2019年04月10日

ハンドリングの考え方

【問題】
三つのゴロ捕球の後に「一塁へ送球した」のはどれでしょうか?


面白い問題ですね。


【答え】彼はどこにも投げていません。
ノースロードリル
ときどき腕を休ませることが必要。しかし、ボールを投げなくても、きれいな持ち替え、足運び、ターゲットの見つけ方、などが目的である。
そんな練習目的だと思います。




さてさて、この問題の真意ですが

ゴロの捕り方=次に投げる方向+走者をアウトにできる時間


「ハンドリングの考え方」が問われているようにも感じました。


ただ捕りやすいからこの捕り方でOK!ではないでしょう。

捕り方には意味があるというのが次の動画です。


SnapCrab_NoName_2019-4-10_13-40-15_No-00.jpg

この図はすごく分かりやすい説明ですね。

TWO-HAND LANE (両手)

ONE-HAND LANE(片手)

BACK-HEND LANE(バックハンド)

ONE-HANDは
後ろに一歩引きながら
腕が届く範囲を計算しながら
時間との勝負をしながら

ゴロの捕り方には理由・根拠があるということでしょう。



19041001.jpg

例えばサードゴロ、
ゲッツーを狙ってセカンドへ投げるには、セカンドへ足を向けて、両手で捕って投げた方がいいでしょう。
今度は走者三塁からバックホーム、
ホームへ投げるには、ホームへ足を向けて、バックハンドで捕って投げた方がいいでしょう。
これは時間の短縮だけを考えた方法の一つです。

しかし、
・打球の速度が(速い・遅い)
・走者の足が(速い・遅い)
条件によって捕り方、足運びが変わってきますので
答えが一つ、この捕り方だけが正解だとは言い切れません。


17120403.jpg

守備は時間、この考え方は変えることはありませんが、

捕るまでの時間+捕ってから投げるまでの時間
この時間をハンドリングと考えるならば

同じ打球のゴロでも
3.3秒のハンドリング
3.6秒のハンドリング
3.9秒のハンドリング

3つくらいできた方がいいのではないか。

西武の源田選手が打ったショートゴロ
巨人の阿部慎之助選手が打ったショートゴロ
同じ打球速度だとしてもアウトにできる時間は違いますよね。


先日、近くの中学野球部を覗いたところ二人向き合ってハンドリングの練習を繰り返していました。個の能力を高める時間の使い方は素晴らしい、指導方法を勉強されてい方が増えてるなぁと感じました。

たくさんの捕り方と投げ方を体にしみ込ませ、臨機応変なプレーが瞬時に出来るようになりたいですね。

posted by metoo at 14:57| 千葉 ☔| Comment(0) | 守る | 更新情報をチェックする
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