2006年11月01日

シンクロさせないピッチングフォーム

松坂投手がついにメジャーに旅立ちますね。
WBC優勝、日本の18番がメジャーでどれだけ結果をだせるか、来年が待ち遠しい!メジャーでの松坂選手の活躍に注目したいと思います。


さて、今回のお題
「シンクロさせないピッチングフォーム」
こんな事を考えながら、今年の松坂選手を見ていました。

手塚一志さんが発見したシンクロ打法。プロ野球や高校野球、また少年野球まで、最近どんどんシンクロ打法が増えてきたのを感じます。

そこで誰かが、
シンクロをさせない
シンクロがしにくい
シンクロをずらす
そんな研究をしているピッチャーはいないのか?

シンクロにやられた!となるならば、
シンクロを打ち破る、それを超えるピッチャーは現れないのか?

お互いが切磋琢磨しあって、野球技術は発展していくと思います。


今年一年松坂投手を見てきて、
投げる球の速さ、変化球のキレ、はもちろん素晴らしいですが、

「打者の間合いを外す天才」

バッターによって、もしくは1球1球
微妙にフォームを変えて投げてるように感じました。
私の見た範囲なので、確証はありません。

あるバッターには、急に重心を落とす。
あるバッターには、わざとゆっくり重心を落とす。
(セットポジションでは解りませんでしたが)

これを立証する映像はありませんが、
私にはそう目に映りました。

打者のリズム、シンクロを狂わす為に、
自分の投球フォームのリズムを変えて投げれるピッチャー。

松坂投手だけでなく、もう一人見つけました。


夏の甲子園を沸かせた、早実の斎藤君。
彼のフォームも足を上げた瞬間に、重心を低く保つ独特のフォームです。
重心を落としてから、微妙にテンポが毎投球違って見えました。

正面からの映像で、私も斎藤君を打つつもりでシンクロを試して見ましたが、なかなか合わせるポイントが見つかりません。打ち難いピッチャーに感じました。



私は松坂投手の球速や変化球の多さよりも、
打者を打ち取る為の投球技術を持っていると思います。バッティングのイチロー選手くらい、日々研究して進化している松坂投手。

個人的にはヤンキースだけには行って欲しくない。
「松坂VSヤンキース打線」
こっちを見たいと思いませんか^^


posted by metoo at 18:33| 千葉 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
野球中継で「一本調子」って解説を聞きますが
今後は「シンクロされ易い」に変わってきますかね?

「打者の間合いを外す」投手にとって重要な要素
以前のブロブで、4つのパターンが紹介されてましたが
これも「打者の間合いを外す」効果の一つですね!

野球中継中に「シンクロ打法」を、親子で試す人が
自分以外にも存在したので、安心しました(^^;)

松坂VS松井・井口・城島・イチロー 全対決観てみたいです。
井川も有りですよね・・・
Posted by K'Sクラブ20 at 2006年11月01日 21:15
K’Sクラブ20さん、ありがとうございます。

>松坂VS松井・井口・城島・イチロー・・・

見たいですよね〜!だから任天堂にも行って欲しくないです^^

メジャーの選手でも、どこかでタイミングを合わせてるのは感じますが、日本人ぽくシンクロしてる選手は少ないと思います。
そこをどう松坂選手が挑むのか?

キューバを抑える松坂選手ですから、もう秘策はあるのでしょうね。
Posted by metoo at 2006年11月02日 00:20
2段モーションも禁止になりましたし、打者のタイミングを意図的に外すには、その打者によってフォームを変えるのも一つの方法かもしれませんね。

ただそれを習熟するにはかなりの労力が必要かもしれませんが^^
Posted by ドラ夫 at 2006年11月02日 02:09
確か、オリックスーエンゼルスーマリナーズで活躍した長谷川滋利は超高速クイック投法で打者のタイミングを外してましたよね。
真剣に見てたら笑っちゃいそうだったけど、確かにタイミングは取りずらそうだったなぁ。
Posted by かに at 2006年11月02日 03:36
中日の朝倉って打ちにくそうじゃないですか?あの「すり足投法」
あとはヤクルトの安田(古っ!)覚えていますか?一本足の王さんの天敵でした。120kmくらいの球でバット折ってましたね^^
Posted by 少年野球コーチ at 2006年11月02日 12:17
ドラ夫さん、ありがとうございます。

まだまだ1つのフォームをしっかり固める事、球種に磨きをかける事、子供達にはこちらの方が大切でしょうね。

松坂投手と斎藤投手、重心移動の時間を早めたり緩めたり、そんなフォームに見えました。
Posted by metoo at 2006年11月02日 17:24
かにさん、ありがとうございます。

長谷川投手のあの1年間は面白かったですね。
クイックなのにしっかり足を上げている。
だまされたのはフォームだけでなく、あの大げさに開く口の大きさ^^にもあったのではないでしょうか。
Posted by metoo at 2006年11月02日 17:26
少年野球コーチさん、ありがとうございます。

ヤクルトの安田、がんばれ田淵君に出ていた小さいオッちゃんですよね^^

プロ野球になると、得意な投手、苦手な投手があるのでしょうね。今年のイチローも、たしか苦しめられた投手がいたと思います。

何が苦手、何処が曲者なのか?
聞いてみたいですよね^^
Posted by metoo at 2006年11月02日 17:28
はじめまして(・・);球道2号と申します。

野球指導って大変難しいですねぇ〜!

でも、非常に解りやすい解説図画がとってもいい感じですね^^

本当に勉強になります。


まだまだ、指導にあたっては未熟者ですが以後「少年野球BLOG」さんのブログを見させていただき勉強させていただきます。
Posted by 球道2号 at 2006年11月03日 09:50
球道2号さん、初めまして!
コメントありがとうございます。

また楽しいブログに出会えて嬉しく思います。
ブログの皆さんと一緒に少年野球を楽しみましょう!

今後もよろしくお願いします。
Posted by metoo at 2006年11月06日 13:17
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック