2011年01月15日

レベルスイングとは

少年野球の指導者になった頃、
ダウンスイング、アッパースイング、レベルスイング
「どういったスイングがいいのだろう?」
子供達のバットスイングについて立ち止まって悩むことがありました。


あれから何年たったか覚えていませんが、
今一度 レベルスイングについて私の考えを書いておこうと思います。


まずレベル【level】ってどんな意味でしょうか?

1 水準。質的あるいは数値的に全体としてどの程度の高さにあるかとみたときの、その高低の度合い。「―が高い」
2 段階。「事務―での折衝」
3 水平。また、水平面。水平線。「シー―」
4 水準器。また、水準儀。「―測量」

この中から選ぶとしたら、
3の“水平”が多いかもしれません。

右肩と左肩を伸ばした線など、体に対して
地面に対して平行になど、地球に対して

何かに対してレベルな状態をイメージしてると思います。



その前に、ダウンでもアッパーでもレベルでも、

何がしたいのか?を確かめておくと、

レベルスイングがしたいわけではなく、

1)バットをボールに正確にぶつけたい

2)そのボールを遠くに強く飛ばしたい

まずは、ボールとバットが当たらない子を打てるようにしてあげたい。

その確立をあげて、ヒット、ホームランと強い打球を打てるようにしてあげたい。

子供達にヒット、ホームランを打ってもらうにはどうしらいいか?

どんなヒット、スイングをしたらホームランが打てるのか?



それが本当の意味の 「レベル(標準)スイング」 ではないでしょうか?

つまり3の“水平”の意味ではなく、

1の水準(標準)の意味が、

レベルスイングの意味だと私は考えています。



では水準・標準とはどんなスイングか?

1)バットをボールに正確にぶつけたいられるスイング

2)そのボールを遠くに強く飛ばしたいせるスイング

これを叶えてあげられるのがどんなスイングでしょうか。



もう一度、頭を整理して考えます。

何を打つのか? → ボール

何で打つのか? → バット

どこを打つのか → ボールの中心

どこで打つのか? → バットの芯


ボールの中心の軌道とバットの芯の軌道を同じにするスイング


ボールの軌道がレベルスイング


これをレベルスイング(水準・標準スイング)と私は考えることにしました。



1110151.jpg
横から見たボールの軌道とバットの軌道

1101152.jpg
上から見たボールの軌道とバットの軌道



もともとダウンとかアッパーとかレベルとか、
人から人へ、伝わりやすく、覚えやすく、わかりやすく
昔の指導者がどこかから作り出した言葉なのでしょうが、
今でもその言葉が子供達に伝わりやすいのであれば、
私はどんどん使っていいと思います。

ボールの“軌道”とはボールの“線”と言った方が伝わりやすいかもしれません。
線と線などと昔から言われてますからね。

また、何がレベル(水準・標準)かは、今後も変わっていくでしょう。

昔のことが今になって変わったり、
昔のことを今になって見直したり、
いろんなことを求め続けるのは大切ですが、
私もそろそろ「ぶれない指導」を一つでも作ろうかな?などと考え始めましたヽ(´▽`)/




posted by metoo at 12:03| 千葉 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
bじゃなくてvです
Posted by a at 2011年01月15日 13:42
ジーターがお勧めの
ジップヒット って案外いいのでしょうかね?
Posted by ぶろでぃ at 2011年01月15日 16:53
◆aさん、ありがとうございます。

すみませんm(_ _)m
訂正しました。


◆ぶろでぃさん、ありがとうございます。

ジップヒットはすごくいい商品だと思っています。
Posted by metoo at 2011年01月15日 17:04
このイラスト、非常にわかりやすいですね。
以前から、ボールって上から来るんだから、少し下から振る方が当たりやすいんじゃないか?って思ってました(横から見たイラストの通り)。
でも、この上から見たイラストの形は考えてませんでした。
小猿くんと並んでこのイラストを見せていただきつつ、『明日の練習、このイメージを持って振ってみようか』と話をしました^^
Posted by PAT at 2011年01月15日 20:51
まず、レベルの定義としては、私も賛成です。
ただ、実践するもしくは指導する時には若干異なってくるのではないかと考えています。

その理由は、個人的な見解ですが。
上級者など、自分の能力をきっちり把握している人は、実際のイメージと実際の動作がほぼ一致しているため、イメージと動作の乖離が少ないで、問題は少ないと思います。
ただ体力のないアマチュアや子供にとっては、イメージと動作の乖離が多くあり、イメージよりも相当ヘッドが下がってしまっているケースが多いように思います。
よって、イラストのイメージは私も間違いではなく、正解に近いと思っています。
※もちろん、上からも横からのイラストも

しかし、横から見たイラスト通りにバットを振ることは難しいと思いますよ。
特に、子供には。

インパクト部分を水平に振るぐらいのイメージでスイングしないと、実際にはイラスト通りの軌道でスイングすることは難しいと思いますよ。

極まれに、素振りと実戦のスイングが全く同じ人もいますが、多くの場合素振りと実戦のスイングには、違いがあるケースのほうが多いですけどね。
その原因は、学童の場合、空振りを恐れるがあまり、早く打とうとして体が突っ込んで軸が残せていないケースか、バットに力を入れるタイミングが早過ぎるために体が開いてヘッドが下がるケースが多いんですが。

余談ですが、上から見たイラストだと、へその前まで引きつけてもファールに出来るスイングですね。
このスイングで、ファールを打ってポイント近い!と言われたら、納得しかねますね。
ちょっと差し込まれたなぁ〜なら、まだ納得出来ますが。
Posted by アンバサダー at 2011年01月19日 12:12
バッティングレベルを揚げたいですね。

大飛球、
ライナー、
強打、


いえいえ
テキサス
ポテン
でもいい、


ヒット
が欲しいな、


気力で打った。
努力の証としてのヒットが、
打てればな・・・

(理論的、アカデミック的でないな)


Posted by 九州の野球小僧の父 at 2011年01月19日 22:54
◆PATさん、ありがとうございます。

皆さん、横からだけのレベルを気にされますよね。
実は上からの方が大切だと思っています。

もっと大切なのはキャッチャーから見たレベル、つまりタイミングです^^


◆アンバサダーさん、ありがとうございます。

こういった図をテーマに皆さんで話し合ってチーム方針を固めていただけるとうれしいです^^

短いバットを使うと伝わりやすいですよ。


◆九州の野球小僧の父さん、ありがとうございます。

気持ちのヒット
技術のヒット

打ってくれたらどっちも嬉しいですよね^^
Posted by metoo at 2011年01月20日 09:11
>短いバットを使うと伝わりやすいですよ。

私も使ってますよ。65cmバット。
もちろん、このブログの影響ですけど。
息子にはうまく伝わるんですが、短いバットでも肘がうまく使えない選手もいて、さてどうしようか・・・
と考えてしまうことも多いんですが・・・
まぁ、バッティングは何でもありだと思う反面、突っ込まず呼び込んで打たないと、変化球に対応できませんからね。

Posted by アンバサダー at 2011年01月20日 21:49
◆アンバサダーさん、ありがとうございます。

>肘がうまく使えない選手もいて・・・

使えないように縛っちゃうのが手っ取り早いですね^^
Posted by metoo at 2011年01月24日 11:07
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