
私はこの写真がスナップスローだと今は思います。
以前の私はこのスローイングをランニングスローを呼んでいました。
肩甲骨ゼロポジションで投げる「ゼロスロー」といつものように勝手に名づけました^^
私が小さい頃から使っていたスナップスローは手首の屈曲と進展を使う投げ方です。
手首の屈曲;手首を手のひら側に90度曲げる
手首の進展;手首を手の甲側に70度曲げる

この投げ方だけは
やめた方がいいです
私がブログを立ち上げて1番書きたかったのはこの事だと思います。
この間違ったスナップスローは絶対にひじを壊します。
理由は私がこの投げ方を小学校4年から高校3年まで9年間ずっと投げ続けひじが痛くて痛くてたまらなかったからです。
確かに逆回転の伸び上がるボール、相手に捕りやすいボールは投げれますが、痛めます。子供で実験はできませんので、大人で数名この投げ方で100球前後バッティング投手をしてもらい実験しましたが、全員2週間痛がって、やっと納得していただけました。
痛めたお父さん方あの時はスミマセンでした。

私の考えるケガのしにくいスナップスロー「ゼロスロー」です。
この図は6月29日なげるその1ひねるを横に倒した図です。
内旋(ないせん)
右腕を前に伸ばし反時計周りした肩関節をひねった状態
外旋(がいせん)
右腕を前に伸ばし時計周りした肩関節をひねった状態
Eの図で内旋して終わって欲しいのは、内旋で終わると自然とゼロポジションに入りやすいからです。
星さんのコメントでありましたが、意識的にやると怪我につながりやすくなりますので、あくまでも自然にが目標となり難しい部分もあります。
投げ終わった後相手のグローブに向かって手が伸びた状態で終わってます。
使って欲しくない止め投げですが、
ゼロポジションで投げ終わると、肩甲骨周辺の大きな後背筋に負担を逃がしてあげられるのでひじや肩の負担が減ると思います。

ゼロポジション
背中から見て肩甲骨の左右に伸びたでっぱった骨を見つけます
「肩甲棘(けんこうきょく)の長軸の方向に上腕骨の長軸が伸びる」
これを「上」と呼ぶ事にしました。(ゼロポジション)

小坂選手のスナップスロー「ゼロスロー」です
左から2個目の8の写真で最大外旋でゼロポジション、9.10の写真で投げ終わって内旋でゼロポジションが確認できると思います。

城島選手のスナップスロー「ゼロスロー」です
外旋から内旋だけでも1塁まで送球できます

きれいなゼロスローだと思います。
(ヒットエンドラン7月号から勝手に使いました。スミマセン)
注意事項
○上手にできる子供ほど、インナーマッスルの教育、強化が必要と思われます。
○ゼロポジションで終われない子供には教えない方が良いと思います。
つまり子供にはお勧めできない投げ方ですね
子供はしっかり振り切って投げましょう!
日ハムの二軍の練習を良く見に行きますが、内野手のボール回しは全員このスナップスロー「ゼロスロー」でした。甲子園で見た高校生も内野手はこれでした。
懐かしいのでもう1枚

「もっと上から投げたほうがいいよね」
「どうして?今、悪くないよ」
「いや、肘をこう高くして」
あわてて、ゼロポジションを教えました。
最初は怪訝な表情でしたが、2、3球投げると
「あっ、この方が調子がいい」
誰?この子にいい加減なこと教えたのは。
よ〜くわかりました。素直な子といい加減な指導の組み合わせは悲劇を招きやすい。
「スナップスロー」は中学生に入ってからにした方が無難ですよね。
肩甲骨の可動域が広くないとダメですね。
長嶋さんはかっこいい!
私が正しいのかは解りませんよ!
チームの中で正しい投げ方を決めることが無いと子供が悩んでしまいます。私達も子供達の為に何度も何度もミーティングして、子供の練習後に大人の練習をしました。
これって決めたら大人も子供の楽になりましたよ
仰るとおり小学生にまだ早いと思います。
きれいにできる子供もいますが、けが故障が心配です。
このスナップスローも会議で話しが出て。スナップ(手首)なんだから屈曲、進展でしょ?という議題から始まり、痛める原因まで実験して結果を出し、手首スローは教えるのは止めようまで行きました。
上手にできる子供もいますが、どこで使い分けるかも大切なので今は予習段階でストップしておきます。
野球はポジションによって「投げ方」が違いますよね。
うちの息子は今の所、バッテリーを含めて全てのポジションを何らかの形でこなしています。
従いまして、その時々で投げ方も変える必要があるのですが、それが出来るときと出来ない時があります。
なかなか難しいです。
ゲンジ君達の先輩はもうスナップスローを使い分けてるのでしょうか。
中学後半には内野のバックフォームなどで使い始めるころだと思います。
捕ってから素早く正確に投げるには、いろいろ体験談をお聞かせください。
肘、肩痛を経験しないで野球人生を終えた方はいなでしょうね。それぐらいデリケートで複雑な課題ですね。
私も聞きかじりで指導しておりますが、本当に正しいことを教えているのか不安でいっぱいです。
もう一度、この記事を熟読させて頂いて、参考にさせて頂きたいと思っております。
プロ野球選手から学べる事はたくさんあると思います。しかし全部を小学生に当てはめるのは困難であり、無理と判断しました。いずれ私達から巣立って別の指導者に教わる時に、少しでも予備知識があると大人も子供も安心できるのではないでしょうか。
サッカー社会のピラミッドのように一貫性の指導が野球にもあるといいのですが、そうはいかない野球社会、むずがゆいですね。
私こと、みーばぁのブログで、スナップスローについて言及する際に、当ブログを参考にさせていただきました。
スナップスローについて、いろいろな面からよく検討された記事ですね。とても感心しました。
スナップスローに限らず、過激なカッコイイプレーの反復は、少年の体を変形させる危険も合わせもっているようですね。
コメントありがとうございます。
リンク先を変更しておきました。よろしいでしょうか?
スナップスローと言うと、やはり手首の動きが気になりますね。私の考えとは違った方も多くいらっしゃると思います。
賛同される方、反対される方、いろいろ意見が聞けてブログは助かります。
今後も宜しくお願いします。
これはいけませんねぇ・・。
権利上の問題がありますので気を付けてほしいです。
大変参考にさせて頂いています。
この記事の内容が、私の記事の説明として適していたので、本文中にリンクさせて頂きました。
問題があれば削除致します。
今後もご指導願います。
肩関節における回旋動作である「内旋/外旋」と、前腕における回旋動作である「回内/回外」を混同されていませんか?
「スナップスロー」のイラストを見て危惧したもので。
子供らには、怪我のない野球で楽しんで貰いたいと切に願っています。
毎年、息子の所属している、地元では強豪の少年野球チームながら、肘の故障に泣いている子が数名出ています。
怪我した子達は、皆が懸命に練習や試合しているのを、実に寂しそうに見ているだけで、哀れになってきます。
現在この、スナップスロー「ゼロスロー」を5年生の息子に教えています。
>私がブログを立ち上げて1番書きたかったのはこの事
↑
現在、私が息子に教えたい筆頭がこれです。
ひじ痛は大きく分けて二つ。
靭帯損傷と軟骨の剥がれ(関節ネズミ)
ダルビッシュが靭帯損傷でトミージョン
マー君がネズミ除去
https://twitter.com/3em27/status/704292191686922240
この方のツイートに
返信したダルビッシュのツィートがこちら
https://twitter.com/faridyu/status/704301108869529600
自分で投げ方をブログに書いておいてなんですが、投げ方よりも、ひじの故障を予防するにはピッチスマートを守るのがベストだと思います。
http://m.mlb.com/pitchsmart/pitching-guidelines/
MLBのピッチスマート
年齢別の投球制限です。