのに・・・

子供と一緒に楽しむ野球は、
 難しいから楽しいのかなぁ〜

  ソーセージ3本を輪切りにして
  塩コショウで炒めて、つまみにしながら  
  のどごし<生>(KIRIN)を飲みながら
  子供の気持ちに戻って考えています。
posted by metoo at 02:04| Comment(8) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年10月11日

ちょっとした練習,その2

雨で試合が延期された連休でした。
久しぶりにkohと個人練習をしようと、ホームセンターで売ってるスポンジをバットの変わりにして、バットの使い方を練習しました。

「バットの使い方」
なかなかkohに伝えるのが難しく、グリップと一緒にヘッドが出てきてしまいます。

やわらかいスポンジで
○ヘッドが遅れてくる
○ヘッドが立って出てくる
この2つの感覚を練習しました。

ここで役に立ったのが鏡でした。
いくら口で説明してもkohは
「自分では上手く出来てると思う」
「じゃ鏡で見てみてごらん」
鏡の前で自分の振ってみる姿を見ると
「あーそうかー」

自分をしっかり知らなかった自分。
鏡で自分を見るくせを付けてあげよう。



ちょっとした練習は「鏡」です。
いつもフォームをチェックできる環境にしてあげました。

posted by metoo at 00:04| Comment(12) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年10月07日

試合への入り方

試合開始まで1時間ある場合、前の試合が押していて20分で試合開始の場合。
監督の経験として何度も試合への入り方を失敗を繰り返しました。

試合への入り方で一番の失敗はあせる事でした。
アレもしておきたい、コレもしなければ、メンバー表はサインは先発投手は、時間が来てシートノックもグチャグチャして試合開始。

あせらない事、監督があせっては子供達に伝わり、
いい試合への入り方が出来ません。

一つの練習メニューをつくりました。
1日練習の日、午前の練習が終わりお昼ごはんを食べます。
午後の練習開始を試合前と仮定し、20分でアップを終わらせる練習です。

そこで昨日のブログブラジル体操が役に立ちます。
○ブラジル体操15分
○5分間キャッチボール
 (塁間の半分、塁間、塁間の2倍、を各10球)
ここまでを20分で終わらす練習をしました。
これで子供達はいつも同じスタイルで試合に入れます。


試合への入り方の決め事

@試合開始1時間前には会場到着。
 メンバー表の作成。
 食事を取る時は逆算して早めに到着して
 1時間前に食べ終える。

A試合開始まで時間が少ない時は必ず先行を取り
 投球練習の時間をつくる。
 この時は投手は9番に置いてあげる。
 ジャンケンで勝てば先行を常に取る。

Bサインはいつも通りを基本とする。
 変更がある場合は試合前に、試合中に確認を入れる。

Cシートノックはエラーをさせない。
外野を先に打つ
 バックセカン右手側(ライトゴロ)
 バックサード左手側
 バックホーム前
 ランダム内外野フライ5,6本
 (キャッチャーフライはこの時打つ)
 バックホーム前で外野上がり
 最後のライトのバックホームで内野ボール回し2周
内野ノック
 ファースト送球前にノック
 ファースト送球右手側にノック
 ゲッツー左手側にノック
 ノーアウト一塁送りバントの確認
  (捕手は3塁ベースカバーに走る)
 バックホームで上がり

注意
*内野ノックは全て同じバウンドで打つ
 シートノックは守備練習ではない、
 今日のグランドでバウンドリズムの確認を考える
*最後にキャッチャーフライを打たない
 失敗すると時間がなくなる。

D投手の交代は試合前に伝えておく。 
 先発投球数を70球と決める
 2番手は1回から準備しておく

大人達のチームワークを大切にして、子供達を試合前に疲れさせない、不安にさせない準備、気持ちよく試合に入れるようにする。

大人が試合の入り方を失敗すると
子供達にいい結果が出ませんね^^
 
 それでは3連休の試合頑張りましょう!
  雨ですが。。。

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2005年10月06日

ブラジル体操

up.jpg
私達チームのアップメニューです。

軽いジョギング5分
静的ストレッチ体操15分
ブラジル体操15分
ダッシュ(夏場冬場)

