タイミングとは簡単に言うと「タイム」時間です。
何かと何かの時間を合わせるのがタイミングです。
ピッチャーがリリースしたボールがストライクゾーンに到達するまでの時間。
vs
バッターがバットを振り始めてバットヘッドがストライクゾーンに到達するまでの時間。
言葉だけでは足りないので図にします。
18.44mの距離からおおよその歩幅とリリースまでの腕の長さ1.44mを引いて計算しやすく17mのボール移動距離としました。球速によって到達時間はこんな感じの時間になります。
ピッチャーがリリースしたボールとバッターのスイングの関係です。
今回は「遠くに飛ばそう!」ではありません。
タイミングだけに絞った問題です。
バッターの動きです。
ピッチャーがボールを投げるリリースに軽くバットを上にアップさせる。
アップする「動」の動作をスイングの「動」につなげます。
アップ&スイングの解説と動画はこちらへどうぞ。
スイングタイムとは
「打て!」の打つ始動からバットがボールに当たるまでの時間です。
松井秀喜
補足です。
・アップのタイミングで投手側の足も一緒に軽く動かすとスイングしやすいです。よく言われるワレです。
・「ふわっ」は力を抜くイメージです。「動」から「動」への切り替えしは力まないほうがスムーズです。
・足を上げる一本足でも、振り子打法でも、すり足でも、どんなバッティングフォームでも、アップ&スイングは取り入れられます。
金子千尋投手を打つ中田翔選手。
ここまで引きつけてから打つ始動が始まってます。
自分のスイングタイムはZEPP BASEBALLで測れますが、個人で購入するよりチームで買ってもらいましょう^^
別に自分のスイングタイムを知らなくてもタイミングは合わせられますので。
プロのスイングタイムは0.14〜0.18秒、アマチュアは0.20〜0.26秒だそうです。
スイングタイム【時間】は自分でコントロールできます。
時間=距離÷速度でしたね。
【距離】
トップの位置を深くすれば距離は長くなります。
コンパクトに小さく構えてトップも小さくして距離を短くする。
遠回りをするドアースイングは距離が長くなり遅くなりますね。
【速度】
バットの重さを変えて、重いバットだと遅く、軽いバットで速く。
短く持ったり、長いバットを使うなどで、スピードも変わるでしょう。
もう一度書きますが、
スイングタイムを縮めるには、トップの位置やバットの重さを変えればコントロールできますが、バットの使い方でもコントロールできます。
それが、アップ&スイングです。
アップする「動」からスイングの「動」へ助走をつけるスイングです。
小さな動きですがグリップを軽くアップしてスイングにつなげます。
この時、力んで固まった「静」からのスイング始動はコンマ数秒遅れてしまうでしょう。
例えばの話ですが、キャッチボールで相手が投げたボールを捕る時に一本足やすり足でタイミングを取る選手は誰もいません。相手のリリースに合わせて力を抜いて「ふわっ」とグローブをアップしてボールをキャッチします。あれがタイミングです。打つのも捕るのも同じだったんですね。
独り言です・・・
なぜ国際試合で日本は外国人投手に苦戦するのか、動くボールが苦手だからだけの理由ではないでしょう。
反対に、
なぜキューバの選手達は国際試合でいつも全員がフルスイングできるのでしょう。どんなピッチャーにもタイミングを合わせられるのでしょう。
ピッチャーの足の上げ方、間の取り方、リズム・・・
いろいろ日本人と外国人ピッチャーは違いがありますが、
ボールをリリースするのは万国共通。
リリースにタイミングをシンクロさせるアップ&スイングがいいのかなぁと思います。
バントの構えからヒッティングするバスター。
これもアップ&スイングが分かりやすいです。
なぜバスターがタイミングが合うのか説明しやすいですね。
ちなみにですが
このアップ&スイングを教わったのは
昔、少年野球連盟が開催してくれた少年野球教室に来てくれた
西武ライオンズの大塚光二選手でした。
あの時は何を言ってるのかわかりませんでしたが、
アッパースイング、ダウンスイングを気にするよりも
アップ&スイングをする
プロの技術に注目してください。
10年くらい前の野球教室でしたが、自分なりにアップ&スイングをタイミングの合わせ方と解釈してみました。
大塚選手の顔とケツのでかさに驚いたなぁ〜 (^_^;)
ラベル:タイミング