2006年11月29日

先頭と船頭

【船頭(せんどう)多くして船(ふね)山に上る】

指図する人間が多いために統一がとれず、見当違いの方向に物事が進んでしまうたとえ。


私が低学年チームの中で気にしている事です。
この問題が、少年野球の難しさの1つです。
指導者同士の争いは、子供達の為になりませんからね^^

Aコーチ「土日はこんな事教えるぞ!」
Bコーチ「今週はあんな事教えたいなぁ〜」
Cコーチ「あの子にはアレを教えてあげなきゃ」
Dコーチ「あの本を読んであのトレーニンググッズを買ったから練習だ!」

お父さんコーチは、ものすごいエネルギーを持っていらっしゃいます。
すばらしいコーチの方達です。
ベテランのコーチもいれば、新しいコーチの方もいます。

しかし、何かトラブルが起きる予感がしませんか?
私達チームでも、過去にチーム批判や監督批判が起こった事があります。

「子供達の為に」といいながら、
自分が教えられない事に不満を持つ方。
ただ自分が先頭に立って、教えられて満足されている方。
自分の息子だけを教えたい方。

私もその中の一人だったかもしれませんが、今回監督を引き受けたのは、私が子供達に野球を教える為ではありません。

このお父さん方のエネルギーや発想、子供達を思う熱い情熱を正しい方向に導いたら、もっとすごいチームになるのではないだろうか?

「実験ですか?」と言われたら「ハイ」と言ってしまいますが、もっともっとお父さん方の力を引き出さなければいけません。その為に監督に立候補しました。

夜のミーティングと題してお酒を飲む機会も増えるかもしれません。
あーだ、こーだ、ぎゃーぎゃー酔っ払った大人が騒ぎながら、意見を聞きだすこともあるかもしれません。

先頭に立ちたいコーチがたくさんいらっしゃれば、そのメニューによって時間を割り振り、その時間はしっかり仕切ってもらいます。

しかし、先頭と船頭の違いを、
最初からはっきり伝えておこうと思います。


山に登る船にならないように、大きな海をわたり、
水戸までたどり着きたいですね。

posted by metoo at 11:59| 千葉 ☀| Comment(31) | TrackBack(0) | 低学年監督日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 こんにちは。中心になって指導して行く者が必ず向き合う課題ですね。仰るとおり、それが大きな力になればいいですね。
 私などは、できるだけそんな話を出来る馬を持ちました。しかし、そう言いながら指導に来てくれるかといえばそうでもなく、ほとんどは意見と聞き流しています。
 まさに船頭次第。子供たちを同じ方向に向けるより、はるかに難しい問題ですね。
Posted by 紫電改 at 2006年11月29日 12:49
子供の野球において、少なからずどのチームも問題を抱えているといいます。それが強豪、父兄が熱くなっているチームはなおのことです。
metooさんは問題が発生する前にまずはみんなの意見を聞いてってことなんでしょうね。これだけ優秀な船頭がいるチームなら進むべきときの舵取りは問題ないでしょう。さすがです、がんばって。
Posted by ゆうちろ at 2006年11月29日 14:35
子供と一緒になって野球に親しむ事が嫌いな人が少年野球に関わる事はありえないですからね。ただそのベクトルが方々に散っているから話がこじれるということなんですね。
指導法の調整を図るほか、コーチ一人ひとりがどんな環境で野球に関わってきたかについても、リサーチしてみてはいかがでしょうか。三つ子の魂百までといいますから、各コーチごとの指導方針ベースがそこにあると思います。
怒号罵声系で少年期を過ごしたコーチは、それが厳しさと信じて疑わず、ノビノビ自由な練習で少年期を過ごしたコーチは、楽しい野球を実践したいと思うものです。
すっかり癖が身に付いた大人を仕切ることは大変だと思いますが、頑張ってください。注目させていただきます。
Posted by 館長・P助の父 at 2006年11月29日 15:31
人間ある持ち場を任されれば責任を持ってやるものですね。よって、metooさんのやり方は理にかなったやりかただと思います。その責任を全うできない人は交代すればいいことです。
いけないのは責任の所在が不明確な場合です。ダブルスタンダードになってしまうと子供にいい影響はありませんからね。

今春、今期水戸に行ったチームの納会に出席したのですが、全員の父兄が何かしらの役についていて、その紹介がありました。やはりチーム全員が一丸となって同じ方向を向いているチームは強いです。
Posted by 星 十徹 at 2006年11月29日 17:06
>子供の為といいながら

指導をするという立場に問題が・・・大人も楽しくって毎週グランドへ足を運ぶわけですから・・・楽しみを分けて貰っているんですよね、私達は?

結局【大人】の意思の疎通が難しい我がチームです^^;
Posted by とうさん at 2006年11月29日 18:31
>しかし、先頭と船頭の違いを、
>最初からはっきり伝えておこうと思います。
全くそのとおりですね。
しっかり説明をして 全力で協力していただき 最強のチームを造る。

まさに理想〜

これからが『船頭』の腕の見せどころですよ!!
楽しみにしております。
Posted by uzonke at 2006年11月29日 18:32
野球経験があったり,それなりの情熱を持っているお父さんもいれば,息子が野球をやりたいといったからと,どちらかというと,一歩引いているお父さんもいると思います。(ちなみに私は後者です)

で,前者の方はそれなりに先頭に立ってもらうなり好きにしてもらえばいいと思うんですが,問題は後者です。
船に乗っかっているだけの「お客さん」になってしまうと,みんなの負担になりますよね。でも,実は当の本人も「自分も漕がなきゃ」と思いつつ,なかなか切り出せない…なんてことがあるようです。(私も1年目はそうでした)

こういったお客さんにも上手に声を掛けていくことが必要かなぁと思ってます。
「ほら,そこの図体のでかいあなた!片方に寄っていると船が傾くからこっちに移動して!ほら,ついでにこれもって,漕いでちょうだい!」てな感じですかね。

おっと,ボケるのを忘れていた。
Posted by K太父 at 2006年11月29日 18:59
うちのジュニアチームの監督・コーチ陣
考え方や方針がバラバラです。
今の時点でメインの方たちに不信感あり・・・・
もっとチーム内でいろいろ話し合ってくれればいいのに
各自が勝手な考えで動いてしまう。
グランドの外からでもコーチ陣の人間関係はわかるんだぞ!!
はぁ〜自分のところで愚痴れない・・・
根は深いんです。
一母としては立ち入れない部分だけど
なんとかならんかなぁ
Posted by meepoo at 2006年11月29日 19:20
私が6年生チームのコーチになった背景には、今回の事のような経緯が遠因です。
それが善かったのか? 悪かったのか?
それは各自様々な想いでしょう。

詳しくは追々自分のブログで書いていきます。

それにしても・・ meepooさんには思わず笑ってしまいました^^ すみません・・
私も匿名用のネームを作ろうかな?

命名はmetooさんにお任せします^^

Posted by ドラ夫 at 2006年11月29日 21:56
はじめまして!きっちょむと申します。
初めて書き込みさせていただきます。
metooさんのブログには感動し勉強させてもらっています。私は3年以下の低学年を指導している一人。まぁいわゆるお父さん先生の一人です。今回のmetooさんの書き込みは正にウチのチームに言える事と感じました。自分の子供中心で指導する方、監督がメインでメニューを進めることに影で不満を言う方、何も言わない方・・指導方針に意志の疎通がありません。これでは子供達が可愛そうと思い、「親睦会でお父さん達の意思の統一をはかろう!」と一席設けましたがなかなか上手くいかず・・。そのせいか戦績は言えたものではありません。どうにかしたい・・どうすれば・・と考える毎日です。私の息子は今チームで唯一の2年生。来年は低学年チームに残り、新しい入団者と練習します。私がチーフコーチとして残る予定です。今年の経験を踏まえ来年指導に当たるつもりでいますが、今年の状況を見ていると不安もあります。とりあえず子供達に影響が出ないように頑張っていきたいと思っています。
殆どが愚痴になり申し訳ありません。
今後も拝見、コメントさせて頂きます!
Posted by きっちょむ at 2006年11月29日 22:08
指導者の間の意志疎通。
本当に大事ですが、いくら話をしても・・・
その場では「分かりました!」といいながら、グラウンドでは・・・という方も中にはいらっしゃいます。
注意しましょうね^^
Posted by さとる at 2006年11月29日 22:32
一番困るのはたまにしか来ない、いつ来るか判らない、そのくせ古株なので仕切りたがるコーチです。
自分が野球を楽しみたいとしか思えない若手も困りますね。
試合前に子供に変化球を投げて悦に入っている馬鹿コーチもいますし・・いいかげん大人になれよって感じです。
こういうのに指導をすり合わせるのは大変です。
Posted by 五十路コーチ at 2006年11月29日 23:19
指導者が活発でうらやましいです。

我がチームも、積極的に参加してくださる保護者(指導者扱い)がおられます。

今後チームに何が必要か?何をしたいのか?・・・懇親会で解決しています。

metooさんの「夜のミーティングと題してお酒を飲む機会も増えるかもしれません。」で言いたいことを言ってもらわないと、解らないことがおおいです。

今後も「指導者・保護者会」(我がチームのたてまえ)が必要でしょう・・・楽しいですよ1(お父さんにとっては!)
Posted by ひろ親 at 2006年11月29日 23:34
まさに私達のチームの最初のころですね!
皆情熱をもっていたのに…アッチコッチから批判(私もですが…)
船頭がしっかりと先導
しないとだめですね。
期待しています
Posted by HAGE at 2006年11月29日 23:58
私達のチームはお父さんの意見の疎通がうまくいっているのかな?と思います。
よくお酒の機会がありますから!^^

何人かのコーチはおとなしいですし、私も一切口出さずに、守備についたりしてお手伝いに徹しております。

監督の指示のもと、しっかり運営されているような気がします。

みんな監督の野球が好きなのかな?

おかげでいいチーム?とは思いませんが、
いい成績は残せたんだと思います。

欲をかいてはいけません。。
Posted by 満木 月風 at 2006年11月30日 00:01
紫電改さん、ありがとうございます。

どんな少年野球チームにも少なからず問題があると思っています。それを最低限に収めるには、やはりコミュニケーションが大切しかないでしょう。
毎年、子供も親も入れ替わりますから、最初の船出から進路を確認し合えればと思っています。
Posted by metoo at 2006年11月30日 01:28
ゆうちろさん、ありがとうございます。

勝てば厳しすぎる、負ければ優しすぎる。
監督は、何かしらの苦情は覚悟しなければいけません。押し付けるわけではないですが、監督のワンマン指導だけでは、やっていけないと思っています。
監督もコーチもお互いの負担を減らし、苦労を分かち合い、ユニフォームを脱いだら、ただのお父さん仲間として接したいと思います。
Posted by metoo at 2006年11月30日 01:32
館長・P助の父さん、ありがとうございます。

仰る通り、野球経験者、非経験者、それぞれの思いを持って、少年野球は勝ちにこだわる、少年野球だからこそ楽しくにこだわる、意見が異なって入団されてきます。
勝つことが楽しい、楽しいから好きになって上達して勝てる、など同じ方向に進んでいても、必ずすれ違いは起るでしょう。
きちんと私の方針を伝えて、理解を得ることから始めようと思います。
Posted by metoo at 2006年11月30日 01:39
星さん、ありがとうございます。

>全員の父兄が何かしらの役についていて・・・

これは大切な事でしょうね。
会社の中では、それなりの立場の方が多数いらっしゃいます。会社で上司の方は、チームで平社員はきっと良い気分ではないでしょう。何かを責任を持って仕切ってもらい、チームに対しての「やりがい」を感じてもらえれば、自分のペースでチームを楽しめると思います。
Posted by metoo at 2006年11月30日 01:43
とうさん、ありがとうございます。

この年で隠居する訳ではありませんので、まだまだ現場で楽しめることを探そうと思っています。

私の一番の楽しみは、子供の成長を感じる事かもしれません。

そう考えると、私が指導する必要はないんですよね^^

コーチを信じて、子供達を信じる事を、今年一年学ぼうと思います。
Posted by metoo at 2006年11月30日 01:46
uzonkeさん、ありがとうございます。

申し訳ありませんm(__)m
>最強のチームを造る。
この気持ちは全く今はありません^^

今最強を造りたいのは、大人の関係かもしれません。土台を造り、環境を整え、準備が出来るまでは、大敗が続くでしょうね。

大敗も実は大切な要素の一つですが^^
Posted by metoo at 2006年11月30日 01:49
K太父さん、ありがとうございます。

私達チームにも、野球を経験されていないお父さん方がたくさんいらっしゃいます。

しかし、こういったお父さん方がチームにとっては大切な財産だと思っています。

指導者とは挨拶もあり礼儀もあり、審判や広報や裏方の仕事や、大人が出来る事全てではないかと考えています。

まずは一緒にお酒を飲んで話をして、何かしらを聞き出す努力からスタートしてみようと思います。
Posted by metoo at 2006年11月30日 01:54
meepooさん、初めまして!

確かお子さん2人と、何処かのスタジアムでお会いしませんでしたか^^

いくらでも私のブログ使ってくださいね。
他にも、かにさんとか、さとるさんとか、星さんなど、愚痴を待ってる方がいらっしゃいますので、いろんな用途でブログを楽しみましょうね^^
Posted by metoo at 2006年11月30日 01:59
ドラ夫さん、ありがとうございます。

そうですか、ゲンジ君6年生時代にはいろいろあったのですね。つづきは後日を楽しみにしています^^

ドラ夫さんの匿名ネームは、女装してはどうでしょう?
ドラ子、ゲン子・・・
ネットだけオカマの、ネカマで楽しまれては^^
いつかmetoo子で愚痴らせてもらいますね!
Posted by metoo at 2006年11月30日 02:03
きっちょむさん、初めまして!
コメントありがとうございます。

思わず「やっぱりなぁ〜」とうなずきながら拝見させて頂きました。
この船頭の問題は、どのチームにもあると思っています。
Aコーチの指導とBコーチの指導が違っている、まして監督の指導も違っている。子供達は誰を信じていいのか解りませんよね。

少年野球で難しいのは、この指導の統一でしょう。それが安定しているチームは、きちんと結果が付いてきてるように感じます。

これからのきっちょむさんの指導に期待して、応援させて頂きます。

これからもよろしくお願いします!
Posted by metoo at 2006年11月30日 02:10
さとるさん、ありがとうございます。

確かに完璧にはいかないでしょうね。
私が一歩下がる事で、コーチの方が動きやすく、子供達の信頼を集めるようでしたら、私は大人しく楽しもうと思います。

自分の息子がいないと、こういった楽しみ方もできるんだなぁ、と解りました^^
Posted by metoo at 2006年11月30日 02:13
五十路コーチさん、ありがとうございます。

います!
ただ自分がノックして楽しみたいだけの方・・・
ノックと聞くとすぐにバットを持ち出し、ホームベースでノックやる気マンマン、でも、あなたのノックの練習じゃないんですけど・・・

気持ちは解りますが、他にもノックをしたくてウズウズしてる新しいお父さん方がいるのですから、たまには打たせてあげてくださいね^^
Posted by metoo at 2006年11月30日 02:21
ひろ親さん、ありがとうございます。

私達は「打ち合わせ」と題して、大人の飲み会をしています。
「打ち合わせ」とても便利な言葉ですよね^^
たしかに、少年野球について、いろいろ打ち合わせをしなければいけない事がたくさんありますから、私も楽しんでいます。

「打ち合わせ」と言うより「すり合わせ」ですかね^^
Posted by metoo at 2006年11月30日 02:28
HAGEさん、ありがとうございます。

勝てば官軍負ければ・・・
と言いますから、勝ってる時は非難はないですが、負けると大型トラックのように押し寄せてきますね^^

当たり前ですが、非難を言う方に先頭に立ってもらうと、その方から私への非難が止まります。

そういった意味でも、船頭が大切だと感じました。
Posted by metoo at 2006年11月30日 02:32
満木 月風さん、ありがとうございます。

子を見れば親が、親を見れば子が。。。

監督を見れば選手が、選手を見れば監督が。。。

会社もそうですが、TOPを見るといろんな事が見えてきます。

監督が野球バカになれば・・・
なんとかなると思いませんか?^^
Posted by metoo at 2006年11月30日 02:36
metooさんこのまま監督暦6年で行きます。本当はコーチ1年目って変更する予定でしたが、先を越されてしまいました。
今までで1番嬉しかったのが優勝して優勝旗を頂き、閉会式終了後、他のチームの
お母さん達から優勝するチームは礼儀から違う、やっぱりあの位のチームじゃないと優勝しちゃ駄目なのよとの発言が耳に入りました、選手にとっては当たり前の日常行動なんですが、監督をやってきて良かったと思えた瞬間でした。監督時代、コーチ他スタッフの方とチームの話をする時は2時間だけお酒を入れないできっちり話し合う事をやってました、簡単な議事録を作り全員で確認し合ってました。その後お酒を入れて無礼講ですね。練習方法、チーム方針を書面で残して後進に渡す、弱い時、強い時、チームがまとまらない時に読み返せるように代表が管理しています。勿論打ち合わせないようは保護者にも印刷して渡してました。結構外野からの声が小さくなるもんですよ。
Posted by 監督暦6年 at 2006年11月30日 12:16
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