
無死一塁、無死一二塁。送りバントが予想されたケースで、図のように守備位置を極端に変えてくるチームと遭遇した事があります。
これが良いのか悪いのか?私には答えられませんが、まずは自分達でゾーンプレスをマネしてやって見て、そこから何かヒントをつかむのも、いい経験になるでしょう。
バントが予想される時、
得点差やイニング、バッターの特徴などが考えられます。
2年前「巨人軍の野球教室」のビデオを子供達と一緒に見て、プロ野球が、バント処理にどう対応してるのかを、皆で勉強しました。
「50%バントプレス」打ってくるのかバントしてくるのか?どちらか解らない時は、
バントは2人で処理を想定して、確実に1アウトを狙います。
私達チームでは、
2人プレス と呼ぶようにしました。
「100%バントプレス」100%間違いなくバントしてくるだろう!
ベンチの指示で、
3人でバント処理を想定して、先の塁でフォースアウトを狙い、一塁でもアウト、ダブルプレーを狙います。
「守備でも攻撃に行く」2つのアウトを取りに行く、強気の守り、攻めの守りと言えるでしょう。
私達チームでは、
3人プレス と呼ぶようにしました。
これを小学生の子供達に、今は出来なくてもいいから、
「高校や中学で教わるプレーだけど、やってみよう!」
「プロ野球の試合を見に行った時、試合の見方が変わるよ!」
セリーグは投手がバントするケースが多いですから、見ていて勉強になります。また中学高校野球からはダブルプレーが多くなります。内野ゴロゲッツーで、チャンスを失うならバントが多くなります。
もちろん、教えるのは5,6年の高学年チームです。子供達が野球が好きになり「もっと野球を知りたい!」と感じ始めたら、技術よりも先に知識を教えてみました。今は出来ない技術でも、知識さえあれば、そこから先は、自分達で考えてくれるでしょう。
「2人プレス」

無死一塁は、投手とサードの2人で処理。
無死一二塁は、投手とファーストで処理。
狙えれば先の塁でアウトを狙う。
ピッチャーは投げた後、走り出す方向が違う事を覚える。
「3人プレス」
無死一塁

・赤い矢印のファーストのダッシュから始まる。
(何かサインを決めて置く。右投手だったら三塁がサインを出しても良い)
・サード、ショート、セカンドがそれぞれダッシュ。
・サード、ピッチャー、ファーストの3人でバント処理。
・セカンドフォースアウトを必ず狙う。
・バントを見逃したら、キャッチャーから一塁ベースのセカンドへ送球。
・盗塁の場合はショートへ送球。
・キャッチャーは空いてしまった、三塁ベースへ走る。
無死一二塁

・赤い矢印のショートのダッシュから始まる。
(何かサインを決めて置く。左投手だったら一塁がサインを出しても良い)
・サード、ファーストがそれぞれダッシュ。
・セカンドだけは、二塁ベースに入る振りをしてからダッシュ。
・サード、ピッチャー、ファーストの3人でバント処理。
・三塁ベースのショートでフォースアウトを必ず狙う。
・三塁のショートは、一塁ベースのセカンドへ送球して、ダブルプレーを狙う。
・バントを見逃したら、キャッチャーから二塁ベースのセンターへワンバウンドで送球もある。
・バントを見逃したら、次は同じ動きで、二塁牽制。一塁牽制もある。
・盗塁の場合はショートへ送球。
注意
バントのフライに、インフィールドフライ宣告はない。打者があきらめて走っていなければ、
ワンバウンドで捕ってトリプルプレーを狙う。
満塁のケースも同様。
(故意落球とインフィールドフライの違いを教える)
5,6年生の野球大好きな子は、すぐに覚えてくれます。
好きな事は、覚えるのに、勉強は・・・^^
posted by metoo at 12:57| 千葉 ☁|
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