低学年の子供達に、バッターボックスの好きな位置に立ってもらうと、
ほぼ100%ホームベースの横に、
バッターボックスの中央に立ちませんか?
ホームベースの横、バッターボックスの中央に立ち、
ホームベースの上でで打とうとすると、
ピッチャーゴロやセカンドゴロ、ボールが遠くに飛びませんでした。
低学年の子供達が、この日に打ったホームランは、
バッターボックスの一番後ろに立ち、
すべて引っ張った打球でした。
バッターボックスの一番後ろに立って、
ホームベースの上で打とうとすると、
「カキーン!」見事に引っ張ったホームランを打つ子が増えました。
低学年ですから、難しい理屈を言っても解りません。
「もっと、ポイントを前で打て!」
「ボールに差し込まれてるぞ!」
意味不明の言葉に聞こえるでしょう^^
気持ちよく振り切れて、今まで以上にボールが遠くへ飛んでいく。
このTボールには、ミートポイントを自然に教えられる。
そんな狙いもありました。
もう一つの子供達の特徴は、
ホームベースの上で「ストライクゾーン」で打とうとしませんか?
バッターボックスの中央に立ち、
ストライクゾーンで打とうとすると、
ボールを横から見てしまいます。
バットも横から遠回りして来る子が多いです。
ボールを引き付けて逆方向を狙う打ち方は、
中学高校からで良いでしょう。
これを小学生から始めると、調子を崩す子が多かったです。
チームバッティングに流し打ちは必要でしょうが、
私は「もうちょっと先で教えた方が良いのでは?」
と考えるタイプです。
ストライクゾーンを後ろから見る
ストライクゾーンで打ちたいのであれば、
「だったら一番後ろに立たせちゃえ!」
投げやりのようですが、メリットはたくさんあると思います。
・ストライクがわかりやすい。
・ボールを正面で見れる。
・ボールを長く見れる。
・スイングが横ではなく、前を振ってくれる。
・ポイントが前になり、体がしっかり回転できる。
ストライクの判定は、バッターボックスのどの位置に立っても
ホームベースの上を通過するか?しないか?で決まります。
「ストライクゾーンに入ってきた球を打とう!」
などと子供達に伝えてみました。
自分で遠くに飛ぶポイントが解ってくると、バッティングは楽しくなってきます。まずは「Tボール」で飛距離を楽しみ、トスボールへ、投げた球へと段階を踏んで見ようと思います。
立ち位置について私の個人的な考えですが、
「このピッチャーは球が遅いから、バッターボックスの前に立て!」
「このピッチャーは球が速いから、バッターボックスの後ろに立て!」
よく聞かれる言葉ですが、私は言って欲しくない言葉の一つです。
「この立ち位置だとイメージと違うんだよなぁ〜」
自分のタイミング、ポイントを練習で作ってきたのに、それが壊れてしまうからです。
遅い球だったら自分のタイミングの間を長く取ればいい、速い球だったらタイミングのリズムを早めればいい。立ち位置で投手のスピードに合わせるほうが難しいと思っています。
中学からは変化球でこのタイミングを狂わせてきますから、カーブ狙いだからバッターボックスの前、ストレート狙いだから後ろ、これではお手上げです。
昔の指導者に言われたから、今でもついつい出てしまうのでしょうが、前に立っても後ろに立っても、余計にタイミングが狂ってしまうケースが多く見られます。私は相手投手にも失礼ですし、あまり使って欲しくない言葉と思っています。
ちなみに私は、一発狙う引っ張りたい場面は後ろ、ポイントを下げて右中間犠牲フライやセカンドゴロ流し打ちを狙う時は中央、サイド,アンダースローは中央、左投手は後ろでややクローズドに分けています。
理由は・・・・・なんとなく です^^
【関連する記事】
変化球の曲がる前で打てか?
うちの息子がピッチャーの時には「一番前に立て!」の指令が相手ベンチから出ます^^
重要なポイントなんでしょうね。
低学年に理屈をいっても理解できにくいでしょうし、自分で打った距離で
自分のポイントを覚えるほうが、断然効果的ですね!!
>理由・・・なんとなくです^^
よ〜くわかります。私は何につけても、なんとなくです(^-^)g”
13日の記事なのに11日のコメント。早々のコメントなのに、お待たせしてすみませんでした。
毎週月曜に、月から金まで5日間分を、メモ代わりに一行だけ書いておくようにしています。
その一行を公開して、見られてしまったわけです^^
期待させてすみませんでしたm(__)m
野球を始めたばかりの子供達ですから、大人が理論をいくら並べても
( ゜д゜)ポカーン
でしょうね^^
遊びの中から何かを掴んでいく。
まずは打球が遠くに飛んでいく感動を、たくさん味わってもらいたいです。
例外もいますけどね。うちの引っ張り専門君、立ち位置に関係なくブンブンです。
やっぱりバッティングは飛ばなければ楽しくないですもんね。
ウチのチームでも良く聞こえます。
>「もっと、ポイントを前で打て!」
>「ボールに差し込まれてるぞ!」
低学年選手にしてみれば「???」ですよね。
「バッターボックスの一番後ろに立って、ホームベースの上で打つ。」
やってみます。
ウチのチームでもmetooさんの言うとおり子供達にはボールのスピードによって立ち位置を指導していました。結果、三振と引っ掛けの山・・。このお話いただきます。子供達にホームランを打ったときの爽快感を早く感じさせてあげたいですね。
我がチームのガキンチョども、みんなベースの上で打とうとしている気がします。
現3年生たちの一部もそうでした。
「もっと前で打ってみたら?」なんて言葉は子供たちには響いていなかったのかもしれませんね。
ベースより後ろに立って、ベースの上で打てば・・・
飛ばせるポイントを理解させちゃえばあとはもう・・・^^
次回の練習でやるか!
低学年の子供達にはベースの上で打とうと
いう感覚さえまだないのかもしれません。
それをTベースで感覚をつかませた!
というところがすばらしいですね^^
たまには自分でも考えますので( ^)o(^ )
特に低学年のうちは自分の立ち位置が変わっても、球速が違っても、ボールを打つポイントは同じと言うことをTボールを使って覚えてくれるといいですね。
私達のチームは ティーをアウトコース専用で練習したりインコース専用で練習したりしてどのポイントで打つかを覚えてもらっています。
だからウチの息子は打つポイントが未だにわかってないのかなぁ。
バッティングに関してもっと勉強しないとダメだなぁ。
こんな簡単な意識付けで・・・
うちの息子は一番後ろに立ちますが、当初(5月6月)はベース付近で捌けていたのが、夏ごろ(7月〜)からは後ろで差し込まれて・・・挙句にアッパーになってしまいました。
いいこと聞いたなぁ^^
私は、普段はボックス後方、エンドランやバントは中央やや前に立ように指導しています。
投手のスピードによって立つ位置は変えさせません。
遅れていたら始動を早くするように指導しトップの位置を早く作らせます。
早いようなら、引き付けるように指導するかトップに入る前に一呼吸入れるように指導しています。
毎回とても参考になるエントリーでとても助かっています。
これからもよろしくお願いします。
立ち位置ですが、もう息子にはこの辺りの事は何も言いません。自分で感じとって判断させてます。
小学生に流し打ち。出来る子もいるでしょうが、仰るように教える必要は無いと思いますね。
打撃ポイントは狙って打っている子は実際は少ない気がしますので子供の感性任せでしょうか。
イメージでは内角はファール覚悟で早めに振る、外角はよく観て(呼び込んで)振る。コースが違ってもスイングは変えない、を基本に教えています。
いわゆる流し打ちは子供には必要ないですね。
私は何時も、キャッチャーが下がる位後ろに立ってますが。やはり何となく、かっこいいからですかね。
一つだけこだわっているのが、軸足の足場のフィット感。凹んでいるのが気に成るので、ほとんど後ろのライン踏んでます。
子供にも、構える前に足場は均せと教えてます。
>無意識にベースの上のボールを・・・
私にはそう見えますし、私は意識してベースの上で打ちます。
あのホームベースを利用したい。
ホームベースがストライクの基準ですから、ホームベースを通過する球を打ちたい。
もしホームベースが無かったら?
きっと打ち難いでしょうね^^
置きティーはボールを捕らえるポイントを覚えるのに便利ですね。
言い換えると、どこに立てば一番飛ぶのか?が自然に覚えられると思います。
まずは打球が飛ばないと!楽しんでもらいましょう^^
最終的には、子供の好きな位置に立たせてあげたいです。その前に、タイミングの合わせ方など教えておきたい事、どのポイントが打ちやすいのか考えて欲しい事、バッティングは自分で作り上げていって、考える楽しみにしてもらいたいです。
もしホームベースが無かったら?
子供達は自由に打ってくれるかもしれませんね。
なぜかホームベースがあると、その上で打ちたくなる。全員ではありませんが、そう私の目に映りました。
子供達を見ていると、考える材料だらけです^^
「えっ!こんなに飛ぶの?」
ホームベース上に置きティーを置いて、一番後ろに立って打たせただけです。
初めて引っ張れて、初めてボールが遠くに飛んでホームラン。
言葉で教えた事は何もありません。
バッテイングは教えない。自分で考える。
コレが私の理論です^^
このTボールをする前に、ネットに向かって置きティーを打ってる練習を見ていたところ、ほとんどの子が置きティーの横に立ち、ポイントがずれていました。
次にTボールをした時、元に戻って、みんなホームベースの横に立つのが低学年なんですよね^^
>ホームベースの中央に立って、左膝の前でボールを獲えるように・・・
私は、ホームベース上に置きティーを置いて、一番後ろに立って打たせただけです。
立つ位置は基本的にはどこでも好きな位置でいいのですが、どちらが子供達にとって簡単でしょうか?
野球を始めたばかりの2年生、3年生。
バッティングは考えさせずに、言葉よりもイメージで掴んでもらいたいと思っています。
低学年の子供達には、野球用語から教えなければいけませんね^^
実際子供達を何人見てきたか?と言われると、人数の少ないチームですから、極少量のたった数年の経験値です。
みなさんからのご意見が助かります。
今後もご意見よろしくお願いしますm(__)m
低学年の子供達に、スローボールの打ち方、速球の打ち方、教えるのはまだ難しいでしょうね。
仰る通り、まずはポイントを掴んでもらい、そこからは、好きな位置に立たせようと思います。
こう言った事がわかるのも、低学年担当にいるからなんですね^^
「90km、130km、バッティングセンターで立ち位置を変えるかい?」
子供達に聞くと、やはり好きな立ち位置があるようです。
私は個人的に、バッターボックスのえぐれた位置に、足を埋め込むのが好きではありません。なるべく平らな位置に立ちたいので、一番後ろか、真ん中よりちょっと前が多いです。
ヤンキースのバーニー選手などは、ホームベースにバットを置いて、きちんと計測して立ち位置をいつも同じにしてますね。
そこまで几帳面なタイプではありませんが^^
言葉で伝えたい、でも伝えられない・・・
この難しさが低学年指導と解ってきました。
難しい野球用語を使わない指導。
これが低学年指導のテーマですね^^
ドカーンと打て!パカーン!ガツーン!ビューーン!おりゃぁぁ!
最近よく使う言葉です^^
高学年になると、ランナーがいる時、いない時、立ち位置によっても駆け引きがあるでしょうね。
チェンジアップのような、スローボールを混ぜてくる投手も高学年はいますから、立ち位置で勝負するより、タイミングのとり方でしょうね。
でも低学年は・・・
まずは楽しみます^^
>それにしても、相変わらずイラストが凄いですね^^
嬉しい一言ありがとうございます!
最近ドラ夫さんは、
座布団くれませんね^^
>誰かmetooさんに、座布団5000枚あげてくれ!
昔は5000枚もくれたのに・・・
まずは得意分野を徹底的に磨きをかける。
小学生はこれが自信に繋がりますから、変化球を逆方向へ狙う中学生辺りからで、流し打ちはいいでしょうね。
>コースが違ってもスイングは変えない・・・
私も同じように思います。
変えるのはタイミングのとり方と、インコースアウトコースのポイントだけ。
低学年は飛距離にこだわらせて、バッティングを好きにさせる。
コレで行きます^^
理由はmetooさんの書かれたとおりです。
特にインパクトポイントとストライクゾーンが重なって見えるようにたちます。
投手はホームベースに向かって(またはそれにカスるように)投げるわけですから逃げる変化球などの対応としてストライクゾーンが分かりやすい位置取りが一番いいと思っています。また、引っ掛けたりして打ちそこなった打球がファールゾーンに転がるメリットもあると思います。
低学年の子供達ですから、来週には忘れているでしょう^^このポイントでボールを捕らえるイメージを、繰り返し続けてみようと思います。
バッターボックスの前で立って、ストライクゾーンよりも前で打つバッターもいますが、なぜか「もったいない!」と感じてしまいます^^
これもその人のイメージですから、私の勝手な感想です。
「速い球は打てるけど、遅い球は打てない」
子供達が良く言いますが、タイミングの取り方なのでしょうね。もっと言えば「間」があるか、ないか?小学生でもチェンジアップを使いこなす子もいますから、立ち位置よりも、タイミングの取り方を小学校時代には教えたいです。