同じ結果になる
勝ち負けが着かない
ところがタイブレークになると
先行が有利になってしまう
先行:攻撃するチームの心理は
「1点でも取りたい」
後攻:守備するチームの心理は
「1点もやりたくない」
ここで先行が1点リードしたとしましょう。
後攻:攻撃するチームの心理は
「1点取らないと負け」
先行:守備するチームの心理は
「1点なら取られてもいい、まだ次の回がある」
タイブレークの心理は先行が有利なんですね。
サッカーのPK戦には
先行有利説というのがあるそうです。
・1970年から2000年にかけて国内外で行なわれた主要な大会のPK戦2,820件を分析した結果、最初に蹴ったチームの60%が勝利している。言いかえれば後攻の勝率が40%ということであり、先攻の勝率は後攻の1.5倍ということである。
・PKの先攻・後攻を決めるトスに勝った主将は、20人に19人の割合で先攻を選んでいる。
・プロやアマの選手や監督240人を対象に行なったアンケートでも、ほぼ全員が先攻を望む。
研究を主導した教授のイグナシオ・パラシオス・ウエルタは「ポイントを先行されることからくる精神的なプレッシャーが、後に蹴るチームのパフォーマンスに明らかに影響をおよぼしている」と分析している。
同じ力のチームでも
得点が取りやすいゲームでは
先に点を取ったチームは気持ちが有利で、
追いかけるチームはプレッシャーが大きいということでしょう。
2003年からタイブレークが導入された社会人野球の結果をみると
29試合タイブレークがあり
18回先行が勝ち(62%)
11回後攻が勝ってます。(38%)
タイブレークが導入されると
先行を取りたいチームが増えるかもしれませんね。
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