2017年03月24日

少年野球も変化球解禁へ

typical_spin_deflection2.jpg
右投手をキャッチャーから見た図

FANGRAPHSのページにはPITCH TYPEのページが見つかります。

日本ではストレートと言いますが、
アメリカではファストボールと呼ばれ
さらにファストボールの種類も分類されます。

日本でストレートと呼ばれる球種は4シーム。
つまり日本人投手は全員4シームの分類になるのでしょう。

動くボールと日本が呼んでいるボールは
ツーシーム
カッター
シンカー
この三つの分類とみていいでしょう。


ファストボール(速い球)
FA =ファストボール
FF = 4シームファストボール
FT = 2シームファストボール
FC =ファストボール(カッター)
FS / SI / SF =ファストボール(シンカー、スプリットフィンガー)

オフスピード(遅い球)
SL =スライダー
CH = チェンジアップ
CB CU =カーブボール
KC =ナックルカーブ
KN = ナックルボール
EP =エフェス


日本の検索サイトで「ボールの握り方」を探すと
nigiri.jpg
必ずフォーシームの握り方が出てきます。
MFTさんより

英語で「How to grip baseball」を検索すると
いろいろな球種の握り方が出てきます。

b822c526a9389d09d42db4412337a175.jpg


日本の少年野球は変化球を投げることを禁止されています。
投げていいのは中学生からです。

軟球だから
C球だから
小学生だから
しっかり投球数制限を入れて
投げていいのではないでしょうか?


もしかしたらここからじゃないですかね?

日本がツーシームを打てるようになるのは?


変化球禁止 2015年04月09日

競技者必携
競技に関する連盟特別規則(少年部・学童部)
7 変化球に関する事項
 学童部の投手は、変化球を投げることを禁止する。関節の障害防止のため、まだ骨の未熟な学童部の投手に対して変化球を投げることを禁じ、変化球を投げた場合は次のペナルティを課すこととする。変化球を投げた場合とは、投球が審判員によって変化球と判断された場合をいう。
 なお、ペナルティは少年の肘、肩の障害防止が目的で、骨の未熟な投手が、特に肘や手首などをひねって投げるような投球方法を禁じているのであるから、監督・コーチは、この点に十分留意して指導しなければならない。

この規則が日本の野球を遅らせている原因です。

侍ジャパンがツーシームを打てない原因です。


professional-pitch-grips.jpg

自分が投げやすいファストボールを探す。

こんな楽しみを子供から奪っているのかもしれません。




問題は変化球ではなく
投球数と投球間隔ではないでしょうか?

今春から進学する選手には失礼ですが、この投球数には一言書かせてもらいます。
6.jpg
滋賀学園の山口達也監督(右)と東海大望洋の和田健次郎監督(左)
滋賀学園ー東海大望洋 延長14回
滋賀学園 棚原孝太 投手 192球 14イニング
東海大望洋 金久保優斗 218球 14イニング
どうして高校野球の監督はここまで投げさせるんですかね?
どうしてピッチャーをぶっ壊したいのでしょうか?
ピッチャーの子はこういう高校があることを知っておくこと、中学の指導者は大切な選手をこんな監督へ送らないこと、親はしっかり我が子の進路を選ぶこと、ベストな判断をしましょう。

春の選抜へ出場してる監督さん
日本のすべての高校野球監督さんに聞いてみたいです。
WBCで95球の投球制限を知らないのでしょうか?

試合後のインタビュー
NHKのアナウンサーはバンバン突っ込んで聞いてみてください。
posted by metoo at 04:25| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: