2011年12月22日

方法論とやり方

落合前監督の「コーチング」には

「方法論」という言葉が出てきます。

落合博満の超野球学〈1〉バッティングの理屈に書かれていることが、きっと落合さんのバッティング理論、バッティング基本、大きく言えばバッティングの方法論なのだろうと思います。


たとえば、子供に
「バットを短く持って打ちなさい」
「バットはこうやって握りなさい」などというのは、
一つの方法論を教えている。

この方法論については、
コーチングp37から
「方法論は教えられるが、これをやりなさいとは言えない」

大きな基本はあるが、人それぞれに適した方法があるので、これが正しいからこれをやれとは言えない。と書かれています。


その次のp41
「自分に力をつけるためのやり方を、決して間違えてもらいたくない。やり方さえ分かれば、あとは目に見えて自分の中でよくなっていくのが分かるはずだ。それができれば、とことん突き詰めていけばいい」

自分にあった練習のやり方さえ見つけてしまえば・・・



今日の試合でサードへのファールフライを右打者が3回打ってしまった。

「肩の開きが早いからだ!」
「もっとボールを引き付けて打て!」
「体重が突っ込みすぎだ!」
「バットの軌道が外から出てるぞ!」

必ずこのような言葉がグランドに響き渡ります。

こういう方法論だけを伝えるよりも

「肩の開きを抑えるには、こういった練習(やり方)もあるよ」
「ボールを引き付けて打つ感覚は、こういった練習(やり方)があるよ」

練習(やり方)で伝えて、何度も繰り返して頭と体に記憶させて、

(大きな声を出すだけが指導者じゃないんだよ)

落合さんは10年前からこういうことを言いたかったのでしょうね。






「自分に力をつけるためのやり方」

これを指導者と一緒に見つけることが大事なんですね。


方法論とやり方

こんな事を書いておきながら

実は私、違いがあまりよくわかっていません^^





「やり方には目的がついてくる」というお手本ですね!

これが難しいんだ^^

posted by metoo at 11:27| 千葉 ☁| Comment(1) | コーチング | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
Posted by 株のやり方 at 2012年03月01日 16:56
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: