2018年05月07日

牽制球のルールは二つしかない でも。。。

今回は牽制球のルールを確認しようと思います。

大会の審判をしているといろいろなチームの方から
「これはボークですか?」
身振り手振りを交えながら質問を受けます。

例えば
「自由な足の膝を腰よりもあげて牽制をしたらボークですか?」
「軸足を前に外したらボークですか?」
「一挙動とあるので両足でジャンプすればいいですか?」


ここできちんと牽制球のルールを確認しておこうと思います。


投手の規則は5.07

(d)塁に送球

 投手が、準備動作を起こしてからでも、打者への投球に関連する動作を起こすまでなら、いつでも塁に送球することができるが、それに先立って、送球しようとする塁の方向へ、直接踏み出すことが必要である。

【原注】
 投手は送球の前には、必ず足を踏み出さなければならない。スナップスロー(手首だけで送球すること)の後で、塁に向かって踏み出すようなことをすればボークとなる。

【注】
 投手が投手板をはずさずに一塁へ送球する場合投手板上で軸足が踏み変わっても、その動作が一挙動であれば差し支えない。しかし送球前に軸足を投手板の上で一旦踏み変えた後に送球すれば、軸足の投手板上の移行としてボークとなる。



1つ目は 塁の方向へ直接踏み出す

2つ目は 一挙動であること



実はものすごく単純なルールです。


ここからは私の解釈です。
軸足、自由な足、どちらの足から動かしなさいとは書いてありませんので、どちらの足から動かしてもいいでしょう。
直接踏み出す、ということは自由な足の一歩目を塁の方向へという意味でしょう。
『軸足を踏み変える→自由な足を塁の方向へ一歩目で踏み出す』
この動作が四人審判がいる中で一人でも一挙動に見えなったらボークとなるでしょう。


図にしてみます

18050701.jpg

18050702.jpg

18050703.jpg

この動作が一挙動に見えること。
@で踏み変えた時に「どっこいしょ」と踏ん張って時間を作ってしまうと一挙動に見えずにボークとなるでしょう。



ここでいつも疑問になるのが青い文字の部分。
投手が投手板をはずさずに一塁へ送球する場合
じゃ〜二塁はどうなんだ?という疑問ですよね^^


この一塁へ一挙動というルール・・・
実はこれ日本だけのルールなんですね。


Major League Baseball 2018 Official Rules

5.07 Pitching
(d) Throwing to the Bases
At any time during the pitcher’s preliminary movements and until his natural pitching motion commits him to the pitch, he may throw to any base provided he steps directly toward such base before making the throw.

Rule 5.07(d) Comment: The pitcher shall step “ahead of the throw.” A snap throw followed by the step directly toward the base is a balk.


本家のベースボールには【注】のルールがないんです。
(昔はあったような記憶がありますが・・・)

つまり

塁の方向へ直接踏み出す

牽制球のルールはたった一つしかないんです(*´▽`*)


軸足が前外しだろうが横外しだろうが、どの塁だろうが

塁の方向へ直接踏み出す

ベースボールにはこれだけしかルールがないんです。


日本の野球だけが真面目にきちんと一塁は一挙動でとなってます。


国際大会では左投手の牽制も日本のルールとは違いますし
右投手の一挙動のルールもありません。
ベースボールの牽制球ルールはたった一つだけ

塁の方向へ直接踏み出す

日本も早く一つにしちゃいましょう(*´▽`*)



今回言いたかったことは
だんだんと日本のボークルールもゆるめていきましょうよ
(*´▽`*)
ということです。

野球人口が減ってるんですよ・・・

コリジョンルールの目的は
小さな子でも女の子でも
ベースボールは誰もが楽しめるスポーツですよ!
安全をアピールしたかったからでしょう。

次にアピールしたいのは簡単なルール『優しい野球』ではないでしょうか。

少年野球の現場では
「そんなルールどこにも書いてないよ!」
いつもどこかで新しいボークルールが作られてしまっています^^


10年後20年後に向けて
ボークなんてルールあったっけ?
それくらい野球規則が簡単になっていく方向を進めていきましょう







PS
アマチュア野球でも

監督はボークの理由をたずねるために出てくることは許されるそうです。

もし選手がボークをとられた場合は「今のボーク理由を教えてもらえませんか?」と聞いてみるのもいいでしょう。

しかし
もし監督が説明を受けた後に抗議をすれば退場となることがあるそうです。
「前外しだからボークです」など規則書に書かれていない説明を受けても選手のためにグッと我慢しましょう。

理由は聞いてもいいですがアピールはできませんのでご注意ください。



皆さんの地域とルールが異なることもありますので必ず所属する連盟にご確認をしてください。



追記
私の記憶違いでした。
2007年のMLB rule 8.01(c)にも一挙動のルールはありませんでした。
posted by metoo at 17:21| 千葉 ☁| Comment(2) | 審判 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ボークに限りませんが
露骨なアウェージャッジが存在するのも、なんとかして欲しい。
と感じる事が多い事もあります。

これが、実は野球やってて一番イヤなことなんですけど・・・
Posted by アンバサダー at 2018年05月08日 11:24
◆アンバサダーさん、ありがとうございます。

練習試合だと両チームで審判を出し合いますのであるかもしれませんね。

ただ大会だと知らないチーム同士の戦いなので依怙贔屓はないと思いますよ。
Posted by metoo at 2018年05月08日 18:02
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: