二塁審判をしていると一年に二三回このシーンを見かけます。
「ピッチャーが肘が痛そうですよ」
監督さんに声をかけると投手交代するチームもありますが、ピッチャーがいないのでそのまま続投させるチームもあります。
私は少年野球の審判部に属していますが、あまり投手の投球数を考えている審判員はいません。審判はルールブックに書いてないことは関係なし!ルールブックに書いてない投球数に関しては口を挟む必要はない、ピッチャーの安全は大事だけど審判の立場ではどうしようもないと考えているようです。
審判として指導者として野球ファンとして
グランドに立つ誰もが守れる
投球数の規則を作って欲しいです。

2014年11月13日
PITCH SMART
このPITCH SMARTを日本で守っているのが
リトルリーグです。
南京都リトルリーグさんより
★投手の投球数制限と休息日
▼リトル年齢投球制限
11−12歳 1日85球まで。
9−10歳 1日75球まで。
7−8歳 1日50球まで。
・選手が1日に66球以上の投球をした場合、4日間の完全休息。
・選手が1日に51〜65球の投球をした場合、3日間の完全休息。
・選手が1日に36〜50球の投球をした場合、2日間の完全休息。
・選手が1日に21〜35球の投球をした場合、1日間の完全休息。
・選手が1日に1〜20球の投球をした場合、休息日は必要ない。
※試合で21球以上の投球をした投手は、その日は捕手を務めてはならない。
※4イニング以上捕手をした選手は、その日は投手を務めてはならない
自主的に投球数を管理されてるチームもあるでしょうが
ほとんどのチームが
・打たれたら交代
・疲れてるようだから交代
・ストライクが入らなくなったら交代
投球数を管理してるチームは少なくかんじます。

せっかくリトルリーグではガイドラインをしっかり守ってますが、中学になると二日間で10イニングと曖昧なイニングでの投球制限となってしまいます。もったいないですね。
またリトルリーグには全員出場のルールがあるようです。
公益財団法人 日本リトルリーグ野球協会
大 会 規 約
リトルリーグ中国連盟審判部
(1) 試合当日ベンチ入りした選手は、全員試合に出場しなければならない。
(中国連盟では最低14名の選手、マイナーは最低9名とする。)
選手交代、再出場が出来るルールはとてもいいと思います。
「たくさんの投手を育てる」
「たくさんの野球選手を育てる」
この目的にそった規則をもう一度考え直したいですね。
バッターボックスもマウンドも同じです。
誰でも立つ権利はあります。
5年生6年生なら1週間に85球
それを4週間、8週間、12週間
20イニング、40イニング、60イニング
マウンドに慣れるくることで
どの数字が成長してるかをたくさんの投手で競争させてみましょう。
ストライクが入らなければ考える
相手打者の弱点を観察する
打たれたら工夫する
いいピッチャーを見つけたら真似してみる
「うちはピッチャーがいないから・・・」
「あの子は球が遅いから・・・」
「コントロールがいい子がいなくて・・・」
育てる事を考えない
ただいい選手を選ぶだけの監督さんからよく聞く言い訳です。
たくさんの子供にチャンスを作ってあげましょう!
【関連する記事】
読んでみるといいですよ。どれ位の対象者、方法など。
ただ"この数字で言われてるから"で声を大にしても、あなたの嫌いな"昔からこう言われてるから"と一緒ですよ。
研究者を疑ってかかるわけでもないですか、無条件に信用しているだけではだめです。
せっかく良いことを行っているブログなのにもったいないです。
いつも思うのですがへほさんのコメントは何が言いたいのでしょうか?
ダメ出しするのはかまいませんが、ではへほさんが作られた投球数ガイドライン、またはその実績など紹介されているサイトなどがありましたら教えください。
よろしくお願いいたします。