2009年05月19日

カーブでバックホーム

春休みに息子とピッチング練習をしていた時、
あきらかにストレートとカーブのホームが違っていました。

カーブを大きく曲げたい!曲げたい!曲げたい!

曲げたい気持ちが強くなると、
体がグローブ側へどんどん曲がってきます^^



そこで考えたのが

「カーブでバックホーム」

私が手でゴロを転がしてあげて、
捕ったらバックホームします。

ゴロを捕ってボールを持ち替えた瞬間に

「ストレート!」と言ったらストレートでバックホーム

「カーブ!」と言ったらカーブでバックホーム

「スライダー」と言ったらスライダーでバックホーム


ボールの縫い目は気にしないで、

腕の振りをどの球種も同じにする目的の練習です。




たまに

「ナックル!」

「フォーク!」

など意地悪して遊んでましたヽ(´ー`)ノ
posted by metoo at 19:30| 千葉 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2009年02月14日

WBCで注目してる投手


14秒の姿


19秒の姿


西武ライオンズの岸投手

このカーブ、

世界に通用すると思います。

もしかしたら(´ー`)

ものすごいかもヽ(´ー`)

やっちゃうかもヽ(´ー`)ノ


180cm68kg

決して恵まれた体格ではないのですが、

投げ終わって左足一本で立つ姿
(上の動画14秒)
(下の動画19秒)

「美しさ」を感じます。


WBCのキャンプインは明日2月15日

いよいよですね!

posted by metoo at 00:18| 千葉 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

ピンポン球を投げてみよう!

昨日の「横浜高校のエース」のつづきです。


肩や肘にケガをしない投球フォームとは?

「投げ終わりが深い」と横浜高校フォームから考えました。


投げ終わりが深いと言うことは、
体重移動を踏み出した足に乗せてから、
リリースポイントが前で投げれていて・・・






と、

言葉では簡単です。




これを子供達にどうやって指導するか?

ここが最も難しい問題ですよね^^




今回も「言葉のない指導」でを考えてみました。

子供達に、

いつも投げているボールよりも

小さくて軽い「ピンポン球」を投げてもらいます。


08112001.jpg

頭よりも後ろのリリースポイントだと、

小さくて軽いピンポン球は浮き上がってしまい、

キャッチャーを飛び越えてしまいます。



08112002.jpg

浮き上がってしまうピンポン球を、

上手にストライクゾーンへ投げる為には、

リリースポイントを「目の前」にしなければいけません。

リリースポイントを前に変えられれば、

「踏み出した足の股関節に体重移動をしてから投げる」

故障の少ない安全なフォームと言えるでしょう。



子供達のリリースポイントを変える指導は、最も難しいことでした。

しかしここでも「質量」を変えてあげれば、

力を使う「位置」を変えることが出来ると思いました。




「65cmのバット」と同じように、

ピンポン球を投げてみれば、

気が付く事がたくさんあると思っています。


posted by metoo at 15:09| 千葉 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2008年11月19日

横浜高校のエース





横浜高校のエースピッチャー

松坂、涌井、成瀬、そして今年の土屋健二投手。


甲子園に出場する常連高校の多くは、
連戦に備えてピッチャーを二枚、三枚も準備してます。

ところが横浜高校はエースピッチャー1人で大会を投げぬく、
連戦に強いのが特徴です。


連戦を投げられる投手。

つまり

横浜高校のエースピッチャーは、

ケガをしにくい安全な投げ方ではないのか?

小学生の子供達にとっても、

肩肘に健康な投げ方なのではないか?


このような疑問が頭に浮かびました。




横浜高校のエースピッチャーに、

何か共通な特徴はないだろうか?


共通点を見つければ、

それが安全な投げ方かもしれない。



yokohama01.jpg


1つ共通点を見つけたのが、この画像です。

今年のエース土屋君の画像を見て「やっぱり!」と思いました。

横浜高校のピッチャーは、
どうしてこの投げ終わり方が多いのだろうか?

L字強制 2007/11/28

ピッチャーの周りをフェンスを囲み、
前へ前へと投げる練習をすれば、
この投げ終わり方が身に付くのだろうか?



※投げ終わり方


普通のピッチャーよりも、

ぐっと体を前に出し、

極端すぎるくらい体を奥深くへ回転させて、

フィニッシュしています。






故障してしまったピッチャーから学べること。

故障しないピッチャーから学べること。


この2つを比べれば、何かを得ることはたくさんあるでしょう。



私はこのフィニッシュの形を、

【安全な投げ方】の1つと考えてみようと思っています。



本当なのか???

疑問に思うよりも、

やってみるしかないでしょう^^




posted by metoo at 23:22| 千葉 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2008年10月15日

松坂投手の良い時と悪い時



がけっぷちのボストンレッドソックス

1勝3敗で迎えた第五戦の先発は、

松坂投手

もしかしたら・・・

今年最後の登板、見納めかもしれません。


この動画は7月の放送を携帯で録画しました。

ちょっと音声が小さいですが、

松坂投手の良い時と悪い時を、

与田さんと桑田さんが解説してます。


ピッチャーの投げ終わりは、

やっぱりこうなると思うんだけどなぁ〜^^

「打てるもんなら 打ってみろ!」2006/08/23

第五戦は17日です。

今年最後の松坂投手???

レッドソックスも応援したいけど、
日本人5人目のチャンピオンリングは、
井口、田口、松坂、岡島

岩村選手にあげたいなぁ〜^^



155km/hを投げたプロ1年目の松坂投手
posted by metoo at 18:26| 千葉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2008年10月09日

セカンドルックから

ボストンレッドソックスの松坂投手

2007年 32試合登板
15勝12敗 防御率4.40。204,2/3イニング。被安打191。四球93。三振201。球数3479。

2008年 29試合登板
18勝3敗 防御率2.90。167,2/3イニング。被安打128。四球101。三振154。球数2904。

1年目の成績を大きく上回り、見事な結果を残しました。

6月に故障者リスに入り登板数はへりましたが、
開幕から10試合で8勝
シーズン終盤の11試合は6勝1敗と、プレーオフ、そしてリーグチャンピオンシップ゚へと、レッドソックスを引っ張りました。


松坂投手はボールを強く握らず、
脱力で投げるタイプだと私は見ています。
「力を抜く映像」

二年目でメジャーのボールに慣れてきても、
まだまだボールはすべるのでしょう。


今年、松坂投手は髪型を変えて、後ろえりあしを伸ばし、ちょっと昔のヤンキー君のようなヘンテコリンな髪型にしました。

また、松坂投手はメジャーに行ってから、アンダーアマーを着ていません。

メジャーに渡り、
松坂投手に必要になったのは『汗』です。

ブローブをはめている左手の汗
おでこの汗
首元の汗
ヘンテコリンな髪型に変えてまでも欲しかった^^
「後頭部えりあしの汗」

湿度の低い乾ききったアメリカで、松坂投手は懸命に汗をボールに塗りまくってます。

イニングの合間も、松坂投手はベンチ裏に入りっぱなしです。
ベンチの裏で温かいスチームを浴びて、汗をかきやすくしているのか、温かい飲み物で体温を上げ続けているのか、これはテレビに映らないので、ぜひベンチ裏で何をしているのか?質問してみたいですね。



今回のお題
「セカンドルックから」

松坂投手のピッチングで素晴らしい点は、
ランナーが出てからだと思っています。

今年も四球が多かったです。
私がたまたBS放送で見た試合では、ツーアウトからの四球が多く見られました。ツーアウトになると、変化球や、ピッチングフォームなど、いろいろ試しているようにも見えました。ツーアウトだから四球を出してもいいや!くらい、ツーアウトから実験をしているように見えました。


さて、
どうして松坂投手がランナーを出してから、いいピッチングができるのでしょうか?

私は、西武時代から、
ブルペンでセットポジションから投げる松坂投手を覚えています。

05090-1.jpg

必ず試合前の投球練習で

「セカンドルックから」セットポジションで投げていました。

ピッチャーはランナー二塁の投球が一番難しいと思っています。
キャッチャーを見ないで、足を上げるタイミングでキャッチャーを見るのですから難しいに決まっています。

この「セカンドルックから」を練習している投手は、リリーフ投手ではよく見かけますが、松坂投手は先発ピッチャーです。



「セカンドルックから投げた方がストライクが入るんだよね!」


松坂投手には聞いたことがありませんが、
きっとセカンドルックからの投球に自信を持っていると思います。

「二塁にランナーがいても関係ない」

「二塁にランナーがいた方が投げやすい」

「二塁にランナーがいる時が自分のピッチング」

ランナーが二塁にいて、一打同点のピンチになっても

前向きな考え方が、前向きな取り組み方が、結果を前向きにすると思います。


フォアボール出したらどうしよう・・・・・

ランナーが二塁にいるのがイヤだなぁ・・・・・

そんな考え方ではなく、

常にブルペンでセットポジションをする時は、

必ずセカンドルックから練習を積み重ねておく。

ランナー二塁が大好きなピッチャーに自分を作り変える。



野球は考え方しだいで、

ピンチにもチャンスにも変わるスポーツですね!^^

posted by metoo at 17:51| 千葉 ☁| Comment(7) | TrackBack(1) | 投げる | 更新情報をチェックする

2008年07月10日

呼吸道

子供達を見ていて、

突然ストライクが入らなくなった時ってありませんか?


「もっとひじを上げろ!」

「腕をもっと振れ!」

「腰を使って投げろ!」


このような言葉でストライクが入るならいいんでしょうが、

逆にフォームが乱れませんか?



こんな時、私がかける言葉は、

「呼吸をしっかりしろ!」

息を口から吸って丹田まで吸い込む「呼吸の道」のイメージを、
私は勝手に「呼吸道」と呼んでいます。
(実際は肺までしか吸えませんが)

普段の投球練習から、

「今日は体の軸を「呼吸道」を意識して投げ込んでみよう」

この時に「体の軸」という言い方を「呼吸道」と呼ぶようにしています。

なぜ呼吸を意識させたかと言うと、

投球動作を同じにするには、
「呼吸のタイミングと投球動作を同じにしてみてはどうだろうか?」と疑問をもったからです。

ピッチャーが振りかぶって足をあげるまで、
深く息を吐いてから、軽く息を吸って振りかぶる子。セットポジションから、クイックで足を上げるタイミングで軽く息を吸う子。うなり声をあげて投げる子。

一人一人、いろんなタイミングで呼吸しています。

どのタイミングで呼吸するのが良いのか?
口で吸うのか鼻で吸うのか?
正しい呼吸はいろいろあってワカリマセン^^


ただ、同じタイミングで呼吸をしていた方が、
同じリズム、同じバランス、同じタイミングで投げれるでしょう。


試合中に、投球動作をいじくりたくはありません。

もちろん試合中に投球動作のどこかを変えて成長することもあるでしょうが、大事な試合で何か急に試す冒険は、あまりしない方がいいでしょう。


投球動作をいじくるのではなく、

投球動作までのルーティーンを同一にしてみる。

投球動作が悪いからストライクが入らない、
じゃなくて、
投球動作までの準備に意識を持たせてみる。



よーく観察していると、

「あっ吸った」

「あっ今度は吸わなかった」

「あっゆっくり深く吸って足をあげた」



夏場は特に汗をかいて呼吸も乱れます。

試合の終盤、疲れてくると、

打たれてムキになると、

強気で攻めたい勝負球になると、

一球一球 違った呼吸をしてるんですよね^^
posted by metoo at 01:04| 千葉 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2008年06月27日

shunさんに教わってきました

早朝5時30分
shunさん にカーブの投げ方を教わってきました。


息子にはshunさんのことを、
「ある高校野球部の、ある監督さん」と
うそをついていました^^

「高校野球の監督さんが来るの?」

初めて出会う野球の指導者と、
緊張とプレッシャーの中で、どう接するのか?
私の頭の中でいじわるなテストも入れてみました^^



ひじ、腕の振り方
ボールの握り方や握る強さ

shunさんがはじめにレクチャーしてくれて、
軽いキャッチボールから始まりました。

cab01.jpg

最初はボールを高い地点からスポッと抜いて、
山なりの軌道のイメージ


cab02.jpg

徐々にリリースポイントを前にして、
体の前で抜くイメージ


今まで息子は、ストレートでもなかなか前でリリースすることが出来ませんでした。

しかし、カーブを前でリリースすることにより、
ストレートも前でリリースするコツが掴めたようです。





そこでshunさんが気が付いてくれたことが、

cab03.jpg

「ツーシームのカーブになってるよ」

息子のカーブの握りが、フォーシームのカーブではなく、
ツーシームのカーブの握りでした。


cab04.jpg

やはり、カーブの回転はフォーシームの方がよく落ちます。


ストレートでは、フォーシームとツーシームの違いはわかりますが、

カーブにもフォーシームがあったんですね^^

フォーシームにしてから、
握るまでに時間はかかりましたが、
ツーシームより、ボールにブレーキがかかるようにりました。


私はキャッチャーとして受けていたんですが、
久しぶりに息子とのキャッチボールが楽しかったです^^


まだまだコントロールはバラバラでしたが、

一つでも良くなる道筋が見えたようで、

本人は、何かコツを掴んだように喜んでいました。


shunさん

学校の朝練習がある早い時間の中、わざわざありがとうございました。

と言いながら、また来週もよろしくお願いしますm(__)m
posted by metoo at 19:07| 千葉 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2008年06月24日

カーブってどうやって投げるんですか?

ca01.jpg

こちらのページに、変化球の握り方がたくさんでていました。



top_ball09ov.jpg


息子のチーム、どうやら新聞社の大会がもう一つ残っているようです。

そこで、もしかしたらマウンドに立つラストチャンスが来るかもしれません。


「カーブを投げてるんだけど、みんなにはスライダーって言われるんだけど・・・」


先日、息子から相談を受けました。


「カーブは他の変化球と違って、腕の振りをひじから使わないと上手く投げれないよ。」

「ストレートは手の甲が三塁方向を向くけど、
カーブは、手の甲が空を向くんじゃないか?」

「打者の目線を一度上に向けたいから、スポッと上に抜ける感じでいいんじゃないか?」

私のカーブの投げ方がおかしいかもしれません。


どなたか投手経験のある方、

カーブの握り方。

リリースの仕方。

腕の振り。

練習方法や、悪い癖や悪い例、注意点。


言葉では説明が難しいかもしれませんが、

カーブの投げ方を教えてください。

よろしくお願いしますm(__)m
posted by metoo at 14:34| 千葉 ☁| Comment(19) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2008年05月22日

「力を抜く」映像



いくらボールがすべると言っても

一回目なら偶然かもしれませんが、

二回目は偶然ではないはずです。


「力が入るところと、力を抜くところ」


プロ野球選手が、メジャーリーガーが、
試合中に教えてくれた、大ヒント!

「ボールを握る強さ」

ボールの握り方は、よくいろんな本に書かれていますが、

ボールを握る強さは、どの位の強さか伝えようがありません。

「力を抜け」「リラックスしろ」「脱力」と言葉を使っても、力加減は伝えきれない言葉です。


私は「ピッチャーはボールは握らない。ボールは第一間接に縫い目を引っ掛けるくらいでいいよ」と伝えていますが、

松坂投手のように
ボールをトップに運ぶまでの間に、
スポッっと抜けるくらい力を抜いてみる。

子供達と試してみたいですね!



posted by metoo at 13:18| 千葉 | Comment(7) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2008年04月28日

円の投げ方,線の投げ方


円の投げ方

en01.jpg


線の投げ方
sen01.jpg



ある合同練習の時に教わりました。

上手な教え方だなぁ〜
子供達にも指導者の方にも教えやすい言葉だと思います。



イチロー選手のレーザービームは
遠くへ大きく投げる「円の投げ方」です。


小坂選手のゲッツーは
近くへ正確に素早く投げる「線の投げ方」です。



この2つの投げ方を使い分ける時期。
低学年なのか高学年なのか、それとも中学生になってからなのか?

これは指導者によって違ってくるでしょう。


私は小学生の高学年から、両方できるように教えています。

内野ゴロバックフォーム
どっちの投げ方が0.1秒速いんだろうか?

外野からバックフォーム
どちらが遠くに投げれるだろうか?


また子供達は、どちらか1つの投げ方しかできない子もいます。

円の投げ方しか出来ない子は、
ピッチャーか外野、もしくはサードへ。

線の投げ方しか出来ない子は、
ショート、セカンド、主に内野手へ。

監督として、最初のポジションを決めるとき、
私は「円の投げ方」「線の投げ方」を、
1つの判断材料にしています。
(ステップやゴロの捕り方、他にもいろいろ判断する点はあります)

いろんなポジションによって、
いろんな状況によって、
いろんな投げ方が必要になる時があります。


「この子は、まだ早過ぎるかな?」
この判断は皆さんにお任せします^^


naga001.jpg
posted by metoo at 17:57| 千葉 ☁| Comment(11) | TrackBack(1) | 投げる | 更新情報をチェックする

2008年04月21日

20km差

バッティングセンターで70kmの球を約20球打ちます。

大人でしたら目が慣れてくれば普通に打てるでしょう。

70kmを打ち終わったら、すぐに90kmの球を打ちます。

初球からジャストミートできたでしょうか?

90kmを約20球打った後、すぐに110kmを打ちます。

90→110kmの初球をすぐに打てたでしょうか?


この逆もやってみます。

110km→90km

90km→110km

今度は待ちきれずに、泳いでしまうでしょう。



中学校になると「変化球」が待っています。

「変化球」と聞くと、
曲がったり、落ちたり、揺れたり・・・

いろいろと投げたくなってしまうでしょうが、
実は曲がったり、落ちたりよりも、

「20km」

このスピード差が大切な投球技術と考えています。


キャッチャーから考えて、
バッターを打ち取るには、

左右の変化、上下の変化

いろいろとありますが、

バッターのタイミングを狂わせるのに、
私が一番大切に考えているのは、

「前後の変化」だと思っています。


変化球はまだ曲がらなくても全然OKです。

もちろん、曲がったり落ちたりする球があれば便利ですが、
「前後の変化」の次に必要なのは「コントロール」が欲しいです。

これもキャッチャー目線ですが^^


120kmのストレート
100kmの変化球
チェンジアップ、カーブ、スライダーなんでもOK!
(松坂投手もスライダーのスピードを今年10km落としましたね)

「20km差のボール」を
腕の振りを変えずにマスターしましょう。

20kmの差があると、
ストレートがさらに生きてきますよ!




もう一つ、欲しい球をあげれば、
イチローや松井秀選手の影響でしょうが、
右投げ左打ちの子供が増え続けています。
打者9人中、左打者7人というチームもありました。


「左打者のアウトコースへ逃げて落ちる20km差のボール」

この球が、これからの右投手には必要な時代。
または、左打者には左投手。
左投手がどのチームも必要な時代とも言えるでしょう。

posted by metoo at 19:25| 千葉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年12月20日

新垣選手のトレーニング

ara01.jpg

また新メニュー スクワット追加

新垣のブルペン投球にまたも補強運動が加わった。始動時に右足1本で5秒、フィニッシュで左1本で5秒静止するのはそのままに、ボールの箱を着地点の先に2つ縦に並べ、左足だけでスクワットしながら右手でボール5個をつかんで移し替え。続いて始動時に右足1本で3回スクワットをしてからの投球も行った。「きついですよ。やってみればいい」。立ち投げ45球の後、息も絶え絶えに報道陣へ訴えかけた。

=2007/11/13付 西日本スポーツ=



きつそうなトレーングですね^^

「踏み出した足の着地」

これでコントロールの半分くらいが決まってしまうのかもしれません。


ブログを見ているお父さん方は、
無理に真似しないでくださいね^^
posted by metoo at 04:33| 千葉 ☔| Comment(8) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年11月28日

L字強制

112801.jpg

112803.jpg

絵のように、
マウンドの後に赤い壁
背中側に青い壁

L字の壁をイメージしながらの投球練習です。




詳しい説明はこの方にお任せしましょう^^
5分47秒から解説が始まります。
(残り時間4分3秒あたり)


112802.jpg

コの字にして、松坂投手は練習していたんですね。


コントロールを良くする為に
アーム式にならないよう、腕力に頼らない為に
体の開きや、左右のぶれを少なくするように
前に前にと打者に圧力をかけ、
リリースポイントを前にする為に


このような練習方法もあるんですね^^
posted by metoo at 22:58| 千葉 | Comment(15) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年11月22日

斉藤君とダルビッシュ投手

1109.jpg

ダルビッシュ投手には、
自分をチェックする点が数箇所、
さらに、その日の調子に合わせて投げる投球フォームが、いくつかあるそうです。言われてみると、ランナーがいないのにセットポジションで投げているのをよく見かけました。

ダルビッシュ投手のチェックポイントの一つが

「首を投げる方の肩に倒しすぎない事」

あきらかに、斉藤君とは首の傾き方が違っています。

よく見ると、斉藤君って首が太いです。
投げる時には、勢いよく首を振るタイプの投手に見えます。

ダルビッシュ投手は、キャッチャーミットを正面から見ようとして投げるようなタイプに見えます。


本当に上なのか?2007/02/20

こちらでも書きましたが、

112201.jpg

* 首の傾き
* あごの向き

斉藤君(左) ダルビッシュ投手(右)
比べると正反対のように見えます。

ダルビッシュ投手は高校二年生の時から、肩痛で悩んでいたそうです。

プロに入ってからも、肩が痛くなる投げ方、痛くならない投げ方を、とても研究しているように思います。


首の傾く方向で、肩痛になりやすいのか?

 肩を痛がって投げている子
 ひじを痛がって投げてる子

もし見かけたら、どちらに首を傾けているのか?
これからも気にして見るようにしようと思います。



112202.jpg

また、
あごを突き出すようにして投げる子。
あごをぐっと引いて投げる子。

このあたりにも、何かのヒントがあるかもしれません。


私も自分で実験しましたが、
リラックスして投げよう!と思うとあごが突き出ます。
なぜだかはわかりませんが^^

posted by metoo at 19:30| 千葉 ☀| Comment(14) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年10月26日

工藤投手の一言

今テレビを見ています。
「バース・デイ」という番組で、今年巨人の開幕投手
内海投手の特集です。


入団して結果がでなかった頃ジャイアンツ球場で、
工藤投手とライトからセンター間でキャッチボールをしてました。

工藤投手の球はやっぱり凄いです!
軽くワンステップした球が、スゥーっと伸びていって落下しません。

かたや内海投手、遠投ですが振りかぶって、フワァーと山なりボールを投げていました。


しばらくして 工藤投手がこのキャッチボールに耐えきれなかったように・・・
「うつみ!!!」


「上に向かって投げるな!!!」



「ワンバンになって良いから、下に投げろ!!!」


この後、工藤投手が内海投手に身振り手振り教えていました。


遠投で山なりの球を投げてると、リリースポイントのクセが上になってしまう。

ピッチャーはリリースポイントをもっと前にして、浮き上がるくらいの球を前でリリースしなければいけない。



そう工藤投手に教わってから、内海投手は好成績につながったそうです。


偶然夜中に、いい番組が見れました^^
posted by metoo at 01:22| 千葉 ☁| Comment(16) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年10月17日

リズムを入れるピッチング

グラブの中で1,2度ボールを叩いてリズムをとる。

このような投手もいます。



ソフトバンクの杉内投手



WBC日本代表クローザーの大塚投手

この2人の特徴は、自由な足が振り上がった頂点で
グラブの中でボールを一度叩いています。

ボールを叩き終わってから、
下半身の体重移動をスタートするように見えます。

* 同じバランスを確認しやすい
* 同じリズムを作りやすい
* 同じタイミングで始動しやすい


ただ子供達の中にはリズムばかり気にしすぎて、
足と手がごっちゃになっちゃう子もいるでしょう^^

1つのモノマネとして試してみるのもいいかもしれませんね。

posted by metoo at 17:22| 千葉 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年10月13日

二段モーションでピッチング

1013.jpg

2006年から禁止になった二段モーション
05年のシーズンオフには、どのチームも対策に必死でしたね。


「打者のタイミングを意図的に外す動作」
投手の不正投球として、国際野球に沿う方向を目指しプロ野球で禁止になりました。


あの頃からずっと 今でも思っていますが、
ピッチャーは本当に
「打者のタイミングを意図的に外す動作」を目的に
2段モーションで投げていたのでしょうか?

そんな卑怯な事を考えてプロが投げてるとは思えません。

ではなぜ二段モーションで投げてたんだろう?


やっちゃいけない!ダメ!禁止!と言われたらやってみたくなる^^

05年の冬頃、息子と二段モーションのピッチング練習をやってみました。

感想は

* 軸足でしっかりと立ちやすい。
* いつもより高く振り出した足が上がった。
* バランスがとりやすい。
* リズムがとりやすく、タイミングがわかりやすい。

悪い印象がまったくありませんでした。
と言うより、良い事だらけでした。


ピッチャーが軸足でしっかり立つ事は、とても重要であり、小学生にはココだけは抑えておいてもらいたい部分です。

振り出した足を高く足を上げ、
重心高を高位から低位へ移動する事で、位置エネルギーを運動エネルギーに変換します。

同じリズム、同じバランス、同じタイミングで足が上がると言う事も、
次につながる体重移動や、ひじの引き上げにとても大切です。

二段モーションは試合では禁止されている動作ですが、
下半身の「初動作」を覚えやすく、
とても子供達にわかりやすいフォームだと思っています。


フォームが崩れたり、体重移動がときどき狂ったりする子には、
「リズム」と「タイミング」で「バランス」を取り戻し、
いい時のフォームを思い出してもらうのもいいでしょう。

夏休みなどで、たまに息子と投球練習をする時は、
「二段で思い出してごらん」と練習しています。
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2007年10月09日

ワンステップでピッチング

maund.bmp

ピッチャーが投球練習を始める前に、必ずやってもらってるのが
『ワンステップでピッチング』
練習というか、体重の確認のような意味でやってもらってます。




100901.jpg

地面に体重計があるとします。
普通に足を上げた時の体重を50kgとします。

100902.jpg

ジャンプして体重計に着地すると100kgになるとします。
上手く言葉に書けませんが、
この100kgの移動を感じてもらいたいからです。



ワンステップして投げた方が、球は速いかもしれませんが、
ステップした時とステップしない時、
同じ球速を投げられるフォームが理想だと思っています。



子供達へも上手く言葉で伝える事が出来ませんが

「まず軸足に乗る 自分の体重を感じてごらん!」

とにかくやってもらっています^^


ps
ブログの誰かさんの虫歯がうつりました^^
posted by metoo at 23:57| 千葉 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年09月05日

「押す」のか「抜く」のか「ひざカックン」

090501.jpg

「どうしたら この様な下半身になるのか?」

野茂投手の写真を見ながら、
夏休みにkohと二人で考えました。

* 異常に低い姿勢
* 前へ前へと広がる歩幅
* 内側に残っている下半身

この写真を見ながらの感想です。

とにかく、
この下半身の形がどうしたら作れるのかやって見よう!

二人で実験してみました。


低学年の子供達に良く使う手を
まずkohに試しました。

090503.jpg

投げる子の後に私が座って
足が上がりきってから、
ひざの少し下を手で「スゥー」と軽く押してあげます。
(赤い矢印)

いつもより、歩幅が広がる事を実感してもらう為です。


090504.jpg

次に、板の上に立たせて、
足が上がりきってから、
私が板を上に持ち上げます。
(赤い矢印)

板が足の裏を押してくれるので、
いつもより、歩幅が広がる感覚を実感してもらいます。

二つとも歩幅は伸びました。
体重移動もいつもより、前へ前へと写りました。

低学年のチビッコ達には、
楽しみながら体重移動を感じてもらうには良いのですが、

しかし、まだまだ野茂投手の下半身には程遠い形でした。





そこで、桑田投手が以前言っていた
古武術の「ひざを抜く」を実験してみることにしました。

「ひざを抜く」ってなんだろう?

私の予想では、きっと「ひざカックン」ではないだろうか?

090502.jpg

小学校の時にイタズラで流行った「ひざカックン」
今でもやってるでしょう^^

kohと二人で「ひざカックン」をしながら、
なんとなくですが、ひざから力を抜く事を感じました。

「これをピッチングに応用できないだろうか?」

「セットポジションのクイックモーションならどうだろう?」

090505.jpg

セットポジションから、軸足のひざを「ひざカックン」のイメージで抜いてみました。

「おっ〜〜〜!いい感じだよ!お父さん!」

「まさにクイックって感じがする!」

「それと、体重移動がいつもより加速してる感じがするよ!」

携帯で動画を撮りながら、二人で確認しました。

いつもよりも低い体重移動。
いつもより加速してる体重移動。
いつもより広くなった歩幅。
いつもより高く上がるようになったグローブの手。

野茂投手のような形になってきました。

「プレートを一生懸命に、押したり、蹴ったり、するのではないのかもしれないね」

「ひざを抜くと、自然に前へ前へと進めて、自然に歩幅が広がるし、さらに加速がアップするね」

こんな実験結果となりました。


次に、ワインドアップではどうだろう?
一塁牽制ではどうだろう?
最初は戸惑いましたが、
やはり、ひざを抜く方が素早い移動ができる事を実感しました。


これが正しいと決め付けているわけではありませんが、
きっと「押す」だけじゃなく「抜く」だけじゃなく、
スキーの滑り方のように、「押す」「抜く」タイミングがあるのでしょう。

まだまだ考えながら実験を続けてみます。



posted by metoo at 16:09| 千葉 ☔| Comment(18) | TrackBack(1) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年06月27日

タバコの箱を投げてみる

子供達が、今まさに投げようとする瞬間に、

『ストップ!』


ボールの握り方をチェックします。

今まで見たこともないような、
「新しい変化球??? 魔球の練習???」
楽しい握り方をしてる子がたくさんいます^^


どうやってボールの握り方を教えてみようかなぁ?


ふと、ポケットの中に手を入れると、
タバコがありました。

コレをコーして握ってみたら、
四角い角に指二本を引っ掛けて、
真下に親指が来て・・・

「あっ!ちょうどいい大きさかもしれない!」

試しに子供達に、
タバコの箱を投げてもらいました^^


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こんな感じで握ってもらえると嬉しい^^



062703.jpg

でも、やっぱりコウ握りたいようだ・・・

しかし子供達がタバコを投げて遊ぶのは良くないですね。

何か、四角い代用品を探します。

posted by metoo at 20:12| 千葉 | Comment(11) | TrackBack(1) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年04月27日

松坂大輔と東尾修

松坂選手を見ていると気になる点が2つあった。

1つ目
必ず投球練習でマウンドに上がる時、
マウンドの後5mくらい(センター側)の所で、
屈伸運動をしてからマウンドに上がる。

2つ目
必ず投球練習の一球目はカーブを投げる。
それもゆっくりとしたコントロールを気にしない、
ただのスローカーブを投げる。

なぜなんだろう?

ネットをぐるぐる検索していると見つかった。


ヤッホーの『私的野球論』ブログさん
東尾修の血

<私が教えたのはマウンドへの向かい方。ピッチャーにとって、マウンドに上がった時の感触は非常に大事なんですが、マウンドには必ずプレートの後方から回り、プレートに着くまで捕手を見るなと。そうするとマウンドに上がった時に捕手までの距離が近く感じ、自分の球に勢いが感じられる。


HIGASHIO.COM の過去のコンテンツより

ブルペンでは柔らかく入る事も大事だ。これは、いきなりストレートから でなく、カーブとか変化球から入ると、体を柔らかくする効果もある。ゴルフの練習でも、 いきなりドライバーでなく、ウエッジから入るように。 ゲームでも、立ち上がりストレートは142,3キロでいいと思う、リキミもなくなるし。意固地な面と素直な面、両方持ち合わせているダイスケだけど、考えている「投手像」は相当高いモノを持っている。ヒントを与える一言で、小石を投じた波紋のように、ドンドン 広がり、かつ吸収する能力、考えにはビックリさせられる。


他にも東尾さんは、いろいろな考えを持っている方ですね。

私達のチームは、東尾さんの野球教室に一度参加しています。
「やっぱりプロ野球選手のケツはでかい!」
第一印象はこんな方でした^^

posted by metoo at 13:03| 千葉 | Comment(9) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年04月26日

ドラえもん

低学年の試合を2試合で5人の投手をテストしました。

最初の試合 5回まで22四死球
次の試合  2回まで10四死球

これでどうやって勝つの?^^

子供達の「緊張の壁」は、
まずはピッチャーがストライクを入れること!

ストライクが入らない
 ↓
野手が飽きてくる
 ↓
声が止まる
 ↓
アリに目が止まる
 ↓
「コラッ!集中しろ!」怒られる^^

試合に集中できないのはピッチャーのコントロールでした。


「10試合くらいの経験が必要か?」と先日書きましたが、「ピッチャーのコントロールを10試合以内に作ってみよう」と思っています。

コントロールが悪いのは5人の子供のせいではありません。
もちろん指導者の責任です。

どうやってコントロールを良くするのか?
1つのテーマを私自身に持つ事にしました。

『投げる腕はいじらない』

これをテーマに実験してみようと思います。
(実験と言う言葉は適切ではありませんが)


◎グローブの腕
◎片足で立つ軸足
◎振り上げて着地する自由な足

投げる腕以外の練習を始める事にしました。


鍛えると言っても、まずは軽いキャッチボールから
体にリズムを染み込ませてみました。

1球1球バラバラだった投げるリズムを、

『ドラ エモ ン』

「ドラ」で片足で立って、
「エモ」で体重を運んで
「ン」で着地して投げます。

『イチ ニノ サン』のようなリズムです。

別にドラえもんでも、さざえさんでも、北斗の拳でも、自分の名前でも、好きな子の名前でも、何でもいいのですが^^

ストライクを投げよう投げようとすると、
脳が警戒してしまいます。

脳がリラックスできるように、
ドラえもんでも頭に思い浮かべながら、
楽しいリズムだけ考えるようにしてみました。


『投げる腕はいじらない投球術』

まずはドラえもんからスタートです!
posted by metoo at 12:44| 千葉 🌁| Comment(14) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年03月01日

やっぱり腕は自然に上がって振られた

実験は、K’Sクラブ20さんに提案された、
長袖シャツの袖に腕を通さず、
ダラーンとした袖を振ってみて、
ゼロポジションまで上がる回転を探してみました。

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縦回転ではシャツの袖は上がらず。
と言うか、回転が小さく動きもせず。

030102.jpg

前の肩と後の肩を入れ替えるように
180度の横回転では
シャツの袖は後から前に振られた。
しかし、シャツの袖が上がる事はない。

030103.jpg

横回転を、斜めにして180度回転してみた。
軽くシャツの袖は上がったが、前に出てくる勢いは小さい。


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180度の横回転に

一歩足を前に踏み出し → 後から前へ移動

高い位置から低い位置へ → 上から下へ移動

体をグローブ側に傾け → 右から左へ移動しながら回転


3つの体重移動を、タイミングよく加えてみる。


シャツの袖は、ゼロポジションまで上がった!

さらに、ピッチャーの腕の振りのように、
シャツの袖は腕がしなるように遅れて出てきて、
しっかりとシャツの袖が振り切れた。


なぜシャツの袖は上がったのか?

軸を斜めの回転にした時、
少しだけシャツの袖が上がる瞬間に、

高い位置から低い位置へ体重を移動する、
(自分が上から下へ下がる)

このタイミングで、右から左へ移動しながら回転を始める。

するとシャツは自然と上がるように感じた。


腕やひじは、上げるものでも振るものでもなく、

体の体重移動と、体の回転によって、

腕は自然に上がって、自然に振られてしまう。



しかし問題は、

人には、骨があり関節があり筋肉がある・・・

子供達にとって

力のいらないフォーム = ケガや故障のないフォーム

まだまだ悩む日がつづくでしょう^^



せーんろは つづくーよ♪
 どーこーまーでもーーー♪(^O^)


posted by metoo at 21:10| 千葉 | Comment(16) | TrackBack(1) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年02月28日

腕が振られてしまう回転

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こんな結果となりました。
posted by metoo at 16:06| 千葉 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年02月23日

体の回転

1999年のようですが、
「新しい魔球ジャイロボールの投球動作とボールが作る流れの数値解析」

スポーツ科学でお馴染みの姫野教授などが、ジャイロボールの研究結果のプレゼンページのようです。

この中で紹介されている、松坂投手の動画紹介がとても詳しく分析されていて参考にしています。

021303.jpg

体は進行方向に大して、縦方向にどのくら回転しているのか?
サッカーのスローインのように、腹筋あたりを軸に、
約75度 回転と言うか折れ曲がってます。

マウンドの傾斜を除いて、
約10度の角度で沈み込んで言ってるのもわかりました。

022304.jpg

進行方向に対して横の回転は、約185度も回転しています。
縦の回転よりも数倍大きく回転してると考えています。


022305.jpg

体の傾きは、進行方向に対して背中から頭にかけて、
約15度傾いていました。


ボールに釘を刺して、何をして遊んでいたかと言うと、
縦回転と横回転を比べあっていました。


022306.jpg

ちなみに頭は、上から見ると図のように動いてました。




こちらが縦回転の動画


こちらが横回転の動画

しかし、どちらも投手らしくありません。



ピッチャーらしい動きは、釘を曲げると出来ました。


だから何?といわれても・・・
ここからいろいろな考えが浮かぶかも・・・

何か気がついた事がありましたら教えてください^^
posted by metoo at 22:32| 千葉 ☔| Comment(23) | TrackBack(1) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年02月22日

野球バカの遊び道具

022201.jpg


硬球に釘を四本刺しました。

二本は一直線になるよう 直線の軸に

二本は釘を曲げて 曲線の軸になるように

蛍光灯のスイッチの紐を切ってボールに埋め込んで
腕の振りになるように

身体の回転と、腕の振りを調べてみようと、
これを研究材料にしようと、
作ってみました。




オレって。。。。。


    仕事中に何やってんだろう?


たまには 誰か。。。。。
  
  

    私を叱ってください!^^

posted by metoo at 17:14| 千葉 ☀| Comment(17) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年02月20日

本当に上なのか?

020201.jpg

野球の投げる、テニスのサーブ、バレーボールのアタック

この写真を見れば、
 上から、上からと感じる方が多いでしょう。



ひねくれ者の私は、
 この写真をこうしてみました。





続きを読む
posted by metoo at 18:33| 千葉 ☔| Comment(18) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年02月13日

ココを回すとココが回る

0213.jpg

お時間があれば、お試しください。


足を回すと、自然と肩も回ります。

ピッチャーの投げ終わりは
「前の肩と、後ろの肩を入れ替えよう!」

021304.jpg

子供達に解り易い言葉で伝えています。

しかし、なかなか上手に入れ替えられる子供は少ないです。


先日のブログで
「無理矢理ポイント前で打つ」

この事を、もっと詳しく考えると、
後ろ足の股関節を回してあげると(内旋してあげる)、
上半身が回りやすくなる。

これは投げ方にも通じるのでは?と考えています。

上手に肩が回らない投げ方。
肩を回しやすくするには、どうしたらいいのか?

下半身から考えてみることにしました。



021302.jpg

投げる方向に対して、後ろの足を直角にして投げてみます。
肩が入れ替わりません。

次に後ろの足も、投げる方向に向けて投げてみます。
簡単に肩が入れ替わる事ができました。



後ろ足の股関節を内旋してあげる。

 ↓

後ろの肩が入れ替えやすくなる。


たまには、後ろの足を前にして投げてみる。

「椅子投げ」で、椅子に乗せた後ろの足を、回した状態から投げてみる。

021303.jpg


股関節を回すと、肩が回る。

他にも、身体の仕組みがたくさんありそうですね。
posted by metoo at 12:17| 千葉 ☀| Comment(17) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年01月12日

不安定なバランスを作る

先月から、この言葉がとても印象に残っています。

「あえてバランスを不安定にする」


星さんのブログ
『スプリント講習 座学』12/05

人間はバランスを崩すことに不安を感じる

          ↓

あえてバランスを不安定にすることによって、

       反射を活用してスピードを呼び込む。


これが昨日のブログ
「ひじが上がるタイミング」に結びついていると思います。

どなたかのブログか覚えていなくて申し訳ありませんが、

投球動作のタメを感じる為に、
足を上げて手を下ろすタイミングを、ワンテンポ遅らせるとタメが実感できる。

記憶が確かではありませんが、このように書かれていたのを覚えています。

これもバランスを不安定にする事によって、体が不安を感じる動作の1つでしょう。



投げる動作は、
腰→肩→ひじ→手首
この順番で加速していきます。

しかし、全てが同時に加速していくわけではなく、肩が加速していく時には、腰は減速し、手首が加速する時には、ひじが減速します。

身体のどこかが減速するから、加速すると言っても良いでしょう。

子供達に筋力はありません。

筋力を使わずに、ボールを投げるための加速運動は出来るはずです。

不安定な位置に体重移動、重心移動をすれば、身体の何処かが反射しやすくなり、振り出した足が地面を支える事によって、振り出した足の股関節に伸張反射が起こり減速し、上半身に加速運動を伝え、ボールに伝わる。

なんとなくしか見えてませんが、子供達の理想のフォーム、ケガや故障の心配のない、全く筋力を使わない子供らしい投げ方を探して行こうと思います。


どちらかの掲示板で拝見しまいたが、
私は、ただのお父さんコーチ、ただのサラリーマンです。間違った事もたくさん書きますから、あまり信用しないでくださいね^^
posted by metoo at 03:50| 千葉 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2007年01月11日

ひじが上がるタイミング

011001.jpg

今日は湖で楽しいボートに乗ります^^

ボート乗り場から、ボートに足を伸ばして乗ろうとすると、

乗ろうとしてもっと足をのばすと・・・


・・・・・続きを読む
posted by metoo at 11:41| 千葉 | Comment(15) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年12月28日

反射とは

反射とは・・・

この数ヶ月ずっと考えてたのは、
今まで考えられてきた反射と全く違った事を耳にしたからです。

初動負荷理論でおなじみに小山氏。
ホームページによると、こう書かれていました。

 大脳皮質(脳)からの随意的な指令に対し、脊髄から無意識的に起こる指令を「反射的指令」と呼びます。この反射によるものが自然な、しなやかな動作を生み出します。
 大脳皮質からの指令が動作の途中で強く続くと、反射で起こったしなやかな動作は制限され、硬い動き、故障、血流阻害などを起こします。


反射とは、脊髄神経によるものが自然なしなやかな動作を生み出し、
大脳皮質からの指令は、反射を制限し、固い動き、故障を起こす。

つまり、脊髄による反射が正しくて、大脳皮質はそれを制御する指令をだしている。

と考えていました。

tarzan.jpg
Tarzan 2006/05/10

ところが、ターザンの5月号を見てから、考えがわからなくなりました。

このページにも掲載されていますが、

経験的に知られていた初動負荷理論による麻痩改善のメカニズムが明らかになったのは、ごく最近のことで「反射は通常、筋肉と脊髄の聞の反応ですが、初動負荷トレーニングでは大脳皮質を介した反射が起こります。つまり筋肉の動きで脳が刺激されるわけで、それによって大脳の神経細胞の活動を促進し、麻輝の改善に役立つと考えられます。」と小山さん。

初動負荷理論のトレーニングをすると、
脊髄の反射ではなく、大脳皮質から反射が起こるようなる。


なんだか話が逆転したように感じましたが、
「50代の脳梗塞の女性が初動負荷トレーニングを続けたところ、歩けるようになり、こうした例は1000件を超えたそうです。」

最初は、反射=脊髄 だったものが、
実は最近になって、反射=大脳皮質 だと発見された。


ここまで理解するのに半年かかりました^^


反射とは、
正しい神経と筋肉の機能を大脳皮質へ記憶させる。
私の足らない頭で言うと、
『反射とは脳トレ』と位置づけてみました。


子供の頃、楽しく遊んだメンコ。
軽くて負荷のないメンコを何度も投げる事で、自然と投げる神経と筋肉の機能を、脳に記憶させていたのでしょう。

重たいバットを振ることも大切ですが、筋肉がリラックスした状態でないと、正しい反射は起こらず、
『共縮』
縮むべき筋肉と、伸びるべき筋肉が、緊張して同時に縮む。

が起こってしまい、怪我や故障につながり正しいトレーニングとは言えないそうです。


ここまで反射の意味を考えはしましたが、正しい反射を覚えるには、初動負荷マシーンを使ってトレーニングする事が、今の段階ではベストだと言えるでしょう。


とりあえず年内にまとめておきたかったので、今後も考え直して書き足すことがあると思います。
中途半端でスミマセンm(__)m


だから少年野球と何が関係あるのか?
厳しい突っ込みはご遠慮ください^^
posted by metoo at 16:11| 千葉 | Comment(11) | TrackBack(1) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年12月21日

キャッチボールストレッチ

監督暦6年さんよりコメント頂いた、
「キャッチボールストレッチ」
3つのストレッチを絵にしてみました。

キャッチボールをする前に、しっかり肩甲骨周辺を動かしてから行うと、肩甲骨をもっと大きく使う意識が高まりそうですね。

6nensan01.jpg

両手を広げて肩の高さまで腕を上げ、
手のひらを前に向けて右手の親指を下にねじる、
その時に左手は上側にねじる。これを3回くらい繰り返す。


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2番目に、きをつけの姿勢をして右手をしっかりと伸ばし
手のひらをゆっくり回転させながら自分の前を通して、
最後は背伸びをするようにする、同じように左もやる。


6nensan03.jpg

3番目に肘を曲げこぶしを作りあごの下につける、肘ではなく肩をまわす事で肩甲骨が動きます、右左とやります。最後に両方を同時に回す。


監督暦6年さんの言葉から、想像して絵を書いてみたので、イメージが違っていたら教えてください。

息子のチームでは、アップの時にこの体操を歩きながらやっていました。


次も監督暦6年さんのコメントからなのですが、
息子さんのトレーナー先生はコレが出来るそうです。

6nensan04.jpg

両手の手の平をテーブルにつく、
その時に肘は完全に伸びる事が条件、
そして肘をクリクリと動かす。

これをテーブルから手を離しても、できるでしょうか?

ムッ、ムムム!!!できません!^^


皆さんのチームで面白い、役に立つ体操などありましたら、
教えてくださいね^^
posted by metoo at 03:47| 千葉 ☁| Comment(20) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年11月30日

藤川球児 ストレートという魔球



先日の「新庄選手から学ぶ事」のコメントで話題になった、藤川球児投手の番組をyoutubeで見つけました。

私が今まで考えていた事の、大きなヒントとなり、また悩む日々が始るでしょう^^

1101.jpg

私が見てきた投手の中で、一番のオーバースローは野茂投手です。

しかし、どれだけオーバースローでも、
「真下から真上に回転するストレートは人間には投げれない」
ずっと、そう考えていました。

よく、ボールがシュート回転する時は調子悪い、打たれる、などと解説者の声を耳にしますが「えっ?どうして?」と思っていました。



1103.jpg
ピッチャーはバッティングマシーンのように、真上から真下に腕を振って投げる事はないでしょう。


1102.jpg
必ず、右投手は体の左側に腕を振り切ります。
振り切った方向から(水色の線)、逆の方向へ(赤い線)へとボールに回転がかかると思っています。

つまり、人間は真下から真上の0度の回転は、投げれないでしょう。投げれたとしても、体のどこかに負担がかかるフォームではないでしょうか?

この動画の中で、ボールの中心軸からの角度が説明されていました。
私が今までまさに知りたかった情報の一つです。

普通の投手、30度
松坂投手、クルーン投手、10度
そして藤川投手は、なんと5度!

1104.jpg

これは驚く数字だと思います。
また、子供達は安心して30度の回転軸で良い事が解りました。


このボールの回転軸をチェックする方法として、
肱川投手は、
「ピンポン球を浮き上がらせるように投げる」
とても良い練習方法だと思います。

1105.jpg

私は自分のボールの回転をチェックする時に遠投をします。

最後に軽くシュートするのか、極端にシュートするのかで、指の引っかかり具合をチェックしています。

解りやすく、4シームで握った時の中心に、赤いラインを引いたボールを使っても解りやすいでしょう。

サッカー選手は、テニスボールでシュートの正確性を練習すると聞いた事があります。野球選手も小さいピンポン球で、ボールの回転をチェックしながら、指先の練習になるかもしれませんし、コントロールも良くなるかもしれませんね。

藤川選手の指の使い方、少しでも長くボールに回転をかけたいので、最後までボールを押すような感覚、と言っています。押してるように見えますが、最後には前腕は回内してるのも見逃せません。

ボールはフックで引っ掛けて、ボールを切るように投げると考えていましたが、どちらにしても、中指と人差し指の握力と言うか、指握力と言うのか、この2本指の感覚と強さが必要に思います。

腕の振りは野茂投手でも11時(30度)くらい、
でも、ボールの回転は12時(0度)に近づく、
ストレートという魔球

また悩む日が続きそうです^^
だから、野球は楽しいのですよね!

posted by metoo at 03:11| 千葉 ☁| Comment(25) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年11月01日

シンクロさせないピッチングフォーム

松坂投手がついにメジャーに旅立ちますね。
WBC優勝、日本の18番がメジャーでどれだけ結果をだせるか、来年が待ち遠しい!メジャーでの松坂選手の活躍に注目したいと思います。


さて、今回のお題
「シンクロさせないピッチングフォーム」
こんな事を考えながら、今年の松坂選手を見ていました。

手塚一志さんが発見したシンクロ打法。プロ野球や高校野球、また少年野球まで、最近どんどんシンクロ打法が増えてきたのを感じます。

そこで誰かが、
シンクロをさせない
シンクロがしにくい
シンクロをずらす
そんな研究をしているピッチャーはいないのか?

シンクロにやられた!となるならば、
シンクロを打ち破る、それを超えるピッチャーは現れないのか?

お互いが切磋琢磨しあって、野球技術は発展していくと思います。


今年一年松坂投手を見てきて、
投げる球の速さ、変化球のキレ、はもちろん素晴らしいですが、

「打者の間合いを外す天才」

バッターによって、もしくは1球1球
微妙にフォームを変えて投げてるように感じました。
私の見た範囲なので、確証はありません。

あるバッターには、急に重心を落とす。
あるバッターには、わざとゆっくり重心を落とす。
(セットポジションでは解りませんでしたが)

これを立証する映像はありませんが、
私にはそう目に映りました。

打者のリズム、シンクロを狂わす為に、
自分の投球フォームのリズムを変えて投げれるピッチャー。

松坂投手だけでなく、もう一人見つけました。


夏の甲子園を沸かせた、早実の斎藤君。
彼のフォームも足を上げた瞬間に、重心を低く保つ独特のフォームです。
重心を落としてから、微妙にテンポが毎投球違って見えました。

正面からの映像で、私も斎藤君を打つつもりでシンクロを試して見ましたが、なかなか合わせるポイントが見つかりません。打ち難いピッチャーに感じました。



私は松坂投手の球速や変化球の多さよりも、
打者を打ち取る為の投球技術を持っていると思います。バッティングのイチロー選手くらい、日々研究して進化している松坂投手。

個人的にはヤンキースだけには行って欲しくない。
「松坂VSヤンキース打線」
こっちを見たいと思いませんか^^
posted by metoo at 18:33| 千葉 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年10月02日

一枚の写真から 前編

n02.jpg

子供達に1枚の写真を見せました。

もちろん1つのプレーを一瞬の写真で考えるのはおかしいですが、良い写真は子供達に刺激と驚きを与え、動画では気がつかない部分を、静止画で見つけ出し考えるきっかけに繋がる事もできます。

この写真から何を見つけるのか?
一緒に考えてみました。

「うわーすげー股開いてる!」
「えーこんなに沈むの?」
「すげー まだ足が着地いていないのに」
「こんなに体が柔らかいの?」
「うわ〜〜オレこんなの無理!^^」

野茂投手だからじゃないよ、
もう一枚見てごらん。
ヤンキースのリベラ投手です。

r005.jpg

いろんなタイプの投手がいますが、今回はこの写真の共通点を探して、子供達とピッチング練習を始めました。


後編へつづく・・・
posted by metoo at 14:17| 千葉 ☁| Comment(14) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年09月27日

肩甲骨の反射

少年野球コーチさんが私をはめてくれました^^
『metooさん、教えてください』
>肩甲骨と言えばmetooさんですね!

なぜ?私に聞いてくるのか!o(^-^)o

とりあえず私になりの考えで
少年野球コーチさんのご質問に、
デザインのメスが入れられます!
(この番組は好きで毎週見ています^^)


「肩甲骨の上手な使い方」
こちらに絞って、とりあえず私の考えを残してみようと思います。

重心の中心

体重移動を何処に?

そして今回の「肩甲骨の反射」

この3つが少年野球コーチさんからの質問の答えと考えています。



肩甲骨に関しては、多くの方が素晴らしい意見をインターネット上に書かれています。特に早大スポーツ科学部は素晴らしい!今日本でピッチングを考えている若者の最高峰集団と言えるのではないでしょうか。今回の斉藤君と坂元竜斗さん、ソフトバンクの和田投手と土橋恵秀さん、現役の大学生がスポーツを科学的に分析して結果を出していることは、これからの野球界にとって宝と言える研究所として、これからももっとたくさんの選手を育成してもらいたいと思います。


私も今までいろんな事を考えましたが、今夏にkohがWWに通った事が「肩甲骨の上手な使い方」に関して一番の印象となりました。

このページを見ていただければ、一目で解ると思います。

ワールドウィング・ギオン基本種目案内の中にある 
『ディップス』というマシーンです。

de01.jpg

これが私の「肩甲骨の上手な使い方」だと思います。



「上から投げるの上ってどこ?」書きましたが、肩甲骨には肩甲棘という一段出っ張った箇所があり、その延長線上に上腕骨が入ると良いと言われています。このポジションをゼロポジションと呼びます。


肩甲骨の上手な使い方とは、
このゼロポジションにひじを上げようと上げよう意識せずに、無意識に自然と上がってしまう事、肩甲骨のゼロポジションに上腕骨が【反射】する事が大切だと思います。

このマシーンは、正しいポジションへの反射を体に記憶させてくれます。
(反射については後日また続きを書こうと思います。)
さらにこのマシーンは肩甲骨の可動域を広げてくれます。可動域が広がると動きが大きくなるか?と言うわけではなく、無理に可動域すべてを使わなくても同じ動作が出来る。可動域が狭い人は無理に可動域全てを使い、それだけケガをしやすいと言えるでしょう。


このディップスの効果をkohに聞くと、
「すごくかるーく、自然と腕が上がるようになった」
見た目は変わりませんが、本人はすごく楽になったそうです。
映像では重りをたくさん付けていますが、kohなどの中学生は重りは全く付けずに「筋肉が効いてきたら止めていいよ」くらい筋肉よりも神経を鍛えていたようです。


他にもチェストスプレッドなど、骨盤と肩甲骨を一緒に考えた運動を促進するマシーンがいろいろあったようです。


星さんが日野さんから教わった事

先日お会いした時にこんな言葉をお聞きしました。

「腕は体にぶる下がってるだけ」

昨日と一昨日のブログの続きになりますが、
ゼロポジションまで反射で腕があがってしまえば、
後は、体重移動が踏み出した足の股関節で反射した下半身からの回転で、
自然と上半身、肩甲骨へと勝手に腕は振られてしまうでしょう。

コントロールをつける為に、正しいリリースポイントを覚える為に、
これらは腕に意識をもってしまいがちです。指先の感覚は大事でしょうが、あくまでもコントロールやリリースポイントは腕に頼らず、下半身から作っていたり、ボールの軌道をレールでイメージしたりするほうが良いでしょう。



こんな回答でスミマセンm(__)m

と言うことで、
私も少年野球コーチさんに教えて頂きたい事があります。
次のブログで質問させて頂きますね^^


反射とは へつづく。。。
posted by metoo at 00:18| 千葉 ☔| Comment(11) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年09月26日

体重移動を何処に?

「重心の中心」のつづきです。

ピッチャーは足を上げて、バッターへ体重を移動して投げますが、

その体重移動は何の為にしているの?
体重移動をしっかりすると、どうなるの?
なぜ速い球を投げる事に繋がるの?


私にとって、
ここを明確にしておかないと、子供達に指導できない、前に進めないと考えていました。


最近特にこだわって書いているのが、
「踏み出した足の角度」 
このことに関連する記事ばかり書いています。

「椅子投げ」
「打てるもんなら打ってみろ」
「四股踏み」
「下り坂を走ろう」
「星さんに教わった事」
「ステイバック 腰のキレ」
などなど・・・

いろんなピッチャーを見る時に「踏み出した足のひざの角度」ばかりを注目しています。そしてやっぱり速い球を投げるピッチャー、コントロールが良いピッチャーのほとんどが、前足ひざの角度が90度以上で踏み込んでいます。



114.jpg
小学校3年生の時に、初めてキャッチボールをした時のkohのフォームですが、子供達は90度以下で踏み込んでいるの子が多いですね。



さて、本題の体重移動は何の為にしているか?

結論から言うと、
『後の骨盤を回す為』と私の考えはまとまりました。
あくまでも私論ですので^^

軸足(後足)からの体重移動を、踏み出した足(前足)の股関節に伝える事ができるひざの角度(?度)でしっかりと支えると(ステイバック)、踏み込んだ反動で股関節を支点に、後足の骨盤が急激に回る。それに遅れて上半身にねじれ、ひねりが伝わり、肩甲骨に加速運動が伝わり
さらに肩が深く回りやすくなる。
(前の肩と後の方が入れ替わりやすくなる)


kaiten01.jpg

Aは体重移動がしっかりと踏み出した足の股関節に伝わっています。
前の肩と後の肩も入れ替わるように、深く投げ終わっています。

Bはひざで支えてしまい、体重移動が全く股関節に伝わらず、体重移動が上半身だけしかしていないように思えます。
体が起き上がり深く肩を入れることが出来ず、正面を向いて投げ終わっています。腕の力だけで投げているように見えます。

kaiten02.jpg

Aの体重移動で股関節が骨盤を回すイメージです。

kaiten03.jpg

立花氏のホームページ
オンラインコーチング→トレーニングスタジオ→NO7にあります。


このトレーニングがすごく効果的だと思います。
子供達には「ここまで体を回すんだよ」後からおおいかぶさって押し込んであげるくらい、楽しみながら体の回転を感じてもらいます^^

kohにはこのトレーニングを10回〜15回(筋肉が効く寸前でやめる)x10セットをさせています。ここで体を反射させる神経を覚えるのが目的です。

前の足に最大限体重を乗せるには?
昨日のブログ「重心の中心」が参考になりました。
重心位置がずれていれば、股関節に伝わる力は減ってしまい、自力で無駄な筋力を無理に使いながら、体を回転させる事となるでしょう。

子供達には力の要らないフォームが大切です。
体重が後ろ足から前足へと移動するだけで、股関節が骨盤を回し、自然と回転運動へ繋がり、ボールが投げられてしまう、そんなフォームが理想です。

肩甲骨の反射へとつづく。。。

posted by metoo at 16:06| 千葉 ☔| Comment(13) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年09月25日

重心の中心

juusinn01.jpg

実験です。

右足と右手を上げてみます。
片足で綺麗に立つ事ができます。

次に
壁にぴったりと立って、右足と右手を上げてみます。
立っていられずに、右側に倒れてしまいます。


「重心の中心」これをNHK教育番組で、
金曜夜中2:30の「物理」の番組で見ました。



全体重が踏み出した足にしっかり乗れば、もっと球のスピードは速くなるでしょう。

「踏み出した足より、頭は左側にある」

星さんから教わった事ですが、
これが投げ方には、とても重要な事と感じました。



「体重移動を何処に?」つづく。。。
posted by metoo at 12:51| 千葉 ☁| Comment(10) | TrackBack(1) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年09月20日

プレートの使い方

maunndo01.jpg

ピッチャーはマウンドを上手に使いこなす事も大切と思います。
「ほじくり方」では、踏み出した足のほじくり方をお尋ねしましたが、今回は軸足側の「プレートの使い方」を考えてみたいと思います。

「ほじくり方」では、着地する足よりも、プレート側の穴をきちんと埋める、と言うご意見を多数頂きました。

そこで。。。

そろそろ世間の噂も落ち着いてきた斉藤君。
この選手を見てしまってから、また解らなくなりました。

pureto01.jpg

maundo03.jpg

Aのように、
プレートを足の裏半分くらい踏んで投げているんです。

他にもいろいろな選手の資料を集めてみたのですが、だれもプレートを斉藤君ほど深く踏んでいません。

pureto02.jpg

私は@タイプ、かるくプレートに触れる(もちろん触れていないと違反投球になります)くらいで投げていましたが、ピッチャー経験が無いので解りません。


ピッチャーの「プレートの使い方」
これは好みの問題もあるでしょう。
ルール上の問題もあるかもしれません。

ちなみにkohに聞いた所、
「セットポジションの時は、軽くプレートを踏んでるよ。その方がクイックの時に体重移動が速くできるから、投げやすいよ」
「あ、あ・・・そ、そ・・・そうだね・・・」
私よりも考えてる息子の意見に、ちょっとムッっとしました^^

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
「今日の先発松坂だよ。やっぱ前足の角度110度くらい。お父さんの言ってたとおりだったよ」
西武vsソフトバンクの試合を、西武ドームまで友達と一緒に見に行ったkohからのメール。
少しはお父さんを信用しなさい!
posted by metoo at 01:03| 千葉 ☁| Comment(23) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

星さんから教わった事

先日、星さんとランチを一緒に食べる機会がありました。
おいしい坦々麺をごちそうになりました。ありがとうございます。

当然ですが、野球談義となりました。
そこで星さんが先日講習を受けた、日野先生の話題で盛り上がりました。

まず最初に教えてくださったのは、

【投球について】

*目線とミットの間のレールをイメージして、そこにボールを走らせる。

足を上げて踏み出すまでに、
自分の目線からキャッチャーミットまで
「ボールの軌道のレール」を作る。

その「レール」にボールを投げ込めばいい!

なるほどなぁ〜
初めて聞く指導方法でした。

mesen01.jpg

この話を聞いて思った選手が、
ペドロ・マルチネス選手。

mesen04.jpg

まさに、自分の目線とボールの軌道が一致してるではないか?
(ペドロ選手に直接聞いた事はありませんが^^)


もう一つ思い出したのが、オリックスの山口和男投手
2002年に日本最速を塗り替えた158kmは、現在ヤクルト五十嵐投手、元ヤンキース伊良部投手と並んで日本人最速のタイ記録。

山口投手が言っていたのは、
「投げる時に何処を見ていますか?」の問いに、
「ボールを投げる、リリースする瞬間の箇所を見て投げています。」

えっ?キャッチャーを見て投げていないの?
言われて見ると、キャッチャーミットをずっと見ながら投げる事は出来ません。踏み出した足を着地する前辺りから、自分でもキャッチャーなんて見えていない事が感じます。私も山口投手のように、リリースの箇所を見ながら投げてみましたが、難しかったです^^

しかし、自分の引いた目線のレールを作りながら、そこを見ながら投げ込む、コレはコントロールが良くなりそうだなぁ、と思いました。

matsu201.jpg
ボールの軌道レールを意識して見ているのか?


次に教わったのが、

*右投手の場合、投げ終わった後頭は左膝の外に出る。(最重要)

これも、レールの意識と繋がってると思います。
ボールの軌道レールに投げ込むには、頭をグローブ側に移動した方が、ボールを投げ込みやすいと思いました。

mesen03.jpg

中心よりも、顔がグローブ側で投げています。
投げ終わりも、グローブ側に顔があります。

mesen02.jpg

顔が中心よりグローブ側にあり、
踏み出した足の股関節しっかりステイバックして投げ終わると、
投げ終わりは???
踏み出した足の股関節を支点に、
投げる回転とは逆回転をしながら起き上がる。

こうなると思うんだよなぁ〜^^(ヒトリゴト)


星さん21日に、またいろいろ教えてください!
posted by metoo at 18:17| 千葉 ☁| Comment(26) | TrackBack(4) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年09月01日

下り坂を走ろう!

「下り坂を走ろう!」

何を馬鹿なことを言ってるんだ!
上り坂を走った方が良いに決まってるだろう!


