2015年02月24日

タイミングの指導方法について

バッティングで最も大切なのはタイミングなんですが
どうやって教えていいのか難しいのもタイミングですよね。

久しぶりにタイミングの指導方法について書いてみようと思います。

昔と考えが変わったのは
タイミングの捕り方を
二つのリズムに分けてみたことです。

今は便利な時代ですね。
バッティングマシーンを作るキンキクレスコさんにピッチャーの動画がありました。藤浪投手をお借りします


リリースに合わせる


1っ2 のリズム ピッドン 
キューバドンで書きました、
ピッ -- 相手投手のリリースに合わせてワレをつくり
ドン -- で打ち返します。
海外の選手に多く見られるタイミングです。

gr.gif
1っ2のリズムが分かりやすいのはグリエル選手 




リリースより前で合わせる


続いてはおなじみのシンクロ
12の3のリズム ジャンケンポン 
ジャン -- 踏んで
ケン -- 乗せて
ポン -- 振り切る
手塚一志さんの「バッティングの正体」
打撃フォームばかりを考えていた世の中に、
タイミングの始動を最初に取り入れた一冊です。
私もビデオ全部を買いました^^

yana.gif
12の3のリズムが分かりやすいのは柳田選手




二つに分けて考える理由は
両方が出来た方がいい、もしくは知っておいてもいいかな?
高校野球では「足を上げて打つな」みたいな指導者もいますので^^

また私の想像ですが
外国人投手と対戦する時
アンダースローと対戦する時
12の3が合わないように見えてます。



鳥谷選手のバッティング練習です。

鳥谷選手は
ピッチャーの足が上がるグリップを下げるで1をとり
12の3リズムで打ち返してます。
捕手は
ピッチャーのリリースにグラブを見せるで1をとり
1っ2のリズムで捕球してます。

二つのタイミングが面白いですね^^
バッターだけでなく、捕手もタイミングを合わせてるのがわかります。
キャッチャーをやるとタイミング練習になりますね。



では練習方法です。

1っ2のリズムは
ワンバウンド打ちのリズムが合うでしょう。
1b01.jpg
ワン バン!で打ち返すリズム
ワンでしっかりワレやヒッチを作って
バンで強く打ち返す!タイミングを実感してみましょう!


12の3のリズムは
ティーバッティングのトスでリズムを作りましょう。

「ジャン ケン ポン」
大人が声を掛けてあげると染み込みやすいです。
小さい子はすぐに覚えてくれます^^


リリースで合わせるバッター

リリースしてからもヒッチしてるってすごいことかも。


この一打しか見てませんが、リリースで合わせてますね。、


リリース以外で合わせるバッター

王さんはタイミングの天才だったのかもしれませんね。
投手の足が上がるタイミングだったり、上がりきったタイミング、沈むタイミングだったり、全投手をしっかり研究してたのが感じます。


大谷くん、投手の沈み込みに合わせてますね。


どのバッターにも言えることは、
ピッチャーによって微妙にタイミングの取り方を変えている点です。


当たり前のことですがピッチャーは同じリズムで投げてくれません。

合わせなければいけないのはバッターです。

だから、何種類かタイミングの取り方は持っていた方が
いろいろ出来て楽しいです^^





タイミングの練習の前に

選手の素振りに音を入れてあげましょう!

「イッチ2」なのか

「12の3」なのか

「イッ 二ーーの 3」なのか


もちろん自分のリズムを持ってる選手を無理に変える必要はありません。選手が好きなリズムを一緒に探しましょう。


素振りのリズムが出来たら

相手投手にリズムを埋め込む

相手がいて初めてタイミングを合わせられますね。






「今日のピッチャーは剛速球だよ。投球練習を見てリズムを合わせてておこう!」

「君のリズムだと、ピッチャーのここで1を合わせるとタイミングが上手くいきそうだよ」

タイミングの指導はやはり難しいですね(^^;)

フルスイングするにはタイミング。
タイミングが合うからフルスイング出来る。

「四割打つには、六割失敗していい」

たくさんのピッチャーと対戦して
たくさんの経験をしましょうか^^






素振りをチェックしてもらって
「そうですか、じゃお先に」って帰るの早過ぎでしょ(^_^;)

ラベル:タイミング
posted by metoo at 20:37| 千葉 ☁| 打つ | 更新情報をチェックする