今回はアップメニューで役立っているブラジル体操を書き込みます。トレーニングメニューではなく、あくまでアップが目的です。トレーニングは別にしてます。

サッカー読売ヴェルディで発売している「fisico」というブラジル体操のCDの中から、自分で考え作り変え、子供達に解りやすいブラジル体操にしてます。

大きく3つの箇所を4種目、計12の体操を作りました。
上半身を(主に肩)4種目
下半身(太もも、ふくらはぎ)を4種目
体をひねる4種目

1つの体操を塁間にして、ダイヤモンドを3周と考えてください。

上半身
@スキップ手たたき
手を頭の上、背中で叩きながらスキップします
b01.jpg

Aサイドステップ
手を前から肩まで上げながらスキップします。
背中側に手が行かないように体の前で大きく振ります。
b02.jpg

Bサイドステップの向きを変えます。

Cわきわきステップ
あごの下に手の甲を置いてひじをゼロポジションまであげます。
ワキワキで向きを変えながらサイドステップします。
b04.jpg

下半身
D足上げ手叩き
太ももの後ろをのばします。
あげた足の下で手を叩きます。スキップとは違います。
b05.jpg

E横足上げ
太ももの内側をのばします。
スキップとは違い、イッチで大きく足をあげます。
b06.jpg

Fケツ叩きバック走
ハムストリングと太もも前側をのばします。
b07.jpg

G前前後後(まえまえうしろうしろ
股関節を揺すります。
右足前で右手、左足前で左手、右足後で右手、左足後で左手リズムよくやります。
b08.jpg

ひねる運動
Hキャリオカ
多分皆さんご存知かと思います。
b09.jpg

Iキャリオカの向き反対

J上半身ひねり
歩きながら1.2.3で足を上げた側に上半身をひねります。
b11.jpg

K下半身ひねり
歩きながら1.2.3でひねります。
左足前右足後で左手で右カカトをさわります。
この逆も繰り返します。
b12.jpg


ブラジル体操のもう一つの目的は
チームが1つにまとまる
誰一人勝手な行動を許さず、みんなで一つになる事を考えてます。
「前4」と言ったら4列に並ぶ
「前3」と言ったら3列、みんなの意思の統一が大切です。
画像の中ではイッチニと書いてありますが、
「イチ」
しか声を出しません。みんなで息を合わせて声を合わせます。

いろんな高校野球チームなども取り入れてるようです。
動きながらのストレッチ、動的ストレッチも大切だと感じます。
ブラジル体操は、時間短縮と効果的なアップだと思いました。

きれいにそろうと強そうなチームに見えます^^




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2005年08月31日

あまい球 くさい球

子供達に宿題を出しました。
野球では専門用語がいくつかあります。

「あまい球とくさい球、さぁなんでしょう?」

高学年の子供達は大体知っていますが、低学年の子供達には楽しい問題でした。
家に帰ってお父さんに聞いて家族で楽しんでもいいでしょうし、自分で考えてきた子供もいました。

あまい球は新しいきれいなボールで
くさい球はドブに落ちた汚いボール

こんなカワイイ答えが何人か返ってきました。
子供の発想は無限です、からかってはいけませんが非常に楽しい思い出話しになるでしょう。


本題は松井秀喜選手の話です。
松井秀喜選手はホームランを打った後、必ずと言っていいほど,
このコメントをしませんか。

「あまい球をしっかり打てました」

この松井秀喜選手の姿勢を、チームに伝えていきたかったのです。好投手になると1試合に何球しかコントロールミスがありません。これは小学生でもレベルが高い投手には言えるでしょう。

秋の大会の秘策はこれです。
個人個人好きな球は違ってくるでしょう、高目が好き、低目が好き、インコース大好き!自分にとってのあまい球を、初球からでも、ノースリーからでも、見逃さずに打っていく姿勢がきっと勝利につながるはずです。

ちなみに夏の秘策は

「すきなたまをかならずうつ さぁ漢字で書いてみよう!」

「好球必打」6年生5名誰も4文字掛けませんでしたもうやだ〜(悲しい顔)

夏は「好球必打」秋は「あまい球を打つ」とたいして意味が変らないって?
春は違いましたよ、「打って勝つ!」でした^^
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2005年08月30日

根性とコーチ

根性 【こんじょう】
(1)生まれつきの性質。根本的な考え方。
「―をたたき直す」「乞食(こじき)―」
(2)苦しさに耐えて成し遂げようとする強い精神力。
「―がある」「―が足りない」
(3)〔仏〕 仏教信者としての宗教的素質。根機

コーチ【coach】
(1)運動競技の技術などを指導すること。また,その人。コーチャー。
(2)コーチングを行う専門家。ビジネスから生活まで幅広い領域のテーマに対応し,相手が定めた目標を達成できるようコミュニケーションによってサポートする。財団法人生涯学習開発財団が認定する資格制度が設けられている。

