2020年03月27日

ボールを見ないで、野手を見ながらノックを打つ

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普通ノックってボールを見ながら打ちますよね


でもね

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ほら、ボールを見てませんよね。


「高校野球・甲子園塾」で山下塾長 マシンガンノック披露「ノックで部員と会話して」

元星稜高校の山下監督
ボールを見ないで野手を見ながらノックを打ってますよね。


「あっ、私と同じ考えの人だ」

昔ノックを打っていたころは同じことを考えていました。

内野手のスタートの動きを確認したいとき

ボールを見ないで内野手を見ながら打ちます。

外野フライとか強い内野ゴロを打つ時は難しいです。


出来るだけトスを前に上げて、内野手とボールが重なるくらいの位置にあげてみましょう。

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慣れれば誰でもできますので、
前へのスタート、左右へのスタート
内野手の動き出し
全部はやらなくて大丈夫なので
10球中2〜3球くらいは見てあげるといいでしょう。


posted by metoo at 12:37| 千葉 | Comment(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2017年04月27日

ココを回すとココが回る

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前の足を内側に回す

体は後ろ足側に回る
肘の位置が上がる
手首が内側に回る


この動きを知っておくと便利なのですが

この逆もあることがわかりました。

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前の足を外側に回す

体は前足側に回る
肘の位置が下がる
手首が外側に回る



左足が内旋すると右腕も内旋しやすくなり
左足が外旋すると右腕も外旋しやすくなる。

面白いですね(*^_^*)





ペドロ・マルチネスさんが足を開いて投げるフォームを解説してます。
1:40〜

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外側に足を開くと肘の位置が下がるのがわかります。

もう一つ



ジョシュ・ドナルドソン選手の打撃フォーム解説。



足を外側に回してグリップを下げる。

こんな技術もあるんですね。


バットをボールの軌道に素早く入れたい。
その為に
足を開くことを取り入れる選手もたくさんいます。

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ココから打ちたいから
ココを回す。

いろんな発見がありますね(^_^;)


posted by metoo at 12:58| 千葉 ☔| Comment(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2015年09月23日

集中するのはルーティン

アスリートの魂・選「無心で蹴りぬく ラグビー日本代表 五郎丸歩」
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ラグビー日本代表の五郎丸選手。

何度も繰り返し

ボールを蹴るまでのルーティンを練習してました。

ルーティンを意識することでキックの成功率が高くなる。

しかし、ルーティンが同じでもイメージ通りのボールが蹴れなくなってくる。

それがプレッシャー。


そこで登場したのが

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荒木香織メンタルコーチ

スポーツ心理学deメンタルトレーニング ブログ

ホームページ


試合で身体がかたくなる?=チョーキングについて 

ゴルフや野球ではイップスと呼ばれることも多いようですが、心理的なアプローチではchoking(チョーキング)と表現します。

直訳すると、「窒息する」といった感じですので、まさに「パフォーマンスの途中で窒息してしまったように、からだが上手く動かない感覚」です。

チョーキングの対処法


どんなスポーツでも
上に上に勝ち上がると
プレッシャーが重くのしかかるんですね。



五郎丸選手のキックが上手くいかないとき

荒木香織コーチがかけた言葉が勉強になりました。

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「もうちょっと分析してみたほうがいいかもね」

失敗を分析する

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「もうちょっと掘り下げたいよね」

失敗を掘り下げてみる



そして、最終的にはここに落ち着く。

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自分ができることを100%やるということが大事


ルーティンに集中する


目に見えないプレッシャーと戦うには

プレパフォーマンス・ルーティーン

スポーツ心理学の研究では、ルーティーンのある選手の方がない選手に比べ成功体験が多いことが明らかにされています


まとめ:
1. ルーティーンをつくりあげるには時間を必要とします。
2. 自分だけのためのルーティーンです。効果のあるルーティーンをみつけましょう!
3. 一貫性した動きがポイントです。順番を間違ったり、動作を抜かしてしまったら、STOP!初めからやり直しましょう。
4. 次にくるパフォーマンスに沿ったルーティーンを決めましょう!


あの選手はメンタルが弱いから、強いから・・・
メンタルという言葉の強いか弱いかで使ってる人がいますが

実はメンタルが強い人なんていない

ルーティンがあるかないか

その場所に立つ準備が出来てるか出来てないか

そう考えるといいかもしれません。

posted by metoo at 02:09| 千葉 | Comment(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2015年09月02日

予想と感想

私は春と夏、甲子園大会の1回戦をすべて見てから優勝チームを予想します。

U18ベースボール大会も、アメリカ戦を見てから日本が優勝して当然と予想しました。

これは野球指導者の訓練、と考えてます。

優勝するイメージを作りたい
優勝するポイントを探したい
優勝するチームになりきりたい
そんな理由もあります。


予想が外れてもいいんです。
外れるから、気が付いて、もっと小さな部分が見えてきます。


U-18 Baseball World Cup 2015

ここに一次予選のデータがあります。

この数字からも予想できることがたくさんあります。

WBSCのyoutube

ハイライトですが各チームの動画も見れます。


予想をしてみませんか?

試合後に感想を持つことも大切ですが、

失敗がないのが後出しです。



「なにやってんだ!バカヤロー!」
ダメ出し、これも後出しですね。





どうなると思う? →予想


どう思った? →感想


この二つが子供の想像力と思考力を高めます。



私の予想が外れたら

どうぞツイートで晒して笑ってください(*^▽^*)



誰かのFacebookの書き終わり方をマネします^^

『失敗することを恐れるよりも、何もしないことを恐れろ』
本田宗一郎
posted by metoo at 10:56| 千葉 ☔| Comment(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2011年12月26日

人間の基本

野球の基本という言葉はよく耳にしますが、

人間の基本と言われると「えっ何だろう?」と興味が沸きました。

それは落合さんの本に書かれていました。

・食べること
・寝ること

この二つが人間の基本だと、落合さんが書かれています。
落合さんらしいなあ〜とうなずいてしまいました。

ボールを打ったり投げたりする基本もたくさんあるでしょうが、
この二つは、小学生にも通じる大事な基本だと思いました。


また私は「人間の基本」があるならば、

「小学生の基本」というのもあると思います。


先日、息子と話をしていて、少年野球の思い出話になりました。

「なぜバットを振ったのか?」

こんな感じで私が聞いたのですが

「あの頃は、松井秀喜が好きだったからなあ・・・」

そう言えば、何度も何度も東京ドームへ行ったなあ^^




好きな選手と出会う

好きな友達と出会う

好きなスポーツと出会う

好きな勉強と出会う

好きな仲間と出会う


小学生の基本と言うか、小学生にとって大切なことと言うか、

・好きを見つけること


これがないと、何も始まらないかもしれません。


野球が好きなのか

友達が好きなのか

プロ野球選手が好きなのか

ただ遊ぶのが好きなのか

勉強が好きなのか

「バカの一つ覚え」でもいいから、

何か好きな事を見つけて、

一生懸命になれるものを見つけて欲しい。


「好き」と言えることが恥ずかしい年代かもしれませんが、

「キミは上手だね」「キミは野球が好きなんだね」「キミは野球が好きなの?」

大人の声の掛け方で小さな「好き」を大きくしてあげることもできるでしょう。



何かを好きになるって・・・

好きな歌、好きな色、好きな花、好きなご飯

よ〜く考えてみても

普通に考えてみても

難しいことじゃないんだけどなあ・・・

posted by metoo at 11:24| 千葉 ☀| Comment(2) | コーチング | 更新情報をチェックする

2011年12月22日

方法論とやり方

落合前監督の「コーチング」には

「方法論」という言葉が出てきます。

落合博満の超野球学〈1〉バッティングの理屈に書かれていることが、きっと落合さんのバッティング理論、バッティング基本、大きく言えばバッティングの方法論なのだろうと思います。


たとえば、子供に
「バットを短く持って打ちなさい」
「バットはこうやって握りなさい」などというのは、
一つの方法論を教えている。

この方法論については、
コーチングp37から
「方法論は教えられるが、これをやりなさいとは言えない」

大きな基本はあるが、人それぞれに適した方法があるので、これが正しいからこれをやれとは言えない。と書かれています。


その次のp41
「自分に力をつけるためのやり方を、決して間違えてもらいたくない。やり方さえ分かれば、あとは目に見えて自分の中でよくなっていくのが分かるはずだ。それができれば、とことん突き詰めていけばいい」

自分にあった練習のやり方さえ見つけてしまえば・・・



今日の試合でサードへのファールフライを右打者が3回打ってしまった。

「肩の開きが早いからだ!」
「もっとボールを引き付けて打て!」
「体重が突っ込みすぎだ!」
「バットの軌道が外から出てるぞ!」

必ずこのような言葉がグランドに響き渡ります。

こういう方法論だけを伝えるよりも

「肩の開きを抑えるには、こういった練習(やり方)もあるよ」
「ボールを引き付けて打つ感覚は、こういった練習(やり方)があるよ」

練習(やり方)で伝えて、何度も繰り返して頭と体に記憶させて、

(大きな声を出すだけが指導者じゃないんだよ)

落合さんは10年前からこういうことを言いたかったのでしょうね。






「自分に力をつけるためのやり方」

これを指導者と一緒に見つけることが大事なんですね。


方法論とやり方

こんな事を書いておきながら

実は私、違いがあまりよくわかっていません^^





「やり方には目的がついてくる」というお手本ですね!

これが難しいんだ^^

posted by metoo at 11:27| 千葉 ☁| Comment(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2011年11月14日

1000回を見守る

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日本シリーズの第二戦が終わりました。
ちょうどいいタイミングで「コーチング」言葉と信念の魔術 落合博光を読んでいます。



10年前、2001年に発売された古い本ですが、2001年春に横浜ベイスターズ(森祇晶監督)のキャンプに臨時コーチとして任された時、多村仁という入団7年目の外野手がいた。

この辺りの話が勉強になったので抜粋します。

============

2000年まで横浜の助っ人として活躍を続けていたロバート・ローズにそっくりな構え方をしていた。多村がなぜそうしたのか、直接は聞いていない。私の想像だが、高い数字を残すローズの打ち方を毎日見ているうちに、真似してやるようになったのだろう。

同じチームに打率の良いバッターがいると、その打ち方を真似るというやり方はよくある。イチローを真似る選手もいれば、王貞治さんや私の打ち方を真似た者もいた。多村の場合は、たまたまそこにローズがいたということだ。

模倣から入っても、そこから何かをつかめばいい。だから、多村に接した私も、「そのフォームではダメだから、こうやって構えて打て」と言うのではなく、ただひたすらバットを振らせた。振らせる量は半端ではない。2時間、3時間の間に、1000〜1500回振らせた。

私の分析では、模倣したフォームで10時間に1000回振れと言えば、ローズの形のままできると思う。しかし2時間に1000回(7.2秒に1回)以上振らなければならないとなれば、ローズを模倣した形では無理だ。なぜなら、多村の体格でそのスイングをしていたら、余計ない力を使って疲れてしまうからだ。案の定、多村は、次第に少しでも楽をして振れるように自分自身でフォームを変えていった。

そして、最終的にはローズの影も形もなくなって、多村自身が一番楽をして振れるフォームを自分でつかんだのだ。これは、まさしく現役時代の私のやり方だ。

2時間もの間、選手はひたすらにバットを振り、指導者はそれをじっと見続ける―これは選手にとっても指導者にとっても、忍耐に近いものかもしれない。なぜなら、最近の社会は、教える側は教えることに、また教えられる側は教えられることに“慣れ”過ぎていると思えるからだ。こうした傾向は、教える側は画一的な方法論しか持てなくなるし、一方の教えられる側からは自ら学ぼうとする姿勢を奪い取ってしまう。

コーチングとは、経験や実績を備えた指導者(上司)が、いかに選手(部下)を教育するか、という一方的なものではない。愛情を持って選手を育てようとする指導者と、必死に学んで成長しようとする意欲に満ちた選手とのハーモニーである。まずその選手を十分に観察してやることが大切である。

============

まず最初の感想は「型は自然と量から作られる」ということ。

量を短縮して質にこだわり、近道ばかりを探してしまいがちですが、

量を求めることで、体が作られ、技も磨かれる。

冬こそ量にこだわってもいい時期ではないかと感じました。



しかし、1000回、2時間もじっと黙って見続けられる指導者ってすごいですよね。

きっと「あーじゃねえ、こーじゃねえ」って私はつぶやいてしまうと思います^^




2011年日本シリーズの対戦相手、

ソフトバンク多村選手の素振りを落合監督は10年前に見守っていたことは知りませんでした。

中日にもソフトバンクにも西武ライオンズ黄金時代を築いた方達が多くいます。

ここから先の10年間、中日ドラゴンズの黄金世代を作った、

落合の弟子達がたくさん指導者として活躍するかもしれません。

そんな視線からも、今年の日本シリーズを楽しもうと思います。





最後にこの本の中で気にいった一言

「最も優秀なコーチこそ、一軍ではなくファームに置きたい」

若手や成長途上の選手指導は、腕の良いコーチに任せるに限る。

一軍は、いかに選手達に気持ちよくプレーしてもらうかの環境作り。

ファームは選手を教えて育てなければいけない組織。能力の高いコーチを数多く置いておきたい。


つまり、江川でも岡崎でもどっちでも・・・ やっぱり止めておきましょう^^
posted by metoo at 12:15| 千葉 🌁| Comment(2) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年10月12日

金森打撃コーチ

クライマックスシリーズ第一戦
9回表 ロッテが4点差を追いついたシーンです。

3番井口 2−1からファール、ボール、レフト前ヒット
4番サブロー 三球三振
5番福浦 2−1から、ファール2球からセンター前ヒット(私は中島のエラーだと思いますが)
6番今江 1−1からレフト前ヒット 一死満塁
7番金 初球センター前ヒットで二点返して3対5
8番大松 ファール、ボール、ファール、ボール、ファール、ファール、ボール、ファール、ファール、ファール、ボールで四球、一死満塁 この四球が大きかった!
投手交代 シコースキーから小野寺へ
9番里崎 タイムリーヒットで同点!


日本ハムファイターズがツーストライクアプローチを目的として打つファールと、

千葉ロッテがフルスイングして打つファールと、

全くファールの質が違うように感じました。



この千葉ロッテのファールを見て思い出したのが、

井口選手の「二塁手理論」に書かれていた

「金森栄治打撃コーチとの出会い」(91ページ)でした。


前年まで西武ライオンズでカブレラ(現オリックス)や和田(現中日)を指導していた金森打撃コーチは、翌年ソフトバンクにスコアラーとして移籍してきました。井口選手はそれから後ろの腰まで引き付けて打つ指導と出会い、最初の頃はフリーバッティングでバッティングゲージから前に打球が飛ばなかったそうで、それでも「左腰で打てば2割5分、右腰で打てば3割」(右打者)が金森さんの口癖だったそうです。



この話を思い出すと、ツーストライクに追い込まれたから、くさい球をカットする目的のファールではなく、千葉ロッテはボールを引き付けて、フルスイングして打った結果のファールだったと感じました。



結果論ですが、大松選手は四球を狙ってファールを打っていたわけではなく、ボールを引き付けて打つことによってボール球を見極められた四球だったのでしょう。


千葉ロッテの今年のスタイルは、

金森打撃コーチの打撃理論

「ボールを引き付けて打つ」

「引き付けて打つ」結果として逆方向へ打球が飛ぶ。

「引き付けて打つ」結果としてフォアボールが増える。

「引き付けて打つ」結果として“つなぐ野球”が生まれる。

一年間の積み重ねがよく感じられたクライマックスファーストステージだったと思います。



金森打撃コーチはいくつかの球団を渡り歩いてきました。

ヤクルトスワローズ (1997 - 1999)
西武ライオンズ (2001 - 2002)
阪神タイガース (2004)
福岡ソフトバンクホークス (2005 - 2006)
石川ミリオンスターズ (2007 - 2009)
千葉ロッテマリーンズ (2010 - )

西武を倒しソフトバンク。
ソフトバンクを倒したら、もしかしたら阪神と、それとも中日と。

まるで金森打撃コーチを師匠と仰ぐ、
弟子達の戦いと言えるかもしれませんね。


2010年4月9日 乱闘があったそうです。

千葉ロッテの福浦選手が自打球で退場

代打の神戸選手がホームラン。しかしちょっと喜び過ぎたらしい。ベンチに戻り金森コーチも大喜び。

次の打席。涌井投手が神戸選手にデッドボールを当ててしまう。これを騒ぎすぎた報復死球だと金森コーチが激怒して乱闘に。

その後、井口選手にもデッドボールがあり、キャプテン西岡がエキサイト。

西武と千葉ロッテは結構昔からいろいろありましたからね^^



ただ、これだけ喜んでくれる金森コーチ。

一人の打撃コーチがチームを変えてしまう。

昔、そのような熱い打撃コーチがいらっしゃいましたね^^
posted by metoo at 03:12| 千葉 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年08月29日

カンニングはいかん!

春夏連覇を成し遂げた興南高校の
我喜屋(がきや)監督 60歳。

この監督の指導方法やコメントがとても印象に残る大会だったと思います。


その一つが「カンニングはいかん!」

何の意味かわかりませんでしたが、

*140kのストレートを打つ練習
*低めのスライダーを見極める練習

こういった部分練習が「カンニング」だそうです^^

ピッチャーが何を投げてくるのかわかっていて打つ練習は、
期末テストや中間テストでいうとカンニングなのでしょう。



テレビで興南高校のバッティング練習の映像が流れました。

バッティングピッチャーはマウンドの下あたり(3〜4m前)から、

ストレート、スライダー、カーブなど、

何を投げてもいいそうで、それを打つ練習をしていました。



部分的な(140kだけを打つ、スライダーだけを打つ)練習も大切なのでしょうが、

この練習はどんな球種にも実戦で付いていけるよう「完成度を高める練習」に感じました。


昨年の日本文理高校も「一球バッティング」として、おなじ効果を狙っていたように思います。


完成度を高めるとは、私は「慣れる」ことだと思っています。


少年野球で言うと、

盗塁で素早くスタートする練習
牽制で素早く戻る練習

これらは部分練習であって、試合ではこの二つの完成度を要求され、
さらに最後はスライディングも必要となります。

すべてをミックスした、より実践に近い完成度を高める練習を、
私も見直そうと思いました。



興南高校の三番打者 我如古君。

この選手の完成度が素晴らしいと感じました。

ストレートでもスライダーでも、何でもタイミングを合わせてフルスイングできる選手。

よく見ると、キャッチャーミットに収まるギリギリまで引き付けてから、
さらに一呼吸遅れるようなタイミングでスイングしてきます。


誰かに似てるなぁ〜


そうだ!中日の和田選手だ!


バットが出てくるタイミングが和田選手にそっくりに見えました。

和田選手の成績 8/29現在
打率一位 352
本塁打四位 31本
打点四位 79打点

右打者だからこそできる、
極端なオープンスタンスからの逆方向へのするどいバッティング。


我如古君、君は中日へ行け!^^
落合監督の下で、和田選手の下で、
WBCで活躍できる右打者に育ってくれ〜!ヽ(´▽`)/
posted by metoo at 16:37| 千葉 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年08月18日

ABC練習

成田高校の中川投手
ついにベスト4まで進んでしまいましたね。

千葉県の決勝戦を見た後、
「中川君の魔球だけで、ベスト4は行きますよ」
飲んだ席でつぶやいたことが現実となってしまいました^^


中川君は冬場、通常よりも100g重たいボールを一日おきに投げ込んだそうです。
2010/07/25スポニチより

私も重たいボールを使って昔試して見たことがありますが、ボールをリリースする瞬間に、柔らかくしなる指先の感覚が感じられました。また、小学生に重たいボールでキャッチングの練習をすると、キャッチャーのミットを捕球して止める感覚が覚えられました。

同じように、私は子供達にピンポン球で投球練習をしてもらいます。
ピンポン球を投げる練習に使う力はゼロです。ボールを引き上げる動作。リリースする力。全く力を必要としませんのでケガや故障につながる心配がありません。さらに、ピンポン球を投げるとボールの回転が良くわかります。繊細な指先の感覚も磨けるでしょうし、リリースポイントが普段よりも前になるのもいい効果だと思っています。



A+B=C

A:いつもと同じ練習
B:いつもと違った道具の練習
C:新しい感覚を伝えやすい


重たいボール、軽いボール、短いバット、長いバット、しなるバット

小さいグローブ、大きすぎるグローブ、

普段使わない道具を使うと、
新しく芽生える神経や筋肉があるのではないでしょうか。


他にもアイデアがあったら教えてくださいねヽ(´ー`)ノ
posted by metoo at 15:35| 千葉 ☀| Comment(9) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年08月16日

シンクロを止める投手

今年の優勝予想を考えた時、
真っ先に思いついたのは興南の島袋投手でした。


最近の高校野球の8割くらいは、シンクロのタイミングでリズムを合わせて打っています。

このシンクロのリズムを止めることができる投手が島袋投手だからです。

トルネード投法は、シンクロのリズムを止めるように思います。



しかし今年の夏。

もう一人、シンクロを止める投手が現れました。


早稲田実業の鈴木投手です。


私は新しい野球の進化が大好きで、

毎年、新しい野球を甲子園へ運んできた選手を優勝予想にあげています。


鈴木投手は踏み出した足が着地してから、ワンテンポ遅れて、一度止まったようなイメージからズバッと腕を振ってきます。さらに島袋投手のようにチェンジアップを同じ腕の振りから投げてきます。

シンクロでリズムを合わせる打者にとって、最も苦手なタイプの投手です。

このような投手を打ち崩すには、T-岡田選手のようなノーステップ打法が有利かもしれません。



今年の大会は、九州沖縄勢を倒すのはどこか!

九州沖縄 対 その他の対決といってもいいでしょう。


今年の夏もハイサイオジサンが甲子園の魔物となるのか?

ハイサイオジサンを止めるのは、どのチームか?



とか言いながら、

指笛を練習している私がいますヽ(´▽`)/
posted by metoo at 13:44| 千葉 | Comment(6) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

必殺ヒットエンドラン

今年の大会、ヒットエンドランという戦術の奥深さを見直すことができました。

私のヒットエンドランの考え方は

◎相手がストライクの「カウント」を欲しがるタイミングでサインを出す。
◎カウントがツーストライクに追い込まれたらランエンドヒット。

このくらいの知識しかありませんでした。


しかし、これをもっと深く考えると・・・


◎相手投手が「ストレート」を投げる時。
◎相手投手が「アウトコース低目」に投げる時。


今までは「カウント」だけでサインを出していましたが、
「球種」と「コース」まで指定してから、
ヒットエンドランのサインを出してあげてはどうだろう?


変化球がきたら空振りしても盗塁の援護になります。



走者一塁の場面で左打者。

バントを相手に意識させると、二塁手は一塁ベースに寄り、
ショートは二塁ベースに入りますから、三遊間はがら空き。

アウトコース低目にくる配球さえ読めれば、
ショートゴロを打つのは難しくありません。



バッターからすると、

ヒットエンドランのサインはアウトコース低目のストレートを狙う。

ここまで明確なアプローチがあると、悩む必要がなくなり、自信を持ってヒットエンドランの戦術をこなすことができるでしょう。




これが北大津高校の野球に思えました。


1回戦で二度。二回戦で一度。ヒットエンドラインが見事に決まっています。

「えっ?このタイミングでヒットエンドラインなの?」

私の頭の中ではヒットエンドランは全く考えていないタイミングでした。



あくまでも、私の予想ですが、

ヒットエンドラン=アウトコース低目のストレートを打ちなさい

こういう戦術もあっていいんだなぁ。と勉強になりました。




監督さんの考える野球を毎日練習して積み重ねてきた。

選手達が甲子園でヒットエンドランを決めて、その練習が正しかったと証明される。

自信を持って自分達のプレーが出来る。

ゲームの流れは北大津高校へ。



次の試合は成田高校の中川投手です。

花巻東高校の菊池君のように、

三振を取りながら相手に気迫を見せて流れを掴む投手です。

2009年春のセンバツ決勝戦で見せた清峰高校のように

相手は当然、三振をしたくないので初球から打って出るでしょう。

初球から変化球で打たせて取るピッチングなら中川君の流れ。

追い込まれてから中川君のストレートを打てれば北大津の流れ。

試合は中盤以降、どちらが先に流れを掴むか。

「必殺ヒットエンドラン」がどのタイミングで出るのか?


