2006年04月11日

がんばれキャッチャー

キャッチャーがいいチーム

投手が四球を出す。しかし・・・

@捕手が盗塁を刺せる。

A次から盗塁をしてこないから、ダブルプレーが狙える。

B四球を出しても怖くない、投手はイキイキして投げられる。

守りのリズムは誰が作っているか?
実はキャッチャーからなんです!


私の少年野球チームの考えですが、チームで一番運動能力のある選手を、投手ではなく、ショートでもなく、キャッチャーとして育てるようにしています。

もちろん、いろいろな野球があって良いと思います。間違っている野球などはなく、私のチームはこう考えている、あくまでも個人的意見として聞いてくださいね!^^

もちろん超剛速球投手がいれば、投手の力だけでも勝ちあがれるでしょうが、そこまでずば抜けた子供に出会った事がまだありません。

ある程度、としか言えませんが、勝ち上がるにはキャッチャーが盗塁を刺せる事が最重要、私は1番目に大切な内野手と考えています。


では、キャッチャースローイングを良くする為には?
ちょっとしたアイデアでスローイングは素晴らしくよくなります。

『丹田』

これがヒントになりました。

キャッチャーのスローイングの難しさは重心の高さにあります。
低すぎず、伸び上がって高すぎず。
これを教えるのがすごく難しかったです。

捕ってから投げるリズムは、いつも通りのリズム
「タンタタン」
子供達には「タンタン」では難しすぎますし、ノーステップも無理だと判断しました。しっかりと体重移動をしながら下半身から上半身へと伝わっていく、体全体を使った投げ方がベストでしょう。

では丹田とは何か?
おへその下三寸(約9cm)
hesosita01.jpg

ここに重心を置くようにします。

これだけでスローイングが良くなります。

キャッチャーは座って捕って、立ち上がって重心が伸びてしまっては力がボールに伝わりません。伸び上がる勢いを投げる力に持っていくには、お腹のどこかに我慢が必要になると思います。

投手のように、振り出した足の股間節を支点に投げるほど、大きな腕の振りもできません。
hesosita02.jpg
左は新垣投手、右は古田捕手

では、実際にどうやって練習するか?

丹田にベルトやパンツで固定してボールがあたるようにして、ややひざを曲げて中腰くらいでスローイングをしてみましょう。

ピッチャーよりも低重心でしっかりと体を回すには、丹田が支点になるくらいで回ったほうが、より速く上半身が回転できると思います。

ヒットエンドランの05年??号には、テーピングを3cmくらいに丸めた物を、テーピングでバッテンに丹田に貼り付けて練習している高校野球部もありました。

臍下丹田呼吸法なども参考になりました。
いろいろな武術などで使われているようです。


また、こんなのも見つけました^^
臍下丹田パンツ
hesosita.jpg

キャッチャースローイングには他にもいろいろな方法がありますが、お腹を気にしながら、丹田を意識して集中しながら投げると、いいスローイングができる子供達が多いと思います。
posted by metoo at 00:55| 千葉 ☁| Comment(34) | TrackBack(0) | キャッチャー | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
丹田を意識する。さっそくまーぼに伝えてみます。たっぱがあるからどうしても腰高になっちゃってたんですよね。

このページを本人に見せた方が早いんですが、写真を見て、丹田より上の方に意識が行っちゃいそうで・・・。(笑)中学生にはあれでも十分に刺激的ですよ。
Posted by かに at 2006年04月11日 02:41
我がチームのキャッチャーも比較的運動神経の良い子です。その子は方も良いのですがけん制アウトが取れません。もちろんピッチャーの責任もありますが、いまひとつボールに力が乗らない感じでした。【丹田】初めて聞きました。試してみる価値!!大有りです。
Posted by とうさん at 2006年04月11日 08:27
ブログでかつて何度も書きましたけど、私のチーム(中学生)もキャッチャーは最重要ポジションです。これは伝統的にそうです。今の2年生チームの捕手も、投手やらせれば凄い球を投げるのですが、敢えて捕手をやらせています。

先日の試合でも、うちは2盗塁だったのに対して、序盤に相手二盗を“2m前でアウト”にしましたが、これで勝ちを確信しました。
Posted by 少年野球コーチ at 2006年04月11日 08:48
ちょうど、運動神経No.1の主将を三塁から捕手にコンバートしたところでした!!
早速、教えてみます。。
Posted by いけいけB監督 at 2006年04月11日 09:15
悩んでたんです。どうしてこうも投げるのも打つのも上体のさらに上だけで力が入れられない動きなのかを。
『丹田』ですかぁ〜。そういえば投げるのも打つのも、そこに力を入れますよね。色々と一気に解決できるかもしれません。(本人が意識して出来ればですが)
早速、やらせます。やらせること一杯だなぁ。(パンツは子供用は無いようですね)
Posted by Fastballer at 2006年04月11日 09:30
ウチのも内野を守らせれば、No.1の子をあえてキャッチャーにしています。
しかし、まだ5年生ですので6年生相手ではなかなか盗塁を刺すことができません。
丹田今週の練習で取組んでみます。
Posted by 若葉監督 at 2006年04月11日 11:02
なるほどなぁ。
丹田かぁ・・・
下っ腹!と言われるより、説得力感じます。
意識させてみます。^^
Posted by Shin at 2006年04月11日 11:22
おお!全国レベルだ!
と、言うのも、少年野球リーグの総会の時に水戸に行った事のあるチームと見に行ったチームの人から聞きましたが、キャッチャーは凄いらしいんですって。
盗塁なんて出来ないって言ってました。
ランナーが出たらバントで送るって野球なんですって。
ピッチャーはたいしたことないらしいんですんって。
以上、又聞き情報でした^^
Posted by 背番号29 at 2006年04月11日 13:29
かにさん、ありがとうございます。

青少年の健全な育成を考え、あえて刺激のない画像を、早速上半身をカットしました^^

へそ下ゆび3本分、へそ下3cmなど、ホームページによって丹田の位置がいろいろありました。
う〜ん、どれが正解なんだろう?
Posted by metoo at 2006年04月11日 13:37
とうさんさん、ありがとうございます。

丹田の重要性は、いろいろな本に書いてありました。

私もまだ勉強途中ですが、きっと秘密が隠されてるツボだと思っています^^
Posted by metoo at 2006年04月11日 13:39
少年野球コーチさん、ありがとうございます。

初回に盗塁を刺して、次の打者はくさい球を打たせて内野ゴロで流れはコッチヘ!

次からは走ってこないで一塁釘付け、だからダブルプレーが取れて流れはコッチへ!

捕手が良ければ、守りのリズムが生まれて、投手もリズム良くイキイキしてきます。

守りのリズムは誰から?
実はキャッチャーからなんですよね。
Posted by metoo at 2006年04月11日 13:50
いけいけB監督さん、ありがとうございます。

サードからキャッチャーへのコンバート、大変悩まれたと思います。

ショートバウンドの押え方など、中学野球の指導とノウハウに出ていた、球審用のアウタープロテクターを使った練習を、私も真似させて頂いてます^^
Posted by metoo at 2006年04月11日 13:58
Fastballerさん、ありがとうございます。

パンツのメーカーのホームページには、パンツは赤がいいと書いてありました^^

「赤はエネルギーを発散させる」
ユニフォームも赤に変えてみましょうか^^
Posted by metoo at 2006年04月11日 14:02
若葉監督さん、ありがとうございます。

キャッチャーをつくるのが一番時間がかかると思います。5年生から始めて来年には立派なキャッチャー君に育っているでしょう。

盗塁を刺すには、まずは相手のサインを見破って、ウエストさせて刺す、まずはキャッチャーに「オレは刺せる!」自信を付けさせたいと思っています。
Posted by metoo at 2006年04月11日 14:05
Shinさん、ありがとうございます。

内野手サードショートなどもそうですが、丹田が浮いてしまった送球を良く見かけます。
キャッチャーだけでなく、投球動作全般に言えるかもしれません。
ノブ君にも試して結果をお聞かせください^^
Posted by metoo at 2006年04月11日 14:08
背番号29さん、ありがとうございます。

逆を言いますと・・・

「盗塁できれば勝てる」

少年野球は足が最大の攻撃だと思います。
走塁練習がやっぱり大切なんですね^^

今年は私も水戸に勉強しに行こうと思っています。
Posted by metoo at 2006年04月11日 14:10
キャッチャーが上手いチームは強いですよね。
私も色々なチームを見てきて実感しました。
ひとつ質問なのですが、キャッチャーの投球方法は独特で
キャッチャーの頂点を目指すのであればいいけれど、
キャッチャーを長くやってしまうと潰しがきかない(他のポジションになりにくい)
と聞いた事があるのですが、、、。
(それゆえに親はキャッチャーをやらせたがらない・・・なんて耳にした事も。)
その辺はさほど問題なしでしょうか?
ごめんなさい。素人っぽい(っていうかド素人ですが。)質問なんですけど・・・^-^;
いつも質問ばかりですみません>-<
Posted by うみ at 2006年04月11日 14:28
うみさん、ありがとうございます。

するどいご指摘ありがとうございます^^
キャッチャーをやると潰しが利かないと言うほどではありませんが、モーションが小さくなるクセは残るかもしれません。

小学校時代にずっとキャッチャーをしていて、中学でピッチャーのテストした時に、バックスィングのない投げ方しかできませんでした。大人になってくると、そのクセはなくなり自然に出来るようになりました。

私はキャッチャーの投げ方、テイクバックが小さい投げ方を子供達には教えていません。

将来キャッチャーを目指す子には、キチンとキャッチャースローを教えますが、チームの事情でキャッチャーにコンバートされた子には、まずは捕ったらすぐ投げるをたくさん練習してもらいます。

これはチームによって、いろいろ判断があると思いますよ^^

Posted by metoo at 2006年04月11日 14:40
お久しぶりでございます。
いろいろとあってブログから遠ざかって久々にのぞいたらまぁ!丹田ですか。
で、この『運動能力のある選手』ってどんな選手でしょうか?
うちのチームは全く盗塁を刺せません・・・
ほとんど刺したことがありません・・・
ボールが浮いたり遅かったり(これって問題外?)とにかくセカンドベースに入る野手が取れるボールがほとんどありません・・・でもそのための練習をしているのを見たことがありません。
( ̄〜 ̄;)??
あの図(新垣投手と古田選手の図)一目瞭然ですね。イメージできます。すごいですね。metooさんにはそろそろ本を出していただきたいです。
Posted by ボンズママ at 2006年04月11日 15:19
ボンズママさん、おひさしぶりです。
お子さんも元気で頑張ってますでしょうか?

>『運動能力のある選手』

自分で書いていてどんな選手でしょうね、考えてしまいました^^

キャッチボールが上手な選手。
足の速い選手。
遠投力のある選手。

数値で表せない部分もありますが、このような子をキャッチャーにコンバートしています。

キャッチャーを作るのが私の楽しみでもあり、盗塁を刺すとキャッチャーと喜び合いあっちゃいます^^



Posted by metoo at 2006年04月11日 16:53
キャッチャーかア・・・

わかってはいたんです。
わかってはいるのですが、6年生のキャッチャーが引退したらキャッチャーがいない。。。
今から間に合うのでしょうか?

でも、本当に『運動能力のある選手』ってどんな選手?
Posted by ジャーマネ at 2006年04月11日 18:02
他のチームのコーチに聞いてもやはり一番うまい子をキャッチャーとしてると聞きました。キャッチャーなんですよ問題は、わがチーム(4年生以下)はキャッチャーがいなくて、先日の練習試合、キャッチャーで負けたようなものです。投手がキャッチャーもできる子なのでやらせても良いのですが、するとピッチャーがいなくなる。難しいです。今のところ他のコーチと話をしてショートの子をキャッチャーにする予定です。
Posted by ぼけとジュン at 2006年04月11日 18:04
責任重大なキャッチャー・・。
わかってはいましたが・・。

チームで一番の子をキャッチャーになんていうコメントを読むとびびります(笑)

しかし ランナーを鮮やかに刺したとき わが子でもちょっと格好いいと思ってしまうのは親ばかでしょうか・・・・。

丹田パンツ・・練習着の下にはいたら真っ赤に透けそうです。それがまたパワーを呼びそうです。(笑)
Posted by 健の母 at 2006年04月11日 20:54
我が子はキャッチャーですが、イニング前の2塁送球(比較的強肩)で、相手をびびらしています。そうすると、1塁ランナーのリードも大きくなり、投手けん制で「ランナーをびっくりさせています。」

そうすると、相手チームは盗塁よりバントになり試合展開が楽になりますので、キャッチャーが重要なことはよくわかります。

よりベストになるために丹田を話してみます。でも子供にわかるか心配です。(興味がわきました。)
Posted by ひろ親 at 2006年04月11日 22:09
ジャーまねさん、ありがとうございます。

キャッチャーは1年では作れる自信がありません^^
翌年を考えながら、投手と捕手はしっかり2番手をつくり、5年生チームでも作れれば、たくさんの試合経験を積ませておきたいですね。
Posted by metoo at 2006年04月11日 23:56
ぼけとジュンさん、ありがとうございます。

どのポジションも大切ですが、私のクセでまずはバッテリーから、捕手から作り始めてしまいます。捕手がしっかりしないと投手も投げにくそうなので、チームの安定は捕手を重視しています。
Posted by metoo at 2006年04月12日 00:00
健の母さん、ありがとうございます。

健君のキャッチャー巻き返しを期待していますよ!

このパンツ誰が買うのでしょうね^^
思い切ってお子さん二人に履かせてみてはどうでしょう?
私もブログのネタに買ってみようかな^^

Posted by metoo at 2006年04月12日 00:03
ひろ親さん、ありがとうございます。

家の愚息も
「ボールバック!セカンド行くぞ!」
の場面でひざを付いてセカンドに余裕で投げていました。
しかし連盟の審判員さんに
「アマチュアらしくない!」
試合後に注意を受けました^^
Posted by metoo at 2006年04月12日 00:05
うちも初めはキャッチャーなんてとても務まらない。そう思いました。
でもよくしたもので、今は少しづつ進歩が見られ、本人も楽しいみたいです。
奥が深いポジションだと思います^^
Posted by ドラ夫 at 2006年04月12日 06:42
現在のホークスの状況から キャッチャーの重要性が伺えますね
Posted by ぶっ叩け〜!! at 2006年04月12日 10:54
ドラ夫さん、ありがとうございます。

キャッチャーへのコンバートは、チームの信頼を集めている証拠だと思います。

愚息がキャッチャーだったので、この記事は書きづらかったのですが、先日新チームの試合を見ると「盗塁されっぱなし」ランナーが出てから、守りながら攻めているリズムが生まれません。あ〜やっぱりキャッチャーって大切なんだなぁ〜と思いました。
Posted by metoo at 2006年04月12日 13:20
ぶっ叩け〜!!さん、ありがとうございます。

この話題、投手出身の方には読まれたくありませんでした^^

実はホークス戦をまだ見ていません^^
今年はオリックス重視です。仰木さんの為に・・・

城島選手の話題は追いかけていますが、アメリカに行って、さらに目が輝いていますね。
Posted by metoo at 2006年04月12日 13:23
 キャッチャーは他のポジションとは色々な意味で違うのでしょうね。どのポジションも大切ですが、まずはバッテリー、特にキャッチャーは一朝一夕には出来ませんから・・・。
 うちのチームも昨年春頃まではキャプテンでピッチャーとショートをやる子と、4番でピッチャーとサードをやる子が交替でキャッチャーをやっていました。ですが6月頃から息子がマスクをかぶることが多くなり、現在は先発キャッチャーとなっています。しかし、私自身もチームにもキャッチャーの経験者が居ないので、細部にわたる指導が出来ていません。本などで勉強中ですが、metooさんによる緊急連載「キャッチャー養成講座」をお願いできませんでしょうか。エントリーの予定もあるでしょうから無理ですかね。
Posted by 四十肩コーチ at 2006年04月13日 19:17
四十肩コーチさん、ありがとうございます。

「キャッチャー養成講座」
う〜〜ん、いろいろ考えが浮かびます。
来週あたりに載せられるように頑張ります!
Posted by metoo at 2006年04月14日 13:19
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