辞書で調べるとこのように書かれている。
根性はよく【ガッツ】などと言われているが、先日、テレビで立花氏がアメリカ人の根性について話をしていた。日本では苦しい練習に耐える精神のような言葉だが、アメリカ人にとって根性とは
「私は野球が好きだ」
が日本の根性、強い精神力のように感じられたと。
「俺の方が野球が好きなんだ、誰よりも野球が好きなんだ、だから頑張るんだ」
今のチームに野球が好きな子が本当にいるだろうか考えてしまいました。
野球は好きだけど、辛い練習は嫌い。

辛い練習は何の為?やらされてる練習は誰の為?
ここが指導の難しいところですね。

立花氏のホームページタイトル
「好きだけでは上にはいけない」
このタイトルの意味が解ったような気がします。


コーチと聞くと「教える」「指導する」のように考えていましたが
「少年野球 体づくり虎の巻」から違った意味を知りました。
「大切な人をその人が望むところまで送り届ける」
coachの語源は馬車
馬車の人を乗せる所を コーチと言い、そこから大切な人をその人が望む所に送り届けるという事が語源になったと言われています。

とんでもない勘違いをしていたと、私はこの本を読んで反省しました。今までの指導を考え直し、少年野球の本当の意味を大切さを痛感しました。

そして私のコーチは
「いつか世界のひのき舞台へ、大切な子供達を送り届けたい」

野球が好きより、バッティングが好きと言わせたい。
世界に行くまでケガ故障無く送り届けたい。
みんなで家族で戦った初めての少年野球、楽しかった思い出にしてあげたいですね。
posted by metoo at 13:33| Comment(12) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年08月26日

ちょっとした練習

簡単で効果がある練習なんですが、
小学生からのくせで今でも続けています。

蛍光灯の電気を点けたり消したりする、ひものスイッチをストライクゾーンまで長くします。
おまけに最後の結び目に5円玉を結わきます。
これだけでバッティングが上手くなる!そんな訳はありません。

雨の日はコレを使って練習します。
5円玉をジャストミート寸前で止める練習です。
5円玉じゃなくても何でもいいのですが、ボールより小さければ良いでしょう。

「カキーン」と5円玉を打つのではなく、「コツン」の「コツ」ぐらいで止めます。
練習内容は思った所を正確に振る、が目的です。
軽くゆらして当てる練習でもOKです。

これは2000本安打を達成した、広島、野村選手も練習していたようです。
野村選手はピンポン球だったそうです。変化球の軌道を目に焼き付ける為に、あえて揺らしながらカーブを想定して、投手側の手、捕手側の手でさばく練習をしたそうです。

バットを使わなくてもできる練習もあるようですね。

ひもが長いから
布団から起き上がらなくてもスイッチが消せる?
はい、その通りです^^
posted by metoo at 14:18| Comment(12) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年08月24日

声は技術

声の大切さで勝敗が左右された試合がありました。

ランナー1塁、左打者
捕手はランナーが左打者に隠れて見ずらい場面です。
目の前を盗塁するセカンドが
「走った」の声が無く

の声が出せずに、捕手はワンテンポ早急が送れて、盗塁成功。
送りバント、内野ゴロで1点を奪われ敗戦しました。

ランナー2塁、右打者
捕手はランナーが右打者に隠れてみずらい場面です。
相手ショートが声が出ていないのを見抜いて、盗塁のサイン
案の定、目の前を盗塁するショートが
「走った」の声が無く

盗塁成功、強肩捕手でもワンテンポ遅れては、間に合いません。
3塁にランナーをおいて前進守備を抜くヒットでサヨナラ勝ちしました。

ランナー1塁、ライト前のポテンヒット
ランナーはフライなので1塁へ戻りかけスタートが遅れました。
ライトはワンバウンドで捕って2塁フォースアウトを狙えた場面、
ショートが「ハイ!」ボールを呼ぶ返事
ができずにオールセーフ。


反応とへんじ、状況判断とあいさつ
こちらでも書きましたが、野球にとって

「声は技術」

勝敗を左右する技と言っても良いでしょう。
毎日の素振り、ランニング、ノックと一緒で声をだす練習、
挨拶と返事を、日頃から練習しましょう。

普通の事を普通にする。
当たり前のことを当たり前にする。

日頃の挨拶と返事もこれに当てはまる、野球にとっては大切な練習の一つです。


野球では声を出すことができても、家に帰ったら・・・
「返事も練習!」我が家もきつく言ってます!
posted by metoo at 12:24| Comment(12) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年08月22日

