フライボールだ!
長打狙いだ!
全球フルスイングだ!
小学生まではこれでいいのでしょうが
プロ野球、高校野球、中学野球
このようなアドバイスだけじゃ勝てませんよね。
ホームランを打つ、長打を打つ、鋭い打球速度を打つ「理論」を追い求めることは指導者として選手として大切なことですが、相手より得点を多くとり試合に勝つために「監督」は試合中に何をするかがとても重要です。
例えばの話です。
AコーチとBコーチに今日初めて顔を合わせる10人の選手を預けて試合をします。
勝った方が監督として優れた指導者です。
さぁ、何をしましょうか?
ポジションを決めて、打順を決めて試合開始です。
この10人の選手達には指導期間が全くありません。
ここでどんな野球を目指すのか、第一声が大切になります。
原監督は「のびのびプレーをして欲しい」と選手に第一声をかけました。
何をやっても、どんな結果が出ても、責任は監督にある。
試合が始まる前の第一声は、この試合全体へのアドバイスになるでしょう。
目の前のプレーをのびのびと楽しんでほしい。選手は試合に入りやすいでしょう。
では、試合が始まったら監督は何をすればいいのでしょうか。
2016年08月26日 こいつの未来を奪う
卓球の水谷選手は著書でこんなことを書かれています。
一生懸命手を叩いて応援することは卓球を知らない友達でもできることだ。
コーチは「熱い応援者」ではなく
「冷静な分析者」でなければならない。
2016年09月05日 冷静な分析者
秀岳館の鍛治舎監督は、サイドスローの投手に対して「上から潰していこう」とアドバイスを送りました。
試合が始まり選手はみんなのびのびとバットを振った。
打者一巡してからでもいいでしょう。
「あの投手はこういうボールを投げるから、こうやって打っていこう!」
監督として第二のアドバイスは
「◎◎だから、△△していこう!」
・分析
・予測
・最適なアドバイス
この三つになるでしょう。
日本シリーズを見ていて
誰がどんな分析をして
どんな予測をして
どんなアドバイスが出ているのだろう?
プロ野球ですから専門家がデータを分析してるのでしょう。
アドバイスが最適だったとしても、それを選手が実行できるかは確かではありません。
丸選手の不調を見ていると広島に分析する能力があるのか?
「インローとアウトハイの対角線を意識させられてるよ。コースではなく多少ボールでもいいから球種に絞って狙い打とう!」
「6回以降はソフトバンク左投手リリーフ陣がくる、ストレートはボール球だけだからスライダーの目付けだけしよう!」
私だったら、こんなアドバイスを丸選手に伝えます。

広島だけないんだよね。。。
甲斐キャノン、素晴らしいスローイングですね。
でも、広島はなぜ左打者の時だけ二塁盗塁させるのでしょうか?
甲斐捕手は左打者の方がタイムは速いですよね?
二塁送球しやすい左打者だけの盗塁に違和感があります。

この動画で良く分かるのは
打者と捕手のの距離です。
このくらい離れると二塁送球で足を使ったステップがいかせますね。
想像以上に左足のステップが長いんだね。
捕球位置から送球位置までの距離
右足が地面に伝えた力
左足が地面に伝えた力
タイムだけでなくこんなデータもあるといいね。
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