「脇を閉めてかまえなさい!」
こういった指導の声が聞かれますが、
(この指導が正しいかは別として)
きっと子供達は疑問に思っているでしょう。
(と言うか、いつも疑問に思って欲しい)
「どうしてセンターにボールを向けるの?」
「なんで?どうして脇を閉めるの?」
さて、なんて答えましょうか?
。。。。。。。。。。。。
例えばですが、リラックスして
ボールをセンターに向けてから、
体を回転させるだけで投げてみます。
体の回転が肩に伝わり、
肩からひじに伝わり、
自然とひじから先に出てしまい、
(俗に言う、腕がしなる、ボールが後から出てくる、球の出所が見にくい、などなど)
自然とボールが投げられてしまうのが、感じられると思います。
これとは逆に、
ボールをキャッチャーに向けてから、
体を回転させるだけで投げてみます。
回転と同時に、ボールから動いてしまいませんか?
子供達には、
ボールをセンターに向けてから投げると
「肩からひじ、ひじからボールへと、
ひじを上手に使えて、もっと速いボールが投げれるよ」
バットも同様に、なぜ脇を閉めるかを考えると、
きっとバットが遠回りして振っている子供へのアドバイスでしょう。
脇を閉めてかまえると
「ひじからバットを振れるようになると、
今よりもバットが鋭く振れて、もっとボールが遠くに飛んでいくよ」
などと答えてはどうでしょう。
(この指導が正しいかは別として!)
「バットの使い方」
そろそろ低学年の子供達に、
何から教えようか考え始めました。
頭ごなしに「〜しなさい!」「〜しろ!」などと子供達に指導する方もいますが、私はこういった指導が好きではないので、何か言葉が足りないのでは?といつも思います。
「なんで?」「どうして?」
などと逆に子供達から聞き返されてしまうでしょう。
「あーすると、こーなるから、〜してごらん」
子供達が理解しやすい言葉を選んであげたいと思います。
今の時代は、指導方法の教科書はたくさん本屋さんに並んでいて、インターネットの世界にもたくさんの情報が散乱しています。いろんな野球の指導書によって、指導方法は違っています。
「ボールは肩のひねりで投げなさい」
「ボールはまっすぐ投げなさい」
しかし、子供達を現場でよーく観察すると、
ひねりすぎている子もいます。
まっすぐ投げすぎている子もいます。
どれか1つの指導方法が正しいと思うと、他の投げ方が間違っているように感じてしまいます。これも気をつけなければいけません。
子供達、個人個人によって指導方法はまったく違っていいでしょう。
何が正しい、何が悪いと決め付けずに、
「なんで?」「どうして?」
自分自信の指導方法にも疑問を持ちながら、子供達の数だけ自分の引き出しを増やす意味で、これからも「日々勉強」が必要と感じています。
【関連する記事】
世の中の指導者全員が、そう思ってくれれば日本野球の未来は明るいと思いますo(^-^)o
低学年時から、自分で考え・理解する大切さを身につける事は、非常に重要な事ですよね。野球の上達の近道だと思います。
古い考えの監督さん方にも、このブログ見て欲しいものですけど・・・
mixiを見て回る時間がなく、お伺いできず申し訳ありません。
自分自身の指導方法に疑問を持つと言っても、子供達の前では自信を持って接しています。今の段階で出来る事は全てやろうと思っています。
指導方法が来年になって変わるかもしれませんが、それは進化と呼んで下さいね^^
例えば守備
以前:常に同じ形で打球を処理できるようにフットワーク
今:前へ前へひたすら前へ
できれば手のひらキャッチ
metooさんやtouchさんたちのおかげです。
毎年、マインドマップを作って進化の過程を記録しておくのもいいかもしれません。
マインドマップ『ピッチング』2006metooバージョン作ってみませんか?私が作ってもいいですよ。
「何故」の視点を子供たちが持つことは当然必要ですが、指導者としては「何故○○するのか」を丁寧に子供たちに教えることが必要だと常々考えています。低学年の場合は特に・・・^^
その積み重ねがあって、高学年の「○○やれ!」を子供たちが「理解」できるのではないかと。
あの子のあの弱点をどう表現して改善させようか・・・
そんなことばかり考える日々です^^
うちのシニアでは投球の際に、ボールをセンター方向に見せるのは硬く禁じられています。(ボールを自分の方に向けてテイクバックし、そのまま体が回転、リリースに向かっていけばボールが自分の方を向いており、リリース時に切り替えする<手の平を捕手側を向ける>だけで余分なひねりが少なくなる→肘への負担が少ない)
いずれにせよ自分に合った動作(納得のいく動作)を選ぶしかないと思います。
>マインドマップ『ピッチング』2006metooバージョン作ってみませんか?私が作ってもいいですよ。
是非お願いします!