楽しみながら勉強しようと思います(^-^)
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2010年08月02日

コンディショニング

小学校時代に「錆びたロボット」とあだ名をつけられるくらい、
打ったり投げたりする動作がギクシャクしている選手がいました。

それから6年後、高校三年生になった彼を見たときに驚かされました。

「柔らかくてしなやかでバネのある動き」

あ〜そうか!

小学校時代にはまだ動かない筋肉、
動かそうとしても動かない筋肉がまだたくさんいるんだな!

この反対のケース、小学校時代にはとても滑らかで柔らかい動作をしていた選手が、5年後の高校生になり、ガチガチの動作に変わってしまっていました。

使わなくてもいい筋肉を肥大させ過ぎて、直線的な動きが強くなり過ぎてしまった、野球とはかけはなれた筋肉トレーニングのせいなのでしょうか。体重増加、筋肉増強は、きちんとした指導者に教わらなければいけないことと、一人ひとりの筋肉の質は異なっていることをあらためて痛感しました。



最近、広島カープのトレーナー鈴川拓也さんのブログを見るようにしています。


7月30日「成功とは」からの引用です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

仮に投手の場合「ボールが高めに浮く」「思った所に投げられない」のは

集中してないからではなく、技術が足りないからでもなく、弱気になっているからでもない。

と仮定します。(もちろんそれもありますが)

そんな曖昧な、実態の薄いモノを、この大問題の答えにしたら何も進まない。

もっともっとカラダと対話して、ひも解いて考えるのが

コンディショニング担当としての僕らの役目。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


メンタルだけでなく、技術だけでなく、気持ちだけでなく、

実際に動いている「身体」にもっと目を向けてみる。

コンディショニングの大切さが伝わってきました。


どこかで誰かがコメントしていましたが、

「夏の甲子園はコンディショニングのいいチームが勝つ」

8月7日から始まる甲子園大会。

実際に甲子園まで勝ち上がるまでに相当な疲労が溜まっていたでしょう。

8月1日まで決勝戦をしていた大阪府。たった6日間で最高のコンディショニングに戻せるでしょうか?大阪が優勝したのは、大阪から南と北の二校が出場した2008年第90回大会の大阪桐蔭でしたね。たった一試合減っただけかもしれませんが、子供達のコンディショニングはもっと大人が考えてあげたいですね。


鈴川さんのブログにプロ野球の奥深さ、アマチュアとの差、最新の野球が詰まっていると思います。

長いシーズン、100%の体調を維持するのはプロでも難しいでしょう。




故障してしまった身体を直すことも大切ですが、

小学生にとって故障しない身体作りを考えてあげる。

また、鈴木さんの言葉を借りれば、

「普段あまり使ってない部分は刺激を入れて、
 筋肉を目覚めさせることも必要。」

トレーナーと言うお仕事

とても興味がある世界ですヽ(´▽`)/

posted by metoo at 21:32| 千葉 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年06月28日

信念

いよいよラストスパート。
最後の夏が始まる高校三年生と中学三年生。

最後の最後に「何を信じてプレーしますか?」

それを「信念」と題してみました。



勝ちは過去三年間の勝ち。
負けは過去三年間の負け。

私は試合の勝敗を、たったワンプレーで判断しないように心がけています。

過去三年間、毎日少しずつ積み上げてきたものが、たった1日約2時間の「試合」だと思っているからです。


今から10日間ラストスパートをかけたとしても、
三年間積み上げてきたものにはかないません。

ラストスパートをかけるとしたら、
三年間続けてきたことを再確認するほうがベストでしょう。




一つの結果を出さなければいけない
15才の夏と18歳の夏。

勝ち負けはどちらかについてしまいますが、
それでもまだ、
「オマエラはまだガキなんだ!」
「オマエラはまだ発展してる途中なんだ!」
ということも頭の隅に入れておいてもらいたいです。




1つの信念を貫こうとしている高校のニュースを見つけました。



春のセンバツ前の映像のようですが、
神港学園の「縦振り」
立命館宇治の「笑顔」

「何を信じてプレーしますか?」

この問いに

2つの高校から「準備」と「覚悟」を感じますねヽ(´ー`)ノ



返信コメントが遅れていてすみませんm(_ _)m

ちょっと忙しいので時間をおかせてください^^
posted by metoo at 13:05| 千葉 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年06月22日

試合に必要なメンタル

メンタルについてちょっと考えていたことがありました。


自分の成功イメージを常に持ち続け、ネガティブよりもポジティブに向ける考え方や、1球に集中する準備のメンタルも大切だと思います。

この取り組み方が、ヒットやナイスプレーにつながる成功の結果が出た場合はいいのですが、バント失敗やミスをした場合はどうしたら良いのか、良くない結果が出た場合は当然子供達は落ち込んでしまいます。

少年野球の子供達は、特にエラーをした後、気持ちを引きずってしまい、それが次の結果も悪くしてしまうケースが多く見られます。


女子プロゴルファーの宮里藍選手が世界ランキング1位になりました。

最近テレビで彼女がコメントしていたのは

「一打一打を切り離した考えられるようになった」

ナイスショットの一打
バンカーに打ち込んだ一打
ナイスリカバリーの一打
パーパットを外した一打
チップインバーディーの一打

ミスした一打も成功した一打も、一打を打ったら次の一打に気持ちを切り替えることができるようになったそうです。

調子の悪い時は、ボギーを叩いた次のホールもボギーが多かったそうですが、最近はボギーを叩いた次のホールは、気持ちを上手に切り替えられてバーディーの確立が高くなったそうです。

(たしか沖縄の海で兄弟と遊んでる写真をイメージするなどコメントしていました。たしかにミスした次のホールで、ショットを打つ前に、目をつぶってからニコッと笑うんですよね)



野球で言えば1球1球を切り離して考えること。

菊池雄星投手には10秒ルールというものがあるそうです。
ヒットを打たれたり、ミスをしたりした後、10秒で全てを忘れて次の1球に向けて気持ちをリセットするそうです。

上を向いて青空を見てもいいでしょう。
帽子のツバに書いてある文字を読んでもいいでしょう。

10秒前を忘れる練習。

このようなメンタルトレーニングが、実は試合で必要な練習かもしれません。


私がベンチにいたら(またやっちゃった^^)エラーした選手と一緒に笑うかもしれません。

エラーした時こそ、ミスをした時こそ、声をかけあったり、くすぐりあったり、見逃し三振が三人出たらAKB48を踊り付きで歌わせたり^^

気持ちを一瞬で切り替えさせるアプローチを見つけてあげたい。

一瞬で忘れるためのアプローチ
次へのプレーへ集中できるアプローチがあれば、
試合中に安定した力を発揮できるのではないかと考え中です。


posted by metoo at 22:57| 千葉 | Comment(6) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年06月14日

前提

まいどドラッガーネタですみませんm(_ _)m
「マネジメント」を読んでいると、よく出てくる言葉があります。

その一つが「前提」という言葉。

【前提】、ある物事が成り立つためにあらかじめ満たされていなければならない条件のことをいう。


以前から少年野球チームが勝つための「前提」を私もいくつか考えてきました。

(1)ピッチャーがストライクを投げる。
  四死球が少なくなってくる。
  打たせてアウトがとれる守備力があがってくる。

(2)キャッチャーが二塁盗塁を刺せる。
  盗塁がなくなりダブルプレーがとれる。
  送りバントで簡単にワンアウトをもらえる。

少年野球チームを作り上げるとき、この二つを最初にクリアすることが「勝つ」ための「前提」だと考えていました。
(市大会ベスト4レベルですが^^)

多分ここから先を勝つには、OPS(出塁率+長打率)が1.000を超える選手が3人必要など、そんな予想をしています。



昨年の今頃、千葉県高校野球を勝ち上がる為の「前提」を考えました。

※125km以上のスライダーを投げれること。

前提というよりも、これは仮定から入りました。
2009年夏は八千代東高校がこの仮定通り甲子園へ出場し、
2010年春のセンバツも東海大望洋高校がこの仮定にあてはまり、私の中では「前提」となりました。

ここを満たせば甲子園に出場できるという「前提」は、それまでに起こった過去の過程をみれば気が付くでしょう。


では甲子園で優勝する前提とはなんでしょう?

甲子園で勝つためには、
中京大中京の堂林君、興南の島袋君が「前提」です。

145km147km154km156kmのストレートを投げても優勝まで届かないことは誰もが知っています。ただし、スカウトさんはスピードガンを基準にプロ野球選手を探します^^


甲子園に出場する為には、
少年野球で上部大会に出場するには、
必ずどこかに「前提」がみつかるはずです。

「前提」が見つけられなかった、もしくは「前提」が満たされていなかったチームは、残念ながら「準備の全力」が足りなかったと言えるでしょう。

今年はどんな「前提」が見つかるかな?
私の新しい「仮定」は「前提」に変わるのか?
そんな見方をしながら甲子園予選を楽しもうと思います。


100613n.jpg
なす

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トマト

写真はプランターに植えた野菜。
かにさんも楽しんでいますので、私も久しぶりに植えてみました^^

植物も子供も、毎日の成長は楽しいですねヽ(´▽`)/




posted by metoo at 13:04| 千葉 ☔| Comment(7) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年06月11日

勝利の方程式

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1回裏に1点とりました。

さて、どうやって1点とったでしょう?



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最終回に1点とってサヨナラ勝ちをしました。

さて、どうやって1点とったでしょう?



もうすぐ梅雨です。

雨で練習ができず、

室内などでミーティングをするチャンスでしょう。

そこで子供達に問題を出します。


どうやって1点とったかみんなで意見を出し合います。


先頭バッターの◎◎がヒットで出て、
いやデッドボールで出て、
いやフォアボール、やっぱりヒットだな^^

二番バッターの時に盗塁を決めて、
送りバントで三塁に進んで、

三番バッターが前進守備でヒットが出そうだけど、
ピッチャーフライでアウトで、

四番バッターがツーベースヒットで1点入った!



なんでも好きなことを言い合ってもいいですし、
文章に書いてもらってもいいでしょう。



同じ様に、最終回のサヨナラの場面も考えてもらいます。



このミーティングのは、

イメージトレーニングのように思いますが、

それもあるのですが、

狙いは『マーケティング』です(*^-^)b



子供達が、誰に、何を、望んでいるか?

子供が子供の役割を決めることもできると思いました。



一番バッターには何を望んでいるのか?
 ヒット、盗塁

二番バッターには何を望んでいるのか?
 送りバント

四番バッターには何を望んでいるのか?
 タイムリーヒット、長打

三点取る時にはどうしたらいいのか?


私もこのテーマでミーティングをしたことがないのですが、

素直に子供達の答えが返ってきそうな予感がします。


A君はB君にこんな期待をしてるんだ。

B君はC君にそういうプレーを望んでいるんだ。

C君はD君に出塁を期待してるんだ。


もしかしたら、監督が役割を決めるのではなく、

子供達が自分達で「勝利の方程式」を作れるのではないか?



そして、子供達は自分達で決めた役割分担を全力でプレーする。

みんなが自分の役割を責任をもって果たせたのなら・・・





あ〜あ〜


監督がいらなくなっちゃった〜ヽ(´ー`)ノ
posted by metoo at 17:42| 千葉 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年06月09日

精神的に強くなる

エラーしたらグランド10週

暴投したら正座

ミスしたら反省文


全く意味のない、
精神的に強くなると勘違いした練習です。


では、どんな練習が精神的に強くなるのでしょう。

自分がチームの勝利に貢献したい!という強い責任感がプレッシャーであり緊張です。

だから緊張はとても大事であり必要な要素です。

ガチガチになって、大きな声がかすれ声になり、ひざが震えるくらいなら、最高の選手です。




「緊張した場面でのアプローチ(取り組み方)」を考えてみました。

ヒントは「イチローのセンター前ヒット」

延長10回表、二死二三塁から打った、WBC二連覇のあの場面。

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今こそ「イチロー選手になるチャンス」

誰でもイチロー選手になろうと思えばなれる!

このアプローチが出来るか出来ないかが「精神的な強さ」だと考えます。




一打サヨナラ勝ちの場面。

ここで打ったらヒーローになれる場面。

そんな時、

バットをグルっと大きく一周させて、

まっすぐ立てたバット越しにピッチャーを見る。

バッターは必ずイチロー選手のマネをしなければいけないルールでも作ってみましょう^^

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「僕は緊張してるけど、イチロー選手のようになりたいんだ!絶対になるんだ!」

イチロー選手が舞い降りてきて、子供に勇気を与えてくれるでしょうヽ(´▽`)/

「イチロ!イチロ!イチロ!」なぜかベンチはイチローコール。

いいなぁ〜 こういうおバカなチーム^^




子供が緊張するような場面を先に察してあげて、

やるべき役割を与えてあげるのがアプローチ。

「アイツは精神的に弱いなぁ〜」なんていう子供が、

実は奇跡を起こしてくれる一番近い人間なのでしょう。





緊張を勇気に変えてあげるアプローチ。

これさえあれば、

精神的に強いとか弱いという言葉はなくなります。

もっともっと考えてあげたいですねヽ(´ー`)ノ

posted by metoo at 13:55| 千葉 ☁| Comment(13) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年06月07日

イチローの五月

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どこかのニュースで「5月のイチローはヒットを量産」と目にしたので、2001年から2009年まで、実際にどのくらい違うのか調べてみました。
(縦軸は安打数、横軸は月間)

グラフを見て、イチロー選手でもこれだけ好不調の波があるんだなあと感じました。


毎日同じルーティンを繰り返し、
毎日同じ状態を保とうとして、
毎日同じ結果を出そうとしても、
これだけの数字の違いが出てしまうんですね。



小学生、中学生、高校生は

「イチローの五月」をどこに設定すればいいのか?


どれだけ五月が絶好調だったとしても、
一番大切な甲子園予選の七月に調子を落としてしまったら?

理想としては、
五月から六月、七月と調子を上げて行きたい。
もしくは、調子をキープして行きたいと思いますが、
これはイチロー選手でも難しい調整なのでしょう。


最後の大会を絶好調で迎えるためには、

毎日の練習を積み重ねる、

それと同じくらい、

少しずつ溜まっていった疲労を回復することも大切でしょう。


野球技術の指導は指導者が教えてくれますが、

疲労はチームの誰が見てくれるのでしょう?


私は子供の本当の痛みや疲れを見れる人間は

「親」しかできない事だと思っています。


疲れを取り除き、最高の状態で、最高のパフォーマンスを、
そして、最高の応援してあげたいですねヽ(´▽`)/
posted by metoo at 12:22| 千葉 | Comment(6) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年06月06日

決勝戦の練習試合

決勝戦を10回経験したチームと、

初めて決勝戦の舞台に立つチーム。

どちらが勝つでしょう?^^
というより
どちらがいつも通りのプレーをしやすいでしょう?


沖縄県高等学校野球連盟のホームページ

佐賀県高校野球情報のホームページ

福岡県高等学校野球連盟のホームページ


九州地区を覗いてみましたが、
夏季大会
秋季大会
春季大会
確かではありませんが、
この他にもう一つ大会があるようですね。

関東や関西、中国地方の強豪チームを招待してるのも、
とても素晴らしい取り組みだと思います。

さらに沖縄高野連の行事計画にはもっとたくさんの大会と交流試合が組まれています。


春のセンバツで興南高校の強さは、
このような沖縄県としての取り組みもあるのではないでしょうか。


また、地域によって何もしていないところもあります。
甲子園で結果が出ていない地域は、もっと見習うべきところがあるのではないでしょうか。

私が関東と関西に優勝予想の◎印をおけないのは、
このような地域の取り組み方に差が広がってると思うからです。

どれだけ中学からいい選手を集めても、たった一つの高校がどれだけ頑張っても、甲子園では優勝できない時代だと思っています。地域が一体となり、甲子園で活躍してもらおうと地元のファンが盛り上がってる、そんな高校が甲子園で大きな力を発揮してるように思います。




この話を少年野球につなげると・・・

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少年野球ならば、日曜日に3チームを招待して、
ワンデイトーナメント大会を開くことも十分可能です。
1試合を1時間15分に設定したり、5イニング制にしてもいいでしょう。

どんなに小さな大会でも、
「決勝戦」と名の付く試合と、
ただの練習試合では大きく経験値が変わってきます。

緊張もするし、プレッシャーもかかるし、
最後のアウト1つを取った瞬間の喜びは、
練習試合とは比べ物になりません。


なかなかベスト8の壁を超えられない。
どうしても決勝戦の舞台に上がれない。

だったらベスト4からの大会を作ってしまいませんか?^^

1ヶ月に一度、定期的にワンデイトーナメントなどを開催すれば、
いろんなチームと交流が増えるでしょう。




勝つための練習ではなく、


『優勝』する為の練習を、

子供達と楽しんでみてはいかがですか(*^-^)b



posted by metoo at 00:14| 千葉 ☀| Comment(10) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年05月26日

大きく小さく素早く鋭くそーっと

タメとかステイバックとかいろいろブログに書いていますが、
大人が作り出した難しい言葉は、
実際に子供達には使ってはいけない、
もっともっと伝わりやすい短い言葉にしなければ。
などといつも考えています。

私がいくつか使う言葉の中で、
子供達に伝わりやすかった言葉を選んでみました。


「大きく」

「小さく」

「鋭く」

「素早く」

「そーっと」


この言葉は小学生の子供達に浸透しやすい言葉だと実感してます。



例えば

【ゴロを捕って投げる】

大きく呼んで

小さく捕って

素早く投げる


【ボールを投げる】

大きく足を上げて

小さくためて

前に大きく投げる


【ボールを打つ】

大きくリラックスして

そーっと待って

鋭く振る



頭のイメージしたシーンにぴったりな言葉を付け加えてあげる。


「グワァ」とか「ガバッ」とか「シュン」とか「キュッ」とか

音のイメージでもいいのですが、

“何をする”という意味もイメージに込めたい時は

大きくとか小さくの方が伝わりやすいように思いました。


また「腕を振る」「腰を落とす」などと体の部分名を入れてしまうと、意識がそこだけにいってしまい、あまり良くない結果となるケースが多いです。



大人がイメージして作り出す言葉よりも、

子供が選んだ言葉の方が、

実は使える言葉なのかも知れませんね。


子供の指導者を募集してみようかなヽ(´▽`)/
posted by metoo at 15:29| 千葉 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年05月25日

下っ!

10052501.jpg

キャッチャーがショートバウンドを体で止めて、
ボールを見失ってしまった。

「下っ!」

内野手とベンチがみんなで声を出して、
ボールの位置を指をさしてあげる。


10052502.jpg


キャッチャーフライが上がったけど、
キャッチャーがボールを見失ってしまった。

「上っ!」


内野手とベンチがみんなで声を出して、
ボールの位置を指をさしてあげる。


声よりも、
指をさしてもらった方がキャッチャーは助かったりします。


なかなか全員はできませんけどねヽ(´▽`)/
posted by metoo at 14:58| 千葉 ☀| Comment(10) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年04月16日

木内マジック それだけのことだっぺ

Number web 「木内マジック、見参!」

1984夏の甲子園決勝
PL学園対取手二校

あのKKコンビ清原、桑田を破った取手二校の木内監督。
木内マジックとよばれた種明かしが書かれていました。


-----------------

図太い吉田には焚きつけるようなことを言い、繊細な石田にはチャンスを与える。木内は子どもたちに合わせて采配を振るっていただけだった。

「そう、性格が弱い子には弱い子なりの、強い子には強い子なりの付き合い方がある。それだけのことだっぺ」

 木内は種を明かしてみせた。
-----------------


25年近く経った今でも、
変わらない指導者としての心得ですね。



「いつも同じ場所からバッティング練習を見てみろ。1年間続ければ、少しはその選手のことがわかる」

nikkansports.com 「見る」というのは奥が深い にこんな事が書かれていました。

落合監督の言葉です。



木内監督にしろ

落合監督にしろ


選手をよく見ているなあと感じますが、



実は見ているのは「今」だけではなく


1年後、半年後、3ヶ月後が見えているのかもしれませんね。
posted by metoo at 00:08| 千葉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年04月02日

プッシュバント

104002.jpg

決勝戦へ進む二校が決まりました。

日大三(東京)−興南(沖縄)

左投手エース二人の決勝戦。

どちらも高校生らしく全力プレーを期待したいですね。



今回のセンバツで勉強になる作戦が見られました。

セーフティースクイズ 2006/02/07

この日に皆さんからセーフティースクイズについて、いろいろ勉強させてもらいました。

その後も高校野球や中学野球などからセーフティスクイズを見てきて、1,3塁でのセーフティースクイズは一塁側に転がすのがセオリーだと考えていました。




自由ヶ丘(福岡)−北照(北海道)の2回戦で、
面白いプッシュバントが二つ見られました。

0−0で迎えた7回表 北照の攻撃。
一死ランナー1,3塁のケース。0−0の緊迫した投手戦でしたので、どちらのチームも先制点が欲しい展開でした。


ここで北照高校がとった作戦はセーフティースクイズ。

「えっ!ここでプッシュバントなの!!!」

左打者はショートへ捕らせるプッシュバントを見事成功させました。



その後二死3塁となり、ここでも右打者がセカンドに捕らせるプッシュバントで3点目を追加。


北照高校のプッシュバント攻撃。

少年野球でも使えるかな?

試してみたいですねヽ(´▽`)/

posted by metoo at 16:26| 千葉 ☔| Comment(7) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年03月05日

二塁ランナーコーチ

一塁ランナーは一塁ランナーコーチ
三塁ランナーは三塁ランナーコーチ

では満塁の時は二塁ランナーは誰が見るのでしょう?


3人目4人目のランナーコーチ2006/05/26

この日は、
バッターが出来る3人目のランナーコーチ
ネクストバッターが出来る4人目のランナーコーチを考えました。


満塁の場面で二塁ランナーを見る

5人目のランナーコーチ

「ベンチ全員」が二塁ランナーコーチなんていうのはどうでしょう。


満塁の時は、
ベンチからの応援はやめて、
全員が二塁ランナーコーチができるでしょう。


センターが入るトリックプレーなどもありますから、
ボールを見る選手、センターを見る選手、隠し球を発見する選手^^
役割をきちんと決めておいてもいいですね。
posted by metoo at 00:00| 千葉 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年03月04日

砂場

どの学校にもある『砂場』

砂場を使って野球の練習ができないだろうか?



“砂場” といえば “踏ん張りが利かない”

“踏ん張りが利かない” といえば “雨のぬかるんだグランド”

ズルッとなってしまう雨の日のグランドと、

足が踏ん張れない砂場は、体の中心に体重を保つような感覚が似ていると思います。


例えば、

砂場でピッチング練習

砂場でゴロ捕球練習

頭の中で踏ん張るようなイメージを作りながら、
いろいろ練習できると思います。


不安定な場所で練習することによって、
身体のバランス力もアップするかもしれません。


反復横飛びや縄跳びなども、
砂場と普通の地面とを交互にやってみると、
下半身のバネを感じられるかもしれません。


ティーバッティング練習なども、
たまには雨の日を想定して砂場で試してみてはどうでしょう。

いつもよりも重心を落として、
しっかりと踏ん張るようにドッシリとするかもしれません。


ゴルフが好きな方は、野球のボールとバットで、バンカーショットを子供達に教えてみるのも、バッティングにいい影響を与えるかもしれません。



最終回に雨がポツポツと降ってきた。

「よし!雨ならオレ達の勝ちだ!」

砂場でやった練習を思い出し、

いつも通りのプレーができるでしょう。


PS
砂場は土の上より3倍くらい疲れますがヽ(´▽`)/

posted by metoo at 00:00| 千葉 ☁| Comment(12) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年03月03日

代打の気持ち

今日、二打席とも中途半端な打撃をした一つ上の先輩二年生。
第三打席の初球を見逃し「ストライク」
ここで監督さんが立ち上がり、
「代打!◎◎行け!」(◎◎は私です)
ワンストライクから、代打で中学時代始めてのバッターボックスに私は立ちました。

初球をファールしてツーストライクに追い込まれました。
この時、頭の中はレフトオーバーしかありません。
ストレートだろうが変化球だろうが、
レフトオーバーしか考えていませんでした。
2球目、インハイのボール球、ボールの中心を打ってしまいドライブがかかったライナーでレフト前ヒット。記念すべき初打席を代打ホームランで飾ろうと計画していたのですが、残念ながら記録はヒットとなりました。これが中学一年秋の練習試合でした。

その頃は二年生の先輩がたくさんいたので試合に出れず、打ちたくて打ちたくてしょうがないので、駆け引きなど全く知らず何も考えず初球を必ず打っていました。

ベンチでは打ちたい気持ちを抑えてバットを握らず、というか後輩が素振りなんてしてると怒られるので、なるべくブルペンキャッチャーで先輩の投球を受けて、投球練習で代打の時の目慣らしをしていました。攻撃になると急いで円陣に戻りいつでも代打にいける目を監督さんにみせて、

(はやくオレを使えよ!このジジィ!)←そういう時代でしたので^^

そのくらいの気持ちで代打の声がかかるのを待っていました。

ずるい考えかもしれませんが、
私はランナーコーチには出ませんでした。
ランナーコーチに出てしまうと代打で使ってもらえないと思っていたからです。

それは、ランナーコーチは代走がするもの。
牽制のクセやランナーに出た時のイメージがしやすいですから、
自分よりも足の速い選手がランナーコーチ。
その頃の私はそう考えていたからです。


あれから約25年後
レギュラーで試合に出てる選手よりと同じように、
ベンチにいる選手にも気を使う性格です。

(はやくオレを使えよ!このオニイサン!)←まだジジィとは呼ばせません^^

あの頃の私と逆の立場で、
そんな目をした選手を探していましたが、
なかなかいませんでした^^


代打はブルペンキャッチャー
代走は一塁ランナーコーチ

途中から試合に入りやすいように、
できるだけの準備はしてあげたいと思っています。


代打にサイン無し!
一球でゲームを決めるべし!

ガンバレ!ベンチスタート組!ヽ(´▽`)/
posted by metoo at 00:00| 千葉 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年02月25日

二塁牽制

10022501.jpg

個人的な牽制球の覚え方ですが、

プレートを外して、
塁へ投げることを「送球」

プレートを外さない(プレートを踏んだまま)で、
塁へ投げることを「牽制球」

この二つに分けて考えて、
子供達へも指導しています。

一塁への牽制と、三塁への牽制は、
1)プレートを外す
2)プレートを外さない
二種類の牽制を練習してもらいます。


もちろんボークについても教えます。
野球規則8・05には、14個の規則があり、
8・01(b)セットポジションの規則も守らないと、
ボークが宣告されます。
(半分以上忘れてますが^^)


今回のお題は「二塁牽制」です。

10022502.jpg

二塁牽制になると、
もう一つ増えることになります。

1)プレートを外す
2)プレートを外さない 反時計回り
3)プレートを外さない 時計回り

180°の回り方が二つに分かれます。

動画で見たほうが分かりやすいでしょう。



最初に投げた二塁牽制が
2)プレートを外さない 反時計回り

二球目に投げた二塁牽制が
3)プレートを外さない 時計回り



時計回りは教えやすいのですが、

私は小学生には、反時計回りを教えるのが難しいと感じています。

ですから、2)プレートを外さない 反時計回りは教えていません^^


私がルールを理解しきれていないからでしょうが、

どうしても上手く説明できないからです。
(私が苦手な牽制だからです^^)




牽制を投げる前に、一度グッとしゃがみこんでいるように見えます。

これが牽制球ではなく、投球動作の一部に見えてしまうからです。

また、軸足をプレートの外ではなく、内側に外しているようにも見えます。

一つの動作、一挙動と言われれば、そうも見えますが。。。




この動画は、最終回の二死ランナーからピッチャーが交代して、
打者に一球目を投げようとした時の牽制球です。

この牽制球がボークだ、ボークじゃないと議論したいわけではありません。

教え方を間違えてしまうと子供が悩んでしまいそうなので、
私には教えられないんです。



「Hi! My name is Mike Lumley」でおなじみのマイクさん^^



1:17から
Technically,in the rule book I need to disengage my back foot before my front,but if I'm doing this all at the same time it appears that I've moved this too.
すべて同時にの私の前部にもかかわらず、私がこれをするかどうかの前に私の逆足を解放するのに必要なルールブックでは技術的に、私がこれも動かしたように見えます。

It's too quick of a move to have anybody or an umpire to detect it.
あまりにも動きを検出するために誰か審判が簡単です。

Do another jump pivot on it, The quicker your feet can be, the better your pick is going to be.
それで別のジャンプピボットをしてください、そして、あなたの足が迅速である場合があれば、より良いです。あなたの選択があるでしょう。

ネットの翻訳なので意味はごちゃごちゃですが、
どうやら悪いことを教えているわけではなさそうですね^^


見よう見まねで、私も練習してみることにします(T_T)



9a137348.jpg
ちなみにこの画像は二塁牽制とは全く関係ありません。
どうして「けつカンチョウの銅像」を作ったのか?
どこにあるのか?
どなたか知りませんか?^^
posted by metoo at 20:23| 千葉 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

ビッグイニング

123456789R
日本文理0110001159
中京大中京20000620x10

中京大中京10対4日本文理から
9回裏の攻撃を振り返ってみます。

8番:見逃し三振 1アウト
9番:ショートゴロ 2アウト

1番:2ストライク2ボールから
四球→パスボールで二塁へ

2番:2ストライク1ボールからファール3球
左中間二塁打 10対D

3番:2ストライク1ボールから
ライト線三塁打 10対E

4番:サードファールフライエラーから
死球

4点差2アウト一三塁。
ここで堂林投手から森本投手へ交代

5番:2ストライク2ボールからファール2球
四球 ツーアウト満塁

6番:甲子園は伊藤コール
レフト前タイムリーヒットで2点差 10対G

7番:代打が初球をレフト前ヒットで1点差 10対H

打者一巡
8番:痛烈なライナーはサードのグラブに。


最終回、日本文理の驚異的な追い上げは、
誰もが震え上がって鳥肌がたつような
歴史に残る素晴らしい決勝戦だったと思います。





Aチーム00010000計10
自分0000000計0

1イニングに10点を取るAチーム

Bチーム2121121計10
自分0000000計0

毎回得点を積み重ねて10点取るBチーム

同じ10対0の試合ですが、
AチームとBチーム
どちらが強いチームなのでしょうね?^^

近年の高校野球やプロ野球を見ると、
送りバントやスクイズでコツコツ点を取っていても、
ビックイニングを作れるチームが勝ちあがっているように思います。



10020401.jpg

1月2月のオフシーズンの練習は、
得点をとるチームスタイルとマッチしてるのか?

どんな得点をとる為の練習なのか?

日本文理が行っていた「1球バッティング練習」は試してみたのか?

低めのスライダーを見極める練習と筋トレ、割り当てる時間は?


全ての練習は“得点をとるため”に繋がっているのか?

それは1点なのか?3点なのか?5点なのか?


原監督が東海大学で講演をされた時の話です。

巨人の監督に就任される時、お父さんである東海大学野球部監督 原貢さんからの言葉を話していました。

「暗い布団の中で考えるな。明るい椅子の上で考えろ」

今年の選手達を見つめなおし

今年はどんなチームを作り上げたいのか?

春を迎える前に決断しておきたいですねヽ(´▽`)/




posted by metoo at 00:00| 千葉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2010年01月18日

けがはアクシデント。故障は自分の怠慢。

今まで「けが」と「故障」は同じと考えていましたが、
金本選手のこの言葉を聞いて、その通りだとうなずいてしまいました。

nikkansports.com2010/01/18より

金本は「けがはアクシデント。故障は自分の怠慢。走って肉離れとか腰を痛めたとかは故障。故障する選手はダメ」と言った。残り26試合で節目の1500を迎える連続フルイニング出場について「普通に開幕を迎えてアクシデントがなければいくかなと。ただ油断だけはしないようにしたい」。自分の肉体に問いかける1年。大樹のように、年齢を重ねるほどたくましくなる−。衰えなど感じないシーズンにしてみせる。


プロ野球選手のように自己管理ができる大人と、

全く自己管理を知らない子供はどうでしょうか?


*まだスライディングが出来ない選手を起用し、ホームベースのクロスプレーで相手捕手と激突して骨折。

*30度を超える真夏の試合で、朝ごはんを食べずに水分補給だけで試合中に嘔吐。

*大会日程や試合数を消化を目的とし、土曜日日曜日の数百球を超える投球数で肩やひじを痛めた。


少年野球の「けが」や「故障」には
大人が未然に防ぐことができる「安全」もあるでしょう。


ネットに向かってティーバッティングをしている時。
ほんの小さなネットの穴から打球が抜けてしまい、
ティーバッティングを見ていたコーチの顔に
直撃してしまったケースを耳にしました。

グランドが使えない日などは、
子供達と安全について話し合ってみるのもいいですね。



練習には「量」はもちろん大切ですが 
「療」「療養」「休養」が必要な時もあります。

今、けがや故障で苦しんでいる選手もいるでしょうが、
明日はわが身、これから先の4月6月にアクシデントが起きる選手もいるかもしれません。

健康にプレーできてる選手もそうでない選手も、
金本選手や松井秀選手、工藤投手など
最新の健康管理、体調管理を学んでおきたいですね。
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2010年01月16日

アプローチ

最近「アプローチ」という言葉をよく使うようになりました。

ツーストライクアプローチ2009/11/02から考えるようになったのですが、
野球だけでなく仕事でもアプローチを変えるだけで、
余計な気持ちがなくなり、落ち着いて冷静に対処できたり、
精神的にとても集中できるように感じます。


例えばですが、

「朝ごはんをしっかり食べる」
このような目標を作ったとします。

早起きする→朝練習をする→ご飯を食べる→学校の授業に集中できる→成績が上がる

朝ごはんをしっかり食べることによって、
野球も勉強も上達するでしょう。


野球と勉強を上達させるためのアプローチ
 ↓
「朝ごはんを食べる」と考えられますが、


朝ごはんを食べるためのアプローチは
「夜、早く寝る」
ここに集中してみるのもいいかもしれません。


「夜、早く寝る」
 ↓
「朝、早く起きれる」
 ↓
「朝ごはんを食べる」
 ↓
野球も勉強も上達する。


早く起きなきゃ、朝ごはん食べなきゃ、勉強しなきゃ、練習もしなきゃ

複数のことで頭がいっぱいで悩みすぎないように

どこか一つに集中してアプローチした方が、

いい結果につながりやすいと考えるようになりました。


11時に寝て
「やばい!明日も早く起きなきゃ!」(〜しなければいけない)

9時に寝て
「よし!明日も早く起きて頑張ろう!」(〜しよう!)

11時に寝るより
9時に寝ることに集中するだけで、
明日の取り組む姿勢が全く違ってくるでしょう。




ツーストライクに追い込まれてから

「どうしよう・・・追い込まれちゃった。三振したくないなぁ〜」

「よし!1球でも多く粘ってやるぞ!簡単には三振しないぞ!」

追い込まれたプレッシャーに負けてしまう子。
アプローチを変えて全く違うことに集中する子。

同じ三振という結果になるかもしれませんが、
子供達の能力を100%引き出してあげたいですね。



ルーティーンとアプローチは同じような準備についての考え方ですが、
アプローチは自分の脳を自分でコントロールしてるようなイメージがあります。

「ここに集中」すればいい結果がでる。


そこで考えてみました。

少年野球の「ピッチャーアプローチ」ってなんだろう?

つづきは後日ヽ(´ー`)ノ
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2010年01月14日

ウソでもいいから

「お前は絶対にプロ野球選手になれるよ!」

私はこのような言葉を平気で使ってしまう大人です^^


これをウソとは言いきれませんが、
何かを伝える前のきっかけとして、
使いたくなる時があります。



どんな子供でも共通しているのは、

「知らないおじさんの話は聞かない」

誰だかわからない、初めて見るおじさんには、
警戒心から接してしまい、近寄れば逃げるのが当たり前でしょう。


では、子供達が素直に真剣に話を聞くのはどんな時でしょう?

例えば、イチロー選手の話は真剣に聞きます。

「毎日の積み重ねを頑張ろう」

普段、監督やコーチに言われてることでも、
イチロー選手の言葉は素直に子供達に伝わります。

子供達はイチロー選手に、

興味、あこがれ、尊敬、信頼などがあるからでしょう。



興味、あこがれ、尊敬、信頼などがなければ、

物事は教えられないのか?伝えられないのか?

そんな事はありません。



今日始めて会うA君とB君に投球フォームの指導をするとします。

A君には、しばらく観察してから

「◎◎がダメだから、もっと◎◎してごらん」

いきなり初対面の子供にダメ出しから入ります。

当然A君は話を聞きませんから、
「A君は素直じゃない」
「人の話を聞かない」
「精神面が弱い」
などと、A君を悪者にして指導は終わってしまいます。


B君には、しばらく観察してから

「君のバネはグッドだね!!!」

「君はプロ野球選手になれるぞ!もっともっと頑張ればだけどね(笑)」

まずB君の良い所を認めてあげる、褒めてあげる、ここから近寄ります。

「◎◎は完璧にできてるから、もっと◎◎するともっと良くなるよ」
「また来週見に来るから、しっかり自分で練習するんだよ」

元気な声で「ハイッ!」と返事もかえってきます。



イチロー選手のような興味、あこがれ、尊敬はされなくても、
しっかり良い所を探してくれる、褒めてくれる、認めてくれる、
そのような大人の話は素直にきちんと聞いてくれるのが子供、
いや大人も同じでしょう。




「ウソでもいいから」と書きましたが、

その位の気持ちでアプローチをしたほうが、

物事を伝えやすい環境が作れるという意味です。


ヘタクソな子供にヘタクソっていうのは指導でもなんでもありませんね。

「あの子は精神的に弱いから」「あの子はやる気がないから」
などと、指導者が子供のせいにするのは簡単な逃げ道です。


「プロ野球選手になりたい!」
「よし!もっと頑張ろう!」


夢を追いかける子供を導いてあげる。

そんな「ウソ」ならアリでもいいですかね?^^
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2010年01月13日

裏を取る

サッカーをテレビで見ていると解説者が

「うまく裏を取りましたね」など

「裏を取る」という言葉をよく耳にします。



「裏を取る」ってなんだ?

今まで意味不明の言葉でした。

10091301.jpg

ネットで調べてみると、

相手の背中側にパスを出すということなんですね。


上の図の場合、

Aにパスを出すよりも、

Bにパスを出した方が、

赤い選手は背中側へ反転しなければいけませんから、

Bに遅れをとってしまいます。


これを「裏を取る」というそうです。




この考え方は野球でも応用できないかな?


塁に走者を挟んだ時、または挟まれた時

相手が走り出しやすいのはどっちか?

自分が走りやすいのはどっちか?

どうにかして塁へ逃げきる方法はないのか?


挟殺プレーはアウトになる確率が高いプレーですが、

簡単にアウトにならない何かがありそうです。



見つけたら教えてくださいねヽ(´ー`)ノ
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2010年01月10日

戦うと闘う

【たたかう】

戦う/闘う

yahoo辞書で調べると意味は同じでした。



他にもネットで調べてみました。

=奥深き日本語の世界=

原則:
勝つために「戦う」。負けないために「闘う」。
用例:
「敵と戦う」「優勝をかけて戦う」「選挙を戦う」「関ヶ原の戦い」
「病気と闘う」「寒さと闘う」「労使が闘う」「偏見と闘う」「自分との闘い」
基本的に、戦争における敵や、競技などにおける対戦相手と、勝つために勝負するときは「戦う」、困難な状況や弱い立場にあるとき、それに負けまいとせめぎ合うのが「闘う」となります。「闘う」相手は、病気や寒さなど人に限りません。拉致被害者救援、北方領土返還など、何かを要求する活動や運動も「闘う」です。迷ったときは熟語に当てはめて考えてみます。「戦う」なら「戦争」「対戦」など、「闘う」なら「闘争」「闘病」などです。「論戦」という熟語から考えれば、意見や議論は「戦わす」になりますが、『標準用字用例辞典』では「闘わす」ですので注意が必要です。

=yahoo知恵袋=

●漢字の成り立ちと原義
「戦」は、武具の象形である(と考えられる)「單」(たて)と「戈」(ほこ)を組み合わせたもので、
「武器で敵をやっつけること」を表している。
「闘」は、(成り立ちはややこしいので省略)「二人が手でつかみ合う」のが本来の
意味である。



個人的な感想ですが

【戦う】は対戦相手と戦う

【闘う】は自分自身と闘う

野球でいうとこのようなイメージが沸きました。



学生時代にもっと勉強しておけばよかったなぁヽ(´ー`)ノ




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2010年01月06日

1001061.jpg

白い木に花びらが四つ(',',)

「楽しい」「楽(らく)」という漢字をこうやって覚えました。

それ以来、「楽」という意味を、

(桜の木の下でお花見を楽しんでいる)

このように覚えるようにしていました。

あっ、ちなみに白い木と書いて「柏」ですね^^



昨年、アメリカゴルフツアー4年目で
優勝した宮里藍選手

ビジョン54と呼ばれる、パー72全ホールバーディー(−18)で54を狙う。彼女が尊敬するアニカ・ソレンスタムのビジョンを目指してるそうです。

宮里藍選手のメンタルトレーニングをテレビで見ましたが、

ミスショットをしたり
イージーパットを外したり

次へのショットへ気持ちを切り替えたいときに
好きなイメージ、楽しいイメージを思い出すと、
気持ちがすぐに切り替えられるそうです。

宮里藍選手は
大好きな沖縄の海や、
二人の兄の姿を思い出して、
気持ちを切り替えて好成績を残せたそうです。




頭の中を「楽」に切り替える

「楽」に集中する

「楽」を一瞬でイメージできるトレーニングを積み重ねること

気持ちを切り替えるためのアプローチ

これが実戦で使える「切り替え」だったんですね。


ところで子供達にとって「楽」って何なのだろう?

すぐに気持ちが切り替えられる「楽」があるのだろうか?

好きな食べ物?
好きな動物?
好きな景色?
好きな女の子^^

私は子供達の「楽」って
特に小学生時代は
親の笑顔だと思うんです(^-^)

だから親は一生懸命に声をかけて応援してあげる。
「もっとリラックスしろ」
「もっと力を抜け」
「下を向くな前を向け」

親も一緒に下を向いたり、
ミスに逆上して怒鳴り声を上げては
気持ちの切り替えとは逆効果ですね。



私の「楽」は桜です。
春は目の前に見えて助かるのですが、
夏秋冬にイメージが作れるかな?

メンタルトレーニングには
「楽のコントロール」もあるでしょう。
私もトレーニングしてみることにしますヽ(´ー`)ノ
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2009年12月26日

牽制ボード

09122601.jpg
『牽制ボード』

牽制球を2球まで続けることが多いとわかるデータ。
1.5秒でピッチャーは打者に投球することが多いとわかるデータ。

試合後半に牽制を2球続けたら3球続ける牽制球はない!
次の打者への投球に1.5秒でヤマを張ってスタート!

見事に決まった!ヽ(´▽`)/


投球フォームのクセを盗むというのは、
投球フォームではなく、

*牽制の回数

*セットポジションの秒数

小学生にとっての盗塁。
足が速い子遅い子など関係なく

「どこでスタートを切るか?」

ここに集中してもらいたいと考えました。



試合前半になるべく多くのデータを書き込んで、
赤い丸印はストップウォッチを持っているベンチスタッフに任せます。
これを参考にしながら、試合中盤から後半にかけて勝負をかけます。


次の塁を盗む
盗むのですから悪い子にならなければいけません。
悪い子にならないと自分が刺されてしまうからです。
(ジョークですからね^^)
普段の生活で何かを盗むと警察に捕まってしまいますが
野球は出塁するとドロボーになれて、
塁を盗んだらみんなが大喜びしてくれるゲームなんです^^

その為に作戦をキチンと立て、
牽制の回数と秒数を頭にインプットして、
アウトになってもセーフになっても
全力で次の塁を盗みに走る!

スリル、緊張、プレッシャーなどに惑わされないように、

「イッテンゴ〜〜〜〜」(1.5秒でスタートだとすると)

体内時計に集中してスタート!
塁をかっぱらってもらいましょうヽ(´ー`)ノ


大人が迷いを取り払ってあげるから集中できる。

集中できるから思い切ったプレーが出来る。

思い切ったプレーが成功するから楽しい!

楽しいから、忘れない、記憶に残る、覚える。


子供の能力を引き出してあげるのが大人。

盗塁が好きな子とそうでない子、この先の走塁にも大きく影響してしまうと思っています。普通に盗塁できる子はいいのですが、盗塁に全く興味がない子をどうしようか?が今回の課題です。

中学野球の盗塁数と小学野球を比べると、小学野球は距離が短いので盗塁数が断然多いです。「盗む」と言う漢字を楽しみながら、小学時代にしかできない短い塁間の盗塁をたくさん経験させてあげて、走る楽しみと走れる自信を引き出してあげたい。盗塁という壁を乗り越えると、次へのステップ「走塁」へつなげやすくなると思います。

どんなにいいキャッチャーがいるチームでも、
「盗む」相手はキャッチャーではなくピッチャーですからヽ(´ー`)ノ
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2009年12月25日

得点の方程式

年末に今年のスコアブックを集計されてる方も多いと思います。
子供達の野球通知表かもしれない打率,打点,本塁打,盗塁などは
記録に残してあげると思い出に残りますね^^

『出塁スコアブック』
091225.jpg
例えばですが、
「塁に出た選手だけ、出塁から記録するスコアブック」
こんな表も野球では考えることが出来ると思います。

自分達の攻撃、また相手の攻撃
どのように出塁されて
どのように得点したか。

09122502.jpg

出塁が10
得点が6
残塁が5

1試合を埋めていくとこのようになったとします。
(盗塁死、牽制死などもあったほうがいいかな?)

