走者三塁サードゴロでバックフォームのプレー
1)サードが捕球してホームへ送球した際にキャッチャーは走路を開けていなかった。
2)しかし、キャッチャーは捕球する体制だった。
3)送球が良ければアウトのタイミングだった。
4)しかし、スライディングしようとした走者側に送球がそれてしまい、三塁ランナーはスライディングができずにタッグされました。
私は二塁審だったので判定はしてませんが「アウト」「セーフ」どちらとも言えるようなプレーでした。
6.01(i)本塁での衝突プレイ
(2)捕手がボールを持たずに得点しようとしている走者の走路をブロックすることはできない。
もし捕手がボールを持たずに走者の走路をブロックしたと審判員が判断した場合、審判員はその走者にセーフを宣告する。
前記にかかわらず、捕手が送球を実際に守備しようとして走者の走路をふさぐ結果になった場合には、本項に違反したとはみなされない。
また、走者がスライディングすることで捕手との接触を避けられたならば、ボールを持たない捕手が本項に違反したとはみなされない。
このプレーで私が感じたのは
この規則はもっともっと指導者がしっかり教えなければいけない。
そう感じました。
1)サードが捕球してホームへ送球した際にキャッチャーは走路を開けてた。
1)を指導していれば、問題なく球審は「アウト」と言えたでしょう。
規則は
捕手がボールを持たずに得点しようとしている走者の走路をブロックすることはできない。
これをどうやって
指導するか?

指導者は最も安全なプレーを指導しなければいけません。
それが何かと考えたら、やっぱり高野連特別規則のこの図になるでしょう。
小学生でも中学生でも、
いずれは高校野球でこの位置で守らなければいけません。

組織図と規則 2016/02/22
全日本軟式野球連盟JSBBは
日本学生野球協会とは違った組織ですが
しかし、
指導は同じでもいいのでしょう。
これからも

この位置の指導を続けていこうと思います。
そして規則本文では「もし捕手がボールを持たずに走者の走路をブロックしたと審判員が判断した場合、審判員はその走者にセーフを宣告する。」とありますが、この項の最後、
〜「注」我が国では、本項の(1)、(2)ともに、所属する団体の規定に従う。〜
とあります。
じゃあアマチュアはどうなのかというと、内規のI 危険防止(ラフプレイ禁止)ルール に「3.タッグプレイのとき、捕手または野手が、明らかにボールを持たずに塁線上および
塁上に位置して、走者の走路をふさいだ場合は、オブストラクションが厳格に適用さ
れる。」とあるので「セーフ」と判定せず「タイム」を掛けてオブストラクションでセーフとするのだそうです。
センバツ高校野球でもそうやってました。
私の個人的な考えですが、安全にかかわるルールなのでこの一年二年は厳しいくらい安全を優先に判定してもいいのではと考えています。
今年の初めから野球界はいろいろありましたので、さらに衝突プレーで野球は危険なスポーツだ!とはしたくないでしょう。
今年から野球は安全なルールに変わりましたよ!指導者も安全第一を指導していきましょう!のような方向が今年は特にいいのかなぁと考えています。