私のブログのどの辺りを注目してくれてるのかも気になりますし、また自分への参考にもなります。
日野さんバージョンよりも、小さ目の記事でお願いしますね^^
>あの子のあの弱点をどう表現して改善させようか・・・
1週間なんて、あっという間に経ってしまいますよね^^
悩んで悩んでいい指導方法の言葉が見つからず、ふっと立ち寄った野球洋品店に入り、頭が空っぽになって衝動買いしてしまいます。
えっ一緒ですって^^
多分ここをtouchさんに突っつかれるなぁと思い
(この指導が正しいかは別として)
って2箇所に入れておいたんです^^
昨日の続きになりますが、
中学と高校で指導方法ですが、中学の指導者が、この高校ではこういう指導、あの高校ではあの指導と、大体を把握して中学時代に先に伝えられればと思いました。
「ボールはショートを向けて投げるんだ!中学で教わらなかったのか!」
などなど、こういったことを言う高校野球指導者も中にはいると思うんです。言われた子供も悩みますし、中学指導者もがっかりですよね。
(同じく、少年野球→中学野球でも、このように言う中学指導者もいらっしゃいます)
いろんな指導者によって指導方法が変わることを先に伝え、どの指導方法が自分に合っているか、仰る通り自分にあった動作を考える事が必要になってくると思います。
確かに高校の指導者によって技術指導・精神指導など千差万別です。
ある意味、その進学先監督の好みによって技術を変える指導をしている(うちのシニアでもしている)ことは認めますよ。卒団後にその指導をします。
ただ、大前提としてですが、その中学生チームでの技術指導の延長線上の指導をしてもらえる高校(監督)をチームとしては薦めていることはありますよ。ある高校監督の元にいけば、(技術論でのすれ違いから)まったく基本からやり直しさせられる場合がありますから。 そうなれば、どんな選手でも3年でのレギュラー入りは間に合いません。ですから、進路問題とは「その高校野球部のシステム」「監督の好み」「どういう待遇で迎えられるのか」などが絡み合っているんです。 時期がくればmetooさんもkoh君のことで悩むことがあると思います。「どの監督の元がこの子のために一番いいのか?」「どの野球部の雰囲気(伝統も含めて)がこの子に合っているのか?」・・・結局はいつも私が言っていることになってしまいますが、高校も「チームの強さで選ぶな。指導者で選べよ」です(笑)。
目の前の大会に全力でぶつかる事はとても大切ですが、小学校中学校の大会で優勝ってなんだろう?勝つ事への経験も大事だが・・・と考えてしまう部分もあります。
息子には高校推薦などをもらってもらいたいですが、いくら推薦などを受けても、その学校のカラーに合わせられる選手なのか?と考えていました。
高校監督のカラーに自分から合わせるのか、それとも合っているから自分から進むのか。
引退まで後2年ありますが、あっという間でしょうね。
後は感じ取る側の能力!これって結構重要ですよ〜。
正直な話、長男が中学硬式に入ってから、私の小中学生野球感は変わりました。 小中学生チームは無理に勝つチームに仕上げなくても良いと・・・その弊害で身につけなければならない技術吸収ができなくなる子(指導が充分でない子、ある特定した技術しかない子)も出てしまうと。 (ある程度の)技術を身につけてから将来「勝ち」にこだわってもいいのだと。
>息子には高校推薦などをもらってもらいたいですが、いくら推薦などを受けても、その学校のカラーに合わせられる選手なのか?と考えていました。
その各高校チームカラー(監督の好み、チームの雰囲気)はkoh君のシニアの指導者がよく御存知でしょうから、koh君の気質とレベルに合った高校に向けて指導してくれると思いますよ。 何はともあれ「来てくれ」といわれた高校(監督の元)に行けば大きな間違い(冷待遇)はないでしょうから。
ある程度のレベルの子はたいてい皆複数の高校で悩むことが多いです。
A高校:甲子園常連高校、練習設備は万全、部員は1学年30名程度 特待などの待遇はもらえなかったが「推薦あげたら合格にしてあげるよ」と監督に言われた
B高校:甲子園常連ではないが県下ベスト16以内の高校、練習設備は普通、部員は1学年20名 特待・半特などの待遇提示があった
この場合、どちらの高校を選ぶかで悩みますね。
指導方法の件ですが、小学生は基礎体力と野球の楽しさを、中学生は持久力を、高校でスピードをと教えられました。欠点を修正するか、利点を伸ばすかがチーム方針の分かれ目だそうです。欠点を修正してくれる指導は先を見据えて選手を育てる。利点を伸ばすのは即効性があるので、そこそこ強豪チームが出来るそうです。某6大学の監督の受け売りです。
わかった上でやってみなさい。それが投げ方や捕り方であっても納得できないなら、捨てなさいと言っています。
>感じ取る側の能力!
指導者にとって観察力は大切ですね。
朝の来る時の歩き方、夕方変えるときの歩き方など、体調や疲れ方、ケガがなかったかなどを注意してみてしまいます。
体調で思い出しましたが、車酔いする子供、これだけは何とかなりませんかね^^
高校進学で悩まれている今年中三のお父さんに、いろいろと聞いてみることにします。地域差もあるでしょうから、身近な方がいて助かります。
我が家としては、出来れば寮生活を経験させたいと思っています。
「男はさっさと家を出ろ!」
そう私も育てられたので^^
小学校、中学校は学校選びが出来ませんから、指導者とは運のめぐり合わせですね。
高校からはこちらから指導者を選択することも可能ですから、いろいろと情報集めや探索をしてみようと思います。
息子に学力があれば・・・ですが^^
ヤンキースのAロッド選手でさえ、イチロー選手のアップ方法を学んだと読みました。
まずは自分に取り入れてみて、そこから判断して納得できれば自分のものにする。この姿勢でいいのでしょうね。
「帽子の天球」と「手の甲」をくっつけてタテにまっすぐリリースさせました。
「手の甲」とは、中指と人差し指の間の甲です。
子供に「ここだ」と指差して、帽子の天にくっつけます。くっつけたままリリースです。慣れると「ヒジの動き」で反動をつけさせます。
これは「フォームづくり」と「矯正」に使えるドリルです。低学年の子は横ブレが無くなり自信がつきます。
高校生には、急造捕手に効果がありました。
難しいことをカンタンに教えられるように
心がける。たしかに理論武装も大事ですが、達見して「カンタンドリル」を考案する方が効果があると思います。
確かに私はチームの中で、お父さんコーチに向けても理論を発していますし、子供達にも同様にしています。
特に私が気をつけているのは、子供達が自分から考えて野球をする事です。
やらされる野球では、指導者満足野球大会になってしまいますよね^^
私は試合中選手にサインを出させます、ランナーが盗塁したい、バッターOK、私の出すサインは了解です。1試合に5回くらいはここは駄目とかを出しますが、選手のサインを優先するようにします、中にはバッターから走れのサインに無理無理と言葉で発してる選手もいますが、色々考えてサインを出してくれるので楽しいですよ。
子供達がサインを出し合うのは面白いですね!
私も一度やらせましたが、
「志村けんのアイーンが打て」
「長州小力のパラパラダンスがエンドラン」
などと始まったので、すぐに頭を引っぱたいて止めさせました^^
自分達でやりたいプレーは試させてあげたいですね。