2009年11月13日

褒めると叱る その1

叱るについて調べてみると

【叱る】目下の者の言動のよくない点などを指摘して強くとがめる。

年齢や立場、位が上の者が下の人に向かって使う言葉のようです。


【褒める】人のしたこと・行いをすぐれていると評価して、そのことを言う。たたえる。


「叱る」の反対は「褒める」とも考えられますが、

叱るのも褒めるのも、誰かがきちんと見ていてくれて何かを伝えようとしてくれてるように思います。そう考えると「叱る」「褒める」の反対の言葉は「無視」「無関心」でしょうか。



自分に必要なのはどっち?

面白いアンケートがあったのでのぞいてみました。
OL世論調査のようですね。



「褒めて伸ばす」「褒めて育てる」とよく使われる言葉ですが、


褒めることによって
「何が伸びてるの?何が育ってるの?」


疑問に思うことがあります。



「結果」=「能力」x「情熱」x「考え方」

この数式に
「褒めることによって何が伸びて育ったのか?」を当てはめてみると、

「能力」「考え方」は褒めても変わらない部分でしょう

「情熱」つまり「やる気」「気持ちの強さ」が褒めて伸びる部分ではないでしょうか。


「能力」10 x 「情熱」が10 x 「考え方」10
結果は1000となります。


「能力」10 x 褒めることによって「情熱」が50 x 「考え方」10
結果は5000となります。


たしかに褒めることによって結果は大きく変わりますが、

いくら褒めても「能力」と「考え方」はあまり変わっていないのでは・・・



褒めて成長するのは「やる気」

その反対に

「やる気」が減っていくのは怒鳴られる時でしたね^^

アンケート「子共がやる気をなくす時」2009/09/16



やる気を高めながら、気持ちを高めながら、

どうやって「能力」も一緒に高めてあげられるのか?

最も大事な「考え方」を成長させることができるのか?

大人の社会と子共への指導、共通点はきっと見つかるはず!


つづきはもう少し頭の中が整理できてから・・・

その2につづく・・・と思いますヽ(´▽`)/
posted by metoo at 23:23| 千葉 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

ツーストライクアプローチ

「ツーストライクアプローチ」

昨晩のGetSportsで初めて耳にした言葉でした。
(たしかこのような言葉だったと思います)

しかしGetSportsというかテレビ朝日の野球番組に関しての製作はすごいと思います。よっぽどの野球好きか、番組スタッフのどなたかのお子さんが少年野球をされてるのかな?などと内容の濃さにいつも関心してます^^



第二戦 稲葉選手のホームランでわかるように、日本ハムはツーストライクからしっかりファールで粘って、甘い球を仕留めるバッティングを全員がしてきます。

「ツーストライクアプローチ」というのは、
日ハムはツーストライクの追い込まれたらやることが決まっているそうです。


右打者は右足の前までポイントを下げてファールを打つ

粘って粘って甘い球がきたらしっかり打つ


普通、ツーストライクに追い込まれたらバッターは緊張していい結果がでません。しかし、ツーストライクに追い込まれてもやることが決まっていれば安心します。ツーストライク ノーボールからしっかりボールは見逃し、ストライクをファールにしてツースリーになれば、追い込まれているのはバッターでしょうかピッチャーでしょうか?日ハムはツーストライクに追い込まれても、それを逆に利用してピッチャーを追い込むような戦略、これをツーストライクアプローチと呼ぶそうです。これは古田氏も同じことをやっていましたしイチローにも似たようなものを感じます。日ハムのビックイニングはこのようにしてつなぐ野球を徹底しているのですね。





現在、関西ボーイズリーグのオール枚方監督
NHK高校野球解説でおなじみの鍛冶舎巧(かじしゃたくみ)さん

プロフィール
・県立岐阜商業高 全国ベスト8(投手)(選抜甲子園通算100号本塁打)
・早稲田大(ベストナイン)
・昭和49年 松下電器産業入社
 (〜55年 外野手・1塁手)
・昭和50年 ドラフトで阪神が2位指名(入団せず)
・昭和61〜平成3年 松下電器野球部監督
・平成元〜3年 全日本コーチ
・平成11年〜 松下電器野球部長
・NHK高校野球の解説、昭和60年春〜
・オール枚方を2度の世界王者に導く
・現在、パナソニックの常勤役員
・ゴルフの石川遼をサポート



かん高い声を聞けばすぐに思い出しますね^^


オール枚方の全選手は、ツーストライクに追い込まれると、バットを極端に短く持ち、スタンスをいつもよりも広げて「間単には三振しない!」バッティングスタイルに変えてきます。中学野球ですが、これから先の高校野球やその先を考えての指導だそうです。




私は監督には大きく分けて3つのパターンがあると勝手に思っています。

投手出身の監督は、
「選手の気持ちを最大限にいかすタイプ」
例えば、星野、渡辺久、東尾

捕手出身の監督は
「データを元に計算するタイプ」
野村、森、古田


最後に野手出身の監督は

「相手の嫌がる野球をしてくるタイプ」

大きく分けすぎでしょうが、
こんなふうに私は考えていました。

ちなみに少年野球でバント好きな監督は野手出身が多かったからです^^


選手時代をどのように過ごしたかによって、監督としての采配に大きく影響してるのでは?というあくまでも想像です。もちろん監督になってからたくさんの野球を取り入れて進化している方もたくさんいますが。


日本シリーズ巨人対日ハムを見ていて思ったのですが、

日本ハムファイターズは北海道へ行ってからどうして強くなったのだろう?

ヒルマン監督の力もあるでしょうが、
昨日のGetSportsを見ていて
やっぱり白井一幸さんの指導力を痛感しました。

たまにですがGetSportsに白井さんが出演するので必ずこの番組はチェックしています。白井さんのコメントを聞いていると、野村監督以上の野球に対する考え方を学べるからです。


ツーストライクに追い込まれたらどうするのか?
どんな考え方をすれば落ち着いてプレーできるのか?

思いっきりいけ! 集中しろ! フルスイングだぞ!

何をするために思いっきりいくのか?
何に対して集中するのか?
何を狙ってフルスイングするのか?

チームの戦略と目的を加えてあげるだけで、
選手のメンタル面は大きく変わりますね。


日ハムの強さは野球の進化でしょう。

今後も白井さんの放送予定をチェックして行こうと思います^^


追記です

「ツーストライクコントロール」ではなく
 ↓
「ツーストライクアプローチ」の間違いでした(^^ゞ
posted by metoo at 17:43| 千葉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年10月27日

寄り道

いつものテレビネタです^^

「ザ・コーチ 人生ノ教科書」
横道にそれてもいいんだ〜伝説の国語教師 橋本武〜

東大合格者数日本一に押し上げた“伝説の国語教師”
このタイトルにつられて見ていました。

灘高校
中高を通じて6年間学べる超天才君達の集まる学校です。
私学ならではの方針で先生に教え方が一任されているそうです。

昭和43年、灘高校が東大合格者数初の1位に。
その時の国語教師が橋本武先生。

面白いのは、教科書代わりに一冊の文庫本。
中勘助氏の小説「銀の匙(さじ)」を三年間かけて読み込んだそうです。

「銀の匙」の文中に出てくる難しい言葉を、

『どんな意味だろう?』

生徒の疑問や興味を育て、自分から調べて、学ぶ。

国語が好きな生徒は、5%から一年後には95%アップしたそうです。


「寄り道」することが本当の勉強

大学入試には全く関係ない一冊の文庫本で、
子供達が自分から学ぶ楽しさを育てたそうです。

このスタイルで橋本先生の卒業生が、
2回連続で東大合格のトップをとったそうです。


これが「本当の勉強」なんだなぁ〜
これが「本当の指導者」なんだなぁ〜と思いました。




テレビの中で面白かった「寄り道」を一つ。


たしか「干支(えと)」という言葉から寄り道が始まりました。

「十干(じっかん)」を調べ
甲きのえ
乙きのと
丙ひのえ
丁ひのと
戊つちのえ
己つちのと
庚かのえ
辛かのと
壬みずのえ
癸みずのと

次に「十二支(じゅうにし)」へ
子ね
丑うし
寅とら
卯う
辰たつ
巳み
午うま
未ひつじ
申さる
酉とり
戌いぬ
亥い

「干支(えと)」は十干と十二支の組み合わせたもので、
60回ごとに一周する周期の暦、時間、方位などを表すのに使っていたそうです。

数え年の61歳は、
生まれた年の干支に戻るという意味で「還暦」というのですね。


091027.jpg

十干の「甲」
十二支の「子」
あわせて「甲子」からはじまり60年で一周しています。

0910271.jpg



勘のいい方ならもうお気づきでしょう^^

「甲子園球場」は1924年設立

甲子園の「甲子」はこの「干支」から来ていたんですね。


いやぁ〜  寄り道って面白いヽ(´▽`)/




「一番好きな道は「帰り道」です」
なんてコマーシャルがありましたが、

私は「寄り道」です。と答えたくなりました^^



野球にも「寄り道」がたくさんあるでしょう。
子供の人生にも「寄り道」がたくさんあるでしょう。
たくさん「寄り道」させて、
子供達には興味や疑問を、
そこから学ぶ楽しさや、
成長する楽しさを育ててあげたい。

国語を通じて人生の大切な何かを伝えたかった橋本先生。

では私は少年野球を通じて、子供達に何を伝えたいのか?
技術とか、キャッチボールとか、試合の勝ち方とか、
そんなのはいつか枯れ落ちる枝葉なんだと思っています。

私が少年野球を通じて教えたいこと・・・
まだまだ答えが見つかりませんが、
今のところは「笑顔」かなぁ^^

と、ムリヤリ少年野球につないでみるヽ(´▽`)/
posted by metoo at 13:33| 千葉 ☔| Comment(10) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年10月21日

OUTとSAFE

【OUT】
外れて
内から外へ
中心から離れて


【SAFE】
安全な
確かな
無事に



最近、野球を通じて学ぶことってなんだろう?

「赤」は止まれ
「黄」は注意
「青」は進め

親が子供に教えることって、
私は信号機の色だけで十分だと思っていました。

例えば、
誰かに暴力を振るうことは「赤」
友達と外で元気に遊ぶことは「青」
遊んでばかりで勉強しないのは「黄」

まぁ我が家の小学校時代は
「勉強なんて家でするんじゃねぇ!学校でして来い!」
「家に帰ってきたらすぐに外で遊んで来い!!」
こんな「黄」でしたがヽ(´ー`)ノ


せっかく野球をやってるんですから、
野球用語で何かを教えてあげてもいいと思っています。

友達を仲間はずれにする。
負けた原因を誰かのせいにする。

これは人間として外れたことだよ!【OUT】


みんなで助け合って声を出す。
最後まであきらめないで全力で走る。

これは人間として確かなことだよ!【SAFE】


何が正しくて、
何が間違っているか。

◎はSAFEで×はOUTで伝えられますね。



「〜〜するな!」OUTばかり教えても育ちません。

「〜〜するのはいいことだね!」SAFEも教えなければいけません。


OUTで子供を育てるか、
SAFEで子供を育てるか。

「〜〜するな」と「〜〜することはいいことだね!」
2つは同じ事を伝えたいのでしょうが、
OUTは、否定的に、命令するように、怒鳴り声になりやすいですね。




野球を通じて学んで欲しいことはたくさんありますが、

OUTとSAFE で何かを伝えていければなぁ〜と考えています。

その前に、
ウチの息子には馬と鹿の違いも教えとかないとイカンなぁヽ(´▽`)/
posted by metoo at 23:18| 千葉 | Comment(5) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年10月18日

二年後の自分

小学四年生は小学六年生と

小学六年生は中学二年生と

いつも一緒に練習していれば、

同級生との試合にはある程度勝てる・・・と思っています^^


自分の二年後と一緒に練習してる、
自分の二年後と一緒に戦っている、
と思ってください。

スピード、パワー

二歳も年上と一緒にやっていれば、
それが普通と感じてしまい、
頭と体が自然と慣れてきます。


小六が中二と一緒に練習することは不可能かもしれませんが、
頭の中に二年後のイメージがある選手とない選手。
全く成長が違ってきます。

例えば、
三塁手へゆっくり転がしたゴロを捕って一塁へ投げる練習を、
6年生と4年生が一緒にやります。

4年生同士でやってるよりも、
4年生の成長が格段に早いことを感じました。

目の前で6年生のスピードを見てしまうと、
自然とそのスピードに体が動こうとしてしまうのでしょう。


その点を考えると、
人数が少ないチームはプラスになると言っていいかもしれません。


3年先だと、
小学3年と6年生
中学3年と高校3年生
桁違いと言うか、ついていけるスピードではなく、
ただ恐怖を感じてしまうでしょう。


どの道が正解かは、いろんな答えがあるかもしれませんが、
せっかく同じチームに違った学年がいるのに
一緒に練習できないなんてもったいない!

下級生は上級生のプレーを見習い
上級生は下級生の面倒を見る
同じグランドに立てる貴重な時間。

子供達にとって、
野球以上に大切な何かが芽生える可能性の時間です。

そんなチームが私の好みです^^
posted by metoo at 21:57| 千葉 ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年09月05日

比べてもらって気がついてもらう

私がよく使う、教え方、伝え方なのですが、

何かと何かを比べながら、

何か1つを見つけてもらう、

気がついてもらう指導方法です。




単純な方法です。


例えば「すべるボール」

WBCやオリンピックで「すべるボール」にピッチャーは悩まされました。


もっとすべるボール>WBCのボール>すべらないボール


3つを使って練習すれば、WBCのボールを上手に使いこなせるのでは?


現に、千葉ロッテ渡辺俊介投手は、

重たいボール>すべるボール>軽いボール

たしか3つのボールを使って練習していました。

きっと違和感に慣れる練習だったのでしょう。



バッティングでも、

重たいバット>普段使うバット>軽いバット

長いバット>普段使うバット>短いバット


いつもとは違う、不安定な道具を使うことによって、

自分の道具をもっと使いこなせるようになるでしょう。






下半身の使い方も、

何かを比べながら自分の身体を使いこなせるようにならないか?

「もっと下半身を使え!」

よく使われる言葉ですが、

なかなか子供には言葉で伝えるのは困難と感じていました。





まずは「下半身を使う」ということが、

どんな意味か知ってもらわなければいけません。

そこで解りやすいのが、

「下半身を使わせないフォーム」です^^


下半身を使う>下半身を使わせない


わざと下半身を使わせないことによって、

「下半身を使うってこういうことか!」と

気がついてもらう方法です。



例えばですが、

どちらかの足だけをバランスボード(柔らかいクッションなど)の上に乗せて、
片足だけバランスの悪い、不安定な状態にさせます。


この状態でしばらく5分くらい、投げたり、打ったりしてみます。

その後すぐに、両足を使って、投げたり、打ったりしてみます。

急に両足が自由に使えるようになったことで、


地球から、地面から、力を伝えてもらう。

しっかりと地面を踏みしめる感覚。


「あ〜!足ってこうやって使えるんだ!」

「足って大切なんだなぁ〜」


使える、使えないの差に気がついてもらう指導方法です。








先日ブログに書きました「ランドセル」も同じ意味でした。

あえてバランスを崩させることで、身体の使い方を知ってもらおう!というのが狙いです。




あまり良くない行為ですが、

バッティングセンターなどで、
息子にバットやボールを後ろの足に踏ませて練習をさせたことがあります。

フォームのバランスを崩した時には

「もっとバランスを崩しちゃえ!」

逆にいい効果が出ることもありました。
(道具を踏み行為は、あまりお勧めできませんが)




政治家と呼ばれる方達も
自分がニートになって気がつくこともあるのかなヽ(´ー`)ノ
posted by metoo at 13:40| 千葉 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年08月26日

思いを伝える 智弁和歌山,高嶋監督の笑顔

息子にこんな質問をしました。

(私はお腹がすいてます。何か食べ物を下さい)

普段は「腹減った」の一言で済んでしまう言葉を、

声を使わずにジェスチャーで伝えなさい。

お腹をさすりながら
手を差し伸べるジェスチャーをしました。

大体の人にはこのジェスチャーで伝わりますよね。



次に

(私は野球が大好きです)
(私は毎日練習を頑張っています)
(私は親に感謝しています)

どれか一つをジェスチャーで、
言葉を使わずに思いを伝えなさい。

これはジェスチャーでできませんでした。

気持ちや思いを伝えることは、
技術を伝えるよりも難しいと思っています。

では、どうやったら相手に思いを伝えられるだろう?


野球が好きです、頑張ってます、感謝してますと、
言葉や文章で伝えることはできますが、
行動(ジェスチャー)であらわす事もできると思います。


野球が好きです

グローブを磨く、スパイクを磨く、道具を大事にする。


頑張ってます

全力疾走


感謝してます

挨拶や返事


思いや気持ちを伝えるには
言葉だけでなく行動も大切だということを息子に伝えました。




甲子園大会が始まる前に、
智弁和歌山 高嶋監督の特集をテレビで見ました。

去年の夏の甲子園、智弁和歌山が敗れた時に、
高嶋監督はインタビューでこんなことを言っていました。

「岡田が精神的に未熟だったから負けた」

当時二年生エースで、一年生の時からマウンドを任されていた、
岡田君のことを精神的に未熟と非難し、
負けた原因をエース岡田君一人の責任にしました。

普通だったら「負けた原因は監督の私の責任です」など、子供に責任を押し付けるようなことはしませんよね。

高嶋監督はどうやって岡田君の精神面を鍛えるのだろう?

偶然見ていた番組ですが、
高嶋監督がどんな指導をしているのか注目して見ていました。

「褒めて伸ばすより、怒鳴らないと土壇場で力は発揮できない」

怒鳴り声で精神面を強くしてるような言い方でした。
ただ、怒鳴ると言っても子供達を萎縮させるような声ではなく、
私から見るとおじいちゃんらしい^^優しい怒鳴り声でした。

しかし高嶋監督は怒鳴り声だけではありませんでした。

えっ!!!っと驚いてしまったシーンは

高嶋監督が、選手達の部室のゴミ片付けをしていた場面でした。

空き缶、ペットボトル

高嶋監督が子供達の部室のゴミを片付けていました。

最初は疑問に思いました。

「監督が子供のゴミを片付けるなんて、過保護じゃないの?」

「もう高校生なんだから、自分の出したゴミくらい自分で片付けさせれば?」


ゴミを片付けている高嶋監督は

「少しでも子供達を走らせたいから、私が片付けしてますわ^^」

優しそうなおじいちゃんの笑顔で語っていました。


行動なんだな。

思いを伝えるって行動なんだな。

言葉で伝えられない思いは、

自分が動いて伝えるしかないんだな。

岡田君の精神面を強くするには、

自らゴミを拾うことで何かを伝えたかったのでしょう。







智弁和歌山と都城商高校の試合。

岡田君は三振をとるたびに雄叫びをあげていました。



1回戦でみせた目とこの試合の最終回の目はあきらかに違っていました。

試合は1−4で負けてしまいました。

アルプススタンドへの挨拶は選手のほとんどが泣いていました。


しかし、高嶋監督だけはなぜか嬉しそうにニコニコ笑っていました。


和歌山県大会を優勝した祝賀会で
「岡田が成長した」
「岡田がやっと精神的に成長した」
高嶋監督が涙を流しなら語ってるシーンを思い出しました。


このニコニコは、

岡田君が、選手達みんなが、

大きく成長した満足感の笑顔に感じました。

posted by metoo at 12:47| 千葉 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年08月23日

ランナーと一緒に 花巻東高校

2009/03/29花巻東の凡時徹底もすごかったですが、
また夏も花巻東が見せてくれました!


準決勝 1回表 花巻東の攻撃
ツーアウト一塁三塁
初球ボール

バッターは
三塁走者がベースに戻るのを手を上げて確認
次に
一塁走者がベースに戻るのを手を上げて確認

そこからランナーと一緒にバッターは監督のサインを見てます。

なるほど!

こうすることによって
監督はバッターとランナーの3人にサインを送るのではなく、
バッター1人に目を向けてサインを送れば、
他の2人もサインを見ているということですね。


普通は、バッターが見逃したら、
バッターはそのまますぐに監督のサインを見ます。
そのタイミングで見るとランナーが見落とす可能性も考えられますね。
監督が
(ランナーもサイン見てるかな?)
(よし見てる)
(じゃー三人にむかってサインをだそう)
ではないのですね。

さすが花巻東高校!アタマイーナァーヽ(´ー`)ノ

考えるところが細かいですね!


追記
イニングは忘れましたが、
バッターが一塁ランナーの名前を呼ぶシーンがありました。
「◎◎!(おい!サイン見ろよ!)」
もしバッターに盗塁のサインを出して一塁走者が見てなかったら、
一塁走者にもう一度盗塁のサインを出さなければいけません。
続けて二度も同じサインを出したら。。。
そんな失敗があったからの工夫なのでしょうね^^
posted by metoo at 13:47| 千葉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年08月19日

どこに目を置きますか?

070705.jpg

2年前に書いた絵を見つけました。
「オレって面白いなぁ〜」自分で見て笑ってしまいました^^


打つ、投げる、捕るの動作の中で、

私は子供達の頭の位置を注意深く見ています。


体重移動や重心移動という言葉がありますが、

身体の中で一番重たい頭の位置。

頭の位置をどこに置くかで動作はまるっきり変わってくるからです。



また頭の位置で変わってくるのは「アングル」です。

アングルとは、どこでボールを見るか?という意味です。

「目の位置」によって「頭の位置」が決まる。
つまり同じ意味だと考えました。


二年前に息子に質問をしました。


「もしお前が ろくろ首だったら?バッターボックスで打つ時にどこからボールを見たい?」

どこのアングルからボールを見たいか?という質問です。


0707052.jpg

私は、打つ時はインコース高めに目を置き、

ストライクゾーンを後ろから見たいタイプです。

よくピッチャーが投げたボールを線で捕らえるといいますが、
線を上から見下ろすより、自分に向かってくる線の方が、
キャッチボールと同じで変化しても対応しやすく捕りやすいからです。



0707054.jpg

ボールを捕る時は、
できるだけ地面に近い位置に目を置き下から見上げるように捕りたいです。

だから重心が低く、腰が落ちてるように見えると思います。
腰を落として捕ろうという意識は私はありません。
「ボールを最後までよく見たい!」
捕るという動作はこれが最も大切と考えています。




0707053.jpg

投げる時は、
できるだけストライクゾーンを近い位置で見たいです。

近くに見える方が簡単にまとに当てられるからです^^




「上半身」の動作を変えてあげたい時、

「下半身」の使い方を変えるだけで上半身も変わります。

下半身をもっと上手に使えるようには、

「姿勢」を変えるだけで下半身の使い方もガラッと変わります。


今回はもう一つ「アングル」という考え方です。

ボールをどこで見るかによって、

目の位置、頭の位置、重心の位置となり、

目の置く位置によって動作全体を変えてあげることができます。


ボールを見る→どこから見るの?


「目を置く位置」から考える始めると、

「見る」ということを一緒になって考えてあげるだけで、
実は野球って簡単だったりするのかなぁ〜と考えています。


ねっ!子供達との野球の会話の中に

怒鳴り声なんて必要ないでしょ?

あっまた話がそれちゃったヽ(´ー`)ノ

ICHIRO HIT 179本 残り44試合で21本
posted by metoo at 14:16| 千葉 ☁| Comment(14) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年07月09日

初めてのゴルフ


Aさんは会社の上司にゴルフに誘われました。

生まれて初めてのゴルフです。


上司はゴルフが大好きな方です。


Aさんはゴルフなどプレーしたことがありませんから、
当然、OBや池ポチャの連続。



「なにやってんだヘタクソ!ゴルフなんてやめちまえ!」



もし、こんな言葉をいわれたら、

いくら上司とはいえ

「もう二度とゴルフなんてするもんか!(`д´)」

ゴルフが嫌いになって、すぐに止めちゃいますよね。




OBを打っても一緒にボールを探してくれて、

池に打ち込んでも励ましてくれて、

正しいルールの位置から打ち直すように教えてくれたり、

普段はあなり好きではない上司が、

ゴルフの時だけは優しくなったりしてくれたら、

「もう少しゴルフを続けてみようかな?」

1打でもまっすぐ打てて

「ナイスショット!」

いつもは怖い顔をしてる上司が笑って褒められたりしたら

「あっ、ゴルフって楽しいな(^m^)」

ゴルフが好きになってくるでしょう。




この上司の方は、

自分が大好きなゴルフを

Aさんにも好きになってもらいたい。

ゴルフの素晴らしさを一緒に味わいたい。

そんな気持ちだったのでしょう。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この話は田口壮選手のブログ
元テレビ局アナウンサーだった
奥様の上司の話として書かれていました。



親が大好きな野球を、

子供にも好きになってもらいたいですよね。


もし子供が

「野球なんて大嫌い!もう二度と野球なんてやらない!」

なんて言われたらどうします?


明日からグランドに立てなくなるのは・・・

アナタかもしれませんよ・・・

posted by metoo at 01:04| 千葉 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年07月07日

解説者と指導者の違い

子供たちがノックを受けています。

誰かがエラーしました。


エラーした原因を解説すると、

「今のはグローブが上から下へ出てしまいましたね」
「グローブは下から出さないとエラーしてしまいますね」


これはエラーの原因を説明する解説者であって、
指導者が使う言葉ではないと思っています。


エラーした瞬間にだけ

「いつもグラブを下から出せって言ってんだろ!」

解説者の言葉を罵声怒号で言う方。


大きな声で解説することが指導者だ、
勘違いしてませんか?

間違い探しをするだけでは「指導」「コーチ」とは言えません。



「エラーした原因を見つける」

ここまでは子供でも出来ます。

しかし、子供は再び上からグラブを出します。

「どうしたら下からグラブを出せるようになるのだろう?」

ここから考えるのが指導者ではないでしょうか?


「フライを打つな!」

「四球を出すな!ストライクを入れろ!」

「なんだ!そのフライの追い方は!」

「いつも教えてるだろう!なんでできなんだ!」


間違い探しをするのは解説者。

間違いをたくさん経験して成長するのも、
子供も親も大人も同じでしょう。



では、

「グラブを下から出すにはどうしたら良いのか?」

【原因】

*ボールを怖がる
*ボールが見えていない
*バウンドが見えてない



まだ、動くボールを見る眼の神経が発達していないのでは?

大きなボール、サッカーボールなどを使って、
遠近感が分かりやすいようにスタートしてみる。

バウンドの特徴を見つける。
(大きなバウンドは徐々に小さなバウンドになる)

バウンドを理解して、次のバウンドを読めるようになる。

一番難しいバウンドであるショートバウンドを探してみる。

ショートバウンドを狙って捕れるように(触れるように)練習する。

自然とグラブは下から出るクセを身につけてもらう。



「ショートバウンドで遊ぼう」


「ショートバウンドを蹴ってみる」


「わざとショートバウンドで捕る練習」


グラブを下から出してもらう事だけを

一つのエラーを一言の解説で終わるのではなく、
小さな練習を一つ一つ積み重ねてくしかないんですよねヽ(´ー`)ノ
posted by metoo at 13:24| 千葉 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年06月22日

選手カルテ

09061701.jpg

2009/06/17読売新聞の記事です。
とてもいい内容なので保存しておこうと思います。


『現状把握』
 ↓
『目標設定』
 ↓
『練習・実戦』


息子も高校生になりましたが、
まだまだできないのが、
『現状把握』
自己分析が自分ではできません。

「上体だけでボールを投げている」

言葉だけを伝えても、

「自分はしっかり下半身を使っている」

頭の中のイメージと実際の動作に誤差があるのを、
言葉では伝えきれないと感じました。


『現状把握』とは、
自分で自分の誤差に気が付くことだと思います。

その為には、

自分で気が付かせるための映像や分解写真が欲しかったんです。



昔はいろんな本を買って野球指導を勉強しました。

勉強したことを子供に伝えて、
ちょっとだけ息子は上達したかもしれませんが、

しかし、勉強したのは大人であって、
子供は自分から全く勉強していません。



高校生になった息子を見ていると、
現状把握がない。
自己分析がない。

今の自分を知らないから、
誰かから指導の言葉を受けても、
それが次への課題とならない。

それが今の私の反省、現状把握です。




親として、指導者としてできることを考えると、

教えることではなく、

まず、本人が自分の動作を見れる材料をつくることではないか?

そこから「気が付く」「考える」「課題を見つける」につながるのではないか?



そこで

現状を見せる道具=ハイスピードカメラ

となったわけです。



週に一度になるか、月に一度になるか?

定期的に『現状把握』から続けてみようと思います。

posted by metoo at 16:24| 千葉 🌁| Comment(9) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年06月17日

練習試合


関東でも梅雨の季節になりました。

春の練習試合シーズンが終わり、
多くのチームは公式試合が10月くらいまでずっと続いてしまうのでしょう。



練習試合と聞くと、
シーズン開幕前の調整や準備の為
レギュラー争いや、ポジションを決める確認の為
いろいろな目的があっての練習試合だと思います。




私は練習試合を申し込む時、
いくつか決め事をつくるようにしていました。


◎自分達でグランドを準備してから相手に申し込む。
相手チームから
「グランドがないから試合してよ〜」
などとお願いされることがありますが、
私は申し訳ないのですがあまり好きではありませんでした。

練習試合をお願いするわけですから、
最低限、自分達でグランドを確保して、
「遠方からわざわざ来て頂く」
心構えを持つようにしていました。

申し込まれたら「そちらへお伺いしてよろしいですか」アウェーで練習試合。
申し込むなら「こちらに来ていただけませんか」ホームグランドで練習試合。
個人的にですがルールを決めていました。


◎ベストメンバーで挑む。
対戦相手も目的を持って練習試合をしてくれます。
こちらが手の内を隠すような事をせずに、その日一番調子がいいベストメンバーを起用し、試合展開によってメンバー交代をしてできるだけ試合が接戦になるようにする。


自分達がベスト32くらいの実力ですと、
なかなかベスト4クラスのチームは練習試合を受けてくれませんでした。

逆にベスト4クラスになると、となりの県からでも強豪チームから練習試合の申し込みがきました。

あまり実力差が付きすぎても練習にならない。
同じくらいの実力で、できれば力が上のチームに胸を借りたい。
このあたりは難しいところですね。


◎どのような対戦相手なのか?調べてから申し込む。
相手チームを攻略する準備、予習をしてから、目的をもって練習試合に挑む。

速球投手
左投手
サイド・アンダースロー投手
打撃のチーム
守備、走塁のチーム
遠征に慣れるため
ダブルヘッダーに慣れるため

夏から秋に向けてチームの完成度を上げていくには、
練習課題にそった相手選びも考えたいところです。

また同じ地域ばかりで練習試合をするよりも、
遠征に出て違った地域で試合をしたほうが、
いつもと違った野球が経験できて勉強になりました。



今日の新聞で「巨人二軍のカルテ」という記事を見ました。

現状把握→目標課題→実戦

選手を育成するためのカルテですが、
チームとしての成長カルテにも応用できますね。



もう一つ、練習試合の申し込みでよくあることは、
試合が重なったり、大会などの日程で、
練習試合の申し込みを断らなければいけない時。

昔、チームができたばかりの頃、
練習試合を申し込んでも、見たことも聞いたこともないチームですから、何度も断られたことがありました。

しかし数週間後、断られたチームの方から、
「この間は都合が悪くてできなかったので、来週でもやりませんか?」
わざわざ申し込みの電話があった時は、とても嬉しかった思い出があります。

◎練習試合を断ったら、後日こちらから日をあらためてお願いする。


いろんな経験を積み重ねて、
子供たちの成長とともに、チームも成長していくのでしょうねヽ(´ー`)ノ

ICHIRO HIT 87本 あと113本
posted by metoo at 14:34| 千葉 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年06月13日

”ばかもの”が、うねりを起こす

NHKプロフェッショナル 仕事の流儀
「”ばかもの”が、うねりを起こす」 公務員・木村俊昭

2009年5月19日放送

毎度、テレビネタですみませんm(__)m



この番組の中で印象に残った言葉なのですが、

仕事ができない人
「できない言い訳を一生懸命に探す」

仕事ができる人
「どんなに小さくても、今できる事をコツコツと積み重ねる」



ある地域の街おこしを行う内容だったのですが、
まじめな地元の役人は

「あの村とあの村は仲が悪いので難しいです」

始めからできない言い訳を探していました。

木村さんは両方の村に出向いて、
両者の架け橋となって一緒にできる小さな事から探しはじめます。








「どうしてこの子はボールを逃げるんだろう?」

「どうしたらこの子はボールを追いかけるんだろう?」

同じような疑問でも、

できない疑問なのか、
できないをできるに成長させる疑問なのか


できる人とできない人

ちょっとした「考え方」の違いだけなんですねヽ(´ー`)ノ
posted by metoo at 12:53| 千葉 | Comment(7) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年05月26日

アジリティのすすめ



サッカーの練習でボールタッチというメニューがあります。


『こんなの誰でもできるだろう!ヽ(´ー`)ノ』

きっと誰もが余裕でできると思っているでしょう。


では実際に、
10秒間で何回できるかやってみましょう!

ちなみに、
ウチの息子は、
中学三年で10回もできませんでした^^




次はちょっとリズムをかえて
『スキップボールタッチ』をやってみましょう!

誰かの動きを見て、
すぐに自分の身体で表現してみる。

できる子はもっと少ないと思います。




子供達を見ていると、
まだまだ動いていない筋肉、
動かせていない神経と筋肉があるように見えます。



全く話は変わりますが、

女性の初潮は早い子は8歳から遅い子は16歳だそうです。

子供の身体には8歳もの成長差があるといってもいいでしょう。

ちょっと大げさに言えば、
10歳で動かせる筋肉と神経をを持つ身体の子もいれば、
18歳で動き出す子もいるかもしれないんです。


ボールを投げる上半身の成長は18歳レベルでも、
下半身の成長が10歳レベルの子が故障をするかもしれません。


毎週、ボールを捕ったり投げたり打ったりする練習をしてれば、
上半身だけは、特に腕の器用さだけは成長するでしょう。


しかし、下半身が動かせることを身に付けたほうが・・・


もう一度、子供達のアジリティを見直そうと思いますヽ(´ー`)ノ


posted by metoo at 16:51| 千葉 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年05月14日

「ちゃん付け」ノック

「コラッ!何やってんだ!バカヤロー!」
叱るな!

「そんなことも出来ないのか!」
怒鳴るな!

「そんな打ち方で打てるわけないだろう!」
マイナスな言葉を使うな!

「お前、やる気あるのか!」
子供のやる気をなくす言葉を使うな!

「お前は精神的に弱いな!」
子供を萎縮させる言葉を使うな!


『子供達をもっと褒めて伸ばそう!』

もっと笑顔で

『スマイルベースボール』をしよう!




言葉で言うのは簡単ですよね。

こんな言葉だけなら誰でも言えます。




では実際にグランドの中で


 子供も大人も誉めあって、
 元気良く声を出して、
 楽しく元気良くするには、


どんな練習をすればいいのでしょうか?



私には

「ちゃん付け」ノック

こんなメニューがあります。


イチロー選手だったら

「イチちゃん!いいねぇ〜!」

松井秀樹選手だったら

「ヒデちゃん!いいねぇ〜!ナイスプレー!」


名前の後に「ちゃん」をつけて、

さらに「いいねぇ〜!」の誉め言葉を付け加えます。


たったコレだけです(^_^;)



ある時は

「さま付け」ノック

またある時は

「くん付け」ノック

「ポン付け」「ピョン付け」

などなど、名前の呼び方を楽しむ中に、

「いいねぇ!」「ナイスだべ!」「グッドだねぇ〜!」「ステキだねぇ〜」

そっと誉め言葉を付け加えます。




「楽しみながら」が目的に見えますが、

本当の目的は「誉める」ことです。





「誉める」ことが出来るようになると、

ミスしたりエラーしたりした時、

「もう一歩前出れるんじゃないの〜〜」

「スタート良くないんじゃないの〜〜〜」

次のステップの「お互いが注意しあう」ことまで言い合えます。




大人が子供に野球を通じて、

「誉め方」を教えちゃえばいいのかなぁと思います。

学校の授業で「誉め方」なんて教えてくれませんよね。

野球のノックで「誉め方」を教えちゃいましょうヽ(´ー`)ノ


ただし

このメニューには

おバカな大人のキャラクターも必要ですが(^_^;)
posted by metoo at 12:09| 千葉 ☁| Comment(11) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年05月12日

今日の打順

1番-キャッチャーセット
2番-ボールケース
3番-バットケース
4番-カウントボード
5番-ホームベース&プレート
6番-テーブル
7番-椅子
8番-長椅子
9番-ビニールシート


『今日の打順』

「重たい道具を試合場まで運んだ順番で決めました!」



メンバー発表までは黙ってましょうね(^_^;)


次の試合からは、

みんな競い合って重たい道具を運ぶかもヽ(´ー`)ノ
posted by metoo at 13:46| 千葉 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年05月11日

アジリティー

アジリティー【agility】
機敏。軽快。敏捷さ。鋭敏さ。


アジリティーという言葉を私は今日まで知りませんでした。

ネットで調べてみるといろんなアジリティートレーニングが見つかりました。



野球に関する動作は、バット、グラブ、ボールをいじって遊んでいれば自然に上手くなります。

毎日学校から帰って公園で遊んでいれば野球はもっともっと上手くなります。

ただ上手くなっていかないのは、
木登りとか、
鬼ごっことか、
缶蹴りとか、
野球以外の遊びで身に付いた

「アジリティー」

昔と比べて劣っているのは確実です。




子供達を良く観察してみると、

まだ動いていない神経と筋肉を感じます。

その一つが先日ブログにかいた

「90度回転する」動作だと思いました。




以前、アメフトをされていた方からのコメントで、

「プルアウト」という動作を聞きました。

metooさんも好きなアメフトの基本動作で、盗塁のスタートのように、正面を向いた状態から素早く横に動く「プルアウト」と呼ばれる動作がありますが、上半身を以下に素早く進行方向に向けるかが鍵となっています。

アメフトの練習を検索していると、
いろいろなトレーニングドリルの動画が見つかりました。




野球技術の向上も大切でしょうが、

「アジリティー」という言葉が、

今の小学生にはキーワードのような気がします。
posted by metoo at 14:58| 千葉 🌁| Comment(10) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年05月07日

最近考えてること

高校生になっても、意外と親子で過ごせる時間って、まだこの時期だからかもしれませんが意外とあるんですね^^

息子とバッセンに行ったり、キャッチボールする時間がたまにですがつくれます。


久しぶりに息子の投げ方や打ち方を見ていると、
ある単純なことに気が付きました。


投げる動作は、自由な足を上げたとき、
投げたい方向に向かって90度横を向いています。

打つ動作も同じく、踏み出す足をあげたとき、
ボールが来る方向に向かって90度横を向いてます。



投げても打っても、

『90度の方向に力を上手に伝えるスポーツが野球なんだなぁ・・・』



すごく簡単な考え方ですね^^



投げ終わっても、打ち終わっても、
90度以上回転してますが、
力を伝え終わったフォロースルーだとしか見えません。

力を伝えたいのは
あくまでもボールと身体の向き、90度です。



そこでもっと単純に考えました。


身体を90度回転させるには、

片足では弱いんですよね。


投げる時も、打つときも、

しっかり両足で踏ん張った方が素早く強く、
90度回転できます。

踏ん張る前に開いちゃうと、


80度くらいしか使えないんですね。





なーんだ


野球って簡単じゃんヽ(´ー`)ノ




投げたり打ったりする練習よりも、

素早く90度回転する筋肉と神経の練習メニューだけしたほうが、

上達は早いかもしれませんね^^



では、そのメニューとは???



また考える楽しみが増えましたヽ(´ー`)ノ


posted by metoo at 23:04| 千葉 ☔| Comment(6) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年05月01日

他人の評価より自分の成果

イチローは、日本で7年も連続して首位打者に輝いた選手であるにもかかわらず、首位打者になることには、あまり興味が湧かないのだという。 なぜなら、ほかの選手と比較した上の評価でしかないからとのことである。それより、自分が高い目標を立て、それをクリアしたときの達成感が、何より変えがたいものらしい。

-------------------------------------


なぜイチロー選手が200本安打にこだわるのか?

なぜイチロー選手が首位打者にこだわらないのか?



「オレがチームの首位打者だぜ!」

誰かと自分を比べるよりも、

「オレはこの試合の目標だったヒット2本を打ったぜ!」

自分の目標をつくり、
それを超えることが大事なんですね。



イチロー選手と同じ事を言ってる方がいます。

「評価は人がする、自分でするものではない」

この言葉は楽天の野村監督が仰っていました。



年齢的にも、
スタイル的にも、
ちょっとつり合わない二人ですが、

考え方は同じだったんですね^^


posted by metoo at 13:31| 千葉 | Comment(5) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年04月29日

音で教える



野球の技術を言葉で小学生に伝えるのは永遠の課題かもしれません。

我が家の息子が言葉で野球の技術を理解してくれたは、
中学生後半くらいからだったと思います。
(高校になった今でも理解してるかワカリマセンが^^)


野球は音符で表せると私は思っています。

音楽のことは全くわかりませんが、
音符の種類を並べてみました。

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どんなに素晴らしい理論を言葉で伝えるより、

音符のリズムにあわせて、
動き出すタイミングを伝えると、
子供達には理解しやすいと思っています。


◎ゴロを捕ってから投げるリズム

◎ピッチャーがボールを投げるリズム

◎ピッチャーが投げたボールを打つリズム


この3つのリズムを見つけてしまうだけで、
少年野球の入り口はとても優しく進められます。



youtubeで見つけた
「ポン・ピュン・ラン走法」

難しい身体の動作を音で教えてしまう。
このような指導方法も素晴らしいですね!

posted by metoo at 02:38| 千葉 | Comment(4) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年04月27日

三振ダッシュ

春休みに息子とこんな練習をしました。

高校野球の公式戦は立派な野球専用グランドで行われます。

中学シニアでは河川敷グランドが公式戦で使われていましたので、
野球専用のグランドといっても大きく違う箇所がありました。

それはホームベースからベンチまでの距離でした。


空振り三振、見逃し三振してから、
ベンチまで帰る距離。

高校野球で三振してダラダラとベンチに戻る子供達を見かけると、
かっこ悪いですよね^^

春休み、高校野球に進む直前に
「三振ダッシュ」と名づけて
ベンチまで三振したあとのダッシュを練習しました。

野球専用球場だとホームベースからベンチまで30mはあるでしょうか。

空振りしてからベンチへ30mダッシュ。

三振して悔しいのはわかりますが、
気持ちを切り替えてダッシュでベンチに戻る姿は、
逆にかっこいいですよね!

中学シニアでは教わらなかったことを徹底して練習しました。




普通のベースランニングでは、
一塁駆け抜けやオーバーランなどがありますが、
たまには「三振ダッシュ」をとりいれてみる。
いがいと子供達も楽しんでくれるかもヽ(´ー`)ノ

posted by metoo at 01:51| 千葉 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年04月22日

まずやってみよう!

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教える前に

「考えろ!」という前に

まず楽しくやってみましょうヽ(´ー`)ノ



posted by metoo at 13:35| 千葉 🌁| Comment(8) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年03月29日

花巻東高校の凡事徹底

凡事徹底(ぼんじてってい)

「小さなこと、誰でもできることをしっかりとやり通すこと」

「当たり前のことを普通の人と同じように当たり前にやるのではなく、当たり前のことを人には真似できないほど一生懸命やるという意味」

「平凡を非凡に努める」

「何気ないことでも、それを徹底してやり通す」

このような意味があるそうです。
では「凡事徹底」のプレーとはどういうプレーでしょうか。

3月30日の甲子園センバツ大会
花巻東高校が素晴らしい
「凡時徹底」を3つ見せてくれました。




(1)7回表
四球、送りバントがセーフになり、
ノーアウト1塁2塁からピッチャーが投げました。
キャッチャーが捕ってピッチャーへ返球。

その時のセカンドとショートの返球バックアップです。

四股を踏むようにグッと構えています。

ここまでのバックアップ!見たことがありません!


(2)今大会No1投手と呼ばれる菊池君。

素晴らしいのはテンポです。
走者がいない時は捕手のサインと同時に足をあげて投球する、速いテンポ。
走者が出てからは、ゆっくりじっくり投げるテンポ。

少年野球の子供達は逆です。
走者がいないとゆっくり、走者が出るとあわてて投げる。
これでは相手のペースになってしまいます。

走者がいない時はテンポアップ。
走者がいる時はゆっくりあわてずに。
9安打を打たれても0点に抑えるということは、
走者がいるときこそ、ゆっくり集中してると言える結果でしょう。


(3)これが一番素晴らしい「凡事徹底」だと感じました。

試合終了後
球場から一列に並んで、
選手達がインタビュールームへの通路を歩く場面です。

バッグの中に全ての道具を詰め込んで歩く

監督を先頭に選手全員が
テレビカメラに映る
NHKの全国放送に映る場面です。


だらしないチームは、
ジャンパーをバッグにぶる下げて、
グラブ、スパイクケースなどを脇にかかえて、
アイシングしてるので後輩にバッグを持たせて、

バッグの中に道具を収めないでだらしなく歩いてきます。


花巻東高校は、きちんとバッグに荷物を詰め込んで、
バッグ一つを肩にかけてきちんと歩いてきました。


ここまで気が付く
「凡時徹底」してる高校は滅多に見かけません。


どちらの高校が綺麗にグランドを退場してくるのか?

こんな所まで気が付く指導者でありたいですね。


ちなみに花巻東高校
ベンチもアルプススタンドも
一人も眉毛を剃っていません^^


花巻東高校の凡事徹底は素晴らしい!
大好きな高校になりました!

こういった高校を応援したくなりますヽ(´ー`)ノ


追記
2009/08/23 ランナーと一緒に 
こちらも花巻東高校の凡時徹底の一つでした。
posted by metoo at 21:40| 千葉 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年03月28日

無事これ名馬なり

硬式野球部1年2年3年加盟校数継続率
平成18年61,952
平成19年-8,01253,490-14%
平成20年-2,54850,9424,163-5%


無事是名馬
(ぶじこれめいばなり)

怪我が無く長い間第一線で活躍できる事こそが、競走馬として最も重要な条件であるという格言。

新高校一年になる今の時期、
息子と野球仲間三人にこの言葉を伝えました。


高野連資料によると、
平成18年に1年生として高校硬式野球部に入部したのが
61,952人
平成19年の2年生になるときには
8,012人が辞めてしまい53,490人
平成20年の3年生になると
2,548人が辞めてしまい50,942人

1年生の時期に辞めてしまう子が多いです。

経済的に辞めてしまう子や
先輩と上手く付き合えない
練習についていけない
実力差を知ってあきらめる 

いろいろ理由はあるでしょうが、
ケガと故障もあるでしょう。



◎入部して4月から5月までの1ヶ月。

 受験で鈍った身体を急に運動をしてしまったケガと故障。

◎三年生が引退した8月。
 
 やっとボールを使った練習が始まった頃のケガと故障。


この二つの時期に辞めていく子供が多いように思います。


どの高校も同じくらい練習は厳しいでしょう。
どの選手も練習量は同じです。

その中でケガや故障してしまうのは、
身体のケアをしなかった自己責任です。

練習前の準備、練習後の疲労回復を自分でしないと、
誰にでもケガと故障が待っています。


みんなで健康ランドにいってゆっくり楽しむのもよし。

酸素カプセルでリフレッシュするのもよし。

自分の身体をわかってくれてる、マッサージや接骨院、トレーナーと話し合うのもよし。




私は野球選手としての一つ条件というか、
子供達を見る点があります。

『走れる選手はケガをしない』

ケガをするから走れない。
↑↓
走れないからケガをする。


辞めていく選手の多くは走れない選手です。


最近の高校野球を見ると
「無駄な筋肉だなぁ〜」
18歳に必要の無い筋肉ばかり目立ちます。

無駄な筋肉ばかりつけて体重を増やし、
筋肉ばかり目が行くと、自体重でひざを痛めます。
(オスグットなど成長痛もあるでしょうが)

ひざを痛めると走れません。

次に、ひざをかばう動作を続けると腰に痛みがきます。

下半身が使えなければ、上半身。

肩やひじに頼りすぎた投げ方となり、

野球を辞める日が近づいてしまいます。




私の疲労回復はランニングです。
「今日は疲れたなぁ〜」
そんな時こそランニングをします。

ゆっくりゆっくり走ります。
それでも15分くらい走ると、
身体に痛みがでる箇所があります。

膝だったり股関節だったり肩だったり。

さらにペースをおとしてゆっくり走ります。

自分の身体にとって、気持ちいい走り方を探してゆっくり走ります。

腰の筋肉を緩めて、腕の筋肉を緩めて、全身を緩めて走ります。

30分後、気持ちがいい走りが、痛みを忘れさせています。

45分後、どこも痛くありません。ただ気持ちがいいだけです。

これ以上やると疲れが残るので歩いてます。

疲労回復というよりも、基礎体力が落ちてるだけですかねヽ(´ー`)ノ

皆さんは真似しないでくださいね^^



強い身体って何でしょう?