教えられない事

「子供はある日突然上手くなる」
少年野球コーチさんのブログを読み、同じ思いを感じました。

私が子供達から受ける、指導者としての難しい部分
教えられない事、何度教えても届かないこと
「自分から進んで動こうとする」
こればっかりは本人次第なのかなぁと思いました

テレビやゲーム、外で遊ぶ時などは、自分から動きだし、ひたすら夢中になって自分の好きな行動を続けられますが、野球に関して、練習に関して、自主性を引き出してあげるのは難しさを感じます。

ある日突然上手くなる、この「ある日」を今か今かと待ち続け、
「今日こそ」「今から」のボタンを押してあげるのが指導者とあせってしまい、
「塵も積もれば山となる」と教えていながらも、早足で近道を探してしまいます。

実際には突然ではなく、指導者の見てない部分での、自主的な練習が毎日コツコツと積み重なっていたのでしょう。何もしないで急に開花する子供はいません。自分から何かを考えた子供だけが、自分で何かを掴んだ子供だけが、ある日突然、思いもしない結果を出すのでしょう。


心、技、体
この中で考えると
「心」
忍耐、我慢、友情、感謝などは野球を通じて育成されるでしょう。
「技」
根気強い丁寧な技術指導により、少しずつ上手くなっていくでしょう。
「体」
暑さ寒さの中の練習で心肺能力や、機敏性、体を動かす能力は、学年レベル以上に伸びていくでしょう。

しかし本当に教えたいことは
自分から夢に向かって動きだす「心」
自分から試行錯誤して掴み取る「技」
自分から自分と闘い作り上げる「体」


「ある日突然、自分から」
この日が訪れるまでは、
親子二人三脚、楽しみながらでいいのかもしれませんね。

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2005年08月08日

合宿

合宿の夜、今回の事件を一緒に話し合ってみました。
明徳義塾高校の出場辞退の劇をして子供達の考えを聞いてみました。
私の脚本なので子供達に解りやすいように多少作り変えています。

6年生に高校3年生
4年生を高校1年生に例えて演技してもらいました。

○3年生5人は甲子園出場を目指し頑張って練習しています。

○春から入った1年生5人の中には、まだ体が小さく、体力がついて行けずに、ベンチ入りできなくて、練習に来なくなる子供が3人でました。

○その3人はタバコを吸ったり、お酒を飲む事が大人なんだと思い、タバコを吸って大人ぶって背伸びをしてしまいました。

○それを知った3年生は、1年生3人に怒って殴ってしまいました。

○学校は、この事件が新聞やニュースになり大騒ぎになると「悪い学校」と呼ばれるので、無かった事にしてしまえ、悪い事は隠してしまおうとしました。

劇はここまでで、1〜6年生まで子供達に解りやすく事件を伝えてみました。


子供達に意見を聞くと、
甲子園をあきらめてタバコを吸った1年生が悪い
暴力を使った、殴った3年生が悪い
隠そうとした学校が悪い


この3つの意見が多かったです。
皆で意見をまとめると

「大好きな野球をベンチ入りできなくてもあきらめない、チームの皆を応援する。」
20才になるまでタバコを吸ったりお酒を飲んではいけない。」
「人を殴ったり、暴力をふるう事はいけない。」
「悪い事をしてしまっても隠さずにきちんと誤る。」

野球を通じた今回の事件から、社会のルールを子供達は学ぶ事ができ、今後に活かせてくれたらと思います。



合宿をする目的は、団体行動、団体生活を学ぶでした。
6年生は、自分の事はできて当たり前、1,2,3年生のごはんの準備や片づけをしてあげる。
4,5年生は、自分の事は自分でできるようになり、他人に迷惑を掛けない。

おねしょが心配で、夜中に帰った子供1名
ママがいなくて着替えや片付けができず「ママに電話して」携帯を借りに来た子供1名
朝ごはんに嫌いな物があり、1時間泣き続けた子供1名
一つの枕で、抱き合って寝ていた子供2名
朝起きると、おでこに「Kに○」(空振り三振の記号)を私にラクガキされた子供5名
寝言で「ボール」夢の中でもコントロールの悪いエース1名
まくら投げでフルチンにされパンツを追いかける子供3名
夜ラーメンを食いに逃げ出そうとして捕まった監督1名

今年も思い出に残る合宿でした^^





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2005年08月03日

叱咤激励

Don't mind
ドンマイ 
気にするな!

この言葉を春から禁止してみました。

全力でプレーしてエラーした選手に対しては
「ドンマイ 気にするな」
でもいいんですが、
「OK!OK! いいプレーだよ!次行こうぜ!」
次のプレーに対しても励ましてあげることを目的にしました。

集中力が欠けたり中途半端なプレーに対しては

エラーの原因を皆で突き止める事が重要で、傷は舐め合うことをさせません。
「1っ歩目のスタート悪いんだよ!」
「最後の1っ歩伸びが足りないよ!」
「バウンド判断が違うだろ!」
「グローブの出し方違うよ!」
エラーして(don't mind)ドンマイ気にするな
これでは進歩がありません、

エラーを気にしろ!
どうしたら捕れるかみんなで考えろ!
次にプレーにつなげろ!
子供同士で叱りあいます。

エラーの原因を説明し、対策を繰り返し練習することで、どこでどういったエラーがでるかが判ってくる選手もでてきます。

エラーの原因を、
子供同士の言葉で言い合うことは、
自分自身にも、
周りの選手にも、
エラーした選手に 
ずっしりと重い言葉 
のようです。

エラーする原因練習が大切になってきます。

1っ歩目の練習
最後の一歩の練習
バウンドを読む練習
グローブの出し方の練習
捕ってからステップの練習
フライを後ろから入る練習
左右のへそ正面練習

これらを部分練習と呼び、キャッチボールの後にみっちりやります。

その後にノックで全体ができてるかを確認します。
3アウトノックと呼び、一人が3つのアウトを捕るまで続きます。
捕る、投げる、がしっかりできて1アウト、3アウトつまり3回できるまで続けます。
バックフォームであったり、ファースト送球であったり、常に状況は変えてみます。

しかし設定は、
最終回1対0で勝ってる
ランナー、バッターの想定は足の速いイチロー選手
1人でアウト3つ取ればゲームセットで優勝。
この設定のプレッシャーをいつでも意識させます。

私は叱咤激励の声だし担当
うまくできても、できなくても原因を大声で叫んでいます


posted by metoo at 17:50| Comment(2) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年07月26日

トリックプレー、センターその1

t08.jpg

先日の試合で使ったトリックプレーです。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私もヒットエンドランから頂きました。この雑誌で必ず見るのが「スーパー戦術講座」のページで、指導者の多くは参考にしていらっしゃると思います。1度我々も引っ掛かり、やられた事はマネしてみる、すぐに教えました。

このプレーの目的は、点差、イニング、打者打順なども考えられますが
大量失点を防ぐ 
ここにミソがあり、ノーアウト2.3塁でしたら1点で抑えられれば万々歳と考える様に心がけます。スクイズされて2点、ランナーが残ってかき回されて3点4点と失点されるならば、ギャンブルにでても、守りの攻撃を試してみるのもよいと考えます。

@ツーランスクイズをわざと警戒せずに、2塁ランナーをノーマークにしておく。
A投手から3塁牽制を3回入れます。(これは事前にチーム内で決めておく)
B牽制によってバントの構えをするかしないかに、注目する声を出す。さらにショート,セカンドは全身守備で2塁ランナーを油断させる
C3回目の3塁牽制で、三塁手は捕ったらすぐにセカンドに入るセンターへ送球(赤い矢印)
Dライトのカバーを忘れずに

このキャッチボール2回を正確に素早くできる選手が必要です。

このトリックは既にネタバレしているので、自分達が引っ掛からない様にする事が大切です。
攻撃している場面で重要なのが、
一塁ランナーコーチ
必ずセンターを見ている事が、重要な役割です。
センターとセカンドベース、2塁走者とセカンドベース、
この距離を同じにさせるくらいの考えで指示を出す。
「センター入ったー!、センター抜けたー!」
たったこれだけでこのトリックプレーは防げます。

ランナーコーチが野球を知ってるチームは強い
この事が言いたかったのです^^
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2005年07月19日

ハーフリード

先週の試合で相手チームにやられて勉強になった作戦です。

勝手にニックネームをつけるのが好きな私は
「ハーフリード」
と名づけてみました。

どんなリードかと言うと、フライが上がってハーフウェイ。
このハーフウェイとリードをくっつけました。

ランナー1塁、投手が投げて第二リード、
これで騙されました。
「えっ」って思うくらい、約5分の2、塁間の半分手前まで飛び出したフリをするのです、いやされたのです。
あわてた捕手は1塁へ送球しようとしたら
「2塁へゴー」
見事に騙されました。
最初から飛び出した振りをして、
捕手から送球を投げさせる、投げようとした瞬間にスタート。
私のチームの一塁手はちょっぴり太目、動きは遅いタイプ、やられました。

続いてランナー2塁
同じように投げたら飛び出したフリをして止まる、
捕手が2塁に投げようとした瞬間
「3塁へゴー」
なるほどなぁ〜
上手い作戦だ!

この作戦が有名かは知りません。
知っている方がいたらスミマセン。
少年野球独特の作戦と思い記録しておこうと思いましたので。

試合後にすぐに緊急対策をコーチ会議しました。
@捕手から投げるマネをしてみる
Aランナーをボールを持って追い込んでみる
B2塁ランナーのときはランナーの後ろのショートに送球してみる
Cとにかく投手に返す

次回の走塁練習メニューに
「ハーフリード」
これを取り入れて、私たちも実験してみよう、となりました。
やられたら、マネしてみる
私の性格です^^
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2005年07月08日

休養

先日NHKで立花氏が出演されていました。
生活ホットモーニング「老化防止のトレーニング」
お年寄り向けでしたが、いつもの立花節が聞けました。

栄養 休養 運動

休養の部分が大切だと仰っていました。

@お風呂に入る
お風呂に入ることで自分の体重が浮力によって何十分の1になるそうです。これはほとんど無重力に近い状態で、重力を支えている筋肉が非常に休まると仰っていました。
温度は39度20〜30分間、(ぬるま湯にゆっくりと、熱すぎると興奮して疲れが取れないそうです)体温より少し高めで血流を上げやすくしてあげ、精神面のリラックスで好きな香りを、好きな音楽をお風呂と一緒に楽しむといいそうです。この緩んだ筋肉状態でのストレッチが最適だとも仰っていました。

A本を読む
肉体的に疲れているときは神経的に疲れさすといい。本などを読んだ方が逆にリラックスできるそうです。逆にパソコンなどで神経的に疲れがあるときはジョギングなどで肉体的に疲れさすとバランスが取れるそうです。
子供には野球で疲れたら勉強しなさいと言ってもいいわけですね^^ヨシヨシ

B息を吸って息をはく
息を鼻から吸って、口から吐き出す、吐き出すときに横隔膜あたりあばら骨の下辺りをベルトでギューと搾り出してあげると、呼吸が深くなりより一層酸素を吸収できるそうです。

マリナーズの長谷川選手の話題が出て、いつでもアメリカ国旗を見ると心拍数が落ち着くようなトレーニングをしているそうです。打たれてカァーとなった時にはバックスクリーンのアメリカ国旗を見ながら深呼吸をするそうです。(何処の球場にもアメリカ国旗があるからだそうです)何かを見ながら心拍数を落ち着かせる練習をしていると、試合中にそれを見ただけで心拍数が安定しやすくなるそうです。

カミさんの写真でも持ち歩きますか
いつも心拍数が上がっちゃいますね(^^;
posted by metoo at 19:33| Comment(2) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年07月05日

いい野球わるい野球その2

練習は1人でもできるよ

2人でいるとキャッチボールができるよ

9人でやっとチームがつくれるよ

試合は18人いてやっと楽しめるよ


ケガ人がでるとよくこの話を確認しあいます。

スライディングしないでわざと捕手にタックルする

タッチのグローブをスパイクで蹴り上げる

ケガ人をわざと出すようなプレーは
絶対にしてはいけません


なぜならば

「野球がしたくてもできない子供」

世の中には大勢いるからです
生まれながらに障害を持った子供
事故、病気によって障害と付き合い続ける子供


私達のチームは重度身体障害者施設の大食堂をお借りして、園児さんと一緒にごはんを食べ、車椅子を押してあげて、午前中はお手伝い、午後だけ野球の練習、園児さんが帰った大食堂で大人子供全員でお泊りします。
この合宿を毎年続けています。今年もその準備が始まりました。

園児さんを前にして子供は素直です。

「どうしてよだれたらしてるの?」
「どうして手が曲がりっぱなしなの?」
「どうしてしゃべれないの?」


最初は不思議に思い怖がって近寄ろうとしません。
園児さんと子供の間に入ってきちんと説明してあげると、あっという間に溶け込み笑顔が浮かびます。

五体満足に生まれ育った子供同士が傷つけあう事は絶対にあってはいけないと、少年野球を通じて教えなければいけないと思います。


いい野球とは、相手選手を思いやって全力で戦います
わるい野球は、相手を傷つける野球です

チームのスライディングを3つに絞りました
@1塁ランナーだけ牽制の時ヘッドスライディングで手から帰る
*2塁3塁ランナーは野手に手を踏まれるとあぶないので足から帰る
*1塁は駆け抜けた造うが早いのでヘッドスライディングは辞めさせる
注意:ヘッドスライディングしてしまった子には、「ガッツは解るけど今度からは駆け抜けようね」とセーフになるように意識を変えていく
Aスライディングの手はバンザイ、手をついての減速は逆に危険である
B本塁へはバンザイスラリディングの左手をホームへタッチ

相手チームがいて試合ができる。自分達の選手達にも、相手チームにもケガの無い試合を心がけていこうと思います。

特に低学年が試合をする時は
「スライディングができる選手だけを出場させよう」
「試合に出たかったらスライディングからだよ」
チームの方針が1つできあがりました。
posted by metoo at 21:04| 千葉 🌁| Comment(8) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年06月30日

監督とはなんぞや?

ブログをはじめて1ヶ月、まだたった1ヶ月、明日から過去ログが一月増えるだけかぁ
しかしよく1ヶ月続いたもんだ。kohとの残り少ない少年野球をブログと一緒に楽しみたい。そう言えばkohの事を全然書いていない。いろいろなブログは御子息のことを中心に書いているが私はどうしてなんだろう?ブログをまわってると自分の息子を忘れ、他の子供が気になってしまう。kohの事も考えているのだがkohを育ててきた指導書を残すつもりでこれからも書いていこう。

監督も秋の大会が終わる10月末まで、明日から7月、のこりは4ヶ間悔いの残らないようにしよう。今日は監督を少し振り返って見ます

監督をしていて苦労したのが
子供たちの前に、大人達の指導を統一する事が最初の一歩でした。(最初の頃は野球経験者が1人私を含めて2人そして4人のお父さん方、このころは6人で今と比べると話し合いだけで楽でした。今はきちんと書面にしてます。)

この大人の統一があるかないかで、全く方向性のないチームになってしまいます。
あるコーチは「ああしなさい」あるコーチは「こうしなさい」
子供を考えての発言で意見のぶつかり合いはあるでしょうが、きちんとミーティングをして監督の最終判断をみんなで納得してもらい指導書にしたがって「さあやろう!」の大人の同じ意識がないと問題が起こってしまいます。
「あのコーチの言うことは聞かなくていい、俺の言うことを聞いとけ」
「あのコーチはサッカーが好きだから野球は詳しくないよ」
などなど、コーチ同士でけなしあい、子供を不安定な状態にさせてしまいます。

ある掲示板での書き込みが印象に残っています。
「親がつい監督,コーチの批判を子供の前でしてしまった事はないですか。
これをやると子供はすぐに反応します。
強い不信感を持ってしまうのです。
監督,コーチさんにだけでなく、
親御さんに対しても同様の感覚を持つのです。
さらに、精神的に不安定になり、
そのうち野球そのものを楽しめなくなります。」


監督もコーチも親ですから間違いがあるでしょうが、大人同士話し合い指導方法の統一を実現できれば無くせる問題だと思います。
今では大人12人に膨れ上がりこれはこれで助かるんですが、コミュニケーションに時間がかかりすぎて遅れる場合もありました。しかし指導方針はみんなで作ってみんなが従うが、子供達にも大人達にもベストでしょう。

監督とコーチの関係は?

「今年のチームは打撃を中心にいくぞ!」
「1,2月は投手力だ!3,4月は守備力だ!5,6月は打撃だ!7,8月は総合的にアップするぞ!」
などなど今年の子供達の戦力を考え「監督の方針」をコーチに伝えることから始める。
コーチは「監督の方針」にしたがって進め、会議で練習内容を作り直していく、個別にメニューが必要なら監督コーチが話し合って作り上げる。
練習試合などで監督が「だめだ投手をもっと鍛える!手伝ってくださいOOコーチ!」監督コーチが話し合って投手専門のメニューをつくる。「だめだ走塁の判断があまい!鍛える!手伝ってくださいOOコーチ!」監督コーチが話し合って走塁の時間を増やす。
このパターンができてくるとチームの成長は加速しだしました。

監督とはコーチが動きやすい環境をつくる
(お父さん方を球拾いのお父さんにはしてはいけない)
監督とはチームの状態を冷静に判断しコーチに決断を伝える
(チームの成長をコーチと一緒に考えコーチのおかげと感謝する)
監督とはコーチと選手を成長を考え手助けする

