2007年09月11日

強い練習、弱い練習

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今年の低学年チームを
私の頭の中ではこんな感じでイメージしていました。
2月に書いた練習計画もなんとなく頭には入れながらですが^^

2006/11から2007/03まで
試合経験の全くない子供達ばかりでしたから、
まずはTボールで楽しみ、手打ち野球キックベースでルールを覚え
毎週土日が楽しみな子を、野球が好きになる子を作ろうと思っていました。

2007/05あたりからは、野球の楽しみはバッティング!
打つ練習を中心に、打って勝とう!をテーマに子供達と楽しみました。

2007/07 夏の大会が終わり、汗が流れ落ちる季節からは、ひたすらキャッチボール中心のメニューに切り替え、合宿も1日中キャッチボール。バットは家で振るようにメンバーズカードを作り、自分からバットを振る自主練習をクセづけました。

いよいよ9月後半から4年生にとっては最後の秋の大会が始まります。
7月に子供達の背番号を没収し、誰がレギュラーかゼロから決めなおし、チーム内でもう一度競争させてみました。

私としては思い通りの4年生が現在出来上がっています。
これから先、まだまだ教えなければいけないことはたくさん残っていますが、来年5年生から教えれば十分な事ばかりです。

4月1日に負けた1−26のチーム。
6月30日には1-13で連敗。
9月9日に三度目の対戦でも負けましたが、
  6−9まで縮まりました。
低学年の6−9の試合は、どっちもどっちの強さでしょう^^


野球の「や」の字もしらない、タッチプレーとフォースプレーのルールも知らなかった1年前の子供達でしたが、今は少しだけ野球選手らしくなってくれました^^



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上の図は今年の高学年チームの成績です。
ご覧の通り、秋に向けてだんだん落ちてきました。

今年は6年生が10人もいて、チームの歴史上最強と思われていました。
3月の春の大会ではベスト4。
しかし秋に向けて、他のチームに追い抜かれていく残念な結果となりました。


私は「試合に負ける」と言う事は、
その試合までの「練習が負けている」と考えています。

つまり9月の秋季大会1回戦敗退は、
2006/11から2007/08までが「1回戦負けの練習だった」と、
ベスト4という結果は「ベスト4の練習」
ベスト8は「ベスト8の練習」しかしていない、と考えます。

試合に負けると反省会などを良く見かけますが、
「試合の反省」よりも、そこまでの「練習の反省」をもっと指導者間ですべきだと思っています。

私が高学年の監督だった頃は、試合に負けると練習メニューを変えました。
「この練習メニューを増やそう」
「この練習メニューにココをプラスしてみよう」
「この時間にこの子だけこの練習をさせよう」

例えば試合中に、一塁へ3m後のファールフライが捕れなかった。
「どんな練習メニューをつくれば良いのだろう?」
スタッフで話し合って練習メニューを作り、
繰り返し練習していくしかないでしょう。


「試合に勝った」と言う事は、「練習が強かった」と私は考えます。
強いチームは「練習が強い」と考えれば、
弱いチームは「練習が弱い」と考えれば、
子供達の責任ではなく、
「強い練習ってどんな練習なんだ?」
大人達への問題だと思います。


国語・・・ピッチャーとキャッチャー
算数・・・打撃と攻撃
理科・・・守備
社会・・・走塁

4教科のテストの合計点が試合結果。

日頃の予習と復習が、期末テストの結果。
日頃の練習の成果が、試合の結果なのでしょう^^
posted by metoo at 17:48| 千葉 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 低学年監督日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
やはり「基礎」が後々響くのでしょうね…
Posted by kapy at 2007年09月11日 23:32
私もその通りと思います。
一つ付け加えさせていただければ
「試合に勝った」は「自分に勝った」
日々の練習は自分との戦いですもんね。
Posted by カズ at 2007年09月12日 08:32
 metooさん、お久しぶりです。

 仕事が超忙しくなかなかコメントを書けませんでしたが、ちゃんと読ませて頂いていました。

 本当にその通りですよね。

 「最高の準備は、最高の結果をもたらす」

 優勝したチームは、どこよりも最高の準備(練習)をして勝ち上がったんだと子供達に言い聞かせています。

 子供達もそして大人達も最高の準備をして最後に良い結果を残したいですね。


Posted by WTDコーチ at 2007年09月12日 08:59
自分のチームの子供たちのどこが強くてどこが弱いのか、何が得意で何が苦手なのか。
指導する大人たちがこれを理解していないと「強い練習」はできませんよね。

>理科・・・守備
理科と聞いただけで拒絶反応が・・・(爆)
Posted by baseball-oyaji at 2007年09月12日 10:32
>「試合に勝った」という事は、「練習が強かった」 同感です。
現状分析をして、長所・短所を洗い出し、計画を立てて、長所を伸ばしながら短所を改善していく。なんか経営セミナーみたいですね^^。少年野球は様々な思惑を持っている人達がボランティアで運営しています。指導者間で一貫性を保つことが大変難しい世界です。metooさんのようなカリスマ性をもったリーダーが導いていけば、チームは強くなるでしょう。あれっ、これも経営セミナーみたいだ^^。
Posted by 横浜への道 at 2007年09月12日 13:29
耳が痛いです^^

最初の弱点を克服きないまま決められた試合を消化。
チョット時間がかかり過ぎるんじゃないの、とは思いますが、焦ったところで急には変りませんね。

単調な練習メニューに問題あるんでしょうね。
国語だけなんとかなれば、なんとかなるんですが^^
Posted by 背番号29 at 2007年09月12日 14:32
試合の勝敗は監督・指導者の責任。
このことを理解していない人が多いな〜と感じる今日この頃です^^;
Posted by とんぼ at 2007年09月13日 08:20
◆kapyさん、ありがとうございます。

基礎メニューを、大人が飽きずにどれだけ一年間やったか?
それが中学でも生きてくると思います。


◆カズさん、ありがとうございます。

仰るとおり、毎日の素振りを頑張った子が「自分に勝った」と言えるでしょう。
土日だけが練習ではありませんね。


◆WTDコーチさん、ご無沙汰しております。

 >「最高の準備は、最高の結果をもたらす」

いい言葉ですね!

最高の準備ができてこそ、最高の笑顔に出会えそうです^^


◆baseball−oyajiさん、ありがとうございます。

私は国語と聞いただけで、眠くなります^^

少年野球は、大人のコミュニケーションが一番大事かもしれません。
この問題が毎年難しいです^^


◆横浜への道さん、ありがとうございます。

実際の私は、チームの中で煙たがれてますよ^^
子供を動かすより、大人に動いてもらう方が難しいです。
私がまだまだお子チャマなので・・・


◆背番号29さん、ありがとうございます。

私達のチームも強いチームではないので、自分で書いていて恥ずかしいです^^
もうちょっと勝ち上がって、県大会に出れるようになってから書かなければいけませんね。


◆とんぼさん、ありがとうございます。

こんな事書いてますが、
私は野球の試合を黙って見ることが出来ません。
どんな試合でも、ギャーギャー騒ぎながら見てしまいます。
試合に入り込んで、一緒に戦ってる一人の選手となってしまいます^^

Posted by metoo at 2007年09月13日 22:45
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