常総学院 鈴木君から交代したサイドスロー倉田投手に対して鍛冶舎監督のアドバイス。
「上から潰していこう!」
その6回の攻撃
選手は次のボールを強く打とう!という意識しかありません。
それが選手の役割です。
指導者には
「何をしよう!」「何を狙おう!」
最も確率の高い指示を出す
的確なアドバイスが求められます。
少年野球でよく見られるケースです。
土日の二試合審判をさせてもらいましたが、
連打を打たれ大量得点をとられると打たれたチームは沈み込んでしまいます。ピッチャーは自分が投げた球が打たれて頭が真っ白。ベンチも大量得点を取られ勢いに押されて真っ白。何も投手にかける言葉がありません。
でも、こんな時こそタイムをとって
「打たれてるのは高めの甘い球だよ」
たったこれだけの確率を見つけるだけでいいんです。
「低めに投げ込んでゴロを打たせて皆で守ろう!」
たったこれだけのアドバイスでいいんです。
相手は初球を狙われてるよ
相手はインコース狙ってるよ
相手は変化球を狙ってるよ
相手は引きつけて逆方向へ狙ってるよ
「だから ◎◎◎しよう!」
この言葉こそ、指導者の役割です。
一生懸命手を叩いて応援することは卓球を知らない友達でもできることだ。
コーチは「熱い応援者」ではなく、「冷静な分析者」でなければいけない。
by水谷隼
【関連する記事】