そこで聞かれたのですが
「あの女の子の横投げはどうしたら上から投げれますかね?」
いろんな指導者が上から投げるように手取り足取り教えていますが、どう教えてもひじが上がらずに横回転でボールを投げています。
この問題は昔から考えているのことなのですが
例えば野球選手を
・フィジカル・体力
・メカニクス・技術
・メンタル・考え方
三つに分けて考えた場合、
ひじが上がらない投げ方は
フィジカルでしょうか?
メカニクスでしょうか?
メンタルでしょうか?

「もっと強くなっていうと自由に動ける」
この女の子が上から投げるにはフィジカルの問題だと思います。
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ブログ更新しました。
— 河森直紀 Naoki Kawamori (@kawamorinaoki) 2017年11月14日
#472 【アスリート向け】多くの競技がオフシーズンを迎えるこの時期に、あらためてトレーニングの意義と限界について考えてみる https://t.co/B1MfBIzrsY
まとめ
オフシーズンにガシガシとトレーニングしておけば、競技が上手くなるという幻想は捨ててましょう。トレーニングだけしても競技は上手くなりません。それがトレーニングの限界です。
しかし、トレーニングをすることで、競技練習の質や量、そしてその効果を向上させたり促進することは可能で、その結果として、間接的に競技力向上に貢献できるのはまちがいありません。
「あくまでも競技練習がメインで、トレーニングは補強にすぎない(だけど重要)」という形で、トレーニングの意義と限界を適切に捉えたうえで、オフシーズンの練習・トレーニングをがんばっていただければ。
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トレーニングと技術練習、この二つの違いを分かりやすく教えてくれています。
また、
2016.02.18 アスリート向け
#322 【アスリート向け】現役アスリートに参考にしてもらいたい、トレーニングに対するプロ野球日本ハム大谷選手の考え方
こちらでは大谷選手のコメントを紹介されています。
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――オフに体重を増やした狙いはパワーアップと技術向上のどちらですか?
「どっちもですね。筋力がないとできない技術やメカニズムや動きがあるので。技術をうまくするためのフィジカルだと思っています。筋力をつければ野球がうまくなるなんてこともありませんから。野球がうまくなるために必要なこととしてウエートトレーニングを入れているだけ。ですから体重が何キロ増えたとか、体脂肪率が何%ということは、ボクはそこまで大した問題ではないと思っています。どこまで野球がうまくて、自分のパフォーマンスを高く発揮できる体をもっているかという方が大事です。必要な段階として一回、増量してということは考えていました。そのために必要な練習はオフにできたかなと思っています」
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もし女の子が上から投げたければ、上から投げれる筋力が必要であって、トレーニングコーチと技術指導コーチとがうまく連携して、技術向上につなげるのがベストでしょう。
野菜を育てる「農家」と料理を作る「コック」
なんとなくこの関係に似てますね。
何が食べたい!で作る料理が変わってきますから
どんな球が投げたい!
どんな打球を打ちたい!
まず選手がどんな選手になりたいのか
どんなプレーが好きなのかを聞いてあげましょう(*^-^*)
チームとして考えると
ファームっていう二軍の呼び方はあってるのかもしれませんね^^
【関連する記事】
体幹の筋力がなければ、肩甲骨を支えられないので、上から投げることは難しいとあります。
いま相手しているのが中学生なので、確認する方法がないのですが、古い記憶を呼び覚ますと、
うんていが得意な子、のぼり棒が得意な子は、ボールを投げる動きが得意だったような記憶があります。
女の子はうんていやのぼり棒であまり遊びませんよね。
体幹の強さと腕の角度、私もどこかで目にしたことがあります。
上から投げることが本当にいいのかは別の問題として、思うように体が動かない、自由に動かすには何かしらのトレーニングが必要なのでしょうね。
跳び箱、懸垂、逆立ち、水泳などなど
私は小学校の体育授業もいいと思うんですけどねぇ。