2007年01月16日

低学年のキャッチボール

低学年チームの監督になって、
向いあってのキャッチボールを止めました。

捕れない所へ投げて、球を拾いに行って
戻って来たと思ったら
また取れない所へ投げて、球を拾いに

戻ってきたら
仕返しに、また捕れない所へ思いっきり投げて^^
この繰り返し・・・

「ダメだこりゃ!これは時間の無駄だ!」


子供達を4人か3人の2グループに分けて、23mの塁間をワンバンドで投げあい、投げたらカバーに回る。後ろにそらしたボールはみんなで追いかけて、中継プレーで投げた相手に戻すまで続ける。

1つのボールに全員が集中してくれると思います。

このキャッチボールは、ワンバウンドで内野ゴロをアウトにするキャッチボールと呼ぶようにしました。


次は、フライを捕るキャッチボール。
23mの塁間にコーチがフライを投げ上げて、それを捕ったらコーチへワンバウンド送球。

これも、フライを捕ったらアウト!アウトにする為のキャッチボールです。


この2つのキャッチボール練習しかしていないのですが、
キャッチボールの時に、

* 子供達に、春までは投げ方を何も言わないで見ていてほしい。
* どんなに上手な子でも、ノーバウンドは禁止。必ず23mをワンバウンドで投げさせて欲しい。

私からコーチの方達にお願いしました。

2つのキャッチボールとも、23mをワンバウンドで、自分の目線よりも低いワンバウンドで投げています。注意してみているのは腕の振りもそうですが、重心移動が【上から下】を観察しています。



『昔の子供達はメンコをして腕の振りを覚えた。』

今、少年野球チームで、低学年の子供達に毎週土日必ずメンコをしているチームは少ないでしょう。

私の考えは、子供達に自由に思いっきり腕を振らせてあげる、メンコ投げのような重心移動だけのキャッチボールにしてはどうか?

「もっと◎◎して投げなさい!」

細かい事を大人が一言でも言うと、残念ながら子供の腕は縮こまってしまいます。

大人が何も言わずに黙って見守り、のびのび自由に腕を振らせるメンコ運動を、低学年時代に取り入れようと思いました。

これは高学年の子供達も同じです。
特に腕の振りに関して、どれだけ丁寧に細かく説明しても、腕に意識を持たせる指導は、子供達に逆効果となると思います。


では、小学生にどんなキャッチボールが一番いい練習方法なのか?

クリえもんさんの動画が、とてもいい練習方法だと思います。

【下り坂で投げる】

この練習方法が、私の一番のお気に入りです。
下り坂ですから、どうやったって、【上から下】へ重心移動します。下から上には投げれませんよね^^

繰り返し下り坂で投げていれば、子供は勝手に、自然にキレイな重心移動をして、バンバンビュンビュン腕を振ることを覚えてくれるでしょう。


春になったら低学年の子供達も、下り坂キャッチボールを始めようと思います。
もちろん、何も教えるつもりはありません。ただ下り坂で自由に腕を振って投げさせるだけです。

3ヵ月後、半年後、夏休みくらいまで、どんな成長をするか、しばらく黙って見守って見ようと思います。

メンコをしていた小さい頃
「上から投げろ!」
大人にメンコの投げ方を教わりませんでしたよね。

メンコでも硬球でも故障する投げ方は同じでしょう。
posted by metoo at 02:00| 千葉 ☁| Comment(13) | TrackBack(1) | 低学年監督日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんか変だなぁ〜と思ったら、
コメント禁止のボタン押しちゃってました^^
ご迷惑をおかけしましたm(__)m
Posted by metoo at 2007年01月16日 13:11
>仕返しに、また捕れない所へ
半年ほど前までは我がチームの2年生でもありました^^
明らかな報復スローを私に発見された子は気の毒です^^v

metooさんチームの塁間ワンバンを我がチームに導入したら・・・
カバーしてくれる子に「お任せ」という気持ちになっちゃう子だらけになりそうな気がします^^
Posted by さとる at 2007年01月16日 13:41
あ、意図して禁止じゃないんですね(^_^;)

私も、低学年どうしのキャッチボールは時間がもったいないと感じることがありました。それで、キャッチボールが続かない子たちは横一列に並べて、自分で相手をするようにしていました。
メリットは、エラーなしで長く続く、思い切り投げても文句を言われない、捕っても投げてもヒーロー気分。楽しさを味わってもらえます。

デメリットは、子供どうしのキャッチボールになった時、集中力が続かない、失敗を相手のせいにする、上手な子がいばりちらす、などです。

勢いあまって、大会のときにも低学年の子についていき、アップの段階で一緒にキャッチボールをしようとして注意を受けたのは私です(^_^;)
それ以来、子供だけでもキャッチボールできるようになる方策を考えていましたが、今回紹介された方法はとても参考になりました。

ちなみに、下り坂での練習は体重移動には最適で、息子も気に入っておりますが、反面、体力測定の「遠投」はできなくなりました。今は広場でキャッチボールする時はちょっとだけ遠投もおりまぜています(試合の中で使うシーンはあまり浮かびませんが・・・)。

改めまして、リンクありがとうございます。
Posted by クリえもん at 2007年01月16日 14:04
うちのチームのちびちゃんたちも同じ状態でした。

うちのチームはキャッチボールは基本的に監督が来る前に行っているので、
この現状を監督は知りません(;^_^A アセアセ・・・
Posted by 野球かぁちゃん at 2007年01月16日 16:37
低学年の場合、受け手は大人がベストですね。
キャッチャーの様に構え ボールカウントを数えてやると競いあってストライク狙って投げますから
反れたらワイルドピッチ!と自分で拾いに行かせ(^-^)
投げる子供のレベルに合わせ ストライクゾーンを広くしたり 狭くしたり

何で〜?と初めは抗議がありますが。
Aは上手になってきたからちょっと厳しくいくぞ!
Bはまだストライクがあまり入らないから 少し広めでサービス!と言って 三振をたくさん取れるように仕向けたら 楽しんで投げてくれました。
Posted by ジャビ子 at 2007年01月16日 18:48
私の所属するチームも低学年や野球未経験の新入部員の相手は 大人でやっております。

目的は 少しでも球数をたくさん投げさせる事と何処へ投げてもらうと一番捕り易いかを覚えてもらうためです。

>子供達に、春までは投げ方を何も言わないで見ていてほしい。
metooさん らしいですね。
Posted by uzonke at 2007年01月16日 22:02
低学年はすぐに飽きるから大変です。
昨年の最後に1、2年生と3年生の一部を
教えましたが、20分持たない。
すぐに多メニューに切り替えて、15分ごとに
違うメニューをさせました。
Posted by Fastballer at 2007年01月16日 22:26
詰らないコメントが多く、アクセス禁止に
なっちゃったのかと焦りました(^^;)

以前は本−1塁間と3−2塁間の2チームで競争させたりしました。
投げ終わったら反対側に廻って3周位の勝負で盛り上がりました。
慣れてくると段々に、捕球から送球のスピードも上がり挟殺プレーのような入れ替えが出来る位になりました。
キャッチボールも走りこみも、とにかく飽きさせずに楽しませる方法が、低学年に最適な練習ですね!
Posted by K'Sクラブ20 at 2007年01月17日 00:27
◆さとるさん、ありがとうございます。

報復スロー^^その通りですね!

まだまだ2年生はよけながら捕ってますし、しばらくは慣れが必要でしょう。
カバーのクセは大分身についてきてますよ^^


◆クリえもんさん、ありがとうございます。

すみません コメント禁止ボタンを誤って押していたようです^^

私が特に気にしているのは、投げ方を注意してしまうと投げるのが嫌いになってしまう子が多いことです。特に低学年の子には「あーしろ」「こーしろ」言ってしまいがちですが、余計に体の動きが悪くなる一方に見えてしまいます。

まずは気持ちよく楽しく投げさせてあげる事。
下り坂=メンコ投げ 何も問題は無いと思っています。


◆野球かぁちゃんさん、ありがとうございます。

あら〜〜キャッチボールこそ見ていて成長が楽しいのに、、、
監督さん、もったいないですよ^^


◆ジャビ子さん、ありがとうございます。

子供達にボールを受けるのは楽しいですよね。
楽しい練習ほど、いつまでもやっていたいのが子供の特徴ですから「もうラストにしようよ!」と言っても、いつまでも終わらせてくれませんね^^


◆uzonkeさん、ありがとうございます。

仰るとおり、私も実験段階です。
急ぐ指導を、少し控えようと思っています。
それが低学年のメリットでしょう。
教える指導よりも、考えさせる指導が私の方針です。


◆Fastbalerさん、ありがとうございます。

すぐに飽きるのが低学年ですが、
楽しい練習は一日中楽しむのも低学年だと思います。
ジャビ子さんの三振キャッチボールや、ワンバウンド的当て競争などは終わりなき遊びメニューです^^


◆K’Sクラブ20さん、ありがとうございます。

なるほど、今度人数が多いときは、対戦ゲーム式で楽しんでみます^^

実はネタが溜まって、どれをいつ公開するのかゴチャゴチャになっています。公開非公開ボタンと、コメント許可禁止ボタンを間違えてしまいました。


一日に10個くらいブログを公開したら・・・
どうなるのでしょうね^^
Posted by metoo at 2007年01月17日 00:49
こんにちは。
昨日はすみませんでした。
そしてありがとうございました。

長男が最近、肘を痛がります。たまーにですが。
ポジションはピッチャーでもないし、特に投球数が多いようでもありません。
家でも投げ込んでいるわけでもないし。。。

でも今回の内容で「これかな?」という気がしました。
とにかくノーバウンドで投げたがっています。実際ノーバウンドで投げてます。無理やり。
監督さんには「ワンバウンドで!!」と指導されているんですが、聞きません。
6年生の華麗なるプレイに憧れているようです。
「故障する投げ方」を拝見しましたが、まさにあのとおりです。
やはり無理やりノーバウンドで投げているのが肘の痛みの原因でしょうか?
バッティングもそうです。
アッパースウイングになってます。
これもまた、遠くへ飛ばそうとして下から上への状態になっているんでしょうか?

metooさんの記事を長男にも見せて説明しました。
「もっと自分の肘を大事にした方がいいんじゃない?」と。
「今ワンバウンドで投げてたら僕が6年生になったら、今の6年生みたいな球が投げられるようになるの?」との返事。
私は自信持って「もちろん!!」と答えましたが・・・
Posted by みみママ at 2007年01月17日 12:50
◆みみママさん、ありがとうございます。

ひじ痛になった方は、
「どうして痛めたのだろう?」
本当はひじを痛めていけませんが、痛くなって始めて考えようになると思います。

ひじ痛にはたくさんの原因があるともいます。
きれいなフォームで投げたからといっても、投げすぎればひじ痛になります。

http://metoo.seesaa.net/article/18598866.html

息子さんの身体をよーく観察してあげてくださいね^^
Posted by metoo at 2007年01月18日 13:26
metooさん、またまた良い情報をありがとうございます。
ちょっと勉強してみます。
私は腰痛があるんですよ。
長年、整体院に通っています。
自分にも約に立ちそうです。
ありがとう。ございました。
Posted by みみママ at 2007年01月18日 17:00
みみママさん、ありがとうございます。

腰の痛みはつらいですね。
私も腰痛持ちで、座りっぱなしの飛行機と映画館が苦手です^^
Posted by metoo at 2007年01月19日 01:51
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