誰もがきっとそう思うでしょうね。
しかし、私は今までの指導方法や本に書いてある事を鵜呑みにはしません。

上り坂を走ったり、長い階段を登りきったりする事を、もちろん私は否定はしませんが、私の少ない脳みそで、どう考えても、野球は下り坂を走った方が野球のプレーにそった運動に近いと思います。


上り坂をダッシュすると、ガニマタになりませんか?
これは下から上へと体重を持ち上げる運動、
前に進もうと押すには適してると思います。

今度は下り坂をゆっくり走ると、ウチマタになります。
これは上から下への体重を支える動きには適してると思います。

ガニマタは、スキーのノルティック競技の上り坂、スケートのスタートを思い浮かべました。ウチマタはスキーのボーゲンでスピードをゆるめる時、スケートで止まる時が、頭に浮かびました。
(スキーやスケートの経験はありませんが^^)

野球にはどちらが適しているか考えると、
投げるは上から下へ。
打つは上から下?下から上?いろいろあるでしょう。

しかし

ピッチャーの踏み出した前の足は、しっかりと体重を支えています。
尚且つ、マウンドは下り坂です。バッターの踏み出した前の足も、しッかりと支えています。

両者とも、前の足はウチマタになっていると思います。
両者ともに、ステイバックしてると思います。


バッティング、ピッチングとは、
進行方向に移動させた体重を、
前の足の股関節を支点に回転させる運動


こう子供達には教えていこうと思います。


ステイバックを解りやすく体験してもらうには、ピッチャーのコントロールを良くするには、下り坂をゆっくりでいいから走るのが良いのではないでしょうか。



筋肉を鍛えるには3つの方法があるそうです。
私なりの簡単な覚え方ですが

●コンセントリック 縮んで鍛える
例えば50cmジャンプする

●エキセントリック 伸ばして鍛える
例えば1mから飛び降りる

●アイソメトリック 止めて鍛える
たとえば体操の吊り輪の十字バランス

エキセントリックが体にブレーキをかけるので、
3つの中で一番、筋繊維を痛めやすく筋肉痛になりやすいそうです。

下り坂を走ると言う事は、エキセントリック、下り坂をブレーキをかけながら鍛える事です。子供達にはあまりお勧めできませんが、上り坂、下り坂を7対3くらいで鍛えるのが良いそうです。


ピッチャーは特に下り坂で投げてみてください。
必ず 打てるもんなら打ってみろ! の投げ終わりになるはずです。

バッターも試しに下り坂で打ってみてください。
きれにステイバックをして、頭がつっこまない顔が動かないフォームになると思います。


ただし、何でもやりすぎには注意しましょう!


posted by metoo at 03:00| 千葉 | Comment(16) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年08月23日

打てるもんなら 打ってみろ!

ppp03.jpg

「打てるもんなら 打ってみろ!」

甲子園を沸かせた投手のある場面だけを集めてみました。
投げ終わった後、バッターにお尻を向けるように倒れています。

昔でしたら、投げ終わったら野手のように構えなさい、などと教わるかもしれませんが「バットに当てられなければ守備などする必要はない!」くらいの気持ちがこもった全力投球は、ご覧のように打者に背中を見せてしまうくらいの投げ終わりです。


「振み出した足の股関節を支点に投げる」

踏み出した足の股関節にしっかりと体重が乗って、
踏み出した足がしっかりとステイバック!

すると、こんなような動きになるのでは?
今から3年前に子供達と練習してみました。




前の肩と後ろの肩を入れ替えるように、踏み出した足をしっかりと踏み込むと、ステイバックによって体が自然と起き上がり、軸足が後から自然と出てくる。


前の肩と後ろの肩を入れ替える

踏み出した足の角度

などでいろいろ考えてきましたが、
今年の甲子園大会でも、やっぱり!と納得しました。

ピッチャーは渾身のストレートを投げたら、
踏み出した足のステイバックによって、
投げ終わりは後ろに戻ってしまう。

誰もこんな指導はしませんから、
いつも通り
私の引き出しにしまって置くとしましょうか^^



7MBと重たいですが、
松坂投手の155kmの動画です


humi.jpg

すごい角度の前足ですね!

posted by metoo at 18:19| 千葉 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年08月10日

ほじくり方

1回の表、ピッチャーがマウンドに上がり投球練習を始めます。
練習球を1球投げた後に必ずマウンドをほじくります。

振り出した足の着地の部分を、
自分の好みの足場になるように、
「ザッザッ」っとほじくる姿をよく見かけますが、
どのようにほじくっているのか気になりませんか?

私はピッチャー経験がないのでワカリマセン。


ppp01.jpg
横から見てBを平行として
Aはつま先上がり
Cはつま先下がり


ppp02.jpg
捕手から見て右投手とします。
2が平行として
1は内股
3はがに股

松坂投手などはA-1、つま先上がりの内股着地のように見えます。
しかし、まっすぐB-2の投手も多いでしょう。

投手経験者の方、ほじくり方を教えてください
m(__)mお願いします
posted by metoo at 23:30| 千葉 ☁| Comment(11) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年07月14日

四股踏み

この四股踏みのポイントは、両足が地面についた瞬間にあります。股割りといわれる体勢になって自分の体重を受けとめます。このときに股関節が外旋しながら体重を受けとめるのです。
この股関節が外旋するということが重要でこの外旋する動作において、太ももの筋肉、前側の大腿四頭筋、内側の内転筋群、後ろ側のハムストリングスなどすべての筋肉が働くのです。このように脚の筋肉が全体的に動くようなトレーニングはなかなかありません。

Come on! Skyboys 2005/7/7
野球以外で得意なスポーツ
Skyboys広報さん、


こちらの記事への、リベラさんのコメントを思い出しました。


「踏み出した足の角度」
こちらの記事の続きになりますが、
では、どうやって子供達に指導していけばいいのか?
なにを練習すればいいのか?
ここが問題です。

同じくSkyboys広報さんの記事の中で

アドバイスの落とし穴『まっすぐ踏み出せ』

投球時の踏み出し足の向きについては頭の中のイメージと実際の動きとが食い違っているようです。
私の場合、キャッチャーに対して横向きのまま踏み出す。つまり、つま先を3塁側(右投げ)に向けて踏み出すイメージで投げると実際にはつま先はキャッチャーの方向に向いています。

こちらが大きなヒントとなりました。

tumasaki01.jpg

松坂投手、上原投手、野茂投手
実際に投げる方向(青い矢印)よりも
3塁側.右バッター(赤い矢印)につま先は向いています。

以前から、なぜつま先が右打者を向いているのか?
気になって考えていました。

つま先が3塁側(右バッター)を向くと、
ひざが曲がり難くなるのではないでしょうか?
結果、前の「足のカベ」ができて、股関節を支点に回りやすくなる。

tumasaki03.jpg

つま先が、捕手に向かって真っ直ぐ向くと、やっぱりひざは「カクーン」と曲がりやすくなります。
だから、つま先の向きを内側に(3塁、右バッター)向けている気がします。
(これはバッティングにも通じるところがあると思います)

しかし・・・
踏み出した足を、
外旋させながら
つま先を内側に向けて着地して、
股関節を支点に内旋しながら、
体重移動を股関節を支点に回る動作。

子供達にとって、これはかなり辛い動作です。

tumasaki02.jpg

そこで私は考えました。(私は素人ですが)
内旋の動作を鍛えるよりも、

「ひざが開いてしまい、外旋してしまうのを防ぐ動作だったら、
まずは外旋をしっかり鍛えれば良いのでは?」


そこで、四股踏みに繋がるわけです。

一番上に戻ってリベラさんの四股踏みの説明を読むと、
「股関節が外旋しながら体重を受けとめる」
まさに外旋を鍛える、ぴったりの練習ではないでしょうか?

体が開いてしまう

ひざが開いてしまう

つま先が開いてしまう

外へ開いてしまうならば、
外旋を鍛えればよいのでは?


「投げるの動作と四股踏み」
何か大きな繋がりがありそうです。

難しい事は、あえて子供達に説明せず、
今回は、四股踏みの結果をしばらく観察して見ることにしましょう!


股関節の動き
tumasaki006.jpg

posted by metoo at 15:32| 千葉 ☀| Comment(12) | TrackBack(2) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年07月13日

踏み出した足の角度

ピッチャーの振り出した足の着地角度について考えます。

「ホームランはなぜ打てるのか」
中京大学の湯浅景元さんが書かれた本です。

最近もう一度読み直していますが、今の私にとってこの本はとても勉強になります。

この本の中に「剛速球をなげる方法」165ページ

踏み出し足の角度
『足首⇔ひざ⇔股関節』
について書かれています。

松坂大輔投手は125.5度
寺原隼人投手は96.9度

ピッチャーによって踏み出し角度はいろいろ違ってるようです。

「ジュブナイル」 160kmピッチャー養成プロジェクト 
2003年のテレビ番組ですが160kmをどうしたら投げれるのかを研究していました。
【コーチングスタッフ】
権藤博(ピッチングコーチ)
立花龍司(コンディショニングディレクター)
湯浅景元(スポーツメカニクス/中京大学教授)他
すごいスタッフメンバーですね!

この番組と、この本の両方で、
踏み出した足の角度『足首⇔ひざ⇔股関節』は130度から140度に曲がっているのが理想的と言われています。

14005.jpg
時計のハリが、12時をさして、4時と5時の間をさしているのが
約130度から140度です。

この事を子供達に伝え、実際に140度を気にして投げさせたり、指導するのは大変難しかったです。

そこで、素人の私がこんな事を書くのは失礼ですが、
私の指導のチェックポイントです。

踏み出した足の角度を見るには、

『足首⇔ひざ⇔股関節』

この角度を見るよりも

140006.jpg

『足首⇔ひざ』

こちらを先に見た方が、子供達には伝わりやすく、伝えやすいと思います。


では検証してみましょう。

140001.jpg

上の和田穀投手の
『足首⇔ひざ⇔股関節』の角度は
12時と4時の前ですから、120度弱と言えます。

140002.jpg

『足首⇔ひざ』の角度は
地面から1時手前の角度ですから
15度から20度くらいでしょうか。

これを気にして、子供達を見てみましょう。

14002.jpg

よく見かけるのが、左側の11時方面にまで、ひざが流れてしまう子。

前の足の股関節を支点に回る

こちらにも書きましたが、ひざが前に出すぎてしまっては、股関節を支点に回りたいのにひざで力が逃げてしまい、体が打者方向に流れてしまいます。

では何度が理想なのか?

14003.jpg

左から、井川投手、小宮山投手、桑田投手
一番沈み込みが深いのが桑田投手でも、1時手前を刺すくらいです。


14004.jpg

投げ終わりはどうでしょうか。
やはり、12時から1時の間で収まっています。
つまり同じ角度で投げて、投げ終わってると言えます。

私には正確に『何度だ!』とは言えませんが、
11時の方向にひざが逃げてはいけない。
なおかつ1時までは行っていない。
12時と1時の間、15度から20度くらいが理想なのでしょうか?


踏み出した足の角度をまとめると

「股関節を支点に投げるには、地面を支えるひざの角度によって股関節に支点がつくりやすくなる。」

このように考えられると思います。


こんな難しい事を、チームの子供達にどう説明していいのか?

また、マウンドの傾斜がない少年野球ではどうするのか?

ひざが曲がってしまう子にはどうすれば良いのか?

またまた楽しい悩みの為ですね^^


posted by metoo at 00:21| 千葉 ☔| Comment(14) | TrackBack(1) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年05月18日

「タメ」と「カベ」その2

「タメ」とは
体の中で一番重たい頭の位置を

頭をタメる

では「カベ」とは何でしょう?
何のカベでしょう?

頭のカベ

今日は、子供達に質問されてもいいように、
先に答えを出してから考えてみる事にします。

頭の位置を押える役割が「カベ」

良くゴルフでも
「左のかべ」(右打ち)
「体が開くのを押えるカベ」
などと言葉を使いますが、実際に「何のカベ?」と思ってしまいました。

頭の位置(重心)はカベが無いと早く進んでしまい
タメのない頭の重さを使えないフォームになりやすいから



では「カベ」の作り方を考えます。
「カベ」には上半身、下半身の2つの考えが浮かびます。

2つとも、頭の位置(重心)を押える事が目的です。

上半身は、
グローブの腕で「カベ」を作ります。
肩甲骨の外転→上腕の内旋→前腕の回内

詳しくは グローブの使い方「上下上」 もご覧下さい。

tame03.jpg

○は、大げさに書きましたが、
胸のマークは見えても、
肩甲骨の外転→上腕の内旋→前腕の回内
肩は閉じています。
つまり「カベ」があります。
頭の位置(重心)が活かせるでしょう。

×も大げさに書きましたが、
背中のマークを見せて、
肩を閉じてるように見えますが、
肩甲骨の内転→上腕の外旋→前腕の回外
肩は開いています。
「カベ」がないフォームです。
つまり、頭の位置(重心)が早く進んでしまい、
タメがなくなってしまいます。

下半身は
踏み出した足で「カベ」を作ります。
股関節の内旋させます。

tame04.jpg

下半身の「カベ」がないと、頭の移動が意味の無い方向に行ってしまいます。頭の位置(重心)を正しい方向に押える役割と言ってもいいでしょう。


立花氏の解説で「内→外→内」と私がとらえた部分があります。
これを図にしてみると

uti01.jpg
@内(頭の位置のカベ)
グローブの腕
投げる腕
肩甲骨の外転→上腕の内旋→前腕の回内

soto01.jpg
A外(頭の位置を開放して重心移動を爆発へ!)
グローブの腕
投げる腕
肩甲骨の内転→上腕の外旋→前腕の回外
振り出した足
股関節の内旋

uti02.jpg
B内
投げる腕
肩甲骨の外転→上腕の内旋→前腕の回内
振り出した足
股関節の内旋

大切なのは@とAまでは
左右の腕が同じ動きをしている事です。


頭の位置を残す「タメ」
頭の位置を押える「カベ」

この2つの関係を整理すると
グローブの腕による「カベ」で、頭の移動を押さえて「タメ」を作る。

では、タメによって、本当に速い球が投げれるのでしょうか?

これはステイショナリーをやると解りやすいでしょう。

ido01.jpg
後から前へ投げるのと

ico02.jpg
前からそのまま投げるのと

比較して見た結果をまとめると、

グローブの腕による「カベ」で、
頭の移動を押さえて「タメ」を作れると、
体の中で一番重たい頭の位置である
「重心」を運ぶ時間と距離が長くなり、
体を回転させる加速が高まり、
速いボールを投げる事が出来るでのではないでしょうか。


はぁ〜たくさん絵を書きました^^
(仕事してんのか〜!)

posted by metoo at 17:27| 千葉 ☔| Comment(18) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年05月17日

「タメ」と「カベ」その1

野球で良く使われる言葉で
「タメ」と「カベ」と言う言葉があります。

タメとカベを考えるよりも前に「重心」の意味を考えて見ました。

jyusin.jpg

体の中で一番重たい箇所が「頭」だと思います。
(頭の中身はスッカラカンですが^^)
子供達に解りやすくする為に
一番重たい頭が、地面に対して垂直に落ちる位置を「重心」
と呼ぶようにしてみます。

この頭の位置を、「重心」を上手に使う方法が
「タメ」の技術と呼ぶのではないかと思います。

体の中で一番重たい頭の重心を、
大事にタメてから使った方が、
速いボールも投げれて、強い打球も打てるのではないか?

タメの目的は、
今よりも速いボールが投げれるように!
今よりも遠くへボールをうてるように!


ここから子供達と考えるようにします。


お父さんのための野球講座で紹介された
「タメて投げろ!のタメって何?」
こちらが大変参考になりました。

tame.jpg

投げる打つ方向と反対に頭の位置(重心)が残っている

これが「タメ」と呼ばれる技術ではないでしょうか。
バッティングでは「ワレ」とも同じ意味でしょう。

tame02.jpg

反対に、投げる打つ方向に向かって重心が早く移動しています。

これでは速いボール、強い打球は打てないでしょう。


速いボール投げるには、強い打球を打つには
体の中で一番重たい頭の位置(重心)を、
先に使ってしまってはもったいない!
両足が地面に着地させるまでタメてから
一気に爆発させて大切に使おう!


などと子供達に伝えてます。

この後、重心は前の足へと移り、
しっかりと前足股間節で支点が作られ
急激な後の骨盤の回転、ステイバックへと繋がります。
その為には骨盤の前傾をしっかり保ちましょう。



そうすると、前の足は「ダン!」ではなく「サッ」と着地するはずです。
近くで音を聞いてみましょう。

では「タメ」の練習方法ですが、
いつも通り、子供達に解りやすく
リズムで覚えてもらいましょう。

onpu01.jpg

タン タン タンの同じリズムにはタメがありません。
1.2.3で投げる打つフォームにはタメがありません。

onpu02.jpg

タン ターン タンのリズムにはタメがあります。
1.2ーの.3で投げる打つフォームにはタメがあります。

「タメ」の時間は、ほんの0.数秒です。
体の中にリズムを入れるだけで
タメは自然と動くようになります。

私達チームのピッチング練習では、
1 で足をあげて
2 で捕手方向に進み
サン で着地 (サンは一瞬です)
4 で投げる
この3と4を一緒にしないメニューを入れています。

コントロールがよくなる?A
この「ザッ」「グッ」「ピッ」の練習では「足の着地」と「投げる」を別にする考えで作りました。

では「タメ」た重心を、もっと大切に使うには?
それが「カベ」に繋がってくると思います。

つづく
posted by metoo at 17:15| 千葉 ☁| Comment(24) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年05月13日

椅子投げ

ある練習メニューを追加しました。
「真下投げパート2」とでも言いましょうか
とりあえず子供達には
「椅子投げ始めるから準備して!」
などと使っています。

isunage.jpg

@後ろ足のつま先だけを椅子に乗せます。
A前足の横にボールを置きます。
Bボールを真っ直ぐ上に引き上げます。
C前の肩と後の肩を入れ替えるくらいフォロースルーを深く投げます。
D前の足の股関節を支点に投げます。

10mくらいの距離で、キャッチャーを座らせて投げます。
ショートバウンドになるくらい低く投げてOKです。

ローテーションメニューの15分間をこの「椅子投げ」に使ってみる事にしました。

バッテリー4名、内野5名、外野4名、低学年7名のローテーションメニュー。私の担当は「投げる」メニュー担当。20人全員のボールを受けるのが楽しいです。

ゴールデンウィークから始めましたが、綺麗なフォームになった子が2,3名います。来週にはどうなっているか?忘れてしまっているかもしれませんが、繰り返し続けていこうと思います。


いろんな目的はありますが
1つに絞れば、松坂投手のように
「ここまで投げきる!」
matsu09.jpg

腕を振り切るクセをつけてもらいましょう。
posted by metoo at 02:11| 千葉 ☔| Comment(15) | TrackBack(1) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年05月09日

硬球は故障する?

「硬球は故障するからなぁ」
よく使われている言葉ですが、
何か言葉が足りない気がしていました。

例えば、中学生が硬球を使って低学年の距離
14mの投手間
21mの塁間
約29mの一塁から三塁間
この距離で硬球を使っても
硬球は故障しやすいと言えるでしょうか?

ruikan.jpg

硬球 141.7g〜148.8g
B球 133.2g〜136.8g
C球 126.2g〜129.8g

C球からたった20gの重さの変化ですが、たしかにボールは重くはなりましたが、硬球だから。。。だけでは無いような気がします。

問題は『硬球だから。。。』だけでなく

距離が長くなったからではないか?

5月5日に息子のシニアの練習を1日中見てきました。

キャッチャーがセカンドへ無理してノーバン送球
サードがファーストへ無理してノーバン送球
外野がバックフォームへ無理して大遠投

新中学1年生の多くのフォームは図のようでした。
sitaue.jpg

どこかで見た事があるなぁ〜
そうだ!
小学生低学年2,3年生に多く見られるフォームだ!

一生懸命に遠くに投げようとする低学年生のフォームは、水色の矢印のように下から上へと投げようとします。

『硬球だから故障する』だけの理由ではなく、
小学生から中学生になって
20g重たくなった硬球を初めて握って
プロ野球と同じダイヤモンドの距離が長くなり
遠くへ投げようと意識して
下から上への投球フォームになりやすいから
ケガや故障を起こしやすい。

ではないでしょうか。

ちなみに私は、中学軟式野球部でひじを壊しました。
もちろん中学硬式クラブに入ったとしても壊したでしょう。
中学からは筋力も必要になってきます。身長も体格も小学生以上に考え、体作りに気を使わなければいけません。

シニアのコーチが大声で言ってました。
「今はワンバウンドでもショートバウンドでもいい!
 2年生3年生になれば体が出来てきて絶対に届くから
  心配しないでワンバウンド、ショートバウンドを投げろ!」


無理をして、ひじを下げて遠くに投げようとしなくていい!
いままで通りのひじをしっかり上げるフォームで、ワンバウンドで投げなさい!
この言葉を聞いて安心しました。

私達チームの低学年にも同じ言葉を伝えました。
「23mの塁間をしっかりワンバウンドで投げよう!
 5年生6年生になったらすごいボールが投げれるよ!」

小さい子供達が、大きな大人に投げる時も
ひじが下がりやすい、下から上へのフォームになっていませんか?

uesita01.jpg

子供と同じ目線でキャッチーボール

こんな気配りも大切かなぁと思いました。

posted by metoo at 00:30| 千葉 ☔| Comment(38) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする
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