
メジャーリーグ11シーズン・400万球分の投球データを分析して審判がどれだけ正しくジャッジできているのかを分析した結果
先日の記事をGIGAZINEさんが訳してくれてます。
ここで注目したいのが、どのカウントで誤審が多く発生してるか。

2018年の誤審率は右下にある9.21%でした。
これを2ストライクだけで見てみると21.45%なのが下の図。

2ストライクになると5球に1球はストライクなのにボールと誤審してます。
カウントによってストライクゾーンの大きさは変化するのかhttps://t.co/1krSzNot7F
— DELTAGRAPHS (@Deltagraphs) 2019年2月13日
3ボール0ストライクからの投球は、ゾーンからやや外れていてもストライクコールが多いと感じたことはないだろうか。カウントによるゾーンの変化についてはMLBでの研究で報告されているが、NPBでも確認できるだろうか pic.twitter.com/cR2iZo7Bj2
DELTAさんのTwitterでも結果がでてますが、2ストライクと、0ストライクではストライクゾーンの大きさが全く違いますね。
先輩審判さんによく言われることですが
「0ボール2ストライク、3ボール0ストライク、このカウントでストライクゾーンを変えちゃダメだよ。その次から判定がぶれるよ」
これはその通りで
(あれっ?!このコースと高さはさっきボールにした?今度はストライク?)
誤審をしてしまうと、その次の球を迷ってしまいぶれてしまうことに繋がってしまいます。
誤審をしてしまう原因の一つは
「かわいそうだから」
バッターの見逃し三振は・・・
ピッチャーの四球は・・・
情けをかけてしまい「かわいそうだから」を感じてしまうと、ストライクゾーンがぶれてしまいます。
0-20で負けてるチーム、ストライクが入らない初心者投手くんなども、かわいそうだからストライクゾーンを広げてしまう。一つの誤審がまた次の誤審につながり、ストライクゾーンがなんだかわからなくなってしまう。
人間だからミスは起こる
そこに甘えてはいけないのでしょう。
わざと3ボール0ストライクにして、球審のストライクゾーンを広げてから攻めるバッテリーもいます。
0ボール2ストライクに追い込んでも、見逃し三振をとらない球審なら球数が増えるだけとなってしまいます。
0-2から見逃し三振も内野ゴロアウトも一緒。
3-0からストレートの四球もセンター前ヒットも一緒。
余計な感情は捨てなければいけませんね。