得点の仕方や残塁の反省などがいかされるかもしれません。

FOOT001.jpg

こちらはサッカーのスコアブックです。
得点シーンや失点されてしまったシーンが、
図になって一目でわかりやすくなっています。

このようなスコアブックが野球にもあったらどうなんだろう?と考えました。


自分達のチームが得点に繋がりやすい場面。
反対に、失点しやすい場面。

出塁→進塁→得点

この関係を作り上げるのが「得点の方程式」
別の言い方をすれば「チームカラー」とも言えるでしょう。


少年野球で一番多い「得点の方程式」は?
詳しく調べてはいませんが、
ある時期までは「パスボール」だったかな?と思います。

ではその時期にパスボールの練習はどのくらいしたんだろう?

「ピッチャーの投球がショートバウンドなら迷わず全部ゴー!」

「ピッチャーの投球がショートバウンドになってミットからはじいたら迷わず全部ゴー!」

走塁は「次の塁を狙う気持ち」などとよく耳にしますが、
実際にプレーしてみればわかりますが、
強い気持ちだけでスタートは切れません。

「どこに集中するか?」

これが走塁指導の第一歩だと思っています。

次に「どのようにスタートを切るか?」
右足で見る2006/02/17
スタートの動画


集中する箇所を1つに絞って余計なことを考えさせない。
ツーストライクアプローチと同じメンタルです。
ボールがミットからこぼれる瞬間だけに集中する。
だから思い切って次の塁を狙うスタートができる。
子供達の気持ちや判断を迷わせない。
「よし!オレもやってみよう!」という勇気が沸いてくるのでしょう。



スクイズもパスボールも

同じ得点、1点は1点です。

「今日の練習試合はバントも盗塁もしない」
「パスボールで進塁してパスボールで得点を狙え!」

出塁スコアブックを見直すと、
このような考えが浮かぶかもしれません。



「出塁」の指導、「進塁」の指導
「得点」を目的とした指導をきちんと説明してたのだろうか?
振り返ると反省することばかりです。




通常のスコアブックで試合のデータを拾いながら、
それ以外に、
チームの長所や弱点が見分けられるスコアブック。
そんなのどこかにないかなぁ〜
自分でつくってみようかなぁ〜
な〜んて思ってると
また来年のクリスマスになっちゃうんですよね。


皆さんのご健勝を祈って

メリークリスマスヽ(´▽`)/

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2009年12月23日

「1」から始まるスポーツ



野球って「1」から始まるスポーツだと思っています。

球場全体がピッチャーがボールを投げる「1」のタイミングを見つめます。

バッターも審判もレフトもサードもランナーも、お客さんも。



サッカーを見てると「1」が見つからないんです。
バスケットボールも、バレーボールも。



オーケストラの指揮者がタクトを
スゥーとあげてシュンと振りおろす瞬間と同じように、
耳から始まるのではなく、
目でみた「1」のタイミングが野球にはあります。



ピッチングでもバッティングでも

「1」がない選手は「2」「3」に繋がりません。


「1」から始まるならば、

「1」をもっと探せばいい。


守備の「1」打撃の「1」投球の「1」


野球は「1」から始まる音とリズムのスポーツ。


この考え方があると野球ってもっと簡単だと思いません?



冬は野球からちょっと距離をおける季節。


年に一度のクリスマスくらい音楽を楽しむのもいいですね。
まったく音楽はわかりませんがm(_ _)m
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2009年12月22日

ボール>ベース>自分



外野手の強肩と好返球

「アウト」か「セーフ」か?

野球の醍醐味クロスプレー!


今回はそこを見るのではなくて・・・


この動画から学べるのは

*審判がクロスプレーを見る位置
*ピッチャーのバックアップの位置

(*キャッチャーのブロックは子供は真似して欲しくないです。)

「ボール→ベース→自分」

ボールを投げる野手→
ボールを受ける選手が守るベース→
「審判」もしくは「バックアップの投手」

この順番で並んでいるということです。



審判とバックアップに走るピッチャーが、
重なるような場面が見れますね。

審判とぶつかってしまった選手といえば桑田投手。
2007年3月のパイレーツ対ブルージェイズのオープン戦。
桑田投手が球審とぶつかったのは、
四人制審判ではなく、
三人制審判だったからだと聞きました。


●ピッチャーの三塁バックアップ
◎ランナー一塁からのエンドラン
◎ランナー二塁からのタッグアップなど


●ピッチャーの三塁と本塁バックアップ
◎ランナー三塁
レフトフライでタッグアップ
センターフライでタッグアップ
ライトフライでタッグアップ

◎ランナー二塁
レフト前ヒット
センター前ヒット
ライトー前ヒット

◎ランナー二三塁
レフト前ヒット
センター前ヒット
ライト前ヒット


1)一塁側から本塁送球のバックアップ

2)三塁側から本塁送球のバックアップ

3)三塁側から三塁送球をまずバックアップ
  その後、本塁送球をバックアップ

まだまだいろいろありそうですが、
大きく分けて三つのパターンがありそうです。

2)は少ないのかな?


私が少年野球の監督時代は、
ピッチャーをカットマンに使っていたので、
三塁と本塁のバックアップを教えていませんでした。

ファールグランドが狭いグランドばかりだったからです。

「審判のプレーを見やすい位置」
「ピッチャーのバックアップの位置(入り方)」

今後のために、少し勉強しなおそうと思っています(T_T)
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2009年12月21日

世のため人のため

「人は何のために生まれてきたと思う?」

野村前監督が母校を訪れて
生徒達に質問をしました。


言葉を返せない生徒達。
カメラに映りたくて
後ろでピースサインをしてる生徒達^^


「一生に一度くらい考えてもいいんじゃないか?」


生徒達に向かってというよりも、
今の若者に向かって問いかけているようでした。

一生懸命に頑張っても結果が出ない時。
何の為に頑張ってるのかわからなくなる時。
自分は将来、何をしようか迷ってる時。


ボソボソっといつものぼやくような
ゆっくりとした低い声で、


『世のため人のために生まれてきたんだよ』


野村前監督らしい言葉ですね。


心の重荷が外れてホッとするような言葉でした。


「人を喜ばせば、必ず自分に返って来る。」
「不思議なもんだよ本当に」



こうやって若者にぼやいてくれる

おじいちゃん、おばあちゃんこそ、

もっと喜ばせなければと思いましたヽ(´ー`)ノ

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2009年12月20日

タッグとタッチ

タッグ【tag】
1 鬼ごっこ. ▼鬼はit, taggerと呼ぶ  play tag 鬼ごっこをする
2 《野》(ランナーに)タッチすること

タッチ【touch】
…に触れる, さわる, 触れてみる


野球規則では
2・75 
TAG「タッグ」(触球)
野手が、手またはグラブに確実にボールを保持して、その身体を塁に触れる行為、あるいは確実に保持したボールを走者に触れるか、手またはグラブに確実にボールを保持して、その手またはグラブを走者に触れる行為をいう。

TOUCHという言葉は、リタッチという意味でよく使われていました。



他にも「タッチ」という言葉はサインでよく使います。

高校野球ではあまり見かけたことがありませんが、

例えば、ランナー二塁にいます。
二塁ランナーはキャッチャーの球種サインが丸見えです。

「グー」がストレート
「パー」がカーブ
「チョキ」がスライダーだと気がついたら

キャッチャーが「パー」を出したら三塁へ盗塁などが考えられます。
(打者に球種やコースを教えるの禁止だったと思います)


これを帽子するために、
キャッチャーは球種がばれないようにもう一つサインをだします。

よく使われるのが

ファーストタッチ 最初に触った箇所
セカンドタッチ 2個目に触った箇所
サードタッチ 3個目に触った箇所
ラストタッチ 最後に触った箇所

何個目がお約束になります。

キャッチャーミットが1回目
左ひじが2回目
左肩が3回目

触った箇所がキーになります。

例えば「遇数回はセカンドタッチ、奇数回はラストタッチね!」と決めておいて

4回の守りでランナーが二塁
キャッチャーが右手で、

左肩→左ひじ→ミット→左肩

左ひじがキーになり2回目がサインとなります。
キャッチャーが股間で球種サインを出します。

チョキ(スライダー)
パー(カーブ)←2回目
グー(ストレート)

このような感じで、二塁にランナーがいる時には、
ピッチャーとキャッチャーが打ち合わせをしてるシーンが
プロ野球ではよく見られます。

中学、高校でも変化球のサインでスタートのチームはあるでしょう。
知らないより知っていた方がいいのかもしれませんね^^

桑田投手はメジャーでタッチの足し算などのお約束としてたそうですが、キャッチャーが足し算をわからなかったという話もあったそうです^^



「タッグ」は鬼ごっこの意味で鬼が捕まえた!などが語源のようですが、

「タッグアップ」として使われると???

鬼から逃げろ〜なのかな?^^

「タッグとタッチ」 規則に正確な審判の方は使い分けますが、

子供達はどっちでもいいのかなヽ(´▽`)/
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2009年12月19日

小学生の筋トレ

09121901.jpg
筋トレというと、小学生はこんなイメージをもつかもしれません^^
しかし小学生にはまだ早いですよね。

09121902.gif
子供のスポーツ指導でよく使われるスキャモンの発育発達曲線でもわかりますが、
筋肉ムキムキを目指すよりも・・・


09121902.jpg
小学生の目指す筋トレはこちらでしょうヽ(´▽`)/



「体が柔らかい選手はケガをしない」

野球選手のどこが柔らかい方がいいのか?

ここは疑問を持たず

「とりあえず柔らかくなってみちゃったら?」

そのほうが早いかもしれません^^


体を柔らかくする

検索するといろんな考えが見つかりました。


そこで気になった点がみつかりました。


=====================
“体が硬い”のメカニズムを申し上げます。
出きるだけわかりやすく説明しますが不明の点は御容赦下さい。

・・・・
体の筋肉はすべて神経で脳と繋がっています。
そして,この神経の指令で筋肉が伸びたり縮んだりします。
基本的には筋組織に対して神経が1:1で繋がっているのが本来です

しかし,あまり筋肉を使わなかったり,使う必要のない部分はこの神経系の数が減っていきます。

たとえば,10本の筋肉を動かすのに,10本の神経系から信号を出していたけど,あまり使わなくなってしまったので,10本の筋肉を3本の神経系で司る・・という状態になります。

この時,たとえば,ある状態で本来伸ばさなくてはいけない筋肉を神経が行き届いていない為他の筋肉への指令に合わせて縮んでしまう・・ということが起こります。これが体が硬い・・という状態です。
=====================


自分の頭で想像してみると・・・

骨折してギプスで固定され硬くなってしまった筋肉を元に戻す。

体が硬い・・・もしかしたら同じ意味なのかな?

