世界中が感動したジーター選手のサヨナラヒット。
何回見てもいいですね!
この回のスコアを調べていると
9回裏 5-5の同点
ピレラ選手レフト前ヒット
ガードナー選手送りバント
一死二塁から
ジーター選手のサヨナラヒットが生まれました。
しっかり送りバントがあったんですね。
ジーター選手といえばジップヒットですが^^
ジーター選手でさえ送りバントはしていました。
バットの真ん中を両手で握るスタイルが懐かしいですね。
送りバントを失敗して進塁打を打つこともありました。
ただし、
得点差やイニングを見てみると
同点もしくは1点差
8回、9回の試合終盤
ここでしか送りバントしません。
これは監督が考える戦術です。
「送りバントはチームが勝つために必要だと思う場面があれば使うよ。でも初回から使うことはしない。試合終盤に同点もしくは1点差の場面なら誰でもバントはあると思ってくれ。しかし、最初の打席でファーストストライクをファーストスイングで仕留める準備は今まで通りジップヒットでしっかり続けてくれ。」
最近ちょっと考え方を変えた方がいい部分があります。
昔とは変わった部分があるからです。
例えばこんな感じ
送りバントをして一死二塁を作ると相手バッテリーは8割がインコース、その半分がストレートになるデータ、狙い球が絞りやすい、対戦投手と次打者の相性がいいなど、裏付けされた数字があるならば、次の一手のために送りバントを使うこともあるでしょう。得点期待値だけの数字をみるよりも、一死二塁からどうやればもっと得点があがるのか?なぜあの一点が入ったのか?たくさんのデータがあり、それを分析するアナリストがいる時代ですから、ただ単純に送りバントは絶対にダメだ!からはちょっと変わり始めています。
体力が同じ
戦力が同じ
得点が同じ
ここから先に戦い方の差が楽しめるのが野球です。
たくさんのデータを分析しながら絶妙な指示を出せる監督。
これも野球の魅力の一つですね。
ジーター選手がバントしてるからといって
だからバントしかないんだ!
だから進塁打が重要なんだ!
長打ホームランはいらないんだ!
この方向だけには進まないでくださいね(*^-^*)
ホームランもバントも
試合に勝ってみんなで抱き合って喜ぶための一枚のカードです。
選手だけでなくアナリストで勝てる試合もあるということです。

ベンチの中でタブレットを見ながら準備できる時代。
一年前、二年前でさえ考え直したほうがいいこともあります。
まだまだ野球は変わっていくでしょう。
【関連する記事】