2011年02月04日

キレの正体

時速140km/hのボールは1秒間に38.88m進みます。
ピッチャーマウンドからホームベースまで
18.44mを0.4741秒で進みます
0.1秒間に3.88m 0.01秒間に38.8cm進みます。


「キレ」とは何か?

A君の投げたボールより、B君の投げたボールの方がキレがある。

A君が投げた1球目より、2球目の方がキレがある。

生まれて初めて見た“やり投げ”にキレがあるとは感じないでしょう。

何かと何か、比べるものがないと

「キレ」という表現の言葉は使えないと思っています。


つまり

「◎◎投手のボールはキレがある」

この言葉には隠れている部分があって、

「◎◎投手のボールは(▲▲投手のボールより)キレがある」

()の中の▲▲投手と比較しなければ「キレ」はわからないはずです。


w001.jpg

w002.jpg

同じ140km/hのボールでも

上の写真と下の写真は違いがあります。

自由な足(右足)振り上げてから着地するまでの距離は同じですが、

体重移動の進む速さを変えて、

0.01秒の時間を変えたとしたら?

打者には38.8cmの誤差 

同じストレートの速さでも一球ごとに違って見える。

つまりキレを感じさせていると言えるでしょう。



このキレは多くのプロ野球選手がやってますね。

これ以外にもキレがたくさんあるはずです。

まだ知られていない、錯覚や誤差を狙って作る方法とは?


ダル君、週末のテレビ番組で教えてくれないかなぁ・・・







藤川球児投手のキャッチャー真後ろからの映像、ものすごいストレートですね!
なぜクルーンの160km/hが打てて、藤川球児投手の150km/hが打てないか?

ここにも「キレ」が隠されていそうですね!ヽ(´▽`)/

posted by metoo at 13:09| 千葉 🌁| Comment(7) | TrackBack(0) | キレ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このキレは長谷川さんがメジャーで得意としてましたね!

球児凄いですね!今年のNTVのナイター、公式戦で球審がカメラを頭に付けるそうですねー!^^
Posted by 肉団子3兄弟 at 2011年02月04日 21:40
球児投手のストレート、ホントに浮き上がっていくように見えますね。
ホント、すごい!

足を振り上げてから着地までの時間による”キレ”、小猿くんも使ってるようです。
って、使ってるというよりも、フォームが安定しないから時間がバラついてるだけなんですけどね^^;
Posted by PAT at 2011年02月04日 22:30
ブログに検証記事を上げてみました。

答えはひとつじゃないと思いますが、
長谷川滋利氏と吉井理人氏では、
ボールのキレに対するアプローチが
違うのでは? というお話です。
Posted by shun at 2011年02月05日 10:47
触発されて、前から温めていたネタを自分のブログに書いてみました。微妙な温かさです。

「▲▲投手と比較していて」というのは、結局自分の持っているイメージとの比較だと思います。

Posted by 端っこ at 2011年02月06日 09:28
◆肉団子さん、ありがとうございます。

>公式戦で球審がカメラを頭に付けるそうですね

楽しみですね!
カメラにボールが当たって壊れるシーンが^^


◆PATさん、ありがとうございます。

>フォームが安定しないから時間がバラついてるだけなんですけどね^^;

だからバッターは打ちづらい!?^^


◆shunさん、ありがとうございます。

ブログに二度コメントしましたが長文過ぎたのかな?
なんてコメントしたか忘れちゃいました^^

先日のGetsportsもそうですが、ダルビッシュがプロ野球を引っ張ってますね。


◆端っこさん、ありがとうございます。

>ピッチングの極意を、「すごい球を投げる方法」ではなく「バッターを打ち取る方法」と考えてみたってお話でした。

この言葉、すごく私のイメージとピッタリです!

『分かっていても打てない球』
『分からなければ打てない球』
この二つ以外に、脳が勘違いしてるケースがあると思います。

上手く言葉にできませんが、
『分かっていても打てない球』の原因は二つあり
ピッチャーが打者のイメージを狂わせてるケースと、
バッター自信が「脳が作り出したイメージと本当のイメージがずれている」ケースがあると思います。

説明が下手でスミマセンm(_ _)m
Posted by metoo at 2011年02月10日 13:45
藤川投手も、回転数に関しては他のピッチャーと大差ないそうです。
(ソースは藤川投手の著作・未熟者)

ではなぜ打てないのかと言うと、
「ぼくにもわかりません」
だとか(汗)

ただ、リリースポイントは普通の人よりも前だったりするらしいです。
(他の投手が六足から六足半なのに対し、藤川投手は七足も踏み込む)

クルーン投手に関しては、成瀬投手が野球小僧という雑誌のコラムで、「彼は体の開きが早い」と仰っていたりもしました。

どれかひとつというわけではなく、色んな要素が関係しているということなんでしょうね。
Posted by とーりすがり at 2011年04月01日 12:38
◆とーりすがりさん、ありがとうございます。

http://bit.ly/fIksaY

どうなのでしょうね?

浮き上がるストレート

考えるだけで楽しいですね^^
Posted by metoo at 2011年04月01日 16:07
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