やはり2016年から公認野球規則に追加された
6.01(i)本塁での衝突プレイ についてでした。
この件に関して最初の言葉は
「私達の規則アマチュア野球内規では2013年から危険防止ルールはもう始まっている」
私達アマチュアが守るのは、まずこの二つの規則
公認野球規則と日本野球協会のアマチュア野球内規
amaturerules2013.pdf
2013年アマチュア野球内規
amaturerules2016.pdf
2016年アマチュア野球内規
アマチュア野球内規では、二塁ベースでのダブルプレー衝突に関しても危険防止ルールがすでに置かれています。

また、高校野球特別規則では捕手の立ち位置を図のように指導していますが、
千葉県少年野球連盟では
ホームベースの前で捕球するようにしましょう!
そして、どこで捕球したから走塁妨害ではなく、
プレーの成り行きで判断しましょう。
この説明でした。
ここからは私の解釈です。
6.01(i)本塁での衝突プレイ
【原注】 捕手が、ボールを持たずに本塁をブロックするか(または実際に送球を守備しようとしていないとき)、および得点しようとしている走者の走塁を邪魔するか、阻害した場合を除いて、捕手は本項に違反したとはみなされない。審判員が、捕手が本塁をブロックしたかどうかに関係なく、走者はアウトを宣告されていたであろうと判断すれば、捕手が走者の走塁を邪魔または阻害したとはみなされない。また、捕手は、滑り込んでくる走者に触球するときには不必要かつ激しい接触を避けるために最大限の努力をしなければならない。滑り込んでくる走者と日常的に不必要なかつ激しい接触(たとえば膝、レガース、肘または前腕を使って接触をもくろむ)をする捕手はリーグ会長の制裁の対象となる。
この中に一つ定義を見つけてみました。
審判員が、捕手が本塁をブロックしたかどうかに関係なく、走者はアウトを宣告されていたであろうと判断すれば、捕手が走者の走塁を邪魔または阻害したとはみなされない。
これを簡単に言うと
アウトはアウト セーフはセーフ だと解釈します。
つまり
アウトを妨害してセーフにするタックル
セーフを妨害してアウトにするブロック
この二つの妨害が禁止だというルールです。
本塁ブロック禁止は二塁、三塁と一緒
個人的には今回のルール変更は、ホームベース上のタッチが二塁、三塁と同じ普通のベースタッチになったと考えている。
里崎さんがコメントされている通り、本塁で起こるプレーを、二塁での盗塁にして考えてみるといいでしょう。盗塁の走路と捕手からの送球が重なるケースが見られますが、実際にぶつかるケースは少ないです。遊撃手・二塁手は走者の前で捕球してタッチしています。二塁盗塁で守備妨害・走塁妨害はほとんど見られません。これが理想のプレーなのでしょう。
そして今回のルール変更でもう一つ徹底しておきたいのは

レガースの使い方はワンバウンドを捕球する際に地面とこすれるひざを守る道具であって、走者のスライディングを止める道具ではないという事です。
今シーズからより一層スピードが重要視されるプレーが増えるでしょう。

本塁でギリギリのタッチプレーを見る角度と距離はこの位置を推奨されていました。
公認野球規則の2016年変更は公開されましたが、全日本軟式野球連盟の競技者必携2016年版はまだ出ていません。競技者必携も確認してからもう一度考えようと思います。
地域によって規則が異なる場合がございます。
必ず地域特別規則を確認されてください m(__)m
実際に現段階ではボールを持たずに本塁を跨いだことで完全アウトのタイミングでもオブストラクションを取っています。
またアマチュア内規でも、「タッグプレイのとき、捕手または野手が、明らかにボールを持たずに塁線上および塁上に位置して、走者の走路をふさいだ場合は、オブストラクションが厳格に適用される。」とあります。
大会やそれぞれのリーグで詳細に規定しないと混乱しそうです。
私もこのルールに困惑していましたが、成り行きを見ながら判断することにしました。
しばらくは落ち着かないルールとなりそうですね。
タッグプレイが起きていないのに、走路に立つだけで妨害だ!などとなってしまうケースが心配です。私の解釈では、立ち位置だけではなく、そのタッグプレイに妨害がなければどうなっていたか?その成り行きを見ながら判断しようと思います。
前段を言い直すと
・・・阻害した場合を除いて、捕手は本項に違反したとはみなされない。
・・・阻害した場合は、捕手は本項に違反したとみなす。それ以外は違反とみたさない。
こんな感じでとらえておけばいいかな^^
高野連とNPBは別組織ですが、高野連が現在の動向を受けて、厳格にオブストラクションをとってほしいです。
完全アウトのタイミングならそもそもベースを跨ぐ必要がありません。
悪意がなくとも「アウトならばOK」とした場合やはりそこに衝突の危険性が高まるわけです。(もちろん走者側にも完全アウトの場合は衝突を回避する義務がありますが)
こういった意図を読み取ると、送球が逸れた時以外に衝突する区域に立ちふさがる行為にははっきりと「ダメ」とする必要があるのではないでしょうか?
全てが善意でプレーすれば元々そんなに必要ではないでしょうが、やはりそこは極力有利にプレーしようとするプレーヤーはいるのですから。
それくらいやらないとみんな守らないのでプロ野球の審判団は厳しいくらい取っているのだと思います。
高校野球では
関東審判講習会が2月28日
千葉県審判講習会が3月8日の予定です。
ここで何か説明があるでしょう。
センバツが3月21日から
春季大会予選が4月8日から
ここの対応を見てからも考えたいですね。
その後、夏大会前6月7日、秋大会前8月9日にも千葉県審判講習会がありますから、情報を追いかけなければいけませんね。
2012年9月7日 日米高校生野球で森友哉選手が二度に渡りアメリカ選手に危険なタックルを受けました。
これがきっかけで2013年アマチュア内規に危険防止ルールが日本から発信されました。
その後、甲子園では危険なタックルプレーがあったのは
https://www.youtube.com/watch?v=p2wReA4Qw3w
たしかこのプレーだけだった記憶してます。
このような実例を見ながら意見交換が飛び交う一年になるでしょう。