「ひじを肩よりも上にあげて投げなさい!」
3年生のkohに、いつもこんな言葉を使っていました。
あの頃の私は、ひじを、なぜ上げなければいけないかも知りませんでした。
「ひじが上がっていれば安全で、ひじを故障しないから」
私が30年前に少年野球で教わった事を思い出し、父親になってから息子に同じように教えていました。
しかし3年生のkohは、いくら自分でひじを上げようとしても上がりません。
「どうして上がらないんだろう?」
「言われた事が理解できないのか?どうして出来ないんだろう?」
私の指導方法が間違っているのではないだろうか?
「もしかしたら、まだひじが上がらない時期なのでは?」
「だったら、まずはひじを上げる練習をすれば?」
今から5年前くらいに思いついたのは、相手の力を利用して倒す『北斗の拳』のトキの技でした。
ひじを上げようとする力を、軽く手伝って流すようにして上げてあげる。
それが「ひじを上げる体操」でした。

まず、kohに軽くひじを上げ下げしてもらいます。

後ろから、私がひじが上がりかけた瞬間に、
かる〜く「サッ」持ち上げてあげます。
最初はスローモーションでゆっくりやってあげました。
kohの腕は、その勢いで「ブワァ」と勝手に上がり「ダラーン」とまた元の位置に戻ります。
そして、またkohは軽くひじを上げようとして、その瞬間に私が「サッ」と上げてあげて、「ブワァ」となり「ダラーン」と・・・
この繰り返しを、10回くらい続けていました。テンポは約1秒くらいです。
コツは、本人に「気持ちいい」と言わせることです。
無理には絶対にしませんでした。「痛い」と感じてもらってはいけないと思い、無理に上へ押し上げたり、無理に背中側に引いたりもしませんでした。
「もっと力を抜いて、もっとダラーンとしてていいよ」
「勝手にひじが上がる くらいまで続けてみるよ」
「投げる時は、このくらい力を抜いた方が、ひじは上がるんだよ」
片手だけでなく両手で、両ひじを上げる、左右対称の動きも良かったと思っています。
私はただのお父さんです。医者でもトレーナーでもありません。
「これをやってもひじが上がらないぞ!」
などの苦言は困りますので、ご自分の判断でお願いします。
しかし、最近あることに気が付きました。
これって「反射」じゃないのかなぁ〜
つづきは後日^^
日野さんは、「投げた後小指が上を向いて左膝の外(右投げの場合)に手がくれば、どんな投げ方をしても肩は壊さない」と説明されていました。色々な考え方があるのだなァ〜と思いました。
「相手の胸を狙って!」「コントロールよく!」という他指導者の声に1・2年生の子供たちはヒジは下がり、ボールを"押し投げ"。
「コントロール重視」の指導者の子供はちょっとおデブで足が全く動きません^^
ゼロポジションなんてご存知ない指導者は野球経験者です。
>少年野球の世界では、スリークォーターやサイドスローは罪悪の様に・・・
ですよね〜
一生懸命に反論した昔のブログを思い出しました。
懐かしいなぁ〜^^
http://metoo.seesaa.net/article/6617978.html
2005/09/26
この間の講習会でお会いした時に、この体操をさとるさんで実験しようと思っていたんですが、酔ってしまい忘れてしまいました。
次回お会いした時に試させてくださいね^^
面白いほど簡単に上がりますよ!
早速、今晩試してみようと思います^^
酔っ払いを後ろから抱え込んでるようにも見えますが・・・
しかも、カッコイイ絵も沢山でありがたいです。
早速、息子を使って実験してみます。
キャッチャーミット編は、謎が多すぎて消化不良ぎみです。
個別指導お願いしようかな?
ところで明日は、ドラフト会議ですよ!
週明けは腰が、あたたたた〜っ
とりあえず やさしく、やさしく・・・
「気持ちいい・・・」って言ってもらえるかなぁ〜
この体操、自分でもやってもらいますが、肩こりにいいですよ。
満木先生の言葉を借りれば
「脳への痛みの警戒をといてあげれば、筋肉はどんどん緩んで(動くようになる)」
()内は私の考えです。
子供って必ず動くはず、だと思っています。
たま〜にブログを読み返すと、
「つづきは後日」
で終わっていて、忘れている日記がたくさんありました^^
今週もいろいろと書きたいネタがありますが、少しずつ反射について書き足そうと思います。
やっぱり野球業界にいる方は、プロ野球界にも知り合いがいらっしゃるんですね。プロの方とお話ができるのがうらやましいです。
昔と今を比べると大きな差があるでしょうが、今何かできる事を探さなければ、と常に考えます。
できない事をできる様にしてあげるのが、指導者ですよね!
「北斗の拳ネタ」さすがです!
この部分を突っついて欲しかった〜
さすが関西、芸人魂に触れさせていただいました^^
体を無理にいじくる事は、あまりしてはいけないのでしょうが、ただ気持ちよさそうなので続けてます。
力を抜くと言う事は、こんな感じだよ、こんなに動くんだよ
普段どれだけ力を入れすぎているのかも、感じてくれると思います。
毎回、読ませていただき、ありがたく参考にさせていただいております。
私のかかわっているチームでは、
両手の親指を脇の下にくっつけて
ヒジをなるべくおおきく回すストレッチを
キャッチボールの前にやっています。
結構、短時間で肩が温まりますので、
時間が取れないときや、冬の寒い時期には
おすすめです。
40肩の人にも効きますよ。
コメントありがとうございます。
キャッチボール前に、こういった準備動作をする事によって、子供達はどうすれば良いのか?自分で考えながら伝わっていくのでしょう。
どなたかの本か忘れましたが、骨も汗をかくと聞いた事があります。
体温が上昇し肌は汗をかきますが、同時に骨は潤滑油のような、骨同士が滑りやすくする汗のようなものを出すようです。
冬場でも必ずアップで汗をかいてから、骨を暖めて汗(潤滑油)を出させてからキャッチボールをするようにしています。
また、コメントおまちしております!
怪我防止のために必要ですよね
metooさん、お久しぶりにお邪魔しました。
子供が試合(投手)の後に「ひじが少し痛い」などと聞くと、どうして良いのか、てんやわんや していました。(アイシング・湿布などで対応)
今は、そのような心配はありませんが、野球を始めたころは、私も「ひじ」の動きに注意が行っていました。
しかし、我がチームの初心者は、まだひじが上げれない子(横から投げる)が多いので、練習中に注意をしますが、安定しません。続きを楽しみにしています。
いつも、metooさんブログで勉強させてもらっていて、大変ありがとうございます。
私もあの席でmetooさんがお話されていたことをいくつか思い出してみました。
「肘を上げる練習をすること」
「反射について」
私は子供に肘を上げろとは最初に言いません。なぜなら、子供にはひじや腕についての知識がないからです。
知識のない子供たちに、そのような動作を教えてもあまり通じないのがわかりました・・・。^^
私はこどもたちにお辞儀してもらってから、腕を引くように伝えます。引くという動作はできるんですね。
正面を向いたまま、肘をあげろ!はわからないのに、ひじを引く動作はできるんです。
やはり、わかる言葉で伝えなければいけないんですね。
我々の業界では、難しい言葉で一般の方をうやむやにすることが多いので、気をつけなければいけません。
例えば、足が遅い子に「足が遅いぞ!」って誰でも言えることです。
ではどうしたら良いのか?
ここからが指導者だと思います。
ただ「早く走れ!」だけではいけませんよね。
まだ動かし方を知らないのか?
まだ動かないのか?
私は誰でも動くと思って続けてみます!
私の説明の仕方がいけないのでしょうが
「子供達には言葉は通じないのか?」
などと思ってしまう事もあります。
もしかしたら「言葉じゃないのかも?」
だったら「体にさわりながら教えてみようか?」
これがきっかけでした。
今度お会いした時に試させてくださいね^^
子供の遠投力、バネ、野球に必要な体力など
小学生時代から、長いビジョンをかいて教えたなら、略満足できる結果は出るそうです。
但し、脚力は鍛えても高校生で0.2〜3秒早くなる程度です。親から頂いた脚力ある子供はこれを生かす野球を教えることです。いろいろな子供を見ながら大人の指導者も勉強が出来る。言い換えれば、子供達は指導者のよき教材と考えてください。生意気を言ってゴメン。
この年を取って理解できる事多くあり。
>言い換えれば、子供達は指導者のよき教材と考えてください・・・
この言葉はすごく共感が持てます。
子供達から学ぶ事、子供達が教えてくれる事が何よりも正しい答えだと思っています。
週末の少年野球が楽しいのは、子供達に教える事ではなく、子供達から教わる事がたくさんあるからだとあらためて感じます。
さぁ明日は晴れてくれよ〜週末も雨ふるな〜^^