2014年11月17日

藤浪投手のカットボールに一言

91EUVSaVqBL.jpg
どんな球を投げたら打たれないか  金子千尋

金子千尋投手がいう
「変化しない変化球」

私の解釈では
大きく曲がる事だけが変化球じゃないんだよ!
そこから考えてみることにします。



日米野球第四戦 
藤波投手の二回表の投球を見てみます。
1:アルテューベ(アストロズ) 
初球は153キロのストレートをファウル。
2球目もストレートをファウルで追い込まれる。
3球目は141キロのカットボールがアウトコースに決まって見逃し三振。

藤浪投手の良い所はカットボール141キロだと思うんですがそれが弱点でもあります。

ストレートが153キロなら
カットボールも153キロが理想です。


153キロを頭に入れながら
141キロのカットボール
12キロの球速差
大きく落ちて曲がる変化球。

バッターからすると打ちやすいですよね^^

藤浪投手のカットボールは変化が大き過ぎるんです。

もっと

変化しないカットボールを投げるといいでしょう。
(私はそんなすごいボール投げることは一生できませんが^^)


お手本は
同じ試合第四戦の9回に投げたメランソン投手のカットボール。
この投手が今回のメジャーセンバツで一番打ちにくい投手ですね。

メランソン投手の球種と球速です。

mc.jpg

ストレート 93マイル,150キロ
カーブ 81.3マイル,130キロ
チェンジアップ 87マイル140キロ
カットボール 91.8マイル 148キロ

ストレートとカットボールの球速差はたったの2キロです。

まさにストレートと比べて「変化しない変化球」ヽ(^o^)丿


ストレートと球速差の少ない92マイルのカットボールを投げると
こういう打ち取り方が出来るんですよね。




「曲がればいい、落ちればいい」

そういう自分から見た判断じゃなくて

「バッターが嫌がるボールは何ですか?」

相手から見た考えが必要なのでしょう。

それが本当の「キレ」なんです。




12キロも球速差があって
あれだけ落ちて曲がるボールを

カットボールと呼んでは

あの方に失礼ですよヽ(^o^)丿




カットボールの握り方、投げ方も大切ですが
投げたボールの行方が大切です。
ボール1個だけ
小さく
変化するのが本物のカットボール。
リベラのカットボールは浮き上がってるようですね。


高校卒業してプロになり
阪神のローテーションを
二年間しっかり守る藤浪投手は本当に立派です。
素晴らしいストレートはまだまだ育ってます。
あと一年二年の間に160キロは超えるでしょう。
次のWBCに向けて
さらなる藤浪投手の進化に期待します!
世界最強150キロを超えるカットボールを投げる
日本のリベラになってくれヽ(^o^)丿

posted by metoo at 12:16| 千葉 ☀| 日記 | 更新情報をチェックする