2005年07月14日

なげるその5,支点でまわる

kihon.jpg

基本のき

この本は大変シンプルに要点だけをまとめ上げた指導書の一つです。
フォロースルーや体重移動など教える言葉が難しく、子供にも大人にも解りやすい言葉を模索していました。
ちょうどこの本の「第三章なげる」の中でこれは解りやすいと思った言葉を選びました。

「踏み出した足の股関節を支点にして投げる」
投げるというか体を振るという言い方でも良いと思います。

この言葉から手塚氏のこの図を思い浮かべました
001.jpg
前の足が地面についてぐらつかないようにしっかりと支える。
体重がのって前に進もうとするのをしっかり支える。
そのぶつかる所を支点と読んでも良いのではないでしょうか。

なげるその3で止めない、と書きましたが、ではどこに力を逃がしてあげればいいのでしょうか?
腕を振った反動を後背筋へ逃がしてあげて腹筋へ落ちて行き、踏み出した足の股関節へと伝わるのではないでしょうか。ここに最終的に反動を逃がしていく様に指導してます。
ゼロポジションで投げ終わるフォロースルーも大切です。

メジャー選手の投げ終わりです
おちん○んが潰れるくらい閉まっているのが股関節で解りました。
野茂投手、長谷川投手
薮投手、石井一投手の右投げ
kokan.jpg
股関節に移動した体重がしっかり乗っているように見えます

踏み出した足の股関節を支点にしっかり体を振り切れると、その反動で腕は自然と持ち上がり後ろ足が自然と出てきてしまいます。
この後ろ足でしっかり体を振って投げているか、押すように投げているかチェックするようにしています。

後ろ足の上がり方がローキックのようにカッコいいペドロ選手
yahooアメリカを検索して拾ってきました^^
PMartinez4.jpg

posted by metoo at 17:55| Comment(11) | TrackBack(1) | 投げる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「踏み出した足の股関節を支点にして投げる」
バッチリです、これしかないですね!

トラバ入れさせて頂きました。
Posted by リベラ at 2005年07月14日 20:38
『腕を振った反動を後背筋へ逃がしてあげて腹筋へ落ちて行き、踏み出した足の股関節へと伝わる』ここの部分は正直言ってよくわかりませんでした。
だけど、『おちん○ちんが潰れるくらい閉まっている』は、良く理解できました。
子供たちに説明するにもこちらのほうが良さそうですね。大喜びする姿が目に浮かびます。
良かった、女の子の団員がいなくて。
Posted by Skyboys広報 at 2005年07月14日 21:02
今気づきましたが
『おちん○ちん』では○の意味が無いですね。
失礼しました。
シモネタ、きらいじゃないです。
Posted by Skyboys広報 at 2005年07月14日 21:06
う〜ん、会社の廊下でシャドーしながら「お○んちん」を股でキュッと締めてみました。
すると、「おちん○ん」を支点に力がうまくのっていく感じ。
早速、子供たちに教えてやろう!

私もシモネタきらいじゃないです!
Posted by さとる at 2005年07月14日 23:16
リベラさん、ありがとうございます
プロ野球選手や、メジャーリーガーを見ていてもいろいろな投げ方があってもいいのではないかとも思います。
しかし、故障に繋がりやすい投げ方だけは悪い投げ方と区別しなければと思います。
お金をもらってないから、ボランティアだからと手を抜かず、子供がいつまでも野球を楽しんでもらいたい、それだけですね。

またお待ちしてます。
Posted by metoo at 2005年07月15日 11:18
Skyboys広報さん、ありがとうございます。
腕を振った反動はほんとのところ何処ににげているのか解りかねます。正面から投げ終わった写真を見るとゼロポジションで投げ終わってる写真が多かったです。

おちん○ちんの件ですが、右投げで言うとおちん○ちんと左足の付け根でりんごを潰すイメージと教えています。

下ネタですか。。。
Posted by metoo at 2005年07月15日 11:25
さとるさん、こんにちは。
はい 下ネタ大好きです^^
ですからそういう趣旨では。。。
Posted by metoo at 2005年07月15日 11:28
「基本のき」は私が初めて購入した野球指導書です。大変懐かしいです。その後、色々な指導書を読みましたが、だいたい重要な事柄はこの本に出てるんですよね。シンプルイズベストですね。
Posted by 星 十徹 at 2005年07月19日 16:02
星さん、こんにちは。
「基本のき」シンプルで助かりました。
手塚さんなどの理論より、選手の言葉で創られてるなぁと感じました。
星さんは出版系のお仕事かなぁと推測してしまうくらい、本は読まれていますね。
それとも毎日、本屋さんに寄ってるのでしょうか?
Posted by metoo at 2005年07月19日 17:17
“基本のき”・・読みました.図書館で借りて(笑)
(でも手元にいつでも置いておきたいので買おうかなと思っています.)
最初の熊谷組の監督のときの,選手の自主性に任せる.
というところも面白く読めましたし,
技術論もシンプルでわかりやすく
とても参考になっています.

技術論では“捕る”のところで,
“正面に回りこむ”というのは基本ではなく応用で,
子供たちには難しい・・というのは目からうろこでした.

うちの子はグラブを変な方向に向けてはじくことが多いので,
口をすっぱくして,“グラブを(手を)ボールが来る方に向けろ.”
と言っているのですが,
それが正しいというのがわかりうれしかったです.

選手の自主性に任せる.・・
のはなかなか自分の子供の場合難しいですね.すぐ口出ししてしまう(反省)
Posted by わたぼー at 2005年07月21日 10:44
わたぼーさん、ありがとうございます。
「基本のき」子供の視線より子供達の指導者に向けて書いてくれた本と感じました。
チームのミーティングの仕方、監督の一方通行より2ウェイで必ず子供の発言を求めてからなど、子供の自主性を少しずつ引き出してあげる事も勉強になりました。
自分の息子は難しいですね。
今日から夏休みに入りプールしか自主的に動きません^^
Posted by metoo at 2005年07月21日 18:20
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