やっぱりイチロー選手は面白い感覚ですね。
イチロー選手も
あれも・これも・それも
全部やってみた。
その中で
3000本安打 4000安打を積み重ねるスタイル。
自分の打撃にあった、
最適なスタイルが見つかっていった。
身体を大きくして、筋肉を大きくして
150キロを中四日五日で80%の出力でワンシーズン投げ続けたい。
これがダルビッシュの今のスタイル。
もしかしたら五年後に違ったトレーニングをしてるかもしれません。
近道だったり、遠回りだったり、それは無駄ではないのでしょう。
さて今回のインタビューで一番気になったのはこの場面。

イチロー選手がマウンドでメジャーリーガーに投げ込んだ約20球。
わずか20球だけですが、
「長い距離を投げてるからといって、短い距離が上手くなるわけではない。去年ピッチャーをやって痛感した。普段あれだけ遠投をやるのでピッチャーで20球くらい軽くいけると思ったら翌日バリバリ」
「(筋肉痛で)3日間くらい動けなかった。全然使う筋肉が違うんですよね」
遠投とピッチングの違いかな?と思いましたが、

緊張感 全然使う筋肉が違う
ここにピン!ときました。
以前に息子から聞いた話ですが、
練習試合で投げる100球と
夏の甲子園予選で投げる100球は
疲労が全く違うそうです。
ブラスバンドの応援が鳴り響き、
負けたら終わりの最後の夏。
この緊張感の中で投げる100球は
今まで経験したことがない疲れが残るそうです。
だから!
小さな頃から、緊張感の高い、大きな舞台を経験しておいた方がいいなとも思いました。
少年野球で勝ち上がる価値とは、この経験かもしれません。

体操の森末信二さんはこれをこう呼んでいます。
「試合筋」
「大きな試合などでは、自分でも信じられないくらいのすごい力がでる。僕らはこれを『試合筋』と呼んでいる。みなさんには火事場の馬鹿力といえば、わかりやすいかも。」

体操・加藤凌平さん
「試合で興奮してワクワクした状態とかだと、いつものパワーより120%のパワーが出てしまう。100m走だったりすると今まで以上の力が出せるのかもしれないんですけど」と切り出した加藤は、「体操に関しては1mmでもずれたら失敗してしまう。いかに練習と試合を近くしなきゃいけない」
「アドレナリン全開だぜ!」なんて使われますが、
試合筋なのか
アドレナリンなのか
火事場の馬鹿力なのか
わかりませんが
確かなことは
緊張が高まると、疲労も高まる。
大きな緊張を経験できる、準備できる機会は少ないですが、
いつか来るその日のために
普段通りのルーティンを続けることが大切なのでしょう。
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