日本の春はこの一言から^^
もうすぐ始まるセンバツ大会でこんなポイントに注目してみましょう。
前傾姿勢で打つバッターはいるのか?
私のブログでは何度も
「頭をホームベースに倒して打とう」と書いてきました。
その理由を考えてみます。

ボールを打とうとしてスイングをする瞬間
左はまっすぐ立ち、右は頭ひとつホームベースに倒れて前傾姿勢をしてます。

倒れることによってスイングの軌道が変わってきます。
まっすぐ立てば上から下のスイングになり、ホームベースに倒れるとスイングはレフトスタンドへ向かうの軌道へ変わります。フライを打て!だからアッパースイングで打て!ではなく、ホームベースに倒れてスイング軌道を変えることでフライは打ちやすくなります。

地面を押す垂直荷重
地面を蹴る力
この二つの反力から右斜め上へのベクトルを得ます。

陸上のスタートと同じですね。

これにホームベースに倒れる力を足してみると
方向がホームベース上に進む力に変わります。
私はこの力の方向が日本のバッティングには欠けていると感じてます。まっすぐ立つ日本人バッターは力をピッチャー方向へ使ってますが、メジャーリーガーはピッチャーが投げたホームベースを通過するボールに力を使ってます。小さな技術の差かもしれませんが、大きな飛距離の差につながっているのではないでしょうか。

前に飛びたいときは前に
上に飛びたいときは上に
頭の位置によって力を使う方向が、飛ぶ方向が変わっているのがよく分かります。
頭をホームベースに倒すことによって
ホームベース上に
ストライクゾーンに
ピッチャーが投げるボールに
力を使いたい
これが私の考えです。

もう一つ
オレンジの線、 股関節の角度
動かしたいのは後足の股関節伸展です。
はじめから股関節を深く曲げて構えてはどうか、
この姿勢の方が大きく股関節を伸ばせるのではないか、

股関節屈曲から

股関節伸展へ
ボールを遠くへ飛ばすには
地球を強く押す
地面を強く蹴る
この力が大きいほど身体は強く回転するでしょう。
試しに
前傾姿勢から打ってみましょう!
いい感じだったら続けてみてください。
ダメだったら元に戻して下さい^^
正しいか間違ってるかは人それぞれですが
2018年はこの方向で行きます(*^^)v
センバツ大会を見ながらチャンネルを変えて
メジャーリーグの試合と比べてみましょう。
前傾姿勢で打ってるバッターはどちらでしょうか?
昔こんなことも考えました。
2009年08月19日 どこに目を置きますか?
ボールを良く見たい、もっと近くで見たい、ぎりぎりまでボールを追いかけたい、そんな意識が私にはありました。
前傾姿勢で打つをまとめてみると
・バットスイングの軌道を変えるため
・力の方向をホームベースへ
・股関節伸展を大きく使いたい
・ピッチャーの投げたボールを近くで見たい
この四つです。
トレーニングはもちろんヒップスラスト!
私が指導時に意識しているポイントと同じです。着眼点は違えどやってほしいことは似てくるんですね。
私の着眼点は、「骨盤の角度」なんですが
それを具体的に、どういう動作をアドバイスすべきか?という意味では、私も明確な答えは持っていません。
その言葉の一つとして、「頭をベースよりに倒す」というのはいいヒントかもしれません。
余談ですが、
中学生に教えていても、
前屈が余り出来ない
足を前に大きく上げられない
つまり、股関節を前に大きく曲げられない
曲げることに抵抗がある
という子供は結構多くいます。
姿勢が猫背の子はなおさらむずかしそうです。
骨盤の前傾は外国人と日本人の違いでもありますが、骨格と筋肉の問題なのでなかなか直らないのではと最近考えています。なので前傾姿勢という方向へ私は考えて、股関節の運動量を見るようにしてます。
守備や盗塁のスタートなども前傾姿勢が有利に働くでしょう。立ち幅跳び、垂直飛びと同じように股関節伸展が大きなポイントだとみてます。
骨盤と大腿骨の伸展・屈曲(ハムストリングスと腸腰筋)もそうですが、接地と過重によって大腿骨を中心として骨盤の内旋・外旋を行う時のそれぞれの筋群が出力を上げやすい角度になるのでは?などと考えております。
さすがseVenさん、しっかり勉強されてますね。
股関節の内旋・外旋ではなく、大腿骨を中心としての骨盤の動きですか。面白い視点ですね。
高校野球をみてると加重がほとんど感じません。地球への接地を練習するにはトランポリンなどどうですかね。ただ足を上げてただバットを振り下ろす高校野球が残念です。
PS
広島の瀬戸内高校が守備練習7割というコメントにカチーンと来てます。明秀日立の打撃に期待します。