太くて大きい筋肉でしょうか?

柔らかくてしなやかな、
ケガをしない筋肉ではないでしょうか?

と、イチロー選手が言ってました。



「無事これ名調教師なり」

子供達にケガをさせない指導者。

そこまで気が付く指導者を目指したいですね。
posted by metoo at 13:26| 千葉 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年03月26日

次 いくよ!あるよ!

「もっと声をだせ!」
 はい! ばっちこーい!

「もっと元気をだせ!」
 はい! ばっちこーい!

「もっと考えろ!」
 はい! ばっちこーい!

「オマエラ ワカッテルノカ!」
 はい! ばっちこーい!

「ダカライッタダロ!ナンデデキナインダ!」
 はい! ばっちこーい!

「オマエラ ヤルキアルノカ〜〜〜」
 はい! ばっちこーい!

桑田氏の言葉をお借りすると、
----------------------------
怒鳴らないと理解してもらえないほど、
私には指導力がないんですと、
周りに言っているようなもんだよね。
そんなことも、わからないのかね?
恥ずかしいというか、あまりにもひどすぎるよね。
----------------------------

「大人がもっと考えましょう!」

そう桑田氏は言いたいのでしょう。



子供達はやる気マンマンで毎週末グランドに来てくれる。

その子供達のやる気を大人達が抑え付けてしまっている。

その子供達にむかって「やる気を出せ!」は、
やはり大人として恥ずかしい言葉ですね。



では、どうすれば良いのでしょうか?



「教える」のではなく、

質問を投げかけ、

子供達が考える「きっかけ」をつくり、

子供達が見つけ出したものを、

声に出して繰り返してみる。

(声に出した時点でやっと子供達は「覚えた」と捉えた方がいいでしょう。声に出なければ、それはまだ子供は理解してないと思った方がいいでしょう。)


* 子供達に質問します。

「どうしたら試合中にもっと元気よく声が出るのだろう?」

「そもそも ばっちこーい! は声だろうか?」

「もっと大事な声ってないのかな?」

「次の練習から、一つテーマを作ります」


『次、いくよ!あるよ!』


◎次にバッターが打ったボールはどこに「いくのか?」
◎次にどんなプレーが「あるのか?」
まずそこをみんなで考えてみよう!
そして考えたことを声に出してみよう!


例えばノーアウト一塁の場面。

「次はどこにボールがいきそうかな?」
「次はどんなプレーがありそうかな?」

* 子供達に考えるきっかけをつくります。

ノーアウトだからバントがありそう。
盗塁がありそう。
ヒットエンドランがありそう。
左バッターだったらレフトにポテンヒットがありそう。
鋭いスイングだったら引っ張った強い打球があたりがありそう。

(大人が混じらずに子供達だけで会話をさせると、いっぱい意見が出るはずです。)

* 子供達が見つけ出したのは、
次への「準備」と「確認」です。
この声が本当に必要な声だと導いてあげます。

「考えろ」ではまだ子供達には早すぎます。
「考えるきっかけ」を投げかけてあげます。



次の試合、次の練習

テーマを『次、いくよ!あるよ!』にしてみてはどうでしょう。

きっと声が変わるでしょう。

自信をもった大きな声に変わるでしょう。

声が変わると気持ちが変わるでしょう。

もっともっとやる気に満ちた声になるでしょう。

この声を、大人の声でかき消さなければ、
やる気はもっともっと大きくなり、
もっともっと野球が楽しくなってくるでしょう。ヽ(´ー`)ノ

imaikuyokuruyo.jpg
今いくよ・くるよは日本の女性漫才コンビ。所属事務所は吉本興業。高校の同級生コンビである。弟子にサカイストがいる。
「私たち高校の頃にソフト部やってまして、私ピッチャーでエース。くるよちゃん、キャッチャーでロース(肉の部位)」。などの持ちネタがある。

posted by metoo at 14:07| 千葉 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年03月11日

気が付く


「気が付く」

桑田真澄さんのブログです。


野球人としても、
人としても、
素晴らしい方ですね!


posted by metoo at 02:39| 千葉 ☁| Comment(15) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年03月04日

長谷川式メンタルトレーニング法



shunさんが教えてくれて、
youtubeで見かけたテニスボール3個積み。
コツがわかったぞ^^


詳細をたどっていくと
長谷川式メンタルトレーニング法にたどり着きました。

http://hasegawamental.blog69.fc2.com/



やる気を出すには・・・


やる気を引き出すと言うよりも、
やる気を何かが抑え付けてるだけなんですね。

その抑えつけてるものを外してあげれば・・・

抑えつけてるもの???



ちょっと考え方が間違っていたと反省してます。

posted by metoo at 22:42| 千葉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年03月03日

ミーティング

私の性格なのですが、
1つの問題を3つに分けて、
さらに3つに落とし込んで、
9つにして考える癖があります。



今日の試合でAというミスが起きました。

次の練習の前にAについてのミーティングを行いました。


なぜAというミスが起きたのか?

原因を
A1
A2
A3

3つの原因に絞り込み、
どんな練習メニューにするかまで意見を言い合いました。

さらに
A1の原因について、練習中にどんな注意点があるのか、
A1−1
A1−2
A1−3

A2の原因について
A2−1
A2−2
A2−3

A3の原因について
A3−1
A3−2
A3−3

9つの注意点まで絞込み
これを「声を出し合って確認する」と決めておきました。

Aという1つの練習の前に、
9つの言葉を先に決めておきます。
(無理に9つにしなくてもかまいません)

そうすると、全員が9つの確認事項を、
声を出しながら練習できます。

声が出ない選手は、
Aのミスをなくそうと言うミーティングの内容を理解してないと思われます。
もう一度、ミーティングをしなおします。



「もっと声を出せ!」

この言葉は、練習の意味を全員が理解していれば必要なくなります。


練習後のミーティングで、
指導者はAについての練習の感想を告げました。

「A2については、こんなことも考えられるのではないか?」
「A3の練習は、4人組みになって3箇所でできるのではないか?」
「Aというミスは、他にも応用できるプレーがあるのではないか?」

ここが大事な指導者としての発言です。


大人が何度も言葉で伝えたとしても

子供達には「伝わった」とは100%言えません。

子供達からの言葉が聞こえた時に、

初めて何かがちょっとだけ「伝わった」かな?^^と考えています。


Aという練習前のミーティングから、
練習後のミーティングまで、
およそ1時間で終わるのを目標にしました。
限られた時間で内容を濃くする為の練習方法の1つです。


試合中になぜ子供達から声が出ないのか?
子供達が自分から野球をしていないのは、
指導者が、子供達に野球をやらせているのが原因でしょう。

どんな声を掛け合ってプレーをすればよいのか?
どんな準備が必要なのか?
どんな練習メニューをしてきたのか?

大人だけ声を出してる練習であれば、
試合中も声が出るのは大人だけです。

子供達から声が出始めれば、
大人は黙っていても、
あとは勝手に上達してくれるでしょう。

posted by metoo at 14:01| 千葉 ☁| Comment(8) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年02月06日

指導者のタイプ

090206.jpg

「君の甲子園」より

指導者を3つのタイプに分けていました。

@監督が選手を引っ張る
「オレについて来い!」
熱血、努力と根性、いわゆる怒号罵声タイプでしょうか。

A監督と選手が一緒になって
家族のような関係で子供達と向き合う、
悩み、相談、コミュニケーションを大切にするタイプでしょうか。

B選手を見守る
選手が自分から考えて行動させるタイプでしょうか。


3つのタイプを紹介していました。

皆さんのチームは、どのタイプの監督さんでしょうか?^^






09020602.jpg

お正月に、WBCについての深夜番組を見ました。
SMAPの中居さんが司会をしていたのですが、
こちらでも、プロ野球の監督さんを4つのタイプ別に分けるコーナーがありました。

「冷静」⇔「熱血」
「計算」⇔「ひらめき」

内容はちょっと忘れてしまいましたが、
4つのタイプを縦横に分けてました。

野村監督は「計算」タイプで意外と「熱血」タイプ
バレンタイン監督は「熱血」で「計算」タイプ

などと、現役プロ野球選手を交えながらの楽しめるコーナーでした。



この番組を見たかったのは、
メンタルコーチングの著者である、
元日本ハムヘッドコーチの白井一幸さんが出演されていたからです。

白井さんがどんな声なのか?
どんなしゃべり方なのか?
どんな人柄なのか?

テレビに移る白井さんをはじめて見ました。

しかし、白井さんのコメントは少なかったです。
もっと
「白井さんへ話をふってくれ!」
「白井さんの声を聞かせてくれ!」
「きっと編集でカットされてるんだろうなぁ〜」
と思いながら見てました^^


4つのタイプに分けるコーナーで、
やっと白井さんにカメラが向けられました。

この時に白井さんが仰ったことを、

「4つのタイプに分けるのではなく

 4つのタイプ、どれもが必要である 」

たしか、このような内容でコメントされていました。

とても印象に残りました。


1人1人の子供に合わせて、
怒鳴る時もあれば、
一緒に笑うときもあり、
じっと見守るときもあれば、
子供に問いかけるときもあり、

どれか一つのタイプにこだわることではなく、
全てのスタイルが今の指導者には必要なんだと感じました。



時には古い指導が必要なときもあり、
またある時には新しい指導が必要なときもあり、

何かにこだわるよりも、
いつでも柔軟な対応ができる指導者が大切。



一枚の葉にとらわれていては木は見えん
一本の樹にとらわれては森は見えん
見るともなく全体を見る それが見るということ

- 井上 雄彦 『バガボンド』-

マンガの中で、
沢庵というお坊さんが宮本武蔵に言ったセリフですが、
「1つのタイプに・・・」
「一枚の葉に・・・」
どこかにてるなぁ〜と思い出したセリフです。

一枚の葉っぱには、答えはないのでしょうね。
posted by metoo at 16:00| 千葉 ☀| Comment(15) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2008年12月25日

870日

kimino.jpg

ベースボールメンタル「君の甲子園」


これから甲子園を目指す中学三年生。
今、甲子園を目指してる高校生。

または、これから中学生になる小学校六年生にも、
新しい年を迎える前に読んで欲しい一冊の本だと思いました。


プロローグより

「君の甲子園」は、
870日にわたり
君自身が作り上げるドラマであり、
それぞれの甲子園の主役は、
君とチームメイトたちです。



870日とは
29ヶ月x30日

1年生と2年生の24ヶ月間と、
3年生の4月から8月までの5ヵ月間

たった870日しかない「君の甲子園」と始まってます。


第一部は「君の甲子園」
29ヶ月の「キーワード」といろいろな眼が書かれています。

高校一年生
4月「観察」現実を処理する眼
5月「ギャップ」切り替える眼
6月「しゃにむに走る」耐える眼
7月「初めての戦い」盗む眼
8月「チームの一員として」違った角度から観る眼
9月「試練のはじまり」向って行く眼
10月「ライバルの出現」捜す眼
11月「自分との闘い」逃げない眼
12月「休みが欲しい」ずるい眼
1月「気分新たに」創造する眼
2月「自分に勝つ」誠実な眼
3月「甲子園の風」羨望の眼差し

高校二年生
4月「俺の番だ」虎視眈々の眼
5月「個性豊かに」駆け引きの眼
6月「役割を知る」確かめる眼
7月「果敢なる戦い」殺し屋の眼
8月「更なる技術を求めて」創造する眼
9月「ヒーロー」自覚する眼
10月「熱中なくして大成なし」熟達の眼
11月「スランプ」冷静な眼
12月「誘惑(罠)」余裕の眼
1月「新たなる出発」挑戦する眼
2月「充電の時」予測する眼
3月「甲子園の風ふたたび」求める眼

高校三年生
4月「期待を込めて」周辺集中の眼(ソフトフォーカス)
5月「チューンアップ」一点集中の眼(ハードフォーカス)
6月「不安との闘い」切り返しの眼
7月「クライマックス・ステージ」思い切った眼
8月「君の甲子園」〜自分を讃える〜感謝の眼


第二部はベースボールメンタル
1)リラックス
2)集中
3)感情コントロール
4)プラス思考
5)目標設定
6)イメージ
7)コミュニケーション

中学生に向けてわかりやすく、
いろいろなチェック表もついています。



本当は中三の息子に読ませたい本ですが、
なぜか私が先に読んでしまいましたヽ(´ー`)ノ

平成11年の本ですが、
9年経った今でも、とても勉強になりました。

posted by metoo at 15:54| 千葉 ☀| Comment(9) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2008年11月14日

言葉のない指導書

HI3B0098.JPG
「三種の神器」

この三つの道具が
私の「言葉のない指導書」です。


1) 小さいグローブ

2) 短いバット

3) 軽いボール


力=質量x速度

この考え方がとても大きなヒントになりました。


道具の「質量」を変えれば、

「速度」が変わる。

「速度」が変われば、

「力」を使う体の「位置」が変わってくる。


子供達が道具を変えるだけで、
自然と学べる事がたくさん詰まっていることに気が付きました。




なぜ道具による指導をしたかったかと言うと、


※難しい言葉は必要なくなる。

※誰でも同じ内容を伝えられる。

※言葉を使わない指導なので、
北海道でも沖縄でもアメリカでも同じ成果を得られる。

少年野球は野球の入り口です。
小さい子供達に毎週違った言葉で伝えるよりも、
「道具」によって同じ意味を伝えられるのではないか?





この一年間、

私は数回しかグランドに立っていません。



グランドに立たなくても

できる指導方法ってなんだろう?



「捕る」技術の指導書

「投げる」技術の指導書

「打つ」技術の指導書


「言葉」ではなく「道具」で指導方法を考えました。



高いお金を払って野球を学ぶのもいいのでしょうが、

「考える力」は全く身につきません。

「教えられた」事は、子供は10分後に忘れています。


「三種の神器」は、

親子で「考える力」も必要です。


どうしてピンポン球を投げるのだろう?


「野球のボールを投げるフォーム」

「ピンポン球を投げるフォーム」

携帯電話で動画を撮影してもらって、

一緒に見比べてもらえればわかります。


踏み出した足の股関節にしっかり体重移動をしてから、
リリースポイントは目の前にしなければ、
ピンポン球はストライクが入りません。

難しい指導の一つでもある、
投球動作の中で体重移動をする一瞬の「間」が、
ピンポン球を投げてもらえれば理解できると思います。

できれば、もう一つ欲しいのが「マウンド」です。




グランドに立てなくたって、

野球を考えることはできます。


逆に、一年間グランドに立てなかったからこそ、

気がつく事がたくさんありました。


来年からは、
日曜日だけは仕事を休めるように変えて行こうと思います。


実際にグランドに立たなければ成果は見えませんし、
もっと気が付く事がたくさんあると思います。

野球の技術は道具で教えられるかもしれませんが、
「試合の勝ち方」は教えられません。

まだまだ野球は進化しますので、
自分の指導書も変わっていくと思います。


posted by metoo at 13:29| 千葉 ☀| Comment(9) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2008年09月19日

新しい練習メニュー

プロ野球や高校野球、
昨日のイチロー選手の8年連続200本安打

これらを見ていて、何か足りないな?

子供達にとって何が足りないんだろう?

見つけました!

楽しい練習メニュー!


それが!




『ヒーローインタビュー』







今日の練習、試合のヒーロー


お父さんお母さん方の前で、
みんなの前で、
監督さんがインタビューをしてあげましょう!



緊張しないで人前で大きな声で話をする。
(精神的に強くなるには、まず緊張になれること)

いいプレーを最大に評価する。
(いいプレーを忘れずに覚えてもらう)

ヒーローになるにはどんなプレーをすればいいいのか?
(イメージすることで次からの練習が変わる)



大きな活躍をした選手を、
きちんとした評価をしてあげるのも
大人の大切な役割です。

もちろん、
サヨナラ満塁ホームランだけがヒーローではありません。

「あの暴投を見事にバックアップした」
子供達のちょっとした成長を見逃さない、
こんなヒーローがいたっていいはずです。

小さなプレーを大きく評価することで、
大きな自信に繋がる子もたくさんいるでしょう。



別に監督さんがやらなくても、
会社の忘年会などで、
司会が上手な方にお願いしても楽しそうですね!



「どうせやるなら楽しく!」



1日の終わり方を楽しくすると、
次の日の朝が、
もっと楽しく変わりそうですね!



posted by metoo at 13:20| 千葉 ☔| Comment(13) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2008年07月15日

泣く子は育つ



多分 あたってると思うんだよなぁ〜


(ToT)
posted by metoo at 20:26| 千葉 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2008年07月04日

ただになれない人間のわたし

「花には人間のようなかけひきがないからいい、

  ただ咲いて、ただ散ってゆくからいい、

   ただになれない人間のわたし」
       
          相田みつを


我が家は相田みつをさんのカレンダーです。


「ただ」じゃだめなんですよね、ただじゃ・・・



昔、日米野球が開催された時に、こんな記事がありました。

試合前に外野でダッシュをしていたバリーボンズ選手。
ところが、急に止まって、逆方向へ戻るようなダッシュをしました。

私が東京ドームへ見に行った時には、
ロジャークレメンス投手が、外野で遠投をしてたのですが、
足を開いてステイショナリーの体制から、一度、両手を地面につけて四股のようなストレッチをしてから、軽く飛び跳ねてワンステップで遠投を繰り返してました。

ただの遠投じゃなくて
ただのダッシュじゃなくて、
何かを考えて練習してるんだなぁ、と感心しました。




ただ「考えろ!」と子供達に押し込んでも、、、

子供達には伝わりません。


昨日のブログ

白井一幸さんのブログを読むと、

「考えさせる」には、「質問」を投げかけてみる、とあります。


相田みつをさんのキーワード「かけひき」と似てると感じました。



子供達に「質問」を投げかけてみる



子供達との「かけひき」を始めて見る



「考える野球」から「考えさせる野球」へ




ある右打者の子供の打球を見ていると、

引っ張った打球は サードゴロが多い
流した打球は セカンドフライが多い

「なんでなんだろうね?明日までに考えておいで?(笑)」

原因はわかっていても、

あえて、いじわるな質問を投げかけてみる。

「さぁ悩め!少年よ!」
「もがき苦しめ!わからなければ「仲間」に聞け!」
「ただの花になるな!ただの人間になるな!」

「考えさせる野球」の始まりだ〜!^^
posted by metoo at 20:39| 千葉 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2008年05月16日

(*´∀`)b グゥ〜〜〜♪

0516.jpg

「お前野球知ってんのか!」

「ストライクって知ってんのか!」

「誰がそんな球打てって教えた!」

「そんな球振るんじゃねーよ!」

「右で打てねーんだったら、左で打たせるぞ!」

「お前は やる気あるのか!」

「今年はダメだ!今年の◎年生はあきらめた!」


こんな大人を

子供が信頼するわけないですよね。




子供のやる気を殺す言葉

子供を一言で潰してしまう言葉

たった一言で子供は勇気を自信を失ってしまいます。




せめて子供に声をかけるときは、

椅子から立って声をかけてあげましょうよ・・・

一緒に戦ってる姿勢を見せてあげましょうよ・・・

審判をしてくれてる方は、もっと年配の方がいますよ・・・

メガホンで子供の頭を叩いたって、子供からやる気が逃げていくだけですよ・・・



子供が大人を信頼しない姿。

大人はその姿を見て、

「やる気がない子供」と子供に責任を押し付ける。



姿勢を正すのは、大人?子供?どちらが先だろうか?



やる気マンマンでバッターボックスに入り、

大好きな高目をフルスイングして空振りしても、



















(*´∀`)b グゥ〜〜〜♪





大人の笑顔

たったこれだけで

子供の「信頼」は取り戻せるのに

大人が笑うだけで

子供の「やる気」を「積極性」引き出せるのに








気が付くのに6年間かかりました^^
posted by metoo at 03:34| 千葉 🌁| Comment(27) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2008年05月01日

集中力を鍛える

NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
茂木健一郎の脳活用法スペシャル(4月29日)


集中力を鍛える 短時間集中法

とにかくいつでもどこでも集中するトレーニングを積む

仕事や勉強を行うとき、集中している最中に横やりが入り中断をしてしまう事は良くあること。携帯電話などが普及している現代では、その中断は避けられない。そこで、茂木のアドバイスは、その中断からの立ち上がりをなるべく早くできるよう、トレーニングするというものだ。その方法は、あえて短い時間で一つでもいいから仕事をすること。

短い時間で何度も何度も

集中のスイッチを入れると、

脳の中では、

集中するための回路が

鍛えられるという。


このとき、重要なのは何かを考えるのではなく、具体的な行動を伴って行う事だと茂木は語る。脳は思考している状態よりも、行動をしている状態の方が、コントロールしやすいと茂木は考えている。そのため、集中のスイッチもトレーニングにより早く入りやすくなるのではないかと考えているのだ。


私が今年最も気になる人物
茂木健一郎さん
いつも勉強になる話を聞かせてくれます。



私にも集中力を高める
一瞬で集中力をオンにする練習方法があります。

小学校の頃からのクセにしている遊びです。


日常生活には4桁の数字がたくさん見つかります。

時計 12時45分
価格 米10kg 2894円
車のナンバー 3916
電話番号  0@0-1234-5678
生年月日  1969年生まれ

などなど


この4桁の数字を

「足し算」「引き算」「掛け算」「割り算」で

4つの数字を使って「10」を作ります。

例えば

時計
12時45分

(4−1)+2+5=10



お米の値段 
2894

(8−4)÷2+9=10


車のナンバー
3916

6÷3−1+9=10



一瞬で集中する、ニューロンを鍛える練習です。



4つの数字を見つけたら「10」を作る。

ゴールデンウィークの大渋滞でも、
対向車線の車のナンバーで
集中力を一瞬でオンに切り替える
「10」を作る遊びを楽しんでくださいね^^

posted by metoo at 11:24| 千葉 | Comment(7) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2008年04月25日

携帯を使いこなせ!

昔と言っても、5.6年前ですが、
ビデオカメラで撮影してパソコンに取り込んで、
分解写真にして子供達へ手渡す・・・

こんな作業を毎週していました。



今は違います。


携帯で動画を撮影して、
その場でスローモーションで見せてあげます。

携帯を持っている子でしたら、
そのまま動画をメールで送ってあげます。


SDメモリーも安くなりました。
2Gで1000円を切る店もあります。
そのままyoutubeに保存して置いてもいいでしょう。




足が遅い子に「足が遅い!」と言えば、もっと遅くなります。

走り方を撮影してあげて、

「自分の走り方を見てごらん」

そっと見せてあげる。

「あっ!僕の走り方は右手と右足が一緒だったんだ!」




『自分で気が付かせてあげる』

何でもかんでも教えればいいってもんじゃありません。

自分のイメージと誤差を、自分で見つけられるように、

これからは、携帯動画を使った指導法も取り入れましょう!
posted by metoo at 12:25| 千葉 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2008年04月22日

低学年の試合時間

埼玉の高校が0-66で試合放棄した。
青森の高校は0-122で試合放棄しなかったが、
これをネタに出版している。

まぁ そんな事はどうでもいいとして、、、


こちらの地域の低学年チーム試合時間は、
1時間15分、もしくは5回まで、
試合の成立は、3回と決まっています。

しかし、年に何試合かは

2時間を越える、0−20や0−30くらいの試合があるそうです。

ストライクが入らず、
内野ゴロに打ち取ってもアウトにならず、
エラーの連続、泣き出してしまう子もたくさんいます。

低学年の投球数は、イニングだけで制限されており、
3回(9アウト)まで一人で投げれます。

しかし、1イニングで
100球を超えてしまうケースもあるでしょう。



子供達が「試合がしたい!」
この気持ちでしたら、練習試合でもいいはずです。

「大会に出たい!」という気持ちがあるのならば、
しっかり大会のルールを守らなければいけません。

この大会のルールを見直したらどうか?という意見が出ています。

現在は「3回15点差コールド」のルールがあります。
試合開始から2時間が過ぎても、まだ2回・・・
2回が終わって30点差があってもコールドゲームになりません。

「2回◎◎点差コールド」
「4年生以下投手の投球数は、一日に50球まで」

など、低学年子供達の安全を守るルールを、
大人が付け加えてあげた方が良いのでしょうか?


たくさん試合をさせてあげたい
たくさん打席に立たせてあげたい
たくさん経験をつんでもらいたい

本来の目的とは、少し離れてしまいますが、

皆さんの地域では、どのような対策があるのでしょうか?
何かいいアイデアがありましたら教えてくださいm(__)m


posted by metoo at 23:08| 千葉 | Comment(15) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2008年04月14日

沖縄尚学と佐賀北の優勝

昨年夏の甲子園大会優勝は、佐賀北高校でした。
今年春のセンバツ甲子園大会、優勝は沖縄尚学でした。


どうして、
中学野球で活躍した選手を、県外から集めまくった、
私立高校が負けていったのでしょうか?



昨夜テレビで桑田選手のインタビューを見ました。

「今の日本の中学、高校野球を変えて行きたい」

「中学、高校で、多くの選手が、ケガや故障でつぶれている」



実際に全ての高校へ出向いて練習を見たわけではありませんので、
仮説、憶説、単なる想像、予想ですが、

「私立高校はベストな状態で戦っているのだろうか?」

逆に

「一番元気に体が動いているチームはどこだろう?」

春の甲子園大会を録画で全試合見ました。
沖縄尚学の優勝が決まったあとです。

私立高校の多くは、でっかい体でパワーあふれる体が目立ちました。
公立高校は体の線が細いですが、素早い動きの選手が目立ちました。

前評判の高い私立高校が、雑誌で取り上げられている高校が、コロッと負けてしまうケースが今大会たくさんありました。

そんな時に、一つの仮説が頭に浮かんでしまいます。

「もしかして、君達はどこかケガをしてませんか?」

「体調はベストだったんですか?」


沖縄尚学高校の記事を見つけました。
スポーツナビの田尻賢誉さんのレポート

「体調管理」にはとても気を使われていたようですね。


どのチームにもケガを抱える選手はいるから、
ケガは言い訳にならない、と言えるでしょうが、

18歳の夏にしかゴールがないと思い込んで、

ケガを隠しながらプレーしていませんか?


この年齢で結果がでなくても、
まだまだ野球人生は終わりではありません。

ソフトバンクのルーキー大場選手は、
千葉県の八千代松陰で、
二年秋には関東大会まで行きましたが、
夏の県大会ベスト8でした。
東洋大で全日本大学ベスト8、明治神宮大会で日本一になり、
現在ソフトバンクの即戦力として活躍している22歳。
ダルビッシュ涌井世代の一つ上の年代です。

最多勝の平均年齢  26.75歳
首位打者の平均年齢 29.018歳
本塁打王の平均年齢 31.032歳

このピーク年齢の頃には、
大場投手は日本を代表する投手になっているかもしれませんね。



私は高校野球甲子園大会が好きですが、成長期のど真ん中で体を酷使してしまい、つぶれていく選手がたくさんいるのも現実です。

しかし、世界で戦える野球、日本独自のスモールベースボールが、甲子園を目指す高校時代に育成され、完成し始めているのも確かでしょう。


これから桑田選手が、
高校野球に対して、中学野球に対して、

「子供達のために」どんな意見を言ってくれるのか?

厳しい競争に勝った選手だけがプロに進めるの当然ですが、
競争が低年齢化するのは、ケガと故障者を増やすだけです。

個人的には 22歳の競争が 身体的に将来的にマッチしてるのかと思います。


だから
12歳は?
15歳は?
18歳は?

ブログの世界から、
何かを変えられないのか?
と、悩むわけです^^

つづきは後日。。。


posted by metoo at 12:18| 千葉 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2008年04月10日

知識と知恵

「知識は大人になってからでも勉強すれば手に入る」
「知恵は子供の頃から身に付けなさい」

私の友人のお父さんが教えてくれました。


子供には、知識よりも、知恵かぁ〜


野球に置き換えると、

どうしても「知識」ばかり子供に教えてしまいますが、
今、教えなければいけないのは「知恵」かもしれませんね。


大人の知識に縛られすぎて、
小さくまとまってるプレーもあるなぁ〜


大人の知恵
子供の知恵

いろいろ、入り混じってもいいのかな?

でも子供の知恵の方が大切だなぁ〜


「知恵」

この言葉にしばらく悩ませられそうです^^

posted by metoo at 14:34| 千葉 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2008年04月08日

首位打者,本塁打王の平均年齢

プロ野球 首位打者の平均年齢

プロ野球 本塁打王の平均年齢

昨日の「最多勝の平均年齢」

プロ野球 最多勝の平均年齢

最多勝の平均年齢  26.75歳
首位打者の平均年齢 29.018歳
本塁打王の平均年齢 31.032歳


投手部門、打撃部門
野球選手のピークってこの年齢だったんですね。

もちろん19歳で最多勝をとった松坂選手
35歳で首位打者をとった昨年の稲葉選手
28歳で本塁打王に輝き、11年後の39歳で再び返り咲いた山崎選手のような怪物もいますが。


子供達の成長期が終わる年齢を18歳くらいとします。

そこから8年かけて肉体をつくり、26歳ピッチャーは完成する。

バッターにしては、12年かけて30歳前後で完成する。



じゃ12歳は?15歳は?18歳は?

なーんか、悩ませるなぁ〜



つづきは後日。 (*^-^)bィェィ



posted by metoo at 13:44| 千葉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2008年04月07日

最多勝の平均年齢

プロ野球 最多勝の平均年齢

私(1969年生まれ)が記憶にある
1980年代からの記録です。

お時間のある方はご覧ください。


セリーグ最多勝の平均年齢 27.7歳
パリーグ最多勝の平均年齢 25.89歳

両リーグ合わせた平均年齢
26.75歳


18歳の高校生が
15歳の中学生が
12歳の小学生が

今、何をしなければいけないのか?

何を指導しなければいけないのか?



つづきは後日。 イェーイ!
posted by metoo at 13:40| 千葉 🌁| Comment(7) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2008年02月18日

ルーティーン?ルーチン?routine?

「お父さん 右中間まであと10m足りないんだけど、何かなぁ〜」

珍しく息子が悩んだ顔で聞いてきた。

父「最近どんなフォームで打ってるのか知らないからなぁ〜」

子「バッティングセンターや練習では打てるけど、試合になると・・・」

父「う〜〜ん じゃ バッターボックスに入るまでの準備が良くないんじゃないか?」

05/08/11ルーティング と題してブログを書きました。

バッターボックスに立つと、打ちたくて打ちたくて、力んでしまう子には、ネクストバッターサークルの前にマスコットバットを握らせて、いざバッターボックスでは力が抜けるように準備をさせていました。

バッターボックスに立ち、投手の球が来ればぶっ叩くだけですが、その直前までの準備、一球見逃したら次の球への準備、この準備がバラバラな子程、いい結果につながっていないように思います。


例えば、プロゴルファーのショット。
右足左足に交互に体重移動して、クラブを30cmくらい揺らしては止めて、揺らしては止めてを繰り返し、スゥーと静かに息を整えて構えに入ります。そこからチャーシューメーンのリズムでナイスショット!

このチャーシューメーン!の前の動作がルーティン、ルーチン、routineと呼ばれる、決められた動きです。


良く言われる「マウンド捌きが上手い子」
私には「ルーチンがきちんと出来てる子」と言い換えることができます。

キャッチャーからの返球を受け取り、ロージンをさわり、着地する足場をならし、プレートを見ながら足を入れ、キャッチャーのサインを見上げるまでの動作。これがいつも同じです。


これは「チームが試合に入るまで」にも言えることで、
毎試合、同じ準備練習をしてから試合に入ることが大切です。

朝起きて、顔を洗って、朝ごはんを食べて、歯を磨いて「いってきます!」これも一つの決められた動作、ルーチンと言えるでしょう。

ルーチンがいつも同じ動作、だからいつも安定した結果を残せる。

バッティング練習にも、ピッチング練習にも、
ルーチンを取り入れたほうがいいでしょう。


試合とはホームランとは
「準備がどこまで出来ていたか?」の結果かもしれません。



バッターボックスに入る前に、屈伸運動が必要なのか?カブレラ選手のように背中の筋肉を大きく縮める動きが必要なのか?イチロー選手のように青木選手のように、バットを回す動きが必要なのか?

「自分で考えられる、好きな準備をしてからバッターボックスにたったらどうだ?」

コレが息子へのアドバイスでした。

posted by metoo at 13:41| 千葉 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2007年12月12日

スモールベースボールとは?

07121202.jpg

スモールベースボールと聞くと、

「あ〜バント野球ね〜」

小さい野球と感じてしまいがちですが、

121201.jpg

この写真がスモールベースボールではないでしょうか?

台湾対日本 7回表日本1死一、二塁、
里崎の犠打で二塁走者宮本が三進。
宮本選手と三塁手が接触しました。

「宮本が絶対にセーフになりたくてラフプレーをした」

ではなくて、

最悪のダブルプレーを阻止した走塁なのではないでしょうか?

1死一、二塁で送りバントが投手の正面に、
1−5−3のダブルプレー、最悪のケースを防ぐ為に、
三塁がアウトになっても、三塁手の一塁への送球を邪魔しにいったスライディングだったと思います。

あの時の宮本選手のスタート、ここでチャンスを終わらせない為、そして1点につなげる為のスライディング。
私は「これがスモールベースボールなんだよ」と息子には教えました。


日本−韓国戦の8回裏 韓国の攻撃

この場面でもスモールベースボールを感じました。

4−2で日本が2点リード。
三番がセンター前ヒット
四番がわざと足を突き出しデッドボール
五番が送って、1死走者二三塁
六番打者がレフトフライで、三塁走者タッチアップで 4−3の一点差まで迫り、二死走者二塁の場面、

次の七番打者が、レフト前ヒットを打ちました。

韓国を応援していた誰もが
「よし!同点に追いついた!」

逆に日本を応援していた誰もが
「同点にされた〜」

と思ったら、

レフトの守備位置は普通以上に前進守備でした。

二塁走者は三塁を回って、戻ってきたボールにあわててベースへ駆け込みましたね。

事前に集めたデータによるあらかじめ予測していた守備位置、もう一点も与えられないケースによる守備位置。
これも、スモールベースボールだと思いました。



日本の野球を見ていると、
「おっ!スモールベースボールだなぁ〜」と感じる場面がたくさんあります。逆に、フィリピンや台湾、韓国には、スモールだなぁ〜と感じる場面がなかなか見当たりません。


北京代表を決めた日の、みなさんのブログを拝見させていただき、とても参考になりました。

日本の小中高校野球はトーナメント戦が多く「絶対に負けられない」トーナメント戦の経験が、この試合で大きくいかされたと、私も感じました。

今のプロ野球選手は、この小中高校野球を経験してきたと思いますから、少ないチャンスを活かし、少ない失点で守りきるスモールベースボールが染み付いているのでしょうね。



スモールベースボールの反対言葉を捜すと、一発長打を狙うパワーベースボールかもしれません。このパワーベースボールを目標にするのは子供達にとって大切かもしれませんが、実は野球というゲームには、大があり小があり、押す所があり引く所もあり、力勝負もあれば、技の勝負もあり、個人で攻めたりチームワークで攻めたり、ゲームの中でいろいろな駆け引きを楽しむスポーツが、野球と言えるかもしれません。

少年野球だから、メジャーリーガーのように楽しくパカパカ打てばいいだろう!

と、考えているのは大人の勝手な勘違いかもしれません。

プロ野球やメジャーリーグの、リーグ戦の戦い方と、トーナメントを勝ち上がる戦い方、日本シリーズのような短期決戦とも違う、「絶対に負けられない」トーナメントの戦い方があるのでしょう。

子供でも、緻密な作戦や、ゲームプランが出来る子もいますし、もしかしたらスモールベースボールを教えてもらいたがってるかもしれません。

私は小さい頃、ホームランバッターではなかったので、相手の隙を見つける細かい野球が大好きでした。

*ほんのわずかにそれたボールで、次の塁を狙う走塁。
*バッターのスイングを見て、切り替える守備位置。
*一打席目を参考にした、二打席目の配球。
*わざと初球を大振りしてから、二球目にサード前へセーフティーバント。
*バッターもランナーが走っていなかったら、ワンバウンドでゲッツーを狙うキャッチャー前のバントフライ。

子供だからこそできる、少年野球だからこそできる、守備や走塁のスモールベースボールもあると思います。


スモールベースボールは、だたバント野球と考えず、
「考える野球」と訳したほうがいいかもしれませんね^^


posted by metoo at 22:43| 千葉 ☁| Comment(14) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2007年12月06日

なぜ走るのか?

いよいよ本格的に寒くなってきましたね!

『冬のトレーニング』

ボールやバットを使わずに、体力作りを目的に走りこむメニューが増えてくると思います。短距離や長距離、往復ダッシュやベースランニングなど、単調になりがちなトレーニングを、子供達と一緒にどうやって楽しむか?今から準備している方も多いのではと思います。




「野球は下半身が大事なんだ!しっかり走り込め!」
「あのピッチャーはコントロールが悪いなぁ〜 もっと走り込んで下半身を鍛えないと」

グランドのどこからか、毎回聞こえてきそうな声ですが、

「監督!どうしてこんなに走るの?」
「コーチ!野球なのになんでボールを使わないの?」
「本当に走り込めば、コントロールが良くなるの?」

私には答えられない質問です。


そこで『なぜ走るのか?』を検索してみました。

なぜ走るのか?
 ↓
なぜ生きるのか?
 ↓
メンタルトレーニング
 ↓
イメージトレーニング
 ↓
スポーツ心理学

本題とは大きくずれてしまいましたが、
参考になるサイトがたくさんみつかりました。


結局「野球選手はなぜ走るのか?」は分かりませんでしたが、

1つだけ自分の中で確認できたのは、



練習にきちんとした意味がなければ、

練習したことにはならない。

子供達まで練習の意味が伝わっていれば、

そこからの成長は変わってくるのでは?と言う事です。



◎やる気の出るホームページ さん

なぜ生きるかを知っている者は,ほとんどあらゆるいかに生きるかに耐える


◎HP of Yufu Miki さん

2種類のイメージトレーニング(PDF)


◎「たすきが運ぶ夢」
大塚高校駅伝チームホームページ 
さん

ケン・ラビザ博士の特別講演会
(「大リーグのメンタルトレーニング」の著者)




ご本人様の許可なくリンクして申し訳ありません。
不都合がありましたらすぐに解除いたします。
posted by metoo at 21:47| 千葉 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2007年11月27日

子供のスポーツ権利章典

ある方に誘われて、早朝野球をしてきました。

12年ぶりに、大人の野球、自分の野球をしてきました。

6年間教える側の人間でしたが、
プレーをする側に戻ってみると、とても新鮮でした。

バッターボックスに立ち、1球1球に食らいつく興奮。

守備について、いつ打球が飛んでくるかもしれない緊張感。

あっと言う間に、1試合が終了してしまいました。


草野球と言っても、大人対大人の真剣勝負です。
少年野球のベンチにいる時よりも、ものすごく集中できました。



ひさしぶりに自分でプレーをしてみて、
子供達にはどんな事を指導すべきか?

プレーをしてみて気が付く事がたくさんありました。

また、子供達に教えてきた事が、子供にとっては難しすぎる事もたくさあり、反省する点もたくさん気が付きました。


一番よくわかったのは

『野球はプレーするのが一番楽しい!』

これは指導者からプレーヤーに戻りたい、の意味ではなく、

『指導者は、プレーする子供をもっと楽しませなければいけない!』

と言う意味です。





ojinstarさんのHPに掲載されていた
「子供のスポーツ権利章典」を思い出しました。

(ご本人の許可なく転載して申し訳ありません)


1. 能力のいかんに関わらず、スポーツに参加する権利

2. 子供の発達段階に適したレベルの競技会に出場する権利

3. 適正な大人の指導を受ける権利

4. 安全で、健康な環境でスポーツをする権利

5. 子供がリーダーシップや自主性を発揮する権利

6. 大人としてではなく、子供としてプレーする権利

7. スポーツ参加のためにふさわしい準備をする権利

8. 成功のために平等な機会が与えられる権利

9. 尊厳をもって扱われる権利

10. スポーツを楽しんでする権利





大人と子供が関わりあう少年野球。

12年ぶりに野球をプレーしてみて

今一度、考え直そうと思った一日でした。





posted by metoo at 23:30| 千葉 | Comment(14) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2007年11月12日

スキ,キライの視線

「あの監督は絶対にオレのこと嫌ってるよ」

「アイツはあの監督のお気に入りだからな」

「エコヒイキだよ!あの監督は!」


子供達は「好き嫌い」の視線で、
大人を見ているように感じる時があります。

もちろん子供に限らず大人もあるでしょう。


あまり自分から進んで前に出れない子。
いつも真ん中にいなければ気がすまない子。
大人をからかったり、大人に甘えるのが大好きな子。


明らかに私の事を苦手にしてる、キライ視線

それとは反対に

私を信用して頼ってくるような、スキ視線


1人1人注意しながら接するようにしていますが、
「キライ視線」の子は、まず私の方から「スキ視線」を送らなければいけません。

遠征で車に子供達を乗せる時などは、そのチャンスです。

「監督は僕の事を嫌っているだろう・・・」

この誤解を解くチャンスです。
車の中で一緒に楽しく遊べば、

「なんだ!監督って野球は厳しいけど、楽しいし優しいじゃん!」

子供と接する時間、子供とのコミュニケーションをとれば、
「スキ視線」に必ず変わってくれます。

信頼のある大人の言葉は「スキ視線」で聞きます。
信頼のない大人の言葉は「キライ視線」で聞きます。

同じ言葉を投げかけても、きちんと目を見て話を聞いてくれる子と、右から左へスゥーと流れてしまう子、全く成長のスピードが変わってきます。


子供達との信頼関係を築く事から始めると、
チームを強くする近道でもあり、
数年後までつづく、小学校時代の信頼関係になるでしょう。





kohの中学野球部ではこんな事があったそうです。

昨日kohから、野球部の市内選抜チームの話を聞きました。
野球部から選ばれたのは1人だけ。
キャプテンのA君ではなく、
エースのB君が選ばれたそうです。

「オレ(キャプテンA君)は顧問の先生に嫌われてるからな〜、顧問の先生は自分のクラスのB君(エース君)がお気に入りだし、あの先生はエコヒイキがすごいよ」

キャプテンA君はkohにそう話したそうです。

エコヒイキの話が本当かどうかはわかりませんが、
子供は「スキ,キライの視線」で大人を見ているのがわかりました。


人は自分をうつす鏡

A君が顧問の先生を「キライ視線」で見ていれば、
エコヒイキといつまでも感じてしまうでしょう。

人から自分はどう見られているのか?
自分から人に何をアピールしているのか?

自分が選ばれなかったのは実力か?
それとも誰かのせいにする言い訳か?

こんな経験もたくさんしておくのもいいでしょう^^



『いじけるな! 言い訳するより バット振れ!』
失礼しましたm(__)m

posted by metoo at 15:09| 千葉 ☀| Comment(13) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2007年11月01日

正しい呼吸

先日テレビで『正しい呼吸』というのを教わりました。
(いつも深夜番組ネタばかりですが・・・)




「呼吸」と「心臓」は、無意識に動いているのそうです。


プレッシャーのかかる場面では、

心臓バクバク
呼吸ハァハア
体ガチガチ

誰でも無意識にそうなってしまうそうです。



しかし、
「呼吸」は意識をしてゆっくりにもできます。

心臓はバクバクしていても、
ゆっくり呼吸をすることで、
スムーズに体を動かせることができるそうです。


よく緊張した場面では深呼吸をしますが、

ゆっくり息を吸うことよりも

ゆっくりと息を吐く方が効果があるそうです。


マウンド上の上原投手が グラブで口をかくしながら、
ゆっくり息を吐く場面が放映されていました。


スゥー と息を吸って

口を膨らませながら

フゥーーーーーーーーーー とゆっくり吐いていました。


息を吐くことによって、体はリラックスするそうです。


これを『正しい呼吸』と教えていました。



効果があるのか試してみたいのですが、
なかなか緊張する場面に遭遇しませんね^^


posted by metoo at 00:45| 千葉 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2007年10月26日

白線ラダー

雨だ!雷だ!
週末は大切な2試合が予定されているのですが、なんとか持ち直して欲しい空模様です。


子供達の足運びを覚えてもらう練習です。
一本の白線をラインカーで引けばOK!

一つ動きにどんな意味があるのかを、
イメージを持って、意識を持って取り組んでもらいます。


◎3のリズム

102601.jpg

細かく早く足を動かすのが目的です。
右へ行く時は右足から、左へ行く時は左足から。
@AB @AB @ABと
@を強調しながら進んでもらいます。

次は逆足からです。
右へ行く時は左足から、左へ行く時は右足から。
腰を回転しながら、123 123と進みます。
タンゴダンスのステップのような動きです。
@で素早い腰の回転を意識してもらいます。



◎4のリズム

102602.jpg

ゴロへの入り方のリズムです。
子供達のエラーは、ほとんどが足のエラーだと思っています。
たとえ子供達がエラーをしても、ゴロへの入り方さえあっていれば私はあまり気にしません。このゴロへの入り方のステップが素早くなってくればエラーも減ってくるでしょう。

@とAだけ大きく音を鳴らすくらい強調します。
Aの足は「カカトから入って捕る」イメージでステップしてもらいます。その方がボールを流れて捕る事ができ、次のスローイングへの大きな体重移動につながるでしょう。


102603.jpg

左右のゴロへの1歩目、クロスで足を出しやすくするためのステップです。
外野フライへのスタート、センター前に抜けるショートゴロ、三塁線へのサードゴロなど、一歩目のイメージを持ちながら練習してもらいます。


102604.jpg

踏み出した足を踏ん張って戻る、イメージです。
バッティングの踏み出し足。
ゴロを捕って投げる時の踏み出し足。
力強く踏ん張らなければ行けません。
足が開いてしまう子を強制するのに役立ちました。
ラインがなくても、その場でやってもOKです。


雨の日の体育館練習などで取り入れてもいいでしょう。

ノックをする時などは2つのグループに分かれて、
コッチはノックグループ。
アッチは足運びのトレーニンググループ。

子供達が時間を持て余す、待ち時間を減らしてあげれば、
もっと効率よく強い練習が出来ると考えています。


posted by metoo at 17:44| 千葉 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする
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