
先日の試合で使ったトリックプレーです。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私もヒットエンドランから頂きました。この雑誌で必ず見るのが「スーパー戦術講座」のページで、指導者の多くは参考にしていらっしゃると思います。1度我々も引っ掛かり、やられた事はマネしてみる、すぐに教えました。
このプレーの目的は、点差、イニング、打者打順なども考えられますが
大量失点を防ぐ
ここにミソがあり、ノーアウト2.3塁でしたら1点で抑えられれば万々歳と考える様に心がけます。スクイズされて2点、ランナーが残ってかき回されて3点4点と失点されるならば、ギャンブルにでても、守りの攻撃を試してみるのもよいと考えます。
@ツーランスクイズをわざと警戒せずに、2塁ランナーをノーマークにしておく。
A投手から3塁牽制を3回入れます。(これは事前にチーム内で決めておく)
B牽制によってバントの構えをするかしないかに、注目する声を出す。さらにショート,セカンドは全身守備で2塁ランナーを油断させる
C3回目の3塁牽制で、三塁手は捕ったらすぐにセカンドに入るセンターへ送球(赤い矢印)
Dライトのカバーを忘れずに
このキャッチボール2回を正確に素早くできる選手が必要です。
このトリックは既にネタバレしているので、自分達が引っ掛からない様にする事が大切です。
攻撃している場面で重要なのが、
一塁ランナーコーチ
必ずセンターを見ている事が、重要な役割です。
センターとセカンドベース、2塁走者とセカンドベース、
この距離を同じにさせるくらいの考えで指示を出す。
「センター入ったー!、センター抜けたー!」
たったこれだけでこのトリックプレーは防げます。
ランナーコーチが野球を知ってるチームは強い
この事が言いたかったのです^^
ランナーコーチがぼんやりしていると、術中にハマリますよね(^^;
正攻法ばかりでなく、こうしてヒネリを加えたプレーが自然に出来るチームは、相手も嫌なものですよ。
中学生までの野球でしょうか、さすがに高校野球では見かけませんね。そう考えると早めに教えておいた方が良いのかも知れませんね。
今日届いたヒットエンドラン9月号には、2塁牽制にレフトが入るパターンが掲載されていました。レフトを見るのは三塁ランナーコーチでしょうか?
皆さんいろいろ隙間を見つけるなぁ〜
ですが,確かにそうですね.
うちの息子に,“自分からランナーコーチに行け”というと,
“よくわからないからできない・・”と言われました.
なさけない.
ところで,やはり高校野球ですと,外野の守備位置もかなり深くなるのでセンターが入るのはバレバレになってしまうでしょうね.
でも私が高1のとき先輩が公式戦で,
センターがセカンドに入ってアウトにしたことがあります.
ピッチャーからのダイレクトのけん制でしたが,
セカンドショートはノーマークで,リードが大きかったので,キャッチャーからのサインプレーでしたが.
仰る通り、ランナーコーチも練習から入るべきで、いきなり試合と言っても困惑されるでしょう。
時間を掛けて教える事ができないランナーコーチ、試合中に作り上げていくしかないのがチーム事情です。試合後の反省会では必ずランナーコーチの時間を作るのも良いかもしれませんね。
わたぼーさんが先輩を刺したわけですね、怖い先輩だとチクリチクリ後で言われそうですね^^
常総学院の元監督が,「こいつはと思った子を1年生のときからベースコーチ専任で育てる」といってたのを記憶しています.
1年生から専任でと言う事は、もうレギュラーになれませんと宣告されたということでしょうか。喜んでいいのか悔しいのか複雑な15歳の選択ですね。
それだけ時間を掛けなければ育たない重要なポジション、ランナーコーチとも考えられますね。
また、お待ちしてます!