
ロッテ対ソフトバンクの第5戦から、次の練習メニューを考えました。
初芝選手のサードゴロで、サードバティスタ選手とショート川崎選手がぶつかりました。
少年野球では、よく譲り合って「お見合い」する場面ですが、プロでもこういったプレーが見れたのは勉強になります。
「このプレーで、ファーストに投げやすいのは、
サード、ショートどっちだっただろう?」
子供達と実験をしてみようと思います。
サードはファーストに「ながれ」で送球できます。
ショートは「ふんばり」ファーストへ送球します。
どちらが、捕ってから投げるまで素早くできるか?
子供達にはこうやって教えようと思います。
1位ながれ、2位ふんばり、3位きりかえし
この順番で考えると、サードが正しいと判断できるでしょう。
サードとショートの間にノックをして、
サードがとれなければ、もちろんショートがカバーします。
この時に、声の練習も付け加えようと思います。
打った打球に対して、他の守備位置の選手が
「サード!」
もしくは「ショート!」
声で指示を出すのも大切です。
間違ってもいいから、自分のポジションから声を出してみる。
レフトから、ファーストから、ピッチャーから、もちろんキャッチャーから、この打球スピードはショートなんだ、このボテボテはサードなんだ、自分の位置から判断するのも大切です。
フライは後ろに下がる選手より、前に走ってくる選手の方が捕りやすい。
などなど、子供達の中で、認識を1つにまとめて行こうと思います。
でも、最初は大変でした。何でも自分で捕りたい子は、とりあえず「オーライ」といってボールを追いかけるんだけど実際は捕れない→で、カバーの子は足を緩めてしまい、そっちも捕れない。
この修正に、他の守備位置の選手が声だしをする方法で解決の方向に向かっています。
みんなが“何でも自分が捕りたい病”にかかると、お見合いはなくなるけど、ぶつかりがありますからね。
場面に応じて、優先順位を知っているとカバーもスムーズに行きそうです。
アウトカウントとランナーの位置で、捕ってから投げる場所が違いますから、その辺りの絡みもありますね。
私の追記したいことを捕られてしまいました。この「捕りたい病」vs「捕ってよ病」の処方箋を大人が作ってあげないと、いつまでもこの病気は治りませんね。
だから試合でエラーしてもいいんです。一番のショック療法を、試合で診察し、練習で治療してあげましょう。
バッティングでも守りでもピッチングでも、ある程度、体が出来上がって筋力が備わってきて、出来上がる部分もあります。
それまでは、野球のワンアウトの捕り方、アウトの捕り方を数多く、刷り込みたいです。
状況判断を繰り返す練習で、考える野球が育つと思います。続けて繰り返してやってみます。