2011年、反発力が落ちた統一球でもホームラン48本を打ち、2012年交流戦が終わった6月中旬でも本塁打、打点と二冠王です。残念ながら先日、左肩をケガしてしまいました。早く元気な姿でおかわりホームランが見たいですね!
西武・中村だけがなぜ統一球を飛ばせるのか
誰もが中村選手がなぜホームランを打てるのか研究していると思われます。
・フルスイングしない70〜80%のスイング
・指を五本使わない、バットを握る範囲を狭めた、ヘッドを走らせるスイング
・詰まることを恐れないフルスイング
いろいろとあるでしょうが、
その前に
どうしたらボールは遠くへ飛ぶのか?
強く打てば遠くへ飛ぶのはわかりますが、
ちがう角度から考え見ると。。。
ノビのあるボールはどうやって投げるか?
ノビのある打球はどうやって打てるのか?
遠くへ飛ぶ打球 = ノビのある打球 と考えて見ます。
「ノビ」とはボールの回転数です。
もう少し考えるとボールの回転する軸もあるでしょう。
ノビのあるボールを投げるには、下から上の回転をかけて投げることでしょう。
同じように
ノビのある打球を打つには、下から上の回転をかけて打つことでしょう。


昨年のおかわり君のホームラン写真です。

特長がある小笠原選手のホームラン写真です。

多くの選手が、高め低め、アウトコースインコースなどによって
体の軸を傾けて打ちます。
ところがおかわり君は

しかしおかわり君は、
常にバットが地面に対して水平になるように、
常にボールに下から上への回転をかけるように、
打っているように感じます。
こういうバッターは今までいなかったのではないだろうか?
もしかしたら、中村剛也選手が初めてかもしれません。
2010年5月14日にこのようなことを書きました。
ヘッドを立てるという意味は、ボールに下から上の回転をかけるためだったか?
いろいろ想像してしまいます。
ボールが飛ばなくなった、反発力が落ちた、
しかし
ボールの縫い目は高くなり、回転数は上がるようになった
だから
回転をかけて打つおかわり君だけは
ホームランを量産できるようになった。
パワーでスタンドまで運ぶ外国人選手もいますが、
統一球を上手く使いこなしたバッティングとでもいいましょうか。
おかわり君の技術とマッチしたのかもしれませんね。
おかわり君のレフトポール際の打球がファールにならない理由もここにあるでしょう。
下から上に回転する打球であればファール方向へ切れていきませんね。
巨人の長野選手も同じようなタイプかな?
縦振りから横振りの時代に突入かな?^^


同じ写真があるなあ・・・

なるほど!と思ってしまう反面、じゃぁバリー・ボンズとかはどうなの?って思っちゃいます。身体の軸に巻きつくようなスイングという意味ではおかわりくんと共通してますが、バットの軌道は違います。やっぱりドーピングですかね?(笑)
物理屋から観るとおそらく、おかわりくんはバックスピンに頼り切らない打球を打っていたからこそ統一球でも飛距離を出せたのです。おそらく、おかわり君は今までのスラッガーより数mmボールの中心寄り(もちろん下側)を叩いている、もしくは上から浅い角度で叩いている筈です。統一球は反発係数が低くなっていることを鑑みるとこうなります。反論のようですみません。でも物理的視野で観るのも面白いですよ。
リバウンドしてませんか?^^
こういう時はオンリーワンの言葉を使ってもいいように思います。誰かと比べる技術ではないと思うので。
バリー・ボンズ、サミー・ソーサ、マーク・マグワイアなつかしいですね。
バットにコルクなんて事件もありましたね^^
◆よさん、ありがとうございます。
とても勉強になりました。
やっぱり日々勉強ですね!
私は野球をしているすべてのお子さんにHrを打って欲しいと考えています(笑)
身体の小さなお子さんがどうしたら遠くへ打球を飛ばせるのか?が最大テーマです^^
>しかし
ボールの縫い目は高くなり、回転数は上がるようになった
これは誤解ではありませんか?^^
縫い目は0,2mm低くなって、縫い幅は7mmから8mmに広くなっています。
よって、マグナス効果による揚力の影響は小さくなっていると解釈しています。
Sb松中選手は反発のパワーを利用するよりも、この揚力を積極的に利用していこうというタイプです(ご本人の談話より)
余談ですが、軟式球がデザイン変更されたのはこの揚力の獲得が目的でした。
さて、おかわり君ですが、2009年に48本中10本だった右方向のHrが、統一球が導入された2011年には6本(48本中)に減っています。私はこれがおかわり君だけがHr数を減少させなかった秘訣と考えています。同じくSB松田選手も数多くHrをスタンドへ運びましたが理由は同じです。
打球は引っ張った方が飛距離が出ます。感覚で知ってはいるものの「物理的」に説明は意外と難しいんです(笑)
「引き付けて右方向に打て!」(右打者の場合) 「センターがえしを狙って!」
少年野球では聞きなれた言葉ですが、これでは身体の小さな少年野球ではホームランは撃てないんですよね^^;
「三振してもかまわないから、思いっきりバットを振ろうよ!」という掛け声は現状では劣勢です(笑)
ごめんなさい。
投手からすると良く曲がるボールと印象があったので縫い目は高くなったと思い違いをしてました。実際は縫い目は低くなったんですね。それでは投手にとっても統一球は不利だったのですかね?
ノーヒットノーランを統一球のおかげと評価されては、前田と杉内は残念で悔しいでしょう。二人の素晴らしい投手を、正当な評価をしてあげたいです。
高橋周平選手の初ホームランが流し打ちでレフトスタンドでした。
堂林選手の四号はバックスクリーン右へ、五号は右中間へのホームラン、逆方向へ連発してます。
七鳥さんの数字の通り、昨年から流し打ちのホームランは激減しましたが、二人のルーキーが逆方向へあっさりホームランを打ちました。
これすごくないですか?^^
>「三振してもかまわないから、思いっきりバットを振ろうよ!」という掛け声は現状では劣勢です(笑)
賛成です!
>それでは投手にとっても統一球は不利だったのですかね?
変化球によって違うと思います。例えばブレーキの利いた大きく曲がるカーブはブレーキも利かなくなりましたし、曲がり幅も減少しました。しかし減速が少ない鋭いスライダーは曲がり幅が少なくなりましたが減速も少なくなり、打者には直球との見分けが難しくなったかもしれません。
さらにストレートも揚力の変化に伴って今までとは軌道が変わった(一般に4cm低くなった)とも言われています。
>これすごくないですか?^^
本当にとんでもない事ですね(笑)しかもルーキー!
逆方向にスタンドイン出来るという事は単純に「引っ張ったらさらに飛ぶ」って事なんです。
これから身体が出来てきたらさらに飛距離が伸びますし!
メジャーに対抗出来るベースボーラーを目指して欲しいです。