2007年12月11日

勝ち負けで変わるもの

U−22オリンピックサッカー日本代表チームの、
李忠成選手のインタビューを見ました。

日本代表に選ばれて合流した最初の頃は
「J2から来たコイツは(日本代表)本当にやれるのか?」
周囲から疑問の目で見られて、試合ではパスが回ってこなかったそうです。

しかし、10月17日カタール戦で逆転負けをして、自力でオリンピック出場の可能性が一度なくなったとき、チーム内のコミュニケーションが急に良くなり、選手自身から「絶対に負けられない」ムードが高まり、最高の仲間達となり、オリンピック出場を果たせたそうです。


この話とは逆に、
日曜日の6年生合同チームの試合。
それまでは4チームの6年生がバラバラなムードでしたが、サドンデスでギリギリの勝利をつかんだ瞬間から、1つのチームにまとまり始めたと感じました。

星野ジャパンの戦いも、フィリピン戦には10-0でコールド勝ちをしましたが、そこから韓国戦、台湾戦とチームが一丸となったように思いました。


サッカーU−22のキャプテン水本選手
野球オリンピック日本代表キャプテンの宮本選手

勝っても負けても、選手自身からチームを築いていく姿は、少年野球もお手本としたい点ですね。


しかし今回のお題
「勝ち負けで変わるもの」
それは、外部からの目。

勝てば救世主のように扱われ

負ければマスコミから叩かれ

これは、少年野球も同じこと。


同じことであってはいけないのですが、
負けつづけることによって、
我が子への「思い」も含めて、
指導者を見る、父兄の目が変わってくるんですよね。


少年野球でもっとも難しいのは、
勝ち負けでなく、
野球の指導ではなく、 

我が子への愛情の「思い」かもしれません。

もちろん この「思い」が一番大切なのですが・・・
posted by metoo at 04:39| 千葉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
姫の中学校の野球部、地元の小さい大会で優勝しました。いろいろあって新人戦では一回戦敗退。その後の優勝だったので「頑張って乗り越えたね!」という気持ちでとても嬉しかったのですが、もし負けていたら「あぁ、やっぱりな」って思ってしまったかもしれません。
勝っても負けても、子供達の一生懸命を見つめて、認めて、見届けてあげたいなって、metooさんの記事を読んで改めて強く思いました。有難うございます。
Posted by maa3 at 2007年12月11日 10:13
お久しぶりです。

身近に居るアイドルを応援するような目。

我が子が ヒットを打ち エラーせずに 怒られない様に・・・・

チームの勝ち負けは二の次に見える応援団。


私等は、お遊戯会のプロデューサーではありません。

技術よりも大事なことも 教えてるつもりです。

聞く耳を持ち、理解する頭を持ち、行動する心を持つ選手と グランドで楽しみたいと思ってます。


『思い』もバラバラではなく 枝葉の様に一本の幹からなってくれる事を祈ってます。
Posted by 晴パパ at 2007年12月11日 12:44
 今年の我がチーム、レギュラー大会では、10大会近くに参加し、わずかに2勝のみでした。負けるという事は、楽しい事ではないし、「イヤ」な事。毎試合毎試合やれば、「負け」となると、負け癖というか、1点でも先制されたら、「もうダメダ〜」みたいな空気がベンチ中に蔓延し、結果、また、「負け」。応援している父母の方々もそういった雰囲気でいたのではないかな?「負けから学ぶことは多い」というが、今年は負けすぎたかなと反省です。少年野球の指導者という立場から、その結果だけではなく、1プレー1プレーでの良い点悪い点を見つけ出し、指示指摘することで、結果よければいいのではないかと思っています。ただし、父母者とすれば(私も親ですが)、「勝って〜」「経過はいいから勝ってくれ!」と言うのが本音でしょうね。metooさん書いてるとおり、我が子かわいいですもんね!!
Posted by へたくそコーチ at 2007年12月11日 13:14
超弱小の我がチーム。
応援団も勝敗ではない所に、喜びを求めています。
ヒットを打てば、ホームランか!?という位の歓声。イージーフライを捕球すれば、超ファインプレーでもした様な大騒ぎ。得点すれば勿論、乱痴気騒ぎです。
これで勝ったら、どうなるのでしょう?
温かい父兄の皆さんで、助かってます。
勿論、何時までも負けているつもりは、ありません。
Posted by 穴金空歩人 at 2007年12月11日 21:14
ご無沙汰しております。
我が愚息が卒団した今年の春から3年生以下を一人で担当して早9ヶ月。
1年生を含めて10人揃ったということでDチームと称して春から出発しました。
夢はでっかく、秋には連戦連勝のチームを作るぞ!でしたが、練習を始めてみるとキャッチボールもまともに出来ない子供たち10人であることに気づき愕然とした事を覚えています。
試合に勝つとか負けるとかのレベルではなく、基本プレーを習得させてあげること、そして全員が辞めずに毎週練習に参加するような雰囲気作りから始めたのが4月でした。
練習試合の結果は15戦して3勝とひどいものですが、目に見えて成長していくのでやりがいがありました。
低学年の子供たちを見ていて気付いたのは、お父さんやお母さんが練習を見学していると動きが全然違うことです。
子どもたちは大好きなママやパパの前で上手なプレーを見せる事に喜びを感じるとともにモチベーションが上がるのだなぁと感じました。
その事に気づいてから、練習試合では必ず全員ゲームに出場してもらい、ピッチャーも一試合で3人ほどやってもらうなど、ご父兄とともに子供たちも野球を楽しめるように心がけています。
とは言うものの、ピッチャーは四球を出さず、また内野ゴロは確実にアウトをとれるようなチームになってきたので指導者として個人的には欲が出てきているのは事実です。
そう、うちもいつまでも負けているつもりはありません。
Posted by 幼児部 at 2007年12月11日 23:59
◆maa3さん、ありがとうございます。

>「あぁ、やっぱりな」

この視線が怖いんです^^
買った時の喜び方、負けた時の悔しがり方を見ていると、どれだけ期待されているかが伝わってきます。
子供も親も一緒になって喜び合えるチームを作りたいと思います。


◆晴パパさん、ありがとうございます。

根本は一本にまとまった「思い」が理想ですね。
最近、一歩はなれてチームを見ていますが、なんの為に少年野球に携わっているのか、わからなくなる時があります。
バラバラな思いをまとめる為には、コミュニケーションしかないんですよね^^


◆へたくそコーチさん、ありがとうございます。

我が子の為に少年野球に関わってることは、間違っていないと思いますし、普通の光景に見えるのですが、ここでは書けませんが、何か残念な方向にチームが進み始めています。
早急に対処するには、誰かが気が付かなければいけないのでしょうが、誰もチーム全体を見てはいないんですよね。
私だけの考えのチームではないので、今回は黙って見てみることにします。


◆穴金空歩人さん、ありがとうございます。

温かい父兄も、新チームになると最初はとまどうのでしょうね。
今の時期、6年生が抜けて新5年生チームの始まりですから、いろいろとつまづく事もあるでしょう。

しかし負け続けると・・・・・
どこかでだれかが爆発するかもしれません^^


◆幼児部さん、ありがとうございます。

勝って喜び合い、負けて悔しがり、チームは育っていくのでしょうが、負け続けると歯車がかみ合わなくなってくる部分もありますね。

何処かを修正しなければいけないのでしょうが「誰が」がいないと前に進まない状態が続いてしまうと思います。

「誰が」が「オレガオレガ」になってしまってます^^
Posted by metoo at 2007年12月12日 21:25
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