ギプスを外した後、固まってしまった筋肉を、接骨院の先生は力任せに曲げたり伸ばしたりしてくれて、泣きそうなくらい痛かった記憶があります。


「体がとろけるように柔らかくなる温泉」

こんな温泉があればいいのですが、
体を柔らかくするには多少の痛みも必要なのでしょうかね?^^

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2009年12月10日

部分練習

kyujibs.jpg

例えば分解写真や動画を見ながら、
「この選手をどう育てていこうか?」などと考えると思います。


まず注目するのが私はトップの写真です。

中段にある一枚の写真がトップの位置です。

「踏み出した足が着地する瞬間」

バッティングでもピッチングでも
この瞬間をトップと言うように考えています。


トップまでの部分を練習する部分練習

トップから後を練習する部分練習

トップを動作の中心とした前期と後期の二つの部分に分けて考えて、
練習を工夫するようにしていました。



youtubeで見つけた
「キャッチャーのスローイング練習」
トップまでの部分練習です。




松井秀喜選手がバッターボックスに入る前の素振りです。
踏み出した足が着地して一度軽く止まって「トップ」を確認してからバットを振っていました。


バッティングやピッチングだけでなく、

例えば転がしたボールを捕ってボールを持ちかえるまでだけの練習。

例えばセンターが右中間の打球を追いかける方向だけの練習

例えば中継プレーが一直線になるまで走るだけの練習

例えばサードが三塁線への打球に入るステップするだけの練習

例えばショートがセンター前へのゴロを捕るステップだけの練習


一つのプレーも前期と後期に分けて繰り返し何度も何度も部分練習して、その後にプレーをつなげて全体練習。

二つに分けて練習した方が、

一つの練習に三つ四つを教えるよりも

ポイントを一つに絞れるので子供達に伝えやすいと思っています。



練習メニューというよりも

これは○○の動作を安定させるための「ドリル」

その子にあった「練習ドリル」を考えてあげる。
もしくはチームで統一したドリルを考える。

ただ言葉で教えたから「オレは教えた」
今日一日練習したから「あの子には伝わった」
そんな簡単だったらみんなプロになっちゃいますね^^

長い年月をかけたドリルの積み重ねで、
やっと体に染み込む技術もあるでしょう。


部分練習(ドリル)の積み重ね

意外と・・・

すぐに出来る子ほど

すぐに忘れるものなんですよね^^

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2009年12月05日

タイムは野球教室

攻撃で3回
守備で3回

1試合で6回もタイムを取ることができます。
(相手チームのタイムも合わせると12回です)


少年野球コーチさんが書かれていた
「5人で3アウト」

これをタイムを取って確認するのも
子供達にとってはわずか数分間ですが
大切な野球教室だと思います。



タイムをしっかり使う監督さん
逆にタイムを使わない監督さん

せっかく試合中の大切な場面で野球教室ができるのに・・・

なーんて考えてみると

タイムって大切ですねヽ(´▽`)/



タイムを取るコツとしては
私は打者二人先のイメージを常に作っておくことを心がけていました。

このバッターが出塁したら
こんな場面になるから
その次のバッターの前に・・・

子供達に伝えたい事を準備する時間が持てると。


「この場面はこう考えて、こうやって行こう!」

タイムは「目的と手段」を一言で簡潔に伝える
野球教室にしたいと思っています。

少年野球でも中学野球、高校野球、プロ野球でも、
タイムの取り方を見てるだけでも勉強になります!
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2009年12月04日

レジステッド,アシステッドトレーニング

レジステッドトレーニング
09120401.jpg
負荷をつけるトレーニング
 (ゴムで引っ張る)
【Resisted】抵抗


アシステッドトレーニング
09120402.jpg
負荷を軽減するトレーニング
 (ゴムで引っ張られる)
【Assisted】補助


このような専門用語があったのですね!


2007/04/04 春休みのトレーニング

昔息子とこんなトレーニングをしていました。
これがアシステッド トレーニングだったのですね^^


ネットで見つけた解説です。

◆感覚を養うトレーニング
(アシステッド)

ソウルオリンピックの陸上短距離の大沢選手は、腰にゴム製のベルトをつけ、 それをバイクで引っ張ってもらい、自分の能力以上の速さで走る練習をして いました。自分の知らないスピード感を体感し、潜在能力を引き出すトレー ニングです。

バレーボールでも、以前NECが、垂直とびのときに補助者に腰を支えても らい、自分の最高到達点以上の高さまで押し上げてもらうトレーニングを行っていました。


上田桃子選手
「小さいころ毎日竹ぼうきを500回振って(レジステッド)、その後、軽い木の棒を速く振って(アシステッド)いたら飛ぶようになりました」



重いバットを振ったり、軽いバットを振ったり
重いボールを投げたり、軽いボールを投げたり
負荷をかけたり、負荷をかけなかったり
ラジバンダリー♪(死語)

先ずは考えずにやってみたいですねヽ(´▽`)/


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2009年12月03日

シーズンオフにしか出来ないこと

春には出来ないこと
夏には出来ないこと
シーズン中には出来ないこと

というか、
大会期間中にはやって欲しくないことがあります。

「冬のシーズンオフにしようか!」

それは何かといいますと・・・

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2009年11月29日

褒めると叱るから自己啓発へ

褒めると叱るについて その1 その2を書いてみたのですが、

たしかに褒めることによってやる気を出し、
どんどんトレーニングや勉強を積み重ねて、
能力が高まることも大切だと思います。


しかし・・・どこか「考え方」が違うなぁ〜と行き詰りました。


褒められて伸びたとしても
叱られて伸びたとしても

誰かが隣にいて見てくれていないと、
誰かのおかげでしか子供は伸びないと思ったからです。



子供が自分からやる気になるにはどうしたらいいのだろう?

褒めると叱る

どちらも大切だと思いますが、

自分から学びたい

自分からもっと練習したい

楽しいから勝ちたいから夢を叶えたいから

どうしたら自分から進み始めてくれるのだろう?

この「やる気スイッチ」さえ入れてしまえば

あとは自分から自然に伸びて行ってくれる。

こっちの方が目的なんだよなぁ〜と思ったからです。



ネットをぐるぐる回っていると一つの言葉が気になりました。

【自己啓発】
本人の意思で、自分自身の能力向上や精神的な成長を目指すこと。


今の私の目的にはぴったりの言葉でした^^

褒めたり叱ったりすることの本当の目的は、
子供を自己啓発の方向へ進めたいからではないか?

子供が自己啓発する。

とても難しいことです。
しかし子供は生まれながらに持っている能力でもあると思います。



そこで先日の仕事帰りに本屋さんに行って、
自己啓発のコーナーで2時間くらい立ち読みして来ました^^

いろんな良い話が見つかりました。
その中で今日からでも出来る内容に目が留まりました。


* 今日出来たことを1つでいいから日記に書く
 元気良く挨拶ができた
 大きな声で返事ができた
 目覚まし時計で自分から起きれた

どんな些細なことでもいいから「今日できた」ことを日記に書く。

* 今日誰かの役に立ったことを1つだけ日記に書く
 友達のバットをきれいに並べた  
 トイレを掃除した
 グランドのごみを拾った

自分から役に立とうとした「今日できた」ことを日記に書く。

反省ばかりを書くのではなく「自分ができた」ことを「自分で認める」気持ちがまずは大切なのだそうです。

自分にもできることがたくさんある、
それが大きな自信になるのですね。



本屋で一冊の本を買って帰りました。
イチロー選手の名言集のようは文庫本です。
息子は自分から読みたい本などを買ったことがありません。
イチロー選手の本だったら読むだろうなぁ〜と思って、
「一日に2ページでいいから読んでごらん」と渡しました。
もし一日に2ページ読むことが「できた」のであれば、
毎日続けて読むことが「できた」につながり、
一冊の本を読むことが「できた」になり、
自分から読みたい本を探すようになるかもしれません。

ちょっと簡単に考えすぎかもしれませんが、
わずか2ページのきっかけでも
自分から読みたい、学びたい、自分を変えたい、
自己啓発に繋がるのでは?と考えました。


褒めて伸ばす
叱って伸ばす

本当にそれだけで人の考え方は変えられるの?

「褒めると叱るから自己啓発へ」

私の考えはちょっと方向が変わってきてしまいました^^



ホームランを打たせることよりも、
もっと難しくて大切なことは
「ホームランを打ちたい!」
監督、コーチ、親から言わされるのではなく、
子供が自分から言ってもらうことでしょうヽ(´▽`)/
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2009年11月24日

勝ち方

Kボールの全国大会を観戦してきました。

私達少年野球チームを卒部した、
三年前のキャプテン君が千葉県代表チームに選ばれ、
一回戦延長9回にサヨナラヒットを打ってくれました^^


その試合の後、少年野球コーチさんと合流して、
オール東京vsメジャー兵庫の試合を観戦しました。

メジャー兵庫には肉団子3兄弟さんの次男君が選ばれていました。

この2チームが決勝戦まで勝ちあがり、
決勝戦は観戦できませんでしたが千葉代表が優勝したそうです。

OBが日本一になってくれたことは嬉しいですね。
次は甲子園に連れていってくもらいたいです^^



二試合を観戦しましたが、
メジャー兵庫さんの「勝ち方」がとても勉強になりました。

よく試合に負けると

「なぜ負けたのか?」

反省会などのミーティングがありますが、

勝った時はどうでしょう?

「なぜ勝てたのか?」

私は勝った時のミーティングの方が大切に考えています。

自分たちが練習してきたことが「できた」

何が「できた」のかを探しあうことが、

自分たちの「勝ち方」を作りあげることだと思います。


アウトという言葉を「失敗」と置き換えて野球を考えると、

7回まで「21失敗」を両チーム同じ数だけ失敗してるのが野球です。

「失敗」を練習して「成功」に変えていきながら、

「成功」の積み重ねを「勝ち方」へと作り上げる。

強いチームの試合を見ていると、

「勝ち方」が見えてきて、

きっとこういう練習を積み上げてきたんだなぁ〜

「練習メニュー」が見えてくるようでした。




Kボール全国大会を見た翌日に少年野球の試合を見ました。

たくさんのエラーや暴投(失敗)があって、
たくさんのヒットや得点(成功)があって、

やっぱり少年野球のほうが面白いですね^^

7回のアウトを21回の「失敗」と書きましたが、

少年野球では21回の「成功」にも見えてしまうからですヽ(´ー`)ノ

posted by metoo at 11:42| 千葉 🌁| Comment(7) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年11月19日

投手は「バットを振れ」

巨人から横浜へ移った尾花新監督

“バットを振れ”


ピッチャーに“バットを振れ”の練習だそうです^^

バットを振ることで身体の回転のシャープさを出すのが練習の意味合い

ピッチングにも「バッティングと同じ目的がある」

面白い発想ですねヽ(´▽`)/



これをちょっと捻って考えると

「右投げ左打ちは損をしてるのかな?」

などと考えてしまいました^^



同じ目的という言葉から想像したのですが


バッティングに一番近い動作

ほとんど同じ筋肉を使っている動作

それはゴルフのスイングだと思います。



「トッププレーヤーのスイング分析」

石川遼選手のスイングを分析したページですが、

右腰を切り上げて右股関節に体幹(軸)を乗せている(4コマ目)ポジションから早めに股関節移動を左に移動させて上半身と下半身の捻転の差を最大にしている(→5コマ目→6コマ目)。この左軸への乗り切りはトッププロも羨ましがるような美しい流れがある。

「上半身と下半身の捻転の差を最大にしている」

バッティングにしても
ピッチングにしても
とても参考になる言葉です。





【木を見て森を見ず】

小さいことに心を奪われて、全体を見通さないことのたとえ。


シーズンオフは野球からちょっと距離を置いて
違った角度から野球を見てみるのも勉強になりますねヽ(´ー`)ノ



posted by metoo at 16:29| 千葉 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2009年11月15日

褒めると叱る その2

【叱られる】

【叱ってくれる】


受け止める側の「考え方」でまるっきり意味が違ってしまいますね。



いろいろネットで調べていると

『叱ってくれる人を持つことは大きな幸福である』

松下幸之助さんの言葉を見つけました。


【叱る】の本当の意味は、

「何か大切な事をを伝えたい」という意味なんだなぁと考えました。


親は子供を【叱る】ということは、「子供に何かを伝えたい」ということなんですね。



この伝え方に感情が入りすぎたりすると「怒鳴る」になってしまい、

伝わるのは「怒りという感情」だけになってしまう、

もったいない結末となってしまいますね^^




その人の為を考えて、
何か助言やアドバイスをしてくれてると考えると、
叱ることは決して悪いことではないでしょう。

ただし子供によっては
「あのコーチうるさいなぁ〜」
「ウチの母ちゃんゴチャゴチャうるさいなぁ〜」
受け止め側が「間違った考え方」だと何も伝わっていません。

「お前、ちゃんと人の話を聞いてるのか!(`Д´)」
これを子供の責任に押し付けてもダメでしょう。

叱る側がもう少し工夫してあげれば、
伝えたいことがきちんと伝わるかもしれません。


【叱る】=【何かを伝えること】

言葉の使い方、言葉の選び方、言葉の届け方で相手は変わるのではないか?

つまり・・・伝言ゲームなんですねヽ(´▽`)/



少年野球からずいぶんと横道にそれましたが、


もうちょっとだけつづきますヽ(´ー`)ノ

posted by metoo at 01:10| 千葉 | Comment(7) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする