2005年08月30日

根性とコーチ

根性 【こんじょう】
(1)生まれつきの性質。根本的な考え方。
「―をたたき直す」「乞食(こじき)―」
(2)苦しさに耐えて成し遂げようとする強い精神力。
「―がある」「―が足りない」
(3)〔仏〕 仏教信者としての宗教的素質。根機

コーチ【coach】
(1)運動競技の技術などを指導すること。また,その人。コーチャー。
(2)コーチングを行う専門家。ビジネスから生活まで幅広い領域のテーマに対応し,相手が定めた目標を達成できるようコミュニケーションによってサポートする。財団法人生涯学習開発財団が認定する資格制度が設けられている。

辞書で調べるとこのように書かれている。
根性はよく【ガッツ】などと言われているが、先日、テレビで立花氏がアメリカ人の根性について話をしていた。日本では苦しい練習に耐える精神のような言葉だが、アメリカ人にとって根性とは
「私は野球が好きだ」
が日本の根性、強い精神力のように感じられたと。
「俺の方が野球が好きなんだ、誰よりも野球が好きなんだ、だから頑張るんだ」
今のチームに野球が好きな子が本当にいるだろうか考えてしまいました。
野球は好きだけど、辛い練習は嫌い。

辛い練習は何の為?やらされてる練習は誰の為?
ここが指導の難しいところですね。

立花氏のホームページタイトル
「好きだけでは上にはいけない」
このタイトルの意味が解ったような気がします。


コーチと聞くと「教える」「指導する」のように考えていましたが
「少年野球 体づくり虎の巻」から違った意味を知りました。
「大切な人をその人が望むところまで送り届ける」
coachの語源は馬車
馬車の人を乗せる所を コーチと言い、そこから大切な人をその人が望む所に送り届けるという事が語源になったと言われています。

とんでもない勘違いをしていたと、私はこの本を読んで反省しました。今までの指導を考え直し、少年野球の本当の意味を大切さを痛感しました。

そして私のコーチは
「いつか世界のひのき舞台へ、大切な子供達を送り届けたい」

野球が好きより、バッティングが好きと言わせたい。
世界に行くまでケガ故障無く送り届けたい。
みんなで家族で戦った初めての少年野球、楽しかった思い出にしてあげたいですね。


posted by metoo at 13:33| Comment(12) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>そして私のコーチは
「いつか世界のひのき舞台へ、大切な子供達を送り届けたい」

すごいです!
私なんかいつもは「子供中心」なんて口では言いながら、自分の感情に流されてる気がします。
コーチ就任3年目、私はいつになったらそんな指導者になれるんでしょうか?
でも「少年野球が好きだ!」これは胸張って言えます。
だから、とにかく頑張ります!
Posted by 新米C監督 at 2005年08月30日 14:28
いつも、素晴らしいお題ですね。

選手が自分の意思で始めれば、どんなツライ練習でも耐えられると思います。
そんなチームにしたいですね。

私もプロ野球選手を出すのが夢です、いや必ず出します。

いつかmetooさんの育てた選手と私の育てた選手が高校やプロで当たる日を楽しみにしています。
Posted by リベラ at 2005年08月30日 14:38
いやぁ〜、metooさんのブログではいつも勉強させられます。

私も「桧舞台」とまではいかなくとも、野球をやることで「何か」が変わってくれるとが嬉しいですし、その結果としてその子の進む道筋―例えそれが甲子園じゃなくても、野球じゃなくてもいいんですが―それが見えてくる事が最大の喜びです。
Posted by 少年野球コーチ at 2005年08月30日 15:12
新米c監督、ありがとうございます。
子供達にとって夢は大きければ大きい程刺激になってくれるでしょう。
「お前達はメジャー行けるぞ!絶対行けるぞ!オレを信じろ!」
監督が見放したりあきらめたら、子供達は自信を失うでしょう。
「できる、絶対にできる!お前ならできる!」
誰かが後ろから押してあげなきゃと思います。
Posted by metoo at 2005年08月30日 19:20
リベラさん、TBありがとうございます。私も遅らさせていただきます。
教え子対決、楽しみですね!
今のうちに「この子は私の教え子です」みたいな記念写真をいっぱい撮っておきたくなってきました。
いずれ次の進路へと巣立っていく子供達、小学、中学、高校と一貫した指導体制があれば。。。と愚痴ってしまいたくなります。
Posted by metoo at 2005年08月30日 19:27
少年野球コーチさん、ありがとうございます。
確かにチームの中に野球をあまり好きでない、友達と一緒に楽しみたいだけの子供もいます。将来の夢は獣医さん、カーグラフィックデザイナーなど夢を持った子供もいます。
どんな夢でも、少年野球を私と過ごした時間を持った事で、今までより少しでも、たくましく育ってもらいたいですね。
Posted by metoo at 2005年08月30日 19:31
いやぁ、metooさんのブログ、ほんとにいいですね。うちのコーチとは真反対にいらっしゃるんじゃないかと思いますわ。
誰もが最初は自分流のコーチでそのうち、子どもたちの様子や頭打ちでどんどんステキなコーチになってくんですよね。
子どもに野球を教えながら(教えてない母親たちも)どれだけ子どもたちから感動をもらってるか。
だからこそ、子供達にもっと感動してもらいたい、すてきな思い出を残してやりたい!って思うんじゃないでしょうか?
子どもから学ぶことが多いからコーチをしてても楽しいんでしょうね。いやぁ、ますますステキなコ−チになっていつかmetooさんなりのコーチの意味を披露してください。
Posted by ボンズママ at 2005年08月30日 20:50
metooさん、夢大きく、いつも前向きですね。
甲子園、プロを通り越して世界ですもんね。
甲子園でも東大合格よりも狭き門ですから、ついつい、たじろいでしまいます。
Posted by Skyboys広報 at 2005年08月30日 20:51
私は「子供が一生懸命やっている姿」が好きです。
その機会を毎週与えてくれるのが「少年野球」だったと思っています。
ですので、私のコーチは「一生懸命やる心を忘れない人間になってもらう」という感じですかね・・・

また、metooさんのブログで考えされてしまった・・・
Posted by さとる at 2005年08月30日 22:23
ボンズママさん、ありがとうございます。
そろそろ私も頭打ちでネタに悩んでいます^^
感動はたくさん子供達から頂きました。0-16で最後まであきらめず1点を取りに行って負けた雨の決勝戦。ある試合では、最終回ドタンバで追いついた同点ホームランそしてサヨナラ負け。また、弱いチームとなめられてエースを温存され、満塁に追い込んでついに相手エース登場の初球を満塁ホームランなど、子供達のミラクルパワーを今でも忘れられず、これからも子供達を信じて行きたいです。
Posted by metoo at 2005年08月31日 00:28
Skyboys広報さん、ありがとうございます。
大前提があるから、目標に落とし込める考えがあると思っています。大きなものに向かって、まず何をしなければいけないのか、次に何を目標にするのか、次に次にと上から落とし込んで考えるクセが私にあるので、子供達にもまず頂点を意識させてはと思っています。
二世のメジャー、兄弟そろって親子そろってのメジャーもいます。私はそんなにメジャーはもう難しくない時代にきてると思いますよ。
私が単純なだけですかね^^
Posted by metoo at 2005年08月31日 00:36
さとるさん、ありがとうございます。
応援したくなりますね「一生懸命やってる姿」これを見ていると一週間の疲れなど吹っ飛び、こちらも無我夢中にのめり込んでしまいますね。
そして疲れの残る月曜日がつらいんだ〜!
そしてあっという間に土日がくるんだ〜!
そしてあっという間に40歳がくるぞ〜!
お互い健康には気をつけましょうね!
Posted by metoo at 2005年08月31日 00:50
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