2018年02月26日

5.07投手

2018年公認野球規改正
2018年アマチュア内規
2018年高野連特別規則

2018年の規則改正が出そろいました。
(公認野球規則、競技者必携の2018年は四月頃に届くそうです)
二段モーション緩和などメディアで騒がれましたが、2018年は今まで通りで進められるそうです。

ここで一つ規則についてしっかり勉強し直してみましょう。

5.07投手
正規の投球姿勢についてです。

指導者の皆さんは、ワンドアップとセットポジションの違いを説明できるでしょうか?
二段モーションを語る前に知っておかなければいけないことがたくさんあります。

2009年01月09日 8.01正規の投球−投球姿勢

こちらは2009年に私が学んだメモですが、あれから変更になった点もありますのであらためて勉強し直すことにします。



===============
5.07 投手
(a)正規の投球姿勢

<8.01-2015>
 投球姿勢には、ワインドアップポジションとセットポジションとの2つの正規のものがあり、どちらでも随時用いることができる。
 投手は投手板に触れて捕手からのサインを受けなければならない。

【原注】
 投手がサインを見終わってから投手板をはずすことは差し支えないが、はずした後に素早く投手板に踏み出して投球することは許されない。このような投球は審判員によってクイックピッチと判断される。投手は投手板をはずしたら必ず両手を身体の両側に下ろさなければならない。
 投手がサインを見終わるたびに投手板をはずすことは許されない。
(1)ワインドアップポジション
 投手は、打者に面して立ち、その軸足は投手板に触れて置き、他の足の置き場所には制限がない。

 この姿勢から、投手は、
@打者への投球に関連する動作を起こしたならば、中途で止めたり、変更したりしないで、その投球を完了しなければならない。
A実際に投球するときを除いて、どちらの足も地面から上げてはならない。ただし、実際に投球するときは、自由な足(軸足でない足)を一歩後方に引き、さらに一歩前方に踏み出すこともできる。

 投手が軸足を投手板に触れて置き(他の足はフリー)、ボールを両手で身体の前方に保持すれば、ワインドアップポジションをとったものとみなされる。

【原注1】
 ワインドアップポジションにおいては、投手は軸足でない足(自由な足)を投手板の上か、前方か、後方かまたは側方に置くことが許される。

【原注2】
 (1)項の姿勢から投手は、
 @打者に投球しても良い。
 A走者をアウトにしようとして塁に踏み出して送球しても良い。
 B投手板をはずしても良い(ボールを両手で保持した投手は、投手板をはずしたら必ず両手を身体の両側に下ろさなければならない)。投手板をはずすときには、最初に軸足からはずさなければならない。また、前記の姿勢から、セットポジションに移ったり、ストレッチをすることは許されない。違反すればボークとなる。

【注1】
アマチュア野球では、投手の軸足及び自由な足に関し、次のとおりとする。
 @投手は打者に面して立ち、その軸足は投手板に触れて置き、他の足の置き場所には制限がない。ただし、他の足を投手板から離して置くときは、足全体を投手板の前縁の延長線より前に置くことができない。
 A投手が@のように足を置いてボールを両手で身体の前方に保持すれば、ワインドアップポジションをとったものとみなされる。

【注2】
 投手が投球に関連する動作をして、身体の前方で両手を合わせたら、打者に投球すること以外は許されない。従って走者をアウトにしようとして塁に踏み出して送球することも、投手板をはずすこともできない。違反すればボークとなる。

(2)セットポジション
 投手は打者に面して立ち、軸足を投手板に触れ、他の足を投手板の前方に置き、ボールを両手で身体の前方で保持して、完全に動作を静止した時、セットポジションをとったとみなされる。

 この姿勢から、投手は、
@打者に投球しても、塁に送球しても、軸足を投手板の後方(後方に限る)にはずしてもよい。
A打者への投球に関連する動作を起こしたならば、中途で止めたり、変更したりしないで、その投球を完了しなければならない。


 セットポジションをとるに際してストレッチ≠ニして知られている準備動作(ストレッチとは、腕を頭上または身体の前方に伸ばす行為をいう)を行うことができる。しかし、ひとたびストレッチを行ったならば、打者に投球する前に必ずセットポジションをとらなければならない。

 投手は、セットポジションをとるに先立って、片方の手を下に下ろして身体の横につけていなければならない。この姿勢から、中断することなく、一連の動作でセットポジションをとらなければならない。

 投手は、ストレッチに続いて投球する前には、(a)ボールを両手で身体の前方に保持し(b)完全に静止しなければならない。審判員は、これを厳重に監視しなければならない。投手は、しばしば走者を塁に釘付けにしようと規則破りを企てる。投手が完全な静止≠怠った場合には、審判員は、直ちにボークを宣告しなければならない。

【原注】
 走者が塁にいない場合、セットポジションをとった投手は、必ずしも完全静止をする必要はない。
 しかしながら、投手が打者のすきをついて意図的に投球したと審判員が判断すれば、クイックピッチとみなされ、ボールが宣告される。6.02a5【原注】参照。

【注1】
 アマチュア野球では、本項〔原注〕の前段は適用しない。

【注2】
 (!)(2)項でいう中途で止めたり、変更したり≠ニはワインドアップポジション及びセットポジションにおいて、投手が投球動作中に、故意に一時停止したり、投球動作をスムーズに行わずに、ことさら段階をつけるモーションをしたり、手足をぶらぶらさせて投球することである。

【注3】
 投手がセットポジションをとるに当たっては、投手板を踏んだ後投球するまでに、必ずボールを両手で保持したことを明らかにしなければならない。その保持に際しては、身体の前面ならどこで保持してもよいが、一旦両手でボールを保持して止めたならば、その保持した箇所を移動させてはならず、完全に身体の動作を停止して首以外はどこも動かしてはならない。

【注4】
 セットポジションンからの投球に際して自由な足は、
@投手板の真横に踏み出さない限り、前方ならどの方向に踏み出しても自由である。
Aワインドアップポジションの場合のように一歩後方に引き、そして更に一歩踏み出すことは許されない。

【注5】
 投手は走者が塁にいるとき、セットポジションをとってからでも、プレイの目的のためなら、自由に投手板をはずすことができる。この場合、軸足は必ず投手板の後方にはずさなければならず、側方又は前方にはずすことは許されない。投手が投手板をはずせば、打者への投球はできないが、走者のいる塁にはステップをせずにスナップだけで送球することも、また送球のまねをすることも許される。

【注6】
 ワインドアップポジションとセットポジションとの区別なく、軸足を投手板に触れてボールを両手で保持した投手が、投手板から軸足をはずすに当たっては、必ずボールを両手で保持したままはずさねばならない。また軸足を投手板からはずした後には、必ず両手を離して身体の両側に下ろし、改めて軸足を投手板に触れなければならない。

【問】
 投手がストレッチを行ってからセットポジションをとるまでに両手を顔の前で接触させ、そのまま下ろし胸の前でボールを保持した。ボークになるか。
【答】
 たとえ顔の前で両手を接触させてもそのままの連続したモーションで胸の前に下ろして静止すれば、ボークにはならない。しかし、いったん顔の前で停止すれば、そこでボールを保持した事になるから、その姿勢から両手を下に下ろせばボークとなる。
===============

以上が正規の投球姿勢ですが、
これを守らないと不正投球となりボークのペナルティーを取られるケースもあります。

5.07投手には
正しい投球姿勢の規則があり
もう一つは
6.02投手の反則行為
投手がやってはいけない反則行為の規則もあります。


正しいルールと
やってはいけないルールと

規則書は二つの方向から作られています。


赤文字が二段モーションについての説明ですが
それ以外にもたくさんの規則があります。
この機会に
正しいルール(正規の投球姿勢)を学んでましょう(*´▽`*)

posted by metoo at 16:09| 千葉 ☁| Comment(6) | 審判 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
投球姿勢は変わってませんが定義38の【注】にあった「反則投球とする」が削除されたので違反ではあるが規則上はボークではなくなったということですよね。
アマチュアは今まで通りとの報道があったのでアマチュア内規に記載するかと思ったら特になかったので、全軟ではどうなるのか注視しています。
高校野球規則ではご丁寧に規則で削除した定義38【注】を残す形で記載してます。

記事中に「セットアップポジション」となってますが「セットポジション」ですね。
Posted by GP at 2018年02月27日 09:02
◆GPさん、コメントありがとうございます。

>記事中に「セットアップポジション」となってますが「セットポジション」ですね。

ご指摘ありがとうございます。修正しました。



GPさん、一つ質問させてください。

定義38【注】投手が5.07(a)(1)および(2)に規定された投球動作に違反して投球した場合も、反則投球となる。

この一文の削除についてですが

”投球した場合”の反則投球が削除された。であって、投球に関する動作、例えばセットポジションのストレッチを途中で止めてしまった、などは今まで通り5.07の違反でボークは変わりないでよろしいでしょうか。
Posted by metoo at 2018年02月27日 15:44
その辺の解釈がどうなるのか注視しているんですよね。
現状規則の状態だとそう投げるべきだけど反則投球ではないので罰則はない状態だと思います。
なので高校野球はわざわざ削除された項目を独自に追加したのではないでしょうか。
もちろん審判上の運用としてボークをとるということも可能かと思いますが。
Posted by GP at 2018年02月27日 16:57
◆GPさん、ご返信ありがとうございます。参考にさせていただきます。

規則変更を高野連は今年見送りましたが、個人的には大正解だと感じてます。よくわからないまま、はっきりしないまま大会が始まってしまえば悩み苦しむのは選手達です。
今年一年プロ野球の状況を確認してから、来年に向けてアマチュア野球は改革するほうがベターな気がします。
Posted by metoo at 2018年02月27日 18:01
定義38の注の削除って、いわゆる2段モーションを違反とする根拠となった箇所ですよね。

高校野球特別規則では、「従来どおり」と強調して書かれているのは、曖昧さを回避しますので珍しく良い対応かなと感じました。

ストレッチに関する文言は、文中にボークとなる例が記されていますし、今回の改正の趣旨からはずれていますので従来通りと私は解釈してます。


何事もそうですが、文章の盲点をつくことって、よく有りますが、基本的には変更またはルールには目的や趣旨があり、その事を理解し、実践するほうが、日本人的ではありますが、良いのかな。と感じてはおります。

それじゃぁ甘い世界もあるのは当然ですけど。
Posted by アンバサダー at 2018年03月01日 12:21
◆アンバサダーさん、ありがとうございます。

法律があって政令があって条令があって、
あっちはOKでもこっちはNGみたいな世界です(;'∀')

規則書に書いてあっても難しいのに、
規則書に書いてないことも悩まなければいけない。
やっぱり野球の規則は難しいとしか言えません。
審判のいないセルフジャッジのカーリングがうらやましいです。
Posted by metoo at 2018年03月01日 14:25
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