2008年04月11日

パンチ力

「バッティングフォームなんて何でもいい!」

いろんなバッティング理論があるでしょうが、
「ボールを遠くに飛ばすには?」
私は言葉や文章で表せるものではなく、
「感覚」のような気がします。

人それぞれ違ってくる「感覚」を言葉や文章にすれば、より一層バッティングを難しく考えてしてしまい、子供達へ理解を求めることがさらに困難になってしまいます。

これが、少年野球の現場の意見です。


今日のお題は「パンチ力」です。

こんな難しい言葉、どうやって子供達に教えましょう^^


川崎選手の言葉が分かりやすかったのでパンチ力をこう表現してみます。

「自分の体重がのったところで当たっている」

これを「パンチ力」として、春休みの朝練習で息子と同級生の中学生で実験してみることにしました。


昔 学生時代に、タイヤを叩く練習をよくしていました。
自分の体重がバットに効いていると「バシーン!」と良い音がします。
わざと詰まったポイントで叩いても、体重が伝わっていれば「バシーン!」
ちょっとおよがされたポイントとでも、しっかり下半身がついていけば「バシーン!」

逆に、力任せに上半身だけで叩くと「ポーン!」とタイヤに弾かれてしまいます。


春休みの朝練習で、タイヤ叩きでもやらせてみようか考えましたが、隣が民家の小学校で、朝6時から「バシーン!バシーン!」では苦情が来るでしょう。

そこで考えたのが「バスケットボール打ち」
あまり大きな音もしませんし、いらないバスケットボールが家にありましたので、わざわざお金を使って道具を購入する必要もありません。

080410.jpg

このバスケットボールを、ノック打ち(歩いて打とう!)でやらせてみました。

始めは遠くに飛びません。
私がお手本を見せて、かる〜く、ゆっくり打っても、40mくらい飛びます。
さらに、狙ったポイントにピッタリ打ちます。
この「狙ったポイントにノックを打つ」と言うのも、大切な技術です。

バットがボールを潰す瞬間に、微妙な握力というか、指先の力加減と言うか、1度か0.5度か、微妙なコントロールが入ります。これがセンターライナーか、右中間を破る三塁打か、のバットコントロールに繋がります。

だんだんコツが分かってきたようで、40mから50mのバスケットボール打ちが出来るようになってきました。

次は、オープンスタンス、クローズドスタンスで、インコース、アウトコースを意識してバスケットボールをノックしてもらいます。

自分の体重が伝わるポイントの幅を理解してもらうためです。

そこで気がつくのが、ボールの回転です。

バスケットボールの大きさだと、打ったボールの回転がはっきりと分かります。

クローズドスタンスでインコースを打つイメージだと、ボールがフック回転してしまい、ファールになってしまうでしょう。

逆にオープンスタンスでは、スライス回転になります。

フック回転、スライス回転になってかまわないんですが、できるだけ回転を減らすには?減らした方が飛距離は出るのでは?などテーマを付け加えます。

また、どうしたらフライが上がるのか?ゴロになるのか?
ボールの潰し方がバスケットボールでは理解しやすいようです。


こんな感じで「パンチ力」を練習メニューで、
言葉や文章ではない方法で教えてみました。

実際に子供の理解度は、
「詰まっても軟球は飛距離が出ますね」(中学野球部)
「逆方向へ飛距離が伸びた」
「今までフライになってたけど、体重が乗れば押し返せる」(中学硬式チームの息子)
こんな言葉が聞けました。


後から付け加えますが、注意事項です。

この練習は三年前の小学時代にやりましたが、
バスケットボールの重さにバットが負けてしまい、
小学生には、バットが跳ね返り、目に当たる、頭に当たる危険性を感じたのと、握力も小さく手首を傷めそうなので、中止しました。

くれぐれも、小学生にはやらせないでくださいね!

