アダム・グラント: 「与える人」と「奪う人」−あなたはどっち? | TED Talk
テイカ―(takers) 「何をしてもらおうか」
ギバー(giver) 「何をしてあげようか」
多くの指導者は「ギバー」でしょう。
成功する「ギバー」の組織
・人にものを頼みやすい環境を作る事
「援助を求めるのは脆弱ではない 」
指導の難しさは
「与えてるようで奪ってしまう」
自分ではギバーしてるつもりでも、テイカーになってしまってる時です。
目の前に答えが転がっている、あと少しで自分の力で答えを掴もうとしてるのに、答えを教えてしまう。
子どもが見たい映画があるのに、その一番面白い場面をネタバレして教えてしまう。
もしかしたら
「奪ってしまうことが与えること」なのかもしれない。
選手達は誰もがチームの為に何かをしたいと思ってます。
野球チームは「ギバー」の組織といっていいでしょう。
誰もが助け合いたいと思っているのに、誰も助けを求めにこない。
助けを求めない理由は・・・
・無能に見られたくない。
・他人に負担をかけたくない。
「先輩、スライダーの打ち方を教えてください」
(助けを求めることは、できないことは恥ずかしい事じゃない)
(先輩に負担をかけるけど、教わったことは来年の後輩に伝えていきたい)
give & take
この関係をもう少し勉強しなおそう。
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いわゆる、教え魔ってやつですね。
今の子供って、質問の仕方があまりうまくない知らないってのもあるかもしれませんが
>・無能に見られたくない。
>・他人に負担をかけたくない。
これは、間違いなくあるでしょうね。
言い換えれば、教える方も
同じ様に
無能に見られたくない
→必要以上に指導する
他人に負担をかけたくない
→誰よりも頑張ってるアピール
ってのもあるかもしれません。
弱い=教えてもらってない=指導が下手
なんて声がすぐ出ますからね。
必要されているのかどうか?
自戒したいと思います
質問をしてくる選手の大きな特徴は自信を失いかけてる時だと思います。選手のプレーの結果や表情を見ながら
「おーい、大丈夫か?なにか悩んでるだろ?」
この声掛けから選手が抱える疑問が引き出せることが多いです。
また
「なにをしていいかわからない・・・」
こんな選手もたくさんいて、どんな選手が好きなのか、どんなプレーがしたいのか、感情を引き出すことも小さな子供には大切な指導だと思ってます。
感情→思い→考える→行動
楽しいからもっと打ちたい
ホームランを打ちたいから考える
勝って笑って
負けて泣いて
これを繰り返す幼少期が少年野球でいいんだろうなぁと考えています。
聞きに来る選手には、「工夫が足りない」
聞きに来ない選手には、「やる気が見えない」
なんて、好き勝手に解釈します。
もちろん、自分にできることを自覚し、自ら疑問について考える。
そういうことができればいいですが
「何をすればいいのか?」
「何を聞けばいいのか?」
小学生だけでなく、中学生でもこんな状態の選手も多くいます。
metooさんのアドバイスにもあるように
何気ない、声掛けってとても大事で、
気にかけてあげることで、心を開いてくれるようにすることも、忘れないようにしたいと思います。
選手との信頼は大切です。
お互いを認め合う敬意があるとないでは成長が全く違ってくるでしょう。「いいね」のボタンを言葉にしてたくさん押してあげたいですね。