球審から見えるストライクゾーンはこんな感じですね。
ミット、マスクこの位置で捕ったとします。
まずキャッチャーマスクが動くとボールに見えます。
個人的に球審をして感じることですが
キャッチャーの頭が動くとボールに見えるんです。
なるべく頭を動かさない方がいいです。
次はミットをストラクゾーンへ集めようと動かしますが、
これもボールなんだろうなぁと見えてしまいます。
ストライクに見える動かし方、
これは誰に対してと考えた方いいです。
球審に対してストライクに見えるように動かす。
これが私はベターだと思っています。
ここで捕ったら
ここに動かします。
つまり
球審の目の位置へミットを動かします。
時間はパチンとミットにおさまる時間内です。
球審の目の位置を常に把握しておきましょう。
Yu Darvish, Slider (movement). pic.twitter.com/rfdPDD1N8k
— Rob Friedman (@PitchingNinja) 2017年5月17日
このスライダーをはじいた時は驚きましたが
この次の三振
5回スリーアウト目の見逃し三振
ルクロイ捕手ではないチリーノス捕手
きれいなフレーミングでしたね。
投げたダルビッシュ投手よりもキャッチャーがうれしそうな一球でした。
小学生や中学・高校生のキャッチャーが
ボールを捕る前に
「よーし!」「オッケー!」「ナイスボール!」
捕る前に大きな声を出しますが
あれはやめた方がいいですよ。
ピッチャーが投げる前に大声を出されたら迷惑ですよね。
バッターも迷惑だと思うんです。
もちろん球審も迷惑です(^^;)
まぁ言われてもストライクゾーンは変わりませんが。
ボールを捕ってから動かすと腕力だけで持っていくことになるので動きが大きくわざとらしくなってしまう。
実際の捕球位置より外側からミットを動かしながら捕球してゾーン内で止める。この際、低めのボールは必ず肘を上に向けて掬い上げるようにする。のが理想だと思っています。
フレーミングは投手を助けるという意味ではとても重要なポイントですが、球審からみると“ミスジャッジ”を表すポイントになります。今季からNPB審判でもトラッキングシステムを利用してストライクゾーンの制度を高めるそうです。
フレーミングで大切なことは投手の投げたボールをできるだけ静止捕球することであり、球審を騙そうとする、ごまかそうとする方向へは進まないようにしたいですね。