今年、大谷投手が162キロを投げて話題になりました。
自分でも、藤浪投手のカットボールは球速がストレートと比べて差があり過ぎるとか書きましたが、わずか一ページの資料です。
そうやって楽しむのいいのですが・・・
ダルビッシュ投手
田中将大投手
和田毅投手
藤川球児投手
majorscouter.comさんより
こういった記録がたくさんあった方がもっと楽しめますねヽ(^o^)丿
さて、このたくさんの投球データはどこから集まってくるのか?
よくメジャーリーグの放送には右下にストライクゾーンの四角い画面がありますね。
右下にあるストライクゾーンを9分割したPITCH F/Xの画面。
ここにボールがバットに当たった瞬間に白の3がマークされました。
ピッチャーが投げたボールが、球審の判定よりも先に、ストライクゾーンを通過した瞬間にテレビ画面に記録されています。
(日本は球審がコールした後です)
SPORTVISION の PITCH F/X
PITCH F/Xは、スポーツビジョン社によって作成され、野球の投手の投球速度や投球軌道を追跡するスピード測定器システムである。2006年のメジャーリーグベースボールのポストシーズンゲームでデビューしたこのシステムは、メジャーリーグ全球団の本拠地球場に設置されている。
(テレビ局によってFOX TRAXやK-ZONEなど呼び名が変わるようです)
例えば、ボールの「ノビ」などもデータでわかります。
フォーシーム2014
ダルビッシュ 初速148.9 終速137.5 回転数2,005 縦変化9.6
田中将大 初速146.6 終速135.3 回転数1,895 縦変化8.4
和田 毅 初速143.2 終速131.9 回転数2,206 縦変化9.7
藤川球児 初速146.3 終速133.8 回転数2,222 縦変化10.4
縦の変化が10.4ある藤川球児投手のボールが最も「ノビ」があると言えます。
誰の回転数が高いとか、初速と終速の球速差が大きいとか小さいとかもこれを元に話ができます。
昔 話題になった「和田の130キロ台はなぜ打ちにくいか 」、今は140キロ台のストレートですが、この数字を見て和田のストレートがダルビッシュよりも球速は5キロ落ちるけど、回転数が高いためノビがあり空振りが取れる、打ちにくい理由の一つと判断できると思います。
メジャー30球団すべての球場に設置されており、年間の全ての投球が記録されているそうです。
球審のレベルアップにも繋がるでしょうから、ぜひ日本のプロ野球も導入して欲しいですが、まだまだ無理でしょうね^^
おとなりの韓国はもうS-ZONEが始まっています。
昭和の時代も懐かしいですが
スピードガン表示だけではさみしい時代です。
初速・終速・回転軸・回転数・横の動き・縦の動き・リリースポイント
いろんなデータがあって
見えなかったものも見えてきます。
プロ野球、がんばりましょうヽ(^o^)丿
ピッチャーの投球追跡だけでなく
バッティング ヒット追跡データ
守ってる野手の追跡データ
さらに、走塁の追跡データも始まったようですね。
2009年ワールドシリーズ第二戦
ペドロ・マルチネスから打った松井秀喜のホームラン。
飛距離、高さ、打球速度まで(^_^;)
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