ファーストミットを使いこなすには
「縦に長く使う」と考えてみます。
簡単そうに見えますがファーストミットは独特の感覚が必要です。
この「縦に長く使う」感覚をつかめるとバックハンドが捕りやすくなります。
打球・送球のラインとグラブを動かすラインを合わせてあげる。
これを縦捕りと呼んで考えてみると
バックハンド(投げる手側)とグラブ側
両方が縦捕りすることができます。
まずはバックハンド側のゴロ
右足を軸にして
右足の前で捕るから
左足を半歩踏み出して突き出すように捕る。
ココからここまでの縦のラインでボールを捕れます。
上から見るとこんな感じ。
次はグラブ側のゴロ(仮名フロントハンド)
こちらも右足を軸にして
左足を引いて捕るから
左足を一歩前に踏み出して突き出すように捕る
ココからここまで縦のラインでボールを捕ることができます。
上から見るとこんな感じ。
菊池選手も右足を軸にして左足を引くと、左足を出すを使い分けてますね。
ボールのラインに対して横からグラブを入れてしまうと弾かれやすく、イレギュラーにも対応が難しい。
ボールのラインに対してグラブのラインをあわせてあげると捕りやすい。
スカイキャッチボールというおもちゃです。
このおもちゃでゴロはどうやって捕れば簡単か分かりやすそうですね。
Bregman & Correa one-hand lane fungos. 4-step patterns w/ glove tap rhythm. Patterns are everywhere if you know where to look #stayloose pic.twitter.com/lhrLmicC67
— Tucker Frawley (@INFchatter) 2018年10月11日
体の真ん中(正面)で捕れるゴロですが、
わざと正面を外して、
打球のラインにグラブのラインをあわせてます。
(今回書きたかったのはココです)
ボールを正面から見てないのでバウンドが見やすい。
グラブが左右だけでなく前後に動かせるのでバウンドに合わせやすい。
日本だと捕ってからステップして投げる一連の動作として考えてしまいますが、まず捕ることだけを考えましょう。次にどんな姿勢でも、どんなバランスでも投げることを考えましょう。
ですから、前に出ながら取るときはかなり、グラブさばきが柔らかくないと、喧嘩してしまいます。
喧嘩するかどうかというのは、私なりの表現方法なので、お口に合わないかもしれませんが、縦に柔らかく使うことができれば喧嘩する確率はぐっと低くなります。
経験上、軟式用グラブで、硬球捕るとけっこうグラブさばき柔らかくなるように感じるんですけど、入部してすぐにグラブが新しくなってしまいます。
まぁ中学生の子供が、ミズプロとかブランドに憧れるので、ちっともいう事聞いてくれませんけどね・・・
それ以上に、親が、グラブ買いたがるんで、ソッチのほうが根が深いかも。
グラブに関しては昔とずいぶん考え方が変わりましたね。
グラブは、親指の芯、小指の芯があれば、あとはぼろ雑巾でも十分です。この二つの芯の間にボールがはさまればそれが捕球です。なので小学生には小指二本入れは一度は無理矢理でもやってもらいます。湯もみ型付けも必要ありません。小指と親指の芯以外はグニャグニャが理想です。実際バックハンドは小指の芯を引いてねじるように捕る方が掴みやすいです。
グラブを欲しがる気持ちもわかりますが、使い古した他人のグラブとか、大きさや柔らかさの違う道具をたくさん使ってみるのがいいんですけどね。昔、神宮にある久保スラでプロ野球選手が使用したグラブに手を通した時にグラブのコツがわかった気がしました。あのフニャフニャ感と芯がいいんです^^