どんな球を投げたら打たれないか 金子千尋
金子千尋投手がいう
「変化しない変化球」
私の解釈では
大きく曲がる事だけが変化球じゃないんだよ!
そこから考えてみることにします。
日米野球第四戦
藤波投手の二回表の投球を見てみます。
1:アルテューベ(アストロズ)
初球は153キロのストレートをファウル。
2球目もストレートをファウルで追い込まれる。
3球目は141キロのカットボールがアウトコースに決まって見逃し三振。
藤浪投手の良い所はカットボール141キロだと思うんですがそれが弱点でもあります。
ストレートが153キロなら
カットボールも153キロが理想です。
153キロを頭に入れながら
141キロのカットボール
12キロの球速差
大きく落ちて曲がる変化球。
バッターからすると打ちやすいですよね^^
藤浪投手のカットボールは変化が大き過ぎるんです。
もっと
変化しないカットボールを投げるといいでしょう。
(私はそんなすごいボール投げることは一生できませんが^^)
お手本は
同じ試合第四戦の9回に投げたメランソン投手のカットボール。
この投手が今回のメジャーセンバツで一番打ちにくい投手ですね。
メランソン投手の球種と球速です。
ストレート 93マイル,150キロ
カーブ 81.3マイル,130キロ
チェンジアップ 87マイル140キロ
カットボール 91.8マイル 148キロ
ストレートとカットボールの球速差はたったの2キロです。
まさにストレートと比べて「変化しない変化球」ヽ(^o^)丿
ストレートと球速差の少ない92マイルのカットボールを投げると
こういう打ち取り方が出来るんですよね。
「曲がればいい、落ちればいい」
そういう自分から見た判断じゃなくて
「バッターが嫌がるボールは何ですか?」
相手から見た考えが必要なのでしょう。
それが本当の「キレ」なんです。
12キロも球速差があって
あれだけ落ちて曲がるボールを
カットボールと呼んでは
あの方に失礼ですよヽ(^o^)丿
カットボールの握り方、投げ方も大切ですが
投げたボールの行方が大切です。
ボール1個だけ
小さく
変化するのが本物のカットボール。
リベラのカットボールは浮き上がってるようですね。
高校卒業してプロになり
阪神のローテーションを
二年間しっかり守る藤浪投手は本当に立派です。
素晴らしいストレートはまだまだ育ってます。
あと一年二年の間に160キロは超えるでしょう。
次のWBCに向けて
さらなる藤浪投手の進化に期待します!
世界最強150キロを超えるカットボールを投げる
日本のリベラになってくれヽ(^o^)丿
【関連する記事】