野球には騙すプレーがたくさんあります。
「アンフェアなプレーはやめよう!」
「スポーツマンシップを守ろう!」と声をあげると
そもそも論、だったら論が広がっていきます。
・バントフライはわざとワンバウンド捕球してゲッツー狙うよね?
・イチローが外野フェンス直撃で走者を騙すプレーは?
・ピッチャーの牽制球は騙そうとするでしょ。
・ピッチャーが投げる変化球もバッターを騙そうとするでしょ。
・じゃ、隠し球は?偽投は?クイックは?みんな人を騙してるよね?
・規則書に書いてなければ何をやってもいいんだ。
・刺す、殺す、奪う、盗む、野球ってそういうプレーだよね
・試合は試し合い、試し合いと書いて騙し合いだ、相手を騙してナンボだ。
野球好きな方は、グランド、居酒屋、一年中こんな会話で盛り上がるでしょう。
少年野球の指導では、どこからアンフェアでどこからは教えていいプレーなのでしょうか?


世の中には犯罪の重さがあります。
子供のイタズラは罪ではありませんが、大人の詐欺は犯罪です。
18歳、未成年などの年齢によって法律も変わります。
イタズラ、ごまかし、嘘、ジョーク、いかさま、いんちき、カンニング、窃盗、詐欺
この中のどこかにアンフェアが隠れています。
それはどこなのか?
昨日のコメント欄でこの質問をうけて考えました。
私の返信コメントは
隠し球はいたずら、
イチローの外野フェンス直撃トリックプレーはジョーク。
亜細亜の故意落球は詐欺。
阪神レフト中谷のエラーは下手くそ^^
詐欺は
計画を練って複数で相手を騙そうとする計算されたプレー。
イタズラは
その瞬間に咄嗟に思い付いたプレー。
ここに一線が隠れているように思います。
私は一瞬のアイデアで動けたプレーはクレバーなナイスプレーだと思ってます。
・隠し球は相手が油断したスキを見つけたプレー。
・こっちが間に合わないから偽投してあっちのランナーを狙おう。
・この打球は頭を飛び越えてフェンス直撃するな、だったら捕る演技をして走者をくぎ付けにしよう。
・あっ、バントフライなのでバッターが走ってない、これならダブルプレーが狙える、よし!ワンバウンドで捕ろう。
このプレーの中には共通点があります。
・ルール違反はありません。
・相手やの動きを見ています。
・一瞬の判断プレーです。
見る人から見れば同じイカサマプレー、アンフェアなプレーに見えるかもしれませんが、全て好判断なプレーです。
では下の動画のプレーはどうでしょうか?
・ルール違反はありません。
・相手の動きを見ています。
・最初から騙すことを目的とし、複数の選手が練習を重ねた計画されたプレーです。
私はここがアンフェアな一線だと思います。
昨年、若いお父さんコーチがこのトリックプレーをマネしようとなりました。
はじまりはプリンスホテルのトリックプレー、第60回都市対抗とありますので1989年、最近国内では規則で禁止されている連盟もあると説明し、私はこのプレーの指導を反対しましたが、どうしても勝たせてあげたい、審判と相手チームがルールを知らなければいい、1%でも勝つチャンスがあればなんでもすべきだ、そういって子供たちに教えていました。
試合は大敗、試合の勝ち負けは選手である子供であって大人の悪知恵じゃありませんね。
1時間ずるがしこい練習をさせるなら、1時間早く帰って寝て体を回復させた方がいいでしょう。
試合の勝ち負けでプライドは傷つきません。プライドを傷つけない嘘やイタズラもあるでしょう。しかしどこかにプライドを傷つける一線があるように、そこが境界線なのかなぁと思います。野球のアウトとセーフのようにはっきり見えることではなく、年齢や経験によって育っていく教育なことも含まれているように感じます。
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私の表現は上手くないので、説明しきれる自信ありませんが、私なりの言葉で書きますと
「心」に基準があって、人それぞれ学んだこと、経験したことに違いがありますので、その心の基準は明確ではないし、経験により変化していくものでもあります。
ですから、答えは無いし境界線も無い。
それよりも、私は
野球が好きだから、誰よりも上手くなりたい!
という誰しも描く、「初心」をいつまでも持ち続けてチャレンジ精神を持った子供が一人でも多くいてくれたら。と願います。
大谷翔平選手のように。
どういう場面でもフライが上がれば捕るのか捕らないのかの二択です。選択権は守備側です。
捕ればアウトがもらえます。
しかし場面によっては捕らないという選択もあるでしょう!
で今回は捕らないという選択をしただけです。
しかし審判に完全捕球とジャッジされ抗議した
という事だと思います。
こういうプレーも想定して攻撃をするべきです。ノーアウトワンアウトでランナー一塁二塁の場面たくさんの攻撃パターンがあります。浅い外野フライは今回のケースがあるリスクも頭に入れて攻撃するべきです。
いつも楽しく拝見させて頂いていたのですが、今回の件を詐欺だと思っているという事で非常に残念です。
>野球が好きだから、誰よりも上手くなりたい!
この方向に進まなければおかしな方向に進んでしまいますよね。
相手の足を引っ張ろう、相手をうまく出し抜こう、スポーツはそういうものではありませんよね。
>今回は捕らないという選択をしただけです。
いいえ、わざとグラブで捕ったボールを目の前の足元に落としてエラーに見せるプレーをチームとして練習して、それを生田監督がやらされてるんです。試合後に生田監督もコメントしてますので、ここは全く意味が違うプレーです。これを私は詐欺と書いています。
これは私の勝手な想像ですが、故意落球をする選手はそのプレーを望んでいるのでしょうか?もし生田監督の指示を無視して普通に捕球していたら試合に使ってもらえる状況なのでしょうか?
話はそれますが、生田監督にはハーレムで行われるアメリカとの試合でも故意落球を必ずやらせてほしいですね。10年近く故意落球を続けてきた亜細亜大学ですからアメリカ戦でも侍ジャパンとして故意落球をやりましょう。もしかしたらアメリカで「故意落球はナイスプレーだ!」スタンディングオベーションがおこり、あなたの意見が正解で私の意見が間違ってるかもしれません。ぜひ世界の声を聴いてみたいですね。反対にブーイングが起きたら、亜細亜大学が守り続けた故意落球をきっかけにベースボールのルールが変わるかもしれませんよ。
Aさん、Bさん、Cさんがいれば意見が三通りあるのは当たり前です。私と意見があわなくて残念と思うかは、あなたの自由です。ご意見ありがとうございました。
バッターはわざと当たってはいけない。
そんなルールは書いてませんが、書いてないから当たっていいのかな?わざと当たる選手はいないから書かないのかな?普通に考えて選択肢がないから規則書に書かないんだよね。
外野手は故意落球のルールがないので、フライは捕ってもいいし、捕らなくてもいいし、わざとエラーしてもいい。普通に考えて誰もやらないから規則がないんだよね。
交差点の真ん中でコタツを広げて鍋を食べちゃいけない、普通に考えて誰もやらないから規則がないんだよね。
コタツすんのか〜い!
https://www.asahi.com/articles/ASL385WBCL38PLZB00W.html
観ていてカッコいいです。
仕事もそんなとこありますけど。
組織だって練習までして、あえて有利な方向に
持っていくのってカッコいいとは感じないです。
仕事もそんなとこありますけど。
ちょっと意味合い違うかもですけど、
ウチのチームは、
いっつも2ランスクイズされるんです。
まぁ詐欺とは言えないですけどね、
小学生では常套手段でしょうから。
1回くらい止めればいいのになぁ、と思ったりします。
合う意見、合わない意見を感じながら、
いつも楽しく観ています。
モンテ・クリスト伯の録画を見ながらずっと頭の中で何度も設定を変えて野球を動かしているのですが、
投げる
打つ
走る
捕る
どれか一つを故意にやらないとどうなるか?
故意に投げない
故意に打たない
故意に走らない
故意に捕らない
もう野球のルールを根底から変えるしかないんですよね。
一つの規則を変えてしまうと円滑に競技が進まなくなる。
規則を作るってそういうものなんですね。
あっ、すみません m(__)m
ひとり言です。
ツーランスクイズがサインなのか、通常のスクイズのサインだけど、ランナーやランコーの判断で、結果的にツーランスクイズになってしまうのか。
または、点差状況などによって変わってきてしまうと思います。
学童軟式のコーチ時代に、積極的な走塁を経験させる意味で、状況によって暴走に見える走塁はあり。
と、指導していました。
何が言いたいかというと、観客(他の人)にどのように見えるかは、わかりませんが、指導者と選手がその目標と目的に明確な物があり、自らを磨くという意味と目的であれば、「あり」と、私は感じます。
野球に限らずスポーツは、とっさの判断でこ勝ち負けが決まるシーンがありますので、
その引き出しを増やす=脳を鍛える
という意味では、いろんな特徴を持った選手いますので、走塁に興味のある選手、または、それを阻む守備に興味のある選手。
知る機会を与えることも、指導者の仕事かな。と、考えることもあります。
ありがとうございます。
そのチームはなかなかの昔気質なチームでして、
監督さんの怒鳴る声が試合中でも鳴り響いています(苦笑)流石に殴ってはないかな。
(あ、でも帽子ははたいてましたね)
その引き出しを増やす=脳を鍛える
いい言葉っすね。
試合終盤になると無意味(に見える)ポジションチェンジしてみたり、打者1人ごとにピッチャー交代してきたり、
牛歩作戦が素晴らしいチームの人に聞いてもらいたいです。
「あと何分!」とか聞こえますしね。
勝利に貪欲です。
相手にやられたプレーを説明して自分たちもやってみる。ツーランスクイズの二点目はなぜとれるのか?とれないのか?いろいろ試してみる。
少年野球でも100試合くらいやると、一通りのプレ-を経験できると感じてます。
打つのがうまい、投げるのがうまい、捕るのがうまい、野球がうまいチームが勝つこともありますが、野球の試合がうまいチームが少年野球は勝ってしまうケースもありますね。