注意したいのは親がコーチ、子供が選手の場合、
子供の前で指導する時は親にも一緒に聞いてもらう事にしています。家に帰って「今日監督に何言われたの?」よりも一緒に聞いてもらってその場で親にも納得してもらうのが子供も親も安心するでしょう。まず親コーチと話し合い親コーチの意見もきちんと聞いてから子供に伝える。
「最近の打撃フォームはこういう結果が多いよね、じゃ今度はこうやって打ってみたらどんな結果がでるか試してみないかい?次の打撃練習からやってみよう」
親コーチは家での素振りなどをチェックしてもらい、親から見たアドバイスを聞かせてもらうとより一層良い方向に子供が進むケースが多い。

来年私は監督から身を引いて、次の6年生父親にベンチを一席空けてあげたい。
一生に一度しかない、子供と同じユニフォームを着る時間。
一生に一度しかない、子供と同じベンチで戦う時間。
それが少年野球の楽しみ方ではないでしょうか

しかし「少年野球に完成はない」がいままでの感想かな、まだまだやっておきたいことがいっぱいあります
posted by metoo at 15:08| 千葉 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年06月21日

反応とへんじ 状況判断とあいさつ

子供達にはできる事、まだできない事はいっぱいあると思います。

小学校時代にできるようになってもらいたい事
野球を通じてできるようになってもらいたい事

それが

へんじ と あいさつ 

そして できるのにやらない事 これもへんじとあいさつだと強く感じます

よく観察していると、
○中継プレーなどに走って自分からボールをもらいに行く子供は、へんじがしっかりできる子供
○フライを自分から捕りに行き 大きな声を出してしっかり捕れる子供は、へんじのできる子供
○フライを捕った後 すぐに飛び出していないかランナーを見る子供は、あいさつのできる子供
○次にノックをする時にバットやボールを準備してくれるのは、あいさつのできる子供
などなど、へんじとあいさつができる損供は、人の話もしっかり聞いています。
つまり上達が、「へんじとあいさつができない子供」より「へんじとあいさつができる子供」の方が早いことに気が付きました。
強いチームはやっぱり「へんじとあいさつ」ができる損供の集まりかもしれません。

後ろから名前を呼ばれても「ハイ」と言える反応するスピード

道端で偶然すれ違っても朝は「おはようございます」昼は「こんにちは」夜は「こんばんは」使い分けられる状況判断。


野球を通じて覚えて欲しい事、また「へんじとあいさつ」も野球の練習だと考えを伝えていきます。

私のチームはフライを捕る時「オーライ」をやめて、「ハイハイハイ!」大きな声でへんじを繰り返すように変えました。

普段の日常生活から野球選手になろう!

いっぱい食べて、いっぱい寝る、
これも大切な「丈夫な体作り」の練習です


子供の事ばかりですが、大人の健康管理も大変ですね、
土日のつかれで月曜日は( _ _ ).。oOグゥー・・・
posted by metoo at 13:38| 千葉 🌁| Comment(5) | TrackBack(2) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年06月15日

個性を大切にする

私の指導方針書があるならば、(そうだこのブログで作ろう!)まず第一条はこの言葉からはじまるでしょう

「子供の個性を大切にする」

小さな石がいつかダイヤモンドのように輝く日が来るでしょう。
石は大人が磨いてあげる物では無いように思います。

大きく足を上げて打つ子供

体格はまだ小さいけどキャッチャーがやりたい子供

野球も好きだけどバスケットも好きな子供

イチローや松井秀をまねして右投げ左打ちを目指す子供

まず、やりたい事を思う存分にやらしてあげたい。
「個性を育成する」夢を大きく膨らましてあげるのが、
コーチング(導く)であり、(教えてあげる)では無い気がします
posted by metoo at 22:24| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年06月09日

野球と少年野球

そもそも私のポリシーの一つに
「自分が納得しない事はやらない」
結構ガンコなところがある事に気が付いたのも少年野球でした。
初めのうちは、自分の経験をフルに活かして、子供達に伝えていこうなどとうぬぼれてましたが、ある時に何か違うなと気が付き始めました。それは
少年野球は野球じゃない
ずいぶん遠まわしに言いましたが具体的に言うと、
今までの自分の野球は全て忘れて1から少年野球を勉強しなおそう
でした。
例えば、ノーアウト三塁サードゴロ 野球でしたら普通サードランナーは動きません。
しかし、少年野球は サードが投げたらゴー だったんです。
(いろいろパターンはあるでしょうが)
自分が少年野球をしていた頃もそうでした。中学、高校と進むにつれて 野球 になってしまっていたんだなぁー だから、ゼロから少年野球を勉強しなおそう、納得行くまで、本を買いあさり、ビデオを買いあさり、なにか自分の指導書をつくってから、しっかり私の少年野球を子供達に伝えていこうと思いました。


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posted by metoo at 21:14| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする