2006年11月20日

ひじが上がる体操

「もっとひじを上げて投げなさい!」
「ひじを肩よりも上にあげて投げなさい!」

3年生のkohに、いつもこんな言葉を使っていました。

あの頃の私は、ひじを、なぜ上げなければいけないかも知りませんでした。
「ひじが上がっていれば安全で、ひじを故障しないから」
私が30年前に少年野球で教わった事を思い出し、父親になってから息子に同じように教えていました。

しかし3年生のkohは、いくら自分でひじを上げようとしても上がりません。

「どうして上がらないんだろう?」
「言われた事が理解できないのか?どうして出来ないんだろう?」

私の指導方法が間違っているのではないだろうか?

「もしかしたら、まだひじが上がらない時期なのでは?」
「だったら、まずはひじを上げる練習をすれば?」

今から5年前くらいに思いついたのは、相手の力を利用して倒す『北斗の拳』のトキの技でした。

ひじを上げようとする力を、軽く手伝って流すようにして上げてあげる。

それが「ひじを上げる体操」でした。

taisou01.jpg

まず、kohに軽くひじを上げ下げしてもらいます。

taisou02.jpg

後ろから、私がひじが上がりかけた瞬間に、
かる〜く「サッ」持ち上げてあげます。
最初はスローモーションでゆっくりやってあげました。

kohの腕は、その勢いで「ブワァ」と勝手に上がり「ダラーン」とまた元の位置に戻ります。

そして、またkohは軽くひじを上げようとして、その瞬間に私が「サッ」と上げてあげて、「ブワァ」となり「ダラーン」と・・・
この繰り返しを、10回くらい続けていました。テンポは約1秒くらいです。

コツは、本人に「気持ちいい」と言わせることです。

無理には絶対にしませんでした。「痛い」と感じてもらってはいけないと思い、無理に上へ押し上げたり、無理に背中側に引いたりもしませんでした。

「もっと力を抜いて、もっとダラーンとしてていいよ」
「勝手にひじが上がる くらいまで続けてみるよ」
「投げる時は、このくらい力を抜いた方が、ひじは上がるんだよ」

片手だけでなく両手で、両ひじを上げる、左右対称の動きも良かったと思っています。

私はただのお父さんです。医者でもトレーナーでもありません。
「これをやってもひじが上がらないぞ!」
などの苦言は困りますので、ご自分の判断でお願いします。

しかし、最近あることに気が付きました。

これって「反射」じゃないのかなぁ〜

つづきは後日^^









posted by metoo at 12:06| 千葉 ☔| Comment(23) | TrackBack(0) | ひじ痛 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「肘を上げろ」というコーチングは少年野球の定番ですね。私も野球の技術は判らなかったですが、入部したての子にその様に繰り返し言ってきました。でも、指導していて、肩の関節って人それぞれで違った特性があることも分かりました。所謂ゼロポジションが低い位置にある子も多いんです。一方、肩関節が自由自在に柔らかい子も居ました。それを一絡げにして指導していいものか?とずっと疑問を感じていました。でも、少年野球の世界では、スリークォーターやサイドスローは罪悪の様に扱われていますね。
日野さんは、「投げた後小指が上を向いて左膝の外(右投げの場合)に手がくれば、どんな投げ方をしても肩は壊さない」と説明されていました。色々な考え方があるのだなァ〜と思いました。
Posted by 星 十徹 at 2006年11月20日 12:35
せっかく真下投げをやらせてヒジを上に上げる感覚を身につけさせて、そのままキャッチボールに入っても・・・
「相手の胸を狙って!」「コントロールよく!」という他指導者の声に1・2年生の子供たちはヒジは下がり、ボールを"押し投げ"。
「コントロール重視」の指導者の子供はちょっとおデブで足が全く動きません^^

ゼロポジションなんてご存知ない指導者は野球経験者です。
Posted by さとる at 2006年11月20日 12:47
星さん、ありがとうございます。

>少年野球の世界では、スリークォーターやサイドスローは罪悪の様に・・・

ですよね〜
一生懸命に反論した昔のブログを思い出しました。
懐かしいなぁ〜^^

http://metoo.seesaa.net/article/6617978.html
2005/09/26
Posted by metoo at 2006年11月20日 13:10
さとるさん、ありがとうございます。

この間の講習会でお会いした時に、この体操をさとるさんで実験しようと思っていたんですが、酔ってしまい忘れてしまいました。
次回お会いした時に試させてくださいね^^
面白いほど簡単に上がりますよ!
Posted by metoo at 2006年11月20日 13:15
めとおさん、らしい発想で面白いですね!

早速、今晩試してみようと思います^^

酔っ払いを後ろから抱え込んでるようにも見えますが・・・
Posted by とうさん at 2006年11月20日 14:01
連日の新ネタ。素晴らしいですね!
しかも、カッコイイ絵も沢山でありがたいです。
早速、息子を使って実験してみます。
キャッチャーミット編は、謎が多すぎて消化不良ぎみです。
個別指導お願いしようかな?

ところで明日は、ドラフト会議ですよ!
Posted by K'Sクラブ20 at 2006年11月20日 14:20
肘が上がらない子供の過半数がゲームボーイで脇を締めて遊ぶ行為で肩甲骨が開かなくなってるようです。肩甲骨が3度開くと約10度肘が上がると、私が親しくしてるカープ球団の公認トレーナーが言ってましたよ。簡単で遊びながら「高鉄棒」に肩幅の感覚で両手でぶらさがってもOKといって、我が子供チームではトレーニングの一つに加えてます
Posted by 店長 at 2006年11月20日 16:35
肘が上がらない子供の過半数がゲームボーイで脇を締めて遊ぶ行為で肩甲骨が開かなくなってるようです。肩甲骨が3度開くと約10度肘が上がると、私が親しくしてるカープ球団の公認トレーナーが言ってましたよ。簡単で遊びながら「高鉄棒」に肩幅の感覚で両手でぶらさがってもOKといって、我が子供チームではトレーニングの一つに加えてます
Posted by 店長 at 2006年11月20日 16:35
いっそ肘が上がる経絡秘孔をケンシロウに突いてもらいたい・・・

週明けは腰が、あたたたた〜っ
Posted by 五十路コーチ at 2006年11月20日 17:35
ぜひ 今度の練習の時にやってみたいと思います。

とりあえず やさしく、やさしく・・・
「気持ちいい・・・」って言ってもらえるかなぁ〜
Posted by uzonke at 2006年11月20日 18:37
とうさん、こんばんはミツです^^

この体操、自分でもやってもらいますが、肩こりにいいですよ。

満木先生の言葉を借りれば
「脳への痛みの警戒をといてあげれば、筋肉はどんどん緩んで(動くようになる)」
()内は私の考えです。
子供って必ず動くはず、だと思っています。
Posted by metoo at 2006年11月20日 19:46
K’Sクラブ20さん、ありがとうございます。

たま〜にブログを読み返すと、
「つづきは後日」
で終わっていて、忘れている日記がたくさんありました^^
今週もいろいろと書きたいネタがありますが、少しずつ反射について書き足そうと思います。
Posted by metoo at 2006年11月20日 19:48
店長さん、ありがとうございます。

やっぱり野球業界にいる方は、プロ野球界にも知り合いがいらっしゃるんですね。プロの方とお話ができるのがうらやましいです。

昔と今を比べると大きな差があるでしょうが、今何かできる事を探さなければ、と常に考えます。

できない事をできる様にしてあげるのが、指導者ですよね!
Posted by metoo at 2006年11月20日 20:05
五十路コーチさん、ありがとうございます。

「北斗の拳ネタ」さすがです!
この部分を突っついて欲しかった〜
さすが関西、芸人魂に触れさせていただいました^^
Posted by metoo at 2006年11月20日 20:07
uzonkeさん、ありがとうございます。

体を無理にいじくる事は、あまりしてはいけないのでしょうが、ただ気持ちよさそうなので続けてます。

力を抜くと言う事は、こんな感じだよ、こんなに動くんだよ

普段どれだけ力を入れすぎているのかも、感じてくれると思います。
Posted by metoo at 2006年11月20日 20:10
はじめまして、meguroと申します。
毎回、読ませていただき、ありがたく参考にさせていただいております。
私のかかわっているチームでは、
両手の親指を脇の下にくっつけて
ヒジをなるべくおおきく回すストレッチを
キャッチボールの前にやっています。
結構、短時間で肩が温まりますので、
時間が取れないときや、冬の寒い時期には
おすすめです。
40肩の人にも効きますよ。




Posted by meguro at 2006年11月20日 20:57
meguroさん、初めまして!
コメントありがとうございます。

キャッチボール前に、こういった準備動作をする事によって、子供達はどうすれば良いのか?自分で考えながら伝わっていくのでしょう。

どなたかの本か忘れましたが、骨も汗をかくと聞いた事があります。

体温が上昇し肌は汗をかきますが、同時に骨は潤滑油のような、骨同士が滑りやすくする汗のようなものを出すようです。

冬場でも必ずアップで汗をかいてから、骨を暖めて汗(潤滑油)を出させてからキャッチボールをするようにしています。

また、コメントおまちしております!

Posted by metoo at 2006年11月20日 21:15
ひじの動き大切ですよね
怪我防止のために必要ですよね
metooさん、お久しぶりにお邪魔しました。

子供が試合(投手)の後に「ひじが少し痛い」などと聞くと、どうして良いのか、てんやわんや していました。(アイシング・湿布などで対応)

今は、そのような心配はありませんが、野球を始めたころは、私も「ひじ」の動きに注意が行っていました。
しかし、我がチームの初心者は、まだひじが上げれない子(横から投げる)が多いので、練習中に注意をしますが、安定しません。続きを楽しみにしています。

いつも、metooさんブログで勉強させてもらっていて、大変ありがとうございます。
Posted by ひろ親 at 2006年11月20日 22:40
metooさん、おもしろいアイデアですね。
私もあの席でmetooさんがお話されていたことをいくつか思い出してみました。

「肘を上げる練習をすること」
「反射について」

私は子供に肘を上げろとは最初に言いません。なぜなら、子供にはひじや腕についての知識がないからです。

知識のない子供たちに、そのような動作を教えてもあまり通じないのがわかりました・・・。^^

私はこどもたちにお辞儀してもらってから、腕を引くように伝えます。引くという動作はできるんですね。

正面を向いたまま、肘をあげろ!はわからないのに、ひじを引く動作はできるんです。

やはり、わかる言葉で伝えなければいけないんですね。

我々の業界では、難しい言葉で一般の方をうやむやにすることが多いので、気をつけなければいけません。
Posted by 満木 月風 at 2006年11月21日 01:02
ひろ親さん、お久しぶりです!

例えば、足が遅い子に「足が遅いぞ!」って誰でも言えることです。
ではどうしたら良いのか?
ここからが指導者だと思います。

ただ「早く走れ!」だけではいけませんよね。
まだ動かし方を知らないのか?
まだ動かないのか?

私は誰でも動くと思って続けてみます!
Posted by metoo at 2006年11月21日 18:08
満木 月風さん、ありがとうございます。

私の説明の仕方がいけないのでしょうが
「子供達には言葉は通じないのか?」
などと思ってしまう事もあります。

もしかしたら「言葉じゃないのかも?」
だったら「体にさわりながら教えてみようか?」
これがきっかけでした。

今度お会いした時に試させてくださいね^^

Posted by metoo at 2006年11月21日 18:12
親しくしてる球団公認トレーナーの話しで、
子供の遠投力、バネ、野球に必要な体力など
小学生時代から、長いビジョンをかいて教えたなら、略満足できる結果は出るそうです。
但し、脚力は鍛えても高校生で0.2〜3秒早くなる程度です。親から頂いた脚力ある子供はこれを生かす野球を教えることです。いろいろな子供を見ながら大人の指導者も勉強が出来る。言い換えれば、子供達は指導者のよき教材と考えてください。生意気を言ってゴメン。
この年を取って理解できる事多くあり。
Posted by 店長 at 2006年11月22日 17:14
店長さん、ありがとうございます。

>言い換えれば、子供達は指導者のよき教材と考えてください・・・

この言葉はすごく共感が持てます。
子供達から学ぶ事、子供達が教えてくれる事が何よりも正しい答えだと思っています。

週末の少年野球が楽しいのは、子供達に教える事ではなく、子供達から教わる事がたくさんあるからだとあらためて感じます。

さぁ明日は晴れてくれよ〜週末も雨ふるな〜^^
Posted by metoo at 2006年11月22日 21:12
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック