1回表
先頭バッターがバントの構えで揺さぶる。
1球もストライクが入らず四球。
二番バッターの間、二盗三盗を決められる。
つづく三球目、三塁走者がリードで揺さぶりパスボールで一点。
ノースリーから同じく揺さぶられて四球。
三番バッターの初球に盗塁。
二球目に内野ゴロを打たせるが一塁へ悪送球で一点。
四番バッターに外野フライを打たれるが、お見合いでエラー。
五番に四球、パスボール
六番に内野ゴロで悪送球。
七番以降、同じ繰り返し・・・・
アウトが取れたのはピッチャーゴロ2つとピッチャーフライ。
1回表、相手の攻撃時間は20分
投球数は50球を超えて5点を奪われる。
1回裏の攻撃
いけいけガンガン野球で初球からボール球に手を出しピッチャーゴロ。
同じく二番もボール球に手を出し内野フライ。
三番はじっくりいったが空振り三振。
1回裏、自軍の攻撃時間は5分
新チームとなって最初の試合、このようなケースが多いしょう。
私達チームの新5年生チーム、
今年の試合経験は7月の1試合しかありません。
ピッチャーもキャッチャーもまだ決まっていません。
もちろん誰が何処を守るかさえ、サインも決まっていません。
去年は楽でした^^
6年生が3人しかいなかったので、5年生ピッチャーも5年生キャッチャーも残っていたので、秋のローカル大会はすんなり勝つことが出来ました。
今年は簡単にはいきません。
6年生が10人いましたから、5年生に試合経験がほとんどありません。
今年の2月、このローカル大会の決勝戦を一人で見に行きました。
2007/02/19ある決勝戦を見学して
今思い出すと笑ってしまう、
レギュラー車に軽油を入れてしまった日です^^
まず新チームとして作らなければいけないのは
@ピッチャーとキャッチャー
誰でもいいからストライクが入る投手。
二塁盗塁は刺せなくても、三塁盗塁は必ず刺せる捕手。
ショートバウンドをしっかり前に落とせる捕手。
ここさえ安定していれば、大量失点は防げます。
次に
A正確なキャッチボール
気温が低くなってミスが増えるのは、かじかんだ手のキャッチボールです。
イージーなゴロを捕れても、送球ミスが目立ちます。
Bバント処理などのフォーメーション
かじかんだ手でのバッティングは難しいです。
相手も転がして揺さぶりをかけてきます。
特にランナー2塁から、バントの構えで盗塁、またその逆。
サード前を徹底的に狙われます。
C二塁盗塁は、必ず誰もが成功する準備をしておく。
「守り」と「走る」が春までの課題でしょう。
私の経験では、
春は、守りで勝つチームが優勝してました。
夏は、打ち勝つチームが、
秋は、体の成長が早い中学生のような小学生がいるチームが^^
この秋冬でどんな計画を立てるのか?
春までにどんなチームに作り上げたいのか?
夏には?秋には?
6年生チームがあり、さらに5年生チームも作れる人数の多いチームが出だしは強いかもしれませんが、夏から秋にかけてはわかりません。
「いつ」「なにを」鍛え上げていくのか?
しっかり練習計画を練ることが、まずは大切でしょう。
子供達が18人いますから、6人x3グループが理想だと思います。
大人一人で10人は見れませんし、6人でしたらきちんと見渡せます。
「走る」「守る」「投げる」
この3つを30分ローテーションで2セット回せれば3時間。
大人も子供も、全員がへとへとになればいい練習と言えるでしょう^^
「打って勝つ!」の理想を掲げるには、
まず最低限の土台がなければ、20分以上も守ることになります。
守りでリズムと勢いをつかめれば、自然と流れは傾いてくるでしょう。
2007年10月23日
この記事へのトラックバック
ここまで子どもの育成について考えておられる…
頭の下がる思いです。
新チーム体制となるまであと少しの息子のチーム。
いち保護者の方がコーチとして練習、試合と関わっているのですが、とにかくうちの長男(4年生)は標的にされました。(後で聞いた話しで標的にされてる子は実は沢山いました。結果を出さない子は皆標的にされていたようです)
役に立たん。
お前らの子はダメじゃ
打球を怖がる使えないヤツ。
弟たちの方がよっぽど使える。
言われた言葉を上げればキリがないくらい…
長男本人にも言えばみみママにも言って来ます。周りに人がいる時に限ってわざわざ大きな声で…
挙げ句の果てには全く関係ない外部の人にまでペラペラ話す始末。
打球を怖がるのを治してやるとか言って、至近距離から激しいノックを受け、長男が体にアザを作って帰ってきた事もありました。
一年半も同じ事を言われ続け、いい加減腹が立ち抗議した事もありました。
抗議した後は、しばらく静かでしたがまた最近始まりました。
でもそんないち保護者のコーチも6年生の卒業と共にいなくなります。
あと数ヶ月の我慢です。
metooさんのような指導方法してくださるような方だったら…
練習計画の記事を読んでそう感じてしまい、書いてしまいました。
愚痴のようなコメントになってしまい申し訳ありません。
コメントは初めてです。
よろしくお願いいたします。
冒頭の試合の様子、
まるでうちの子たちのよう…^^;
(うちのはもっとすごいですが)
metooさんの記事を参考に
充実した練習プログラムを考えて
監督に提案したいと思います。
またいろいろ勉強させてください。
これ頂きます!
単調になりがちな基礎練習にゲーム要素を取り入れたりと、子供達の集中力を途切れさせないように工夫はしていますが、子供達の意識を変える方が先ですよね。
よし!これで来年は大丈夫だ^^
出来ない子供を、子供のせいにしても・・・
いつも思いますが、
子供達は指導者の能力までしか伸びません。
野球の知識を高めて、指導方法を毎日研究していかなければ、子供達が伸び悩みます。
やる気と情熱がいくらあっても、
能力と考え方が狂ってくると、マイナスの方向へ向いてしまいます。
5W1Hではないですが、
「いつ」「どこで」「誰が」「誰に」「何を」「どのように」が計画ですね^^
◆N kids mom さん、初めまして!
コメントありがとうございます。
最悪のイメージがあると、自分達が今どこにいるのか?修正が立てやすいと思います。
どのチームでも最初は四球ゲームだったでしょう^^
そこからの進歩をイメージしながら、必要な練習を大人が飽きずに積み重ねるしかないでしょう。
少年野球は時間との戦いと言えるかもしれません。
たった1年、まだ1年、あっと言う間に1年が経ちますね^^
これからもコメントお待ちしております!
◆背番号29さん、ありがとうございます。
勝つには 準備と決意 かも知れません^^
どうして勝てたのか?どうして負けたのか?
試合を1コマずつ分解して、しっかり部分練習を取り入れ、全体練習で再確認。
練習の前に「目標」と「目的」もきちんと確認したいですね。
以前metooさんwrote
>相手の隙を見つけられると言う事は、守っている時には自分は隙を見せないのでしょうね。
いえいえ、それが隙だらけで・・・(>_<)
今回wrote
>特にランナー2塁から、(中略)サード前を徹底的に狙われます。
次男はこれは得意でした。1球目にセイフティバントのふりして、相手の動きを見ていろいろやってました。最低限1、2塁方向にゴロ打てばいいんだという余裕があったからでしょうね。(結果は別として・・)ランナーが野手を引きつけてくれると隙が大きくなりますね。
ま、さんざ『やられた』のでちょっぴり『やりかえした』というところでしょうか。
練習のための練習では意味がありませんからね。ご活躍をお祈りします。
練習でやらない事は試合でするな!
練習で出来ない事は試合で出来ない!
練習と試合が上手くかみ合わないといけませんね。
細かい野球を覚え、ホームランも打てるチーム。
今日の相手によって戦術を選べるチームになれば、野球の駆け引きを楽しめますね^^