「二塁手論―現代野球で最も複雑で難しいポジション」井口資仁
高校時代にセカンドを守っていた私は、
井口選手の「二塁手論」を読まずにはいられませんでした。
個人的ですが、ピッチャー、キャッチャーの次に重要なポジションだと思っています。
他のポジションを経験してないからかもしれませんが(笑)
中学野球、高校野球を見るときに、
特に気にしているのが
「セカンドの運動量」です。
私がセカンドを誰に任せようか決める時、
(1)野球を上空からの平面図で見れるような、
全体の動きを見れるようなキャッチャーもできる選手。
(2)持久力とスピードを合わせ持つ選手。
少年野球でも二塁手には、三遊間よりも多くの事を望んでいます。
バント処理、一塁送球のカバーリング、三塁本塁への中継プレー
一試合で、一番走り回っているのはセカンドでしょう。
例えば、ノーアウト一塁、送りバントの場面。
二塁手のポジショニング、打球判断からスタート、一塁ベース到着までスピードの安心感
もしかしたらバスターからショートゴロゲッツーなどもあります。
きわどいボール球を見送った瞬間、一塁走者が飛び出してキャッチャーからの一塁送球もあります。
二塁ベースと一塁ベース、常に二つの塁を守らなければいけないのは二塁手だけだ!と私は教えています。
(他のポジションが簡単と言ってるわけではありませんからね!^^)
井口選手も元々はショートでしたが、福岡ダイエーホークスの森脇コーチからセカンドにコンバートを勧められて、二塁手の奥の深さを本に書かれていました。
またこの本は、「二塁手論」というより、
井口選手の「野球論」
「井口資仁論」のような感想を持ちました。
「盗塁王」
「二塁手」
「ホームランよりもポテンヒットを」
この三つのキーワードから今まで見えなかった野球が見えてくる。
井口選手が持つ独自の野球論はとても勉強になりました。
特に「盗塁王」をなぜ目指したか?の部分はとても勉強になりました。
「メジャーにも自分より上手い二塁手はいなかった」
この言葉、井口選手らしいプロのカッコよさだと思います!
メジャーのチャンピオンリングを二つも持っている井口選手。
(田口壮選手も2つ)
ぜひ千葉マリンスタジアムで、
お金を払って見たい選手の一人です!ヽ(´▽`)/
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でも、なぜか”華”がないんですよねぇ(~_~;)
うちの娘も、たまに『セカンド』を守る事がありますが、「動きが難しいけど、ボールをたくさん触れるから楽しい」らしく、最近は野球を見に行っても、T平野選手・L片岡選手ばかり見ています。
ちなみに、最近 野球を始めた幼稚園の息子も「ゴロを捕るのは好きだけど、ボールが届かないから『セカンド』がいい」と言ってます(^^ゞ
子供達の為にも、この本は買うしかないですね(^^)v
でもセカンドクビになりそうな気配も・・・^^。
>でも、なぜか”華”がないんですよねぇ(~_~;)
たしかに華はありませんね^^
そのかわり、いぶし銀がもれなく付いて来るかも(*^-^)b
◆kisukeさん、ありがとうございます。
外野より内野、子供達はボールにたくさん触れるポジションが好きなんですね。
>ボールが届かないから『セカンド』がいい・・・
カワイイですね^^
どうしてもアウトを自分の力でとりたいのが伝わってきます!
◆横浜への道さん、ありがとうございます。
この本で欲を言えば、もう少しプロの二塁手の技術にふれて欲しかったです。
井口選手を直接見に行くしかないですね^^
技術だけでわなく、頭のよさとか体力、
いろんなものがセカンドに必要なんだなと思いました!
これから一層練習に取り組みたいなと思いました!
頭のよさをもっと絞り込んで言うと、
「野球の観察力」となるでしょう。
どんどん観察していきましょう(*^-^)b