小学生には「ソフトボールをノック」が分かりやすいかもしれません。
軟式用のバットだと、バットが凹むので却下かな?^^
大人用のL球やA球でもバットが凹む可能性はありますが、パンチ力は理解してくれるかもしれませんね。
posted by metoo at 13:22| 千葉 ☔| Comment(6) | TrackBack(0) | 打つ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも為になるお話しありがとうございます。

内の息子(小四)も
非力なので体重を以下に乗せるかという
スイングを考えています。

家の中で
プラスチックのバットで
私のもつ枕を打つ練習をしています。

とにかく
思いっきりシバこうとすると
腰の入ったスイングになるようです。

放っておくとする手打ちになるので
1月に一回ぐらい修正しています。
Posted by 200million at 2008年04月11日 13:51
ボールを下半身を使ってうまく飛ばす
練習をするため、岐阜時代はバレーボール
打ちを、そして体が出来てきてからは
サッカーボール打ちを生徒に練習させて
いました。

面白いことに、体が大きくて力の強い子
が必ずしも遠くに飛ばせていたわけでは
ないという現象がありました。

やはりmetooさんがおっしゃる感覚的な
ものが大きいのだと思います。

私は、「ボールをぶっ叩くのではなく、
バットに乗せて軸足と右手でボールを
押し込め!」と言ってきました。
これは間違っているかも知れませんが・・・。
Posted by shun at 2008年04月11日 14:54
実際のところ、打球を遠くに飛ばすというのはどういう事なのでしょう^^;
バスケ打ちではあまり回転してないボールを打ち、ノックではあまりにも自分本位なタイミングでの打ち方になってしまいそうで。
バスケ打ちは小学生ですが、冬連で取り入れられています。私はノックを禁止させています。
今、”遠くに飛ばす”ための自主練習は、ただただコンパクトに。
 城島選手の「コンパクトに振れば振るほど、打球が遠くに飛んでいく。」のコメントが頭から離れません(T_T)
ということで、「早く強く振る」を意識させていますが、これも「コンパクトで力強く??」といった感じで子供には理解しづらいものですね。
今は何でも挑戦させてその中で自分に適した方法を選択してもらいたいと思っています。
「早い打球で遠くに飛ばす」
やっぱり最後は個々の感覚なのでしょうかね。
Posted by trytry at 2008年04月11日 22:52
◆200millionさん、ありがとうございます。

お父さんが枕を持ってあげて、小学四年生の息子さんが枕を叩く。

素晴らしい練習だと思いますよ!

こういう練習が「知恵」だと思うんです。
お父さんと一緒に野球の練習から「知恵」も導き出してあげたいですね^^


◆shunさん、ありがとうございます。

「ボールをぶっ叩くのではなく、
バットに乗せて軸足と右手でボールを
押し込め!」

私もshunさんと同じ感覚なのですが、
実際に言葉で教えようとするより、
何かの練習メニューで感覚を掴ませる方が、
簡単かなぁ〜と思ってしまいます。
(手抜きをしてるわけではありません)

この前、中学生に聞いてみました。
「遠くに飛ばす為の自分で考えた理論はあるか?」

5人とも「・・・・・」でした^^


◆trytryさん、ありがとうございます。

城島選手は「ひじが伸びた状態より、ひじが曲がった状態の方が、お相撲さんのように強く押せるでしょ」と、テレビで話をされていましたね。

ただし「ひじが伸びる寸前」とか、低目の球は「伸びた状態が一番伝わる」など、理論を一つに固められないのがバッティングだと思っています。

私は子供達をコンパクトに固めるのは簡単な方法だと思っています。中学、高校へ行ってからでも、大きいスイングはいつでもコンパクトにすぐに修正できます。

大きなスイングには、大きな筋肉が必要です。たとえ今ミートできなくてもいいじゃないですか!当たればでっかいホームラン!
コンパクトにまとめたがる誰かに出逢うまで、それまでは大きく振らせて大きな筋力を発達させてはどうでしょう?
と言う、私の理論です。

Posted by metoo at 2008年04月12日 00:19
パンチ力・・・みなさんはこのエントリーを真似して家の前の道路で実践するようなおバカはしちゃいけません。ましてやお隣さん家の新車のボンネットを凹ますなんて・・・あぁ!ウチのバカ息子&バカ父(自分です)・・・くれぐれも広くて車や人がいない所でね!
Posted by 1年審判長改め2年審判長 at 2008年04月14日 11:10
◆2年審判長さん、ありがとうございます。

あ〜あ〜 

凹ましちゃったんですか?

私の責任もありますね。

今度、牛丼でもご馳走します!^^
Posted by metoo at 2008年04月